タメになる作品一覧

  • 地方自治講義
    3.8
    一九四七年五月三日、日本国憲法が施行された日に地方自治法も施行された。それは偶然ではない。憲法の施行には、地方自治法の施行が欠かせなかったのだ。それから七〇年。地方自治や地方分権は当たり前の考え方になったが、果たして自治体は私たちのものになったのか。人口減少やコミュニティ、憲法問題なども交え、地方自治のしくみや原理、歴史、現在の課題をわかりやすく解説。深いところから基礎を知り、自治体を使いこなしたい市民のための、これまでにない地方自治入門。
  • 噂

    4.0
    「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。
  • [コミック&エッセイ]ママは悪くない!子育ては“科学の知恵”でラクになる
    4.4
    NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」の放送内容をベースとしたコミックエッセイ。科学の視点からの育児本。 放映されるやいなや、大反響を巻き起こしたNHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」。 「孤独な子育て」「産後のイライラ」「夫への不満」「夜泣きや寝不足でフラフラ」… 産後のママたちの現実を深く掘り下げ、「最新科学」の視点から、解決のヒントを探った番組は母親たちの圧倒的共感を呼びました。 「子育てがキツイと思うなんて、母親失格ではないだろうか」 「せっかく授かった子どもなのに、かわいいと思えないときがあるなんて子育てに向いてないのかもしれない」 「夫に対して、些細なことでキレてしまう自分がイヤ」 もしも、そんな不安や不満を抱えた瞬間がこれまで1度でもあったのなら、ぜひ手にとっていただきたい1冊です。 産後まもない「高齢出産」の漫画家が番組で得られたヒントを実践するコミックエッセイは抱腹絶倒! そのほか、番組に出演した専門家による特別コラムもたっぷりと収録。 育児にまつわる真実と解決アイデアが満載です。 【内容】 はじめに|わたしたち「ママ」は、自分を責める必要はなかったんです! イントロダクション「わが家に赤ちゃんが来た!」 第1章|ママたちを苦しめる「深い孤独感のナゾ」 第2章|「夜泣き」「イヤイヤ」「人見知り泣き」が最新の脳科学でラクになる! 第3章|育児中のママたちのカギを握る「オキシトシン」の真実 第4章|夫にイライラ!夫婦の危機を救う科学ワザ 第5章|ママもパパも満たされる「新しい育児」の形へ 巻末マンガ「ママも赤ちゃんも0歳」 おわりに|ママたち、そして パパたちへ。
  • 日本と中国経済 ──相互交流と衝突の100年
    4.0
    日中関係に付きまとうもどかしさ。それは、「経済関係が良好でも、どこかで「政治」が邪魔をする」一方、「政治的な関係が悪化しても、「経済」のつながりはなくならない」ところにある。この構図は最近になってはじまったわけではなく、近代以降の両国の交渉において何度となく繰り返されてきたのである。日本(人)は中国(人)をどのように理解し、付き合ってきたのか。経済関係を軸に政治・社会状況の考察を織り交ぜながら、一筋縄ではいかない両国関係の本質を解き明かす。
  • ぽんこつ
    4.0
    文豪・阿川弘之が残した昭和の極上エンタメ小説! 自動車解体業=通称・ぽんこつ屋の青年と御嬢さん女子大学生が出会った。生活環境も考え方も違う二人がいつしか心惹かれてゆく。はたしてゴールやいかに? 昭和30年代を舞台に交通戦争、女子大学生の急増、戦争の影など、昭和の世相や風俗を背景に、夢と希望を追い求める二人のラブストーリー!
  • 正しい日本語どっち? 500
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「苦虫」は 噛む? 噛み潰す? 「姑息」の意味は その場逃れ? ずるい? 「未曾有」の読み方は みぞう? みぞゆう? 「ほうれん草」の数え方は 1把? 1本? あなたはどちらが正解かわかりますか? 私たちは、普段、特に意識せずに日本語を使っています。しかし、日本語というのは意外と難しいものです。あなたも、使っていた言葉が実は間違っていたと知り、恥ずかしい気持ちになったことがあるのではないでしょうか? たとえば、「気が置けない」という言葉の意味は、「打ち解けられる」だと思っている人と、「気を許せない」だと思っている人がいるようです。また、「胡乱」や「剽軽」のように簡単には読めない熟語、使い方を間違えやすい慣用句があり、敬語もとっさには出てきません。 本書では、このような多くの人が戸惑う日本語を500個集めて解説しました。これ一冊あれば、もう日本語で困ることはありません!
  • 江戸の食空間――屋台から日本料理へ
    4.2
    盛り場に、辻々に、縁日に、百万都市江戸を埋め尽くしたファストフード屋台から、てんぷら、すし、そばは生まれた。庶民の愛した江戸前の味、意外に質素な将軍の食卓、調味料や嗜好品がもたらした食の発展、初鰹狂奏曲、料理茶屋の番付や料理書が出版されるグルメブーム、そして究極の料理茶屋「八百善」――。多彩で華麗な江戸の食空間を読み解く。
  • 生きるための哲学
    4.6
    生きづらさを抱えるすべての人へ贈る、心の処方箋。学問としての哲学ではなく、現実の苦難を生き抜くための哲学を、著者自身の豊富な臨床経験を通して描き出した名著。
  • イメージを読む
    3.9
    絵画は美しいのみならず、描かれた時代の思想・宗教観を密かに映し出している。ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の天井画、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』、デューラーの『メレンコリア』、ジョルジョーネの『テンペスタ(嵐)』。世界の名画のなかでもとくに謎に満ちたこれらの作品から、絵画の隠された謎をさぐる。画家が本当に描きたかったのは何か、何に託してその意図を伝えたか? 美術研究の成果を存分に駆使しながら、絵画に描かれた思想や意味を鮮やかに読み解くスリリングで楽しい美術史入門。
  • 呑めば、都 ──居酒屋の東京
    4.0
    赤羽・立石・西荻窪──。古き良き呑み屋街にはそれぞれの歴史がある。アメリカ生まれの著者が酒のグラスの向こうに見たのは、闇市のにぎわう猥雑でエネルギッシュな東京の姿だ。歴史探索とはしご酒という二重の“フィールドワーク”を敢行し、居酒屋文化に頭脳と肝臓で切り込んだ渾身のノンフィクション。
  • 世界経済 まさかの時代
    3.0
    「ありえない」が現実になるとき--。Brexit(英EU離脱)で再びくすぶる欧州銀行危機。なぜ今、尖閣諸島に中国漁船が押し寄せるのか? 黒田日銀の金融緩和とヘリコプターマネーの分かれ目は? トランプの経済政策とアベノミクスの意外な類似点とは? 「想定外」の事態が次々と発生する世界を、日経編集委員が読み解く。好評の『世界経済大乱』第2弾。
  • 脳にきく色 身体にきく色
    3.5
    発想・食欲増進、ダイエットから防犯、事故防止まで意外と知らない「色」の秘密--節電するなら夏は白、冬は黄色? 青色光が防犯や自殺防止に有効なのは本当? 白色光の下のほうが甘みを感じやすい? 食品パッケージに赤や黄色が多いのはなぜ? 家族団らんにはベージュのテーブルクロス? 青色のクルマは事故を起こしやすい? 古代の日本には4色しかなかった? 囲碁の碁石は白と黒で大きさが違う? 歳をとるほど赤や黄色に敏感になる? 青色LEDが白色光に変わるのはなぜ? 色の効果を使いこなして、人生を豊かに! 色は、私たちが思っている以上に、人の心や身体の働きに大きな影響を与えています。例えば、「暖色系」「寒色系」というように、部屋の色調を変えるだけで、実際の体感温度にも、エアコンの設定温度を変えられるほどの差が出るといいます。果物が熟すと赤くなるのは、それを動物に食べさせて種を遠くに運んでもらうためですが、同じ哺乳類でも、果実を餌とせず、草を食む動物は、色覚が発達していません。果実を目立つ色として知覚する必要がなかったからなのです。「この上着に合うネクタイは何色?」「プレゼンでどの色を使ったらわかりやすくなる?」など、色の知識が増えれば、もっと私たちの暮らしは豊かで楽しくなります。 本書は、視覚心理、照明環境の専門家が、学術的なバックボーンのもと、色の見え方や、色が人の心理や生理に与える影響について、上記のような実際例や蘊蓄を交えながらおもしろく解説します。
  • ダラダラ気分を一瞬で変える 小さな習慣
    3.5
    この1冊で、いつでもどこでも、 パチッと「仕事モード」に切り替わる! ・朝イチは、ついダラダラしてしまう ・通勤電車に乗っているとテンションが落ちる ・出社後、大量にたまったメールにウンザリする ・初めての営業先に行くときは、緊張しっぱなし ・上司に叱られるとイヤな気持ちを引きずってしまう あなたにも、こんな経験はありませんか? 人間は機械ではないので、 「意志が弱い」「イヤな気持ちを引きずる」「後回しグセがある」 のは当たり前です。 でも、安心してください。 本書でご紹介する「ルーティン」を実践すれば、 そんな気分が一瞬で変わります。 ラグビーの五郎丸選手がキックの前にするアクションや、 野球のイチロー選手が打席に入る際にするアクションなど、 一流アスリートは、独自の「ルーティン」を持っています。 今回、7800人以上を「行動できる人」に変えた専門家、大平夫妻が、 一流アスリートのルーティンを応用し、脳科学・心理学に基づいた、 「仕事の現場で使えるルーティン」を50にまとめました。 場面別で、どんな職場に勤めている人でも必ず使える「小さな習慣」で、 いつでもどこでも、ダラダラ気分を抜け出し、 「仕事モード」になれること、うけあいです!
  • 新源氏物語(上)
    4.2
    1~3巻935~990円 (税込)
    現代のヒーローとして甦った〈光る君〉。平安の宮廷で華麗に繰り広げられた光源氏の愛と葛藤の物語を、新鮮な感覚で〈現代〉のよみものとして描いた大ロマン長編――比類ない美貌と知性、そして高貴な身分を持つ源氏は、至福の愛を求めて、許されぬ恋、苦しい恋を重ねる……。上巻には、「眠られぬ夏の夜の空蝉の巻」より「佗びぬればはかなき恋に澪標の巻」までを収める。
  • 心が折れる職場
    3.6
    飲み会なし、雑談なしは危険信号。なぜ、うちの職場には冷えきった空気が充満するのか。なぜ、あの部署では不調者が多発するのか。 上司が「アドバイス上手」、「頭のいい人」が周囲にそろっている、「ホウ・レン・ソウ」や論理的思考が重視される、個人に大きな責任が与えられる、無駄口をきかず効率優先……こんな職場こそ、実は心が折れやすい? パワハラや長時間労働だけが原因ではない。社員の心を蝕み、不調者を多発させる職場の実態について、数々の事例を知るプロのカウンセラーがひもとき、本当に働きやすい職場とは何かを考える。
  • 小説の聖典
    3.9
    読んでもおもしろい、書いてもおもしろい。不思議な小説の魅力を作家二人が漫談スタイルでボケてツッコむ!笑って泣いて、読んで書いて。そこに小説がある限り……。
  • 新編 SF翻訳講座
    4.5
    SFを中心に、翻訳商売三十年。その実践的な翻訳技術からSF業界の裏話までを軽妙に披露する名エッセイ集。岸本佐知子・豊崎由美との鼎談、恩田陸との語り下ろし対談ほかを新規に収録。
  • 文明の内なる衝突
    4.7
    9・11テロは我々の内なる欲望を映し出す鏡だった―あの破局をもたらした根源的要因をさぐり、資本主義社会の閉塞を突破して奇跡的に到来する「共存」への道筋を示してみせた画期的論考。逆説に満ちた、スリリングな展開は大澤社会学の真骨頂。10年をへだてた2つの「11」から新たな思想的教訓を引き出す3・11論を増補。
  • 定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。
    完結
    3.8
    「坊っちゃん」「金色夜叉」「斜陽」「蟹工船」「徒然草」「破戒」「人間椅子」…… 誰もが知ってる名作の、意外と知らないあらすじが一発でわかる。 今からでも余裕で間に合う、史上もっとも肩の凝らない文学入門! <収録作品> 夏目漱石「坊っちゃん」 織田作之助「夫婦善哉」 国木田独歩「武蔵野」 芥川龍之介「地獄変」 チェーホフ「桜の園」 尾崎紅葉「金色夜叉」 徳冨蘆花「不如帰」 小林多喜二「蟹工船」 ウィーダ「フランダースの犬」  作者不詳「マザー・グース」 吉田兼好「徒然草」 有島武郎「カインの末裔」 太宰治「斜陽」 スウィフト「ガリバー旅行記」 陳寿「魏志倭人伝」 梶井基次郎「桜の樹の下には」 島崎藤村「破戒」 江戸川乱歩「人間椅子」 アンデルセン「人魚姫」 森鴎外「ヰタ・セクスアリス」 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
  • 税務署は3年泳がせる。
    3.4
    「国税調査官はブログもしっかりチェックしている」「きちんと納税していても、調査官がやってくる反面調査とは」「住宅ローン控除、期待より戻りが少ないのは、なぜ?」「税務署は、無申告者を3年間泳がせる」「FXなど投資のもうけ、無申告だとどうなる」……。身近な事例の数々を紹介するなかで、一般会社員も犯しがちな思わぬ申告ミス、ちょっとした出来心がややこしい事態に発展する様を多くの会話を交え、時にシリアスに、時にユーモラスに語り尽くします。
  • 遊廓の産院から
    4.4
    八千人もの赤ちゃんを取り上げた前田たまゑの産婆人生は、神戸の福原遊廓から始まった。彼女の語り部から聞こえる、昭和を背負った女性達の声。著書『さいごの色街飛田』の原点。
  • ヒトの見ている世界 蝶の見ている世界
    3.5
    人間には見えない色が見える「チョウ」や「鳥」、夜目が利く「ネコ」、速く動くものは見えない「カタツムリ」など、同じモノを見ていても見え方が違う生き物たち。そんな彼らの「見えている世界」を通じて、この世の中がいかに多様な世界で満ちているか、私たち人間はその“ほんの一部”しか見えていないかを教えてくれる、読むほどにワクワクする科学エンターテイメント!
  • ふしぎな部落問題
    3.8
    二〇〇二年に同和対策事業が終了した。しかし、それは部落差別がなくなったことを意味するわけではない。インターネット上には、どこが部落か、などといった情報が氾濫している。一方、差別を解消しようとする部落解放運動も時を経て、変化を余儀なくされている。「歴史」から学び、「メディア」によって現在を知り、「地域」から未来の方向性を模索する、これまでにない部落問題の決定版。
  • 神話で読みとく古代日本 ──古事記・日本書紀・風土記
    4.0
    『古事記』『日本書紀』は、ただの神話ではない。新しい国家の実現を目指し、大和王権が各地で口承されていた神話の力を利用して創作した、極めて政治的な〈神話〉である。本書では、この二つの〈建国神話〉をどのように読めばよいのかを説き、また「風土記」を読みとくことで、国家・地方間のダイナミックなテキストの攻防を明らかにする。地方が〈建国神話〉を受け入れたとき、「日本人」の自覚と、精神史上の「日本」が誕生した。その過程を目撃せよ。
  • 増補 日蓮入門 ──現世を撃つ思想
    4.0
    日蓮の思想は、近代日本において超国家主義者に信奉されるなど、時に危険なイデオロギーとも目されてきた。だが、実際の著作を読んでゆくと、真の日蓮は一筋縄ではゆかない、実に多面的な思想家であることに気付くだろう。政治権力に挑戦する闘う思想家、孤独で内省的な理論家、ユートピアを思い描く夢想家、おおらかな現実主義者など。魅力的なその人柄に触れつつ、『立正安国論』『三大秘法抄』などの遺文をひとつひとつ読み解き、多彩で奥深い思想世界を探る。ちくま新書版に増補をくわえて刊行する。
  • 「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる ふるさと村のからだを整える「食養術」
    値引きあり
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いま食べているもの、もう一度見直してみませんか? 肥満、不眠、アレルギー、糖尿病、ガンなど、さまざまな病気、不調に悩む人を、「食」で健康に導いてきた著者による、初の著書。 どんな人の体にも、「自然治癒力」が備わっています。けれども、現代は「食」の誘惑がいっぱい! 知らないうちに、体本来の力を低下させ、不調や病気を引き起こす食生活を送っているかもしれません。 病院やお医者さんのお世話になる前に、食事を正すことで、体を変えることはできます。 まずは、日本人が昔から食べてきたものの「力」を、あらためて見直すこと。そして、日々の習慣と化している「食べ方」を振り返ってみること。 本書では、いま何を食べるべきか、何を食べてはいけないのか、そして、どう食べるべきかを、豊富なイラストとともにお伝えしていきます。
  • 世界経済大乱
    3.8
    止まらない中国からのマネー流出、悪化するサウジアラビアの懐具合、出口が見えぬ金融緩和競争、米欧同盟の亀裂とポピュリスト政治家の台頭--相場格言の通り、2016年は「騒乱の申年」なのか? リーマン・ショックの再来はあるのか? 同時多発危機の現場から緊急報告。
  • カール・マルクス ──「資本主義」と闘った社会思想家
    4.3
    マルクスの理論はさまざまな悪罵を投げつけられてきた。だが、カール・マルクスその人の理論は、今なお社会変革の最強の武器であり続けている。本書は最新の文献研究からカール・マルクスの実像に迫り、その思想の核心を明らかにする。これまで知られてこなかった晩期マルクスの経済学批判のアクチュアリティが、今ここに甦る!
  • 象の墓場
    4.1
    1992年、世界最大のフィルム会社ソアラの日本法人に勤務する最上栄介は、デジタル製品の販売戦略担当を命じられる。銀塩フィルム全盛の時代、最上は半信半疑のままデジタル製品の売り込みを模索するが、その奮闘を凌駕する速さで、写真業界にデジタル化の波が押し寄せる。技術の進歩によって駆逐される産業と超優良企業の転落を、圧倒的臨場感で描き出す。
  • 写真のなかの「わたし」 ──ポートレイトの歴史を読む
    3.7
    携帯電話やスマートフォンで、誰もが気軽に撮影する。撮った写真を人に送ったり、SNSで広めたりもする。いちばん多く撮るのが、ポートレイト写真。なぜみんな撮りたがる? それにはどんな意味がある? 写真の誕生からプリクラ、自撮りまで。
  • 知の格闘 ──掟破りの政治学講義
    3.9
    政治学が退屈だなんて誰が言った? あるときは時代を動かす政治家や官僚の肉声に耳を傾け、あるときは歴代首相の私邸を訪ね歩く。政変にはジャーナリズムの現場に躍り込み、政府懇談会では右翼から脅迫を受けたことも。TBS「時事放談」の司会でも知られる行動派の政治学者が東京大学で行った最終講義六回を実況中継。言いたい放題のおしゃべり講義に毎回ゲストが甘口辛口のコメント。やがて聴衆も交えて教室は知のコロセウムに。学問が断然面白くなる異色の政治学入門書。
  • 資本主義がわかる本棚
    3.8
    文学、社会学、哲学、宗教、科学史……幅広いジャンルの本を読んでいくと、あるときふと、点と点がつながって、一つのテーマが浮かび、形になる。フェルナン・ブローデル『地中海』、カール・シュミット『政治神学』からトマ・ピケティ『21世紀の資本』まで、「資本主義の終焉」を唱える著者が、53冊の書評から、グローバル資本主義の命運を占う。
  • 本当の経済の話をしよう
    3.9
    長引くデフレ不況で「失われた20年」から未だに脱することのできない日本。この異常事態にもかかわらず「本当の経済の話」がなされていない。本質をとらえない議論がまかり通っているのだ。そこで経済学のエッセンスを「インセンティブ」「トレード・オフ」「トレード」「マネー」の四つに整理。よりよく生きるために必要な経済学の思考ツールの使い方を懇切丁寧に伝授する。わかりやすさに定評のある気鋭の経済学者と、シャープに切り込む評論家が展開する。知的でスリリングな対話式講義。
  • ことばの発達の謎を解く
    4.1
    単語も文法も知らない赤ちゃんが、なぜ母語を使いこなせるようになるのか。ことばの意味とは何か、思考の道具としてどのように身につけていくのか。子どもを対象にした実験の結果をひもとき、発達心理学・認知科学の視点から考えていく。
  • ふるさとを元気にする仕事
    4.1
    さびれた商店街、荒れた森林、失われた伝統…。転換期にあるふるさとのために、できることは何か。人と人とがつながり、元気を取り戻すために、どうするか。これからの「ふるさとの担い手」に贈る再生のヒント。
  • アンネッタの散歩道 1巻
    完結
    4.0
    アイルランドの小さな妖精・メイヴはひょんなことから、文通相手の人間の女の子・アンネッタに会うため、都・ダブリンへ向かうことに。しっかり者の幼なじみのモリー、靴職人の妖精レプラホーンのディンクと行く旅路にはドキドキワクワクが溢れていて――…
  • ペルソナ4&ペルソナ3&ペルソナ3ポータブル タルタロス劇場
    4.1
    知る人ぞ知る傑作4コマが奇跡の単行本化!! 著者が描き続けてきた歴代の名作4コマが一気読みできる記念碑的1冊です!
  • 人類進化の700万年 書き換えられる「ヒトの起源」
    3.8
    知能に勝るクロマニョン人が作った石器と同じくらい工夫を凝らした石器(石刃)が、ネアンデルタール人の3万数千年前の化石とともに見つかっている。ネアンデルタール人も巧妙な石器を作っていたらしい。ネアンデルタール人は約20万年前に誕生してから、このころまで原始的な石器を作り続けてきた。そんな彼らが急に自らの力で進歩的な石器を作り出したとは考えにくい――<本書より>
  • プラグマティズム入門
    3.9
    十九世紀後半にパースが提唱し、ジェイムズが定義づけたプラグマティズムは、従来の西洋哲学の流れを大きく変えた。二〇世紀半ばにはクワインによって再生されたことで、今やアメリカ哲学の中心的存在となったその思想運動は、いかなる意味で革命的だったのか。プラグマティズム研究の日本における第一人者が、その本当の狙いと可能性を明らかにし、アメリカでの最新研究動向と「これからのプラグマティズム」を日本で初めて紹介。いま最も注目される哲学の全貌を明らかにする。
  • ひまわりの祝祭
    3.6
    自殺した妻は妊娠を隠していた。何年か経ち彼女にそっくりな女と出会った秋山だが、突然まわりが騒々しくなる。ヤクザ、闇の大物、昔の会社のスポンサー筋などの影がちらつく中、キーワードはゴッホの「ひまわり」だと気づくが……。名作『テロリストのパラソル』をしのぐ、ハードボイルド・ミステリーの傑作長編!
  • 日本語と事務革命
    3.0
    「問題は、日本語をどのようにして機械にのせるかであった。今日、OAすなわちオフィス・オートメーションがすすみ、各種の事務機械が大量に導入されている。日本語の機械化についても、ワープロの出現によって事態はおおきくかわった。しかし、じっさいは問題のかなりの部分は先おくりされているだけで、本質的にはなんにも解決されていないのだ。」(本文より) (講談社学術文庫)
  • 身近な鳥の生活図鑑
    3.6
    小さく愛らしいスズメ、情熱的な求愛をするハト、人間をも利用する賢いカラス。町の中で見かける鳥たちには、実は意外な面が多くある。スズメはいったい、どこに住んでいる? ハシブトガラスとハシボソガラスはどうやって見分ける? 四季を鳥から知る方法は? 都市で鳥とうまく共生するにはどうするべき? 関心をもって見てみると、身近な鳥の生活は発見の宝庫である。さあ、この本をもって町に出よう! カラー口絵など図版を多数収録!
  • 医療政策を問いなおす ――国民皆保険の将来
    4.5
    地域医療構想の策定や在宅医療・地域包括ケアの推進など医療制度改革が矢継ぎ早に進められている。そして2018年には、次期医療計画や医療費適正化計画の策定、改正国民健康保険法の施行、診療報酬と介護報酬の同時改定など、一連の改革が結節する。そうしたなかで、国民皆保険を堅持するために、今、我々は何をなすべきなのか。医療政策の理論と実務に通暁した著者は、国民皆保険の構造の考察や人口構造の変容の分析を行い、わが国の医療政策のあるべき方向性と道筋を明快に展望する。医療問題に関心をもつ人すべてにとって必読の1冊。
  • 村井さんちのぎゅうぎゅう焼き おいしい簡単オーブン料理
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 好きな野菜やお肉をどんどん切って、天板にぎゅうぎゅうに詰めて、オーブンで焼くだけ。 いいかげんでも大丈夫。味付けはオリーブオイルと塩と超シンプルなのに、感動ウマイ! 考案者の村井さんがTwitterに発表し、瞬く間に広まった大人気のレシピ「ぎゅうぎゅう焼き」が本になりました。 野菜やお肉の素材感は残して、旨み倍増(特に野菜、スゴいです)。 「おー、君もこんな味だったのか! いままでどこに隠れていたんだい!」という発見に出会えます。 材料を切ったらオーブンにお任せ(何度も焼き加減をチェックするなんて面倒なこともしなくてOK)。じっくり焼くことで、焦げることや火の通りの甘さを心配する必要もなくなり、忙しい人、料理が面倒くさい人にとってもやさしいメニューなんです。ラクチンなのに見た目が豪華なので、メインのおかずから、おつまみ、おもてなしにも活躍します。 本書では、おいしい具材の組み合わせ方や、さらに楽しくなるスパイスの組み合わせ、作り方のコツを丁寧に紹介。村井さんの基本のレシピはもちろん、「チームぎゅうぎゅう焼き」のフードコーディネータのタカハシユキさんも参加して、バリエ豊かな40レシピを紹介します。 【Contents】 ・ぎゅうぎゅう焼きってどんなもの? ・村井さんちのぎゅうぎゅう日記 ・基本の食材/ハーブ、オイル、柑橘系でおいしさ倍増 ・基本のレシピ ・具沢山から、具材が少なめまで。メインおかずのぎゅうぎゅう焼き ・パーティにもぴったり ・野菜でおいしく「整列焼き」 ・次の日もおいしく。翌日アレンジ ・甘いものだってぎゅうぎゅう焼いちゃう。デザート
  • 自衛隊史 ――防衛政策の七〇年
    4.5
    戦後長い間、自衛隊や防衛政策についての論議はタブーであった。冷戦終焉後、自衛隊の果たす役割が拡大してからも、その実態はあまり直視されてこなかった。自衛隊という世界にも類を見ない組織がなぜ成立したか。国民はそれをどう受容してきたのか。安全保障に関する議論、日本社会における防衛問題・軍事の位置づけ、現実の自衛隊の活動、という三層から、我が国の防衛政策の七〇年間の転変を描き出す。防衛をめぐる議論に不可欠な基礎知識を網羅した、初めての自衛隊全史。
  • 連合艦隊の使い方
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 62艦型306隻を網羅した帝国海軍艦艇コレクション。海軍軍令部と連合艦隊の確執から水雷戦の段取りまで、漫画で解説! 同期の仲がいい体育会系体質の陸軍に対し、海軍は先輩後輩関係を重視する山百合会的女子校体質だった!?※電子版では、紙で出版された内容と一部異なる場合や、削除及び修正している写真、イラスト、ページなどがある場合がございます。予めご了承の上、お楽しみください。
  • 超入門! 現代文学理論講座
    3.8
    作者は作品を支配する神ではない!! 作者と作品を切り離して読んでみよう!! “テクスト”と向き合うことで生まれる文学作品との新しい出会いは、今まで経験したことがないスリリングでクールな読書体験となるでしょう。従来の作家論や作品論による作品読解ではなく、現代文学理論による作品読解を高校生になじみ深い作品や作家で実践的に解説。旧知の作品の新たな魅力を発見する。
  • 地方創生の正体 ――なぜ地域政策は失敗するのか
    3.8
    「地方創生」で国はいったい何をたくらみ、地方をどう変えようとしているのか。国はこれまで自治体を様々な手段で手なずけてきた。ここへ来てさらに「選択と集中」の効率至上主義の論理で、地方を侵略しようとしている。住民は、そして自治体はこの動きにどう立ち向かっていけばよいのか。気鋭の社会学者と行政学者が、地域政策は失敗の歴史であったことを検証。地方創生から震災復興まで、地域社会救済という名目でなされる国策の罠を暴き出し、統治構造の病巣にメスを入れる。
  • 中国バブル崩壊
    3.6
    2015年6月中旬にピークをつけた上海総合指数は、その後3週間で3割下落。 慌てた中国当局は矢継ぎ早に株価維持策を繰り出し、市場はいったん 落ち着きを取り戻すが、8月11日、再び衝撃が襲う。 中央銀行が人民元の切り下げを打ち出し、世界は同時株安に見舞われたのだ──。中国経済に、いま何が起こっているのか。中国政府の統制がきかず、経済がクラッシュする「悪夢」現実のものとなったとき、日本と世界にどんなショックを与えるのか。 国内と世界各地に駐在する市場・経済担当記者が総力を挙げて描き出す!
  • WORLD END ECONOMiCA I
    4.4
    人類のフロンティア、月面都市を埋め尽くす摩天楼で、多くの人々が見果てぬ夢を追いかけている時代――。月生まれ、月育ちの家出少年ハルは、“前人未踏の地に立つこと”を夢見ていた。 そのために必要なのは、圧倒的な資金。少年ハルが足を踏み入れたのは、百年の昔から人類の欲望を呑み込み、時には叶え、時には無慈悲に打ち砕いてきた場所「株式市場」だった。 そんなハルが月面都市の片隅にある寂れた教会で出会ったのは、黒尽くめの美しき天才少女、ハガナ。その瞬間、夢を追う少年の未来は、大きく動き始める。 月生まれの少年ハルの見果てぬ夢を描く、金融冒険青春活劇。支倉凍砂シナリオの同人ヴィジュアルノベル完全版が、ついに電撃文庫で登場!!
  • 地図で読む「国際関係」入門
    3.7
    近年大きな転換期を迎えていると言われる国際関係。その歴史的背景や今後のテーマについて、地図などの基礎資料を使い読み解く。国際情勢が2時間でわかる。
  • 増補 エロマンガ・スタディーズ ――「快楽装置」としての漫画入門
    4.1
    日本を代表する文化“マンガ”の裏面にあって、決して日の目を見ることのないエロマンガ。「性的」であることを唯一のルールとして、世間の良識を逸脱した創造力と欲望が数多くの名作・怪作を生み出し、一般のマンガにも多大な影響を与えている。いつの時代も嫌悪と蔑視の対象であった“不可視の王国”に真正面から取り組んだ唯一無二の漫画評論、増補決定版。
  • Windows 10入門(日経BP Next ICT選書)
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アップグレード前に必読! 2015年夏登場した「Windows 10」。 数々の疑問をいち早く解消し、Windows 10の操作法を丁寧に解説。 ※電子版は本体と特大付録(「最新Windows&PC最新ポケット用語事典」)を分割して販売しております。 本電子書籍には「特大付録」は付いていません。
  • それでも、日本人は「戦争」を選んだ
    4.4
    1巻935円 (税込)
    かつて、普通のよき日本人が「もう戦争しかない」と思った。世界最高の頭脳たちが「やむなし」と決断した。 世界を絶望の淵に追いやりながら、戦争はきまじめともいうべき相貌をたたえて起こり続けた。 その論理を直視できなければ、かたちを変えて戦争は起こり続ける。 だからいま、高校生と考える戦争史講座。 日清戦争から太平洋戦争まで。講義のなかで、戦争を生きる。 生徒さんには、自分が作戦計画の立案者であったなら、 自分が満州移民として送り出される立場であったなら などと授業のなかで考えてもらいました。 講義の間だけ戦争を生きてもらいました。 そうするためには、時々の戦争の根源的な特徴、 時々の戦争が地域秩序や国家や社会に与えた影響や変化を 簡潔に明解にまとめる必要が生じます。その成果がこの本です。                 ……本書「はじめに」より ◆日本だけでなく、世界の人々がなにを考え、どのような道を選択したのか、  かつての人々が残した言葉をたどりながら、詳しく鮮やかに紐解いてゆきます。  縦横無尽に「戦争」を考え抜く。歴史の面白さ・迫力に圧倒される5日間の講義録◆
  • お子様上司の時代
    2.5
    未成熟な大人が増加し、上司‐部下間の関係構築を困難にしている。意見が毎回変わる、頼らないと不機嫌になる、優秀な部下に難癖をつけたがる…。メンツや保身ばかり考える大人と権利意識の強い若者双方の心性に迫り、職場のコミュニケーション不全に心理学的見地から処方箋を提示する。
  • 「やりたい仕事」病
    4.0
    やりたいことが見つからないから、と就職を先送りする大学生、目の前の仕事はほどほどなのにキャリアプラン作成とスキルアップには余念がない若手社員…。数々の教育現場を知る著者が、巷に溢れる「やりたいこと」難民とその背景にあるキャリアデザイン教育の過熱に警鐘を鳴らし、10年後が見えない時代を生き抜くための新たな働き方の軸を提案する。
  • 「すみません」の国
    3.8
    「すみません」とすぐに言う、「それはいいですね」と言いつつ実は拒否している、自分の意見を押し出すと「空気が読めない人」になる、全員が“首をかしげる”提案がなぜか会議で認証される――日本独自のコミュニケーションの構造をひもとく。
  • 「上から目線」の構造
    3.6
    目上の人を平気で「できていない」と批判する若手社員、駅や飲食店で威張り散らす中高年から、「自分はこんなものではない」と根拠のない自信を持つ若者まで--なぜ「上から」なのか。なぜ「上から」が気になるのか。心理学的な見地から、そのメカニズムを徹底的に解剖する。
  • 誰も戦争を教えられない
    4.0
    広島、パールハーバー、南京、アウシュビッツ、香港、瀋陽、沖縄、シンガポール、朝鮮半島38度線、ローマ、関ヶ原、東京……。世界に大量に存在する戦争博物館と平和博物館。僕たちは本当に戦争のことを知らないのか? それとも戦争のことが好きなのか? 若き社会学者が「戦争」と「記憶」の関係を徹底的に歩いて考える!
  • 日本の童貞
    3.2
    かつて「童貞」が、男子の美徳とされた時代があった!?気鋭の社会学者が、近代における童貞へのイメージ遍歴をラディカルに読みとき、現代ニッポンの性を浮かびあがらせる。
  • 薄っぺらいのに自信満々な人
    3.7
    なぜ「意識高い系」の人ほど、たいして仕事ができないのか? 承認欲求に振り回される「あの人」の構造を心理学見地から徹底分析。 どんなときも前向き、「完璧です!」と断言、会社の同期や同級生といつも一緒、Facebookで積極的に人格形成……こんなポジティブ志向の人間ほど、実際は「力不足」と評されやすい? SNSの普及で肥大化する承認欲求と評価不安を軸に、現代人の心理構造をひもとく。
  • 男のパスタ道
    4.0
    前代未聞のレシピ本が登場! ペペロンチーノの解説だけで、まる1冊。 誰も食したことのない1品を求め、研究に没頭する著者。アルデンテとは何か、塩はどれだけ投入するのか、 どんなパスタを選び、どれだけの水で、何分ゆでるのか……。 幾多の実験の果てに到達したのは、「そんなものを使うのか! 」と、読む者を驚愕させる「衝撃のレシピ」だった。 あなたも、「絶品パスタ」を食べてみませんか。
  • スマホは人気で買うな! 経済学思考トレーニング
    3.3
    ビール500ml 缶が350ml 缶より安く売っている店があるのはなぜ?  学習塾がなぜ無料の夏期講習をするの?  儲かっているコンビニオーナーの一番の心配事は?  モノの値段など身近なクイズで経済学思考が身につきます。著者はベストセラー『スタバではグランデを買え! 』を執筆した銀行出身の人気エコノミスト。経済学の世界をお茶の間にやさしく伝えることで定評があります。
  • 名探偵コナン理科ファイル ものと燃焼の秘密 小学館学習まんがシリーズ
    3.0
    「ものと燃焼」のすべてがわかる! 学習指導要領に完全準拠しているため、小学校の教科書で学ぶ内容をこの1冊で完全にマスターできると評判の、学習まんがシリーズ『名探偵コナン理科ファイル』に『ものと燃焼の秘密』が加わりました。  生命や地球について学ぶのに比べて、物質やエネルギーについて学ぶことを苦手とする小学生はとても多いです。「ものと燃焼」も、そんな物質やエネルギーを学習する分野です。  そんな苦手になりかねない分野も、この本ではまんがとコラムでわかりやすく解説しています。   予習、復習に・そしてテスト勉強に。ぜひ『名探偵コナン理科ファイル』で楽しく理科を学んでいってください。 学習指導要領に完全対応。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ※この作品はカラー画像が含まれております。
  • 天の科学史
    4.0
    「天への恐れ」から星の観測は始まり、その意味を説明するために占星術が生まれ、正確な「暦」が権力者の権威を高める。やがて天動説から地動説へとパラダイムは転換し、天体力学の隆盛を経て、天体物理学と宇宙開発競争の時代へとむかう。民俗や宗教、数学や物理学を巻き込んで展開する最古の科学=天文学の歴史と、人類の宇宙観の変遷をたどる。
  • 骨が語る日本人の歴史
    3.6
    発掘された古人骨を調べ、当時の人の様子を明らかにする「骨考古学」。その進展によって、日本列島の歴史は大きく書き換えられねばならないことがわかってきた。実は縄文人は南方からやってきたのではない。大陸から渡来した弥生人が縄文人を駆逐したというのも本当ではない。そもそも「弥生人顔」など存在しない―旧来の歴史学に根強く残る誤謬を科学的視点から検証。人々の生身の姿を復原し歴史をひもとく「身体史観」を提唱する。骨考古学の第一人者が、日本人の実像に迫る。
  • ふしぎなイギリス
    4.2
    近代合理主義を育み、世界に議会制民主主義などのお手本を示したイギリス人がなぜ、世襲制の君主制を支持するのかという「エニグマ(謎)」を読み解き、イギリスという国家、社会像を描き出す。グローバリゼーションの最先端を行くイギリスは、いかにして国家としてのアイデンティティを維持しているのか。(講談社現代新書)
  • 中世芸能講義 「勧進」「天皇」「連歌」「禅」
    3.5
    日本中世芸能の世界を、「勧進」「天皇」「連歌」「禅」という四つの切り口から論じる。経済活動の原動力としての勧進が芸能を包含していく過程、天皇制のなかの祓穢思想と芸能との発生のかかわり、位相の変化の連なりを集団の連関のなかで生み出す連歌のダイナミズムと美学、禅が孕むバサラ的思想。超域的な視点から能楽研究を拓いてきた第一人者の眼で歴史資料から鮮やかに見出される日本中世文化の全容を描く画期的講義の記録。(講談社学術文庫)
  • 近代中国史
    4.4
    中国とは何か。その原理を理解するための鍵は、近代史に隠されている。この時代に、「幇」とよばれる中国団体をはじめ、貨弊システム・財政制度・市場秩序など、中国固有の構造がつくられたからだ。本書は経済史の視座から一六世紀以降の中国を俯瞰し、その見取り図を明快に描く。かつて世界に先んじた中華帝国は、なぜ近代化に遅れたのか。現代中国の矛盾はどこに由来するのか。グローバル経済の奔流が渦巻きはじめた時代から、激動の歴史を構造的にとらえなおす。
  • 入門 犯罪心理学
    4.3
    近年、犯罪心理学は目覚ましい発展を遂げた。無批判に信奉されてきた精神分析的をはじめ実証性を欠いた方法が淘汰され、過去の犯罪心理学と訣別した。科学的な方法論を適用し、ビッグデータにもとづくメタ分析を行い、認知行動療法等の知見を援用することによって、犯罪の防止や抑制に大きな効果を発揮する。本書は、これまで日本にはほとんど紹介されてこなかった「新しい犯罪心理学」の到達点を総覧する。東京拘置所や国連薬物犯罪事務所などで様々な犯罪者と濃密に関わった経験ももつ著者が、殺人、窃盗、薬物犯罪、性犯罪などが生じるメカニズムを解説し、犯罪者のこころの深奥にせまる。
  • 河合隼雄セレクション カウンセリングを考える (上)
    -
    四天王寺カウンセリング講座での講義録をまとめた同名タイトルの書籍の文庫版を電子化したもの。家族の問題、いじめや不登校、カウンセラーの責任と資格、「生きる」ということ等、現代社会を生きる上で出会うさまざまな問題を通してカウンセリングとは何かを考える。巻末解説は、スクールカウンセラーをはじめとして、現場で日々、多くの思春期の子どもたちを相手に臨床を行っている臨床心理学者の岩宮恵子氏。
  • 河合隼雄セレクション こころと人生
    4.7
    子ども時代、青年期、中年期、老年期と、こころにはそれぞれの時期に特有の問題がある。鋭い目で人生の真実を見抜くのびやかな子ども時代、心の底深くに得体のしれぬものを抱えて苦しむ青年期、最も安定しているはずの時期に最も大きなこころの危機を迎える中年期、生きるということの意味を再び問いなおす老年期──と、人生のそれぞれの時期のこころの問題を、臨床家としての目がこまやかにとらえた同名タイトル講演集の文庫版を電子化したもの。巻末解説は、心理占星術・神話研究者の鏡リュウジ氏。
  • 新史 太閤記(上)
    4.5
    日本史上、もっとも巧みに人の心を捉えた“人蕩し”の天才、豊臣秀吉。生れながらの猿面を人間的魅力に転じ、見事な演出力で次々に名将たちを統合し、ついに日本六十余州を制覇した英雄の生涯を描く歴史長編。古来、幾多の人々に読みつがれ、日本人の夢とロマンを育んできた物語を、冷徹な史眼と新鮮な感覚によって今日の社会に甦らせたもっとも現代的な太閤記である。
  • 天平グレート・ジャーニー 遣唐使・平群広成の数奇な冒険
    4.1
    天平五年の遣唐使は苛酷な運命を辿った。朝貢国中最下位扱いされながらも、多くの人士や書物を満載し帰国の途についた四隻の船団。だが嵐に遭い、判官の平群広成率いる第三船は遙か南方の崑崙国へ漂着する。風土病と海賊の襲撃で、百人を越える乗員はほぼ全滅。軟禁されていた広成ら四人だけがふたたび長安へ向かう惨状ぶり。さらには新羅との関係悪化で、北方の渤海国経由での帰国に賭けることに。天平の「外交官」の見たものは?
  • 関ヶ原(上)
    4.1
    東西両軍の兵力じつに十数万、日本国内における古今最大の戦闘となったこの天下分け目の決戦の起因から終結までを克明に描きながら、己れとその一族の生き方を求めて苦闘した著名な戦国諸雄の人間像を浮彫りにする壮大な歴史絵巻。秀吉の死によって傾きはじめた豊臣政権を簒奪するために家康はいかなる謀略をめぐらし、豊家安泰を守ろうとする石田三成はいかに戦ったのか?
  • 明治洋食事始め とんかつの誕生
    4.1
    明治維新は一二〇〇年におよぶ禁を破る「料理維新」でもあった。近代化の旗のもと推進される西洋料理奨励キャンペーン、一方で庶民は牛鍋・あんパン・ライスカレー・コロッケなどを生み出し、ついに「洋食の王者」とんかつが誕生する。日本が欧米の食文化を受容し、「洋食」が成立するまでの近代食卓六〇年の疾風怒濤を、豊富な資料をもとに活写する。(講談社学術文庫)
  • 地方消滅の罠 ――「増田レポート」と人口減少社会の正体
    3.6
    「2040年までに全国の市町村の半数が消滅する」とぶちあげ、「すべての町は救えない」と煽って衝撃を与えた日本創成会議の「増田レポート」。だがその警鐘にこそ、地方を消滅へと導く罠が潜んでいる。「選択と集中」などという論理を振りかざす本当の狙いは何か。「棄民」への政策転換がなされたように見せかけているのはなぜか。限界集落問題が「つくられた」ことを示して話題となった社会学者が、増田レポートの虚妄を暴き、地方を守るために必要な論理と、再生に向けた道筋を示す。
  • 暗号 情報セキュリティの技術と歴史
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ソーシャル、モバイル、クラウド、スマート……。爆発的発展を遂げる情報化社会は、有史以来、軍事・外交の「秘匿」を担った暗号の役割を、「認証」へと一変させた。情報セキュリティを担う現代暗号の特性とは? 「共通鍵暗号」「公開鍵暗号」「零知識対話証明」の数理も平易に解説。暗号の歴史と倫理、その技術基盤のすべてがわかる格好の入門書。(講談社学術文庫)
  • デカルト、ホッブズ、スピノザ 哲学する十七世紀
    4.0
    近代哲学の祖とされ、「心身二元論」に拠ったデカルト。国家契約説をとなえ、「万人の万人に対する戦争」で知られるホッブズ。「神即自然」を主張したスピノザ。十七世紀の哲学シーンを彩る三人の思索は、動乱期のヨーロッパを生きたゆえの魅力にあふれている。神、国家、物体と精神……、根本問題をめぐる三様の思索を、鮮やかに浮き彫りにする。(講談社学術文庫)
  • “町内会”は義務ですか? ~コミュニティーと自由の実践~(小学館新書)
    3.8
    吊るし上げられて…町内会長♪ 凶悪事件のニュースをきくと、まず「現場がご近所じゃないかが気になる」私達にとって、自分の住む地域のコミュニティーは大切…… でも自身の手間と面倒は極力避けたい…というのが実際ですよね。 そんな建前と本音がシビアな現実になる場が、町内会・自治会です。 団塊ジュニア世代の著者は、町内会長(自治会長)をついひきうけてしまい、その仕組みと実態に驚きつつ、てんてこまいに。 ちょっとした成果に充実感をえたりもしながら、最後は、“吊るし上げ”にあった末、一風変わった「ミニマムで楽しくラクな町内会」の創生へと到りました。 体験ルポを通して、歴史や、法的な位置づけ、統計データも踏まえ、町内会・自治会の今後のあり方を提言します。
  • ギリシア哲学入門
    3.3
    幸福は二つの次元から成立する。一つは、生きるための基本的物財の確保、言論、集会、行動その他の自由、そして、諸権利の平等の実現である。これを可能にしうる社会構造がデモクラシーであり、それは古代ギリシア人の創造に始まり、現代においても、歴史を動かしている起動力である。他は、心の安らぎであり、それは、偶然と運命に翻弄される人間が、存在の根源に帰ることにより、達せられる。現代が直面している問題を、ギリシア哲学が切り開いた視野から考える。
  • 残花
    2.5
    おまえは光るガラス玉だ――誰もがおまえに引き寄せられる 内気な大学生の美智也が出逢った二人の極道、紀瀬川組代表代行の安齋と組長子息の岳矩。やがて美智也は安齋と暮らし始めるが、跡目争いの禍根から人望厚い安齋を目ざわりに思う岳矩に騙され、彼の慰み者にされてしまい――
  • 「情報を見せる」技術~ビジュアルセンスがすぐに身につく~
    3.7
    企画書、プレゼン、ウェブ……。見てくれがいいだけではない、効果的なビジュアライゼーションを行うにはどうすればいいのか? 「図解」を超えた「技術」を解説。
  • コンサル一年目が学ぶこと  新人・就活生からベテラン社員まで一生役立つ究極のベーシックスキル30選
    値引きあり
    4.4
    新人からベテランまで今日から使える、外資系コンサル出身者が 必ず身に付けているベーシックスキルを30個に厳選! 本書は、コンサルタンティング会社に勤める人のためだけの本ではありません。 職業・業界を問わず、 15年後にも役立つ普遍的なスキルを、 社会人一年目で学んだときの基礎的なレベルから理解するための本です。 では、なぜ「コンサル一年目が学ぶこと」というタイトルにしたのか。 外資系のコンサルティング会社の出身者には、業界や職種を問わず、さまざまな場所で活躍する人が多くいます。 ということは、彼ら、彼女らが、コンサルタント時代に学んだことのなかに、 業界、職種を問わず、ひろく活躍できる、普遍的な仕事力が含まれていたという仮説が成り立ちます。 本書では、わたし自身の経験に加え、各界で活躍する元コンサルタントの方に取材し、その仕事術のうち今日から使えるスキルを、30個に厳選しました。 【目次】 第1章 コンサル流話す技術 01 結論から話す 02 Talk Straight 端的に話す 03 数字というファクトで語る etc 第2章 コンサル流思考術 10 「考え方を考える」という考え方 11 ロジックツリーを使いこなす 12 雲雨傘 提案の基本 etc 第3章 コンサル流デスクワーク術 16 文書作成の基本、議事録書きをマスターする 17 最強パワポ資料作成術 18 エクセル、パワーポイントは、作成スピードが勝負 etc 第4章 コンサル流ビジネスマインド 23 ヴァリューを出す 24 喋らないなら会議に出るな 25 「時間はお金」と認識する etc
  • ジャストタッチでおもしろいように入る!パットの正解
    5.0
    しっかり強くは大間違い!パットはジャストで打つ!プロが教わるパット名手の新理論!様々な練習方法から用具選びまであなたをサポートします。 プロゴルファーが教わるパットの名手の新理論満載です。
  • 九鬼周造随筆集
    3.5
    『「いき」の構造』で知られる哲学者九鬼周造(一八八八‐一九四一)は、また情趣に満ちた味わい深い随筆の書き手でもあった。敬愛していた岡倉天心の思い出と母への慕情とが、幼い日の回想のうちに美しく綴られた「根岸」「岡倉覚三氏の思い出」、偶然論を語りながら人生の無常に思いをはせる「青海波」など、二四篇を精選した。

    試し読み

    フォロー
  • 市民の科学
    4.0
    公害、薬害、巨大事故。我々のあずかり知らぬところで進行し甚大な被害をもたらす悲劇は、なぜ繰り返されるのか。それを防ぐため、専門的能力を持たない市民に何ができるのか。科学者として生涯、原発の危険性を訴えつづけた著者は、市民が国家・企業・アカデミズムからも独立して専門的批判の能力を組織・維持・育成する方策を構想し、その実践報告とともに本書を遺した。三・一一後の日本に向けた最もポジティブな提言。(講談社学術文庫)
  • 心理学で何がわかるか
    3.3
    「性格はどこまで遺伝で決まるか」「自由意志は存在するか」「記憶力は鍛えられるか」「暴力的映像は暴力を引き起こすか」―これらの問題に意味のある答えを出すには、哲学や日常的実感では力不足。科学としてのアプローチが必要なのだ。インチキ、俗説、疑似科学を退けて本物の心理学のあり方を提示しつつ、今、心理学がどこまで到達しているのかを平易に紹介。心理学、最初の一冊。
  • 分析哲学講義
    3.9
    フレーゲとラッセルの論理学研究に始まり、クワイン、ウィトゲンシュタインらの活躍を経て、現在では哲学の全領域に浸透した分析哲学。言語や概念の分析を通じて世界を捉えるその手法は幅広い。哲学史上の優れた議論を素材に、その先を自ら考えるための一冊。「道具」としての分析哲学を伝える、珠玉の入門講義。
  • 中国人の病み 日本人の闇
    完結
    3.3
    アングラマネー、結婚ビジネス、労働現場……見えない隣人中国人たちの実態とは。日本で犯罪に巻き込まれた外国人は、司法通訳を通じて警察と交渉し、取調べに応じる。中国人の司法通訳はわずかで、彼らは職業柄、日本の中国人社会の裏の裏まで熟知している。本書は、有能な一人の司法通訳が重い口を開いて語った、日本に暮らす中国人たちの夢と現実の物語である。(『司法通訳だけが知っている日本の中国人社会』改題)
  • 深海魚は海を知らない
    完結
    4.5
    人類史上最大の難問「存在とは何か」。本書は、この問題を、読者と一緒に考えていく。深海魚は、海から出たことがないゆえに海を知らないというパラドクスから、問題提起がはじまる。ここから、目に見えるものと見えないもの、存在するものと存在しないもの、死後の世界や宗教にまで話はひろがっていく。専門用語は使わずに、身近なたとえ話を交(まじ)えて説く、世界一わかりやすい哲学書!
  • 恍惚の人
    4.3
    文明の発達と医学の進歩がもたらした人口の高齢化は、やがて恐るべき老人国が出現することを予告している。老いて永生きすることは果して幸福か? 日本の老人福祉政策はこれでよいのか? 老齢化するにつれて幼児退行現象をおこす人間の生命の不可思議を凝視し、誰もがいずれは直面しなければならない《老い》の問題に光を投げかける。空前の大ベストセラーとなった書下ろし長編。
  • 国際メディア情報戦
    4.1
    中国・北朝鮮・イラン・アルカイダ……いまや大国も小国もテロリストも続々参戦している「国際メディア情報戦」。それは「どれだけ多くの人に、自分に有利な情報を到達させ、その心を揺り動かすか」をめぐる戦いである。急拡大する戦いの現場でいま何が起きているのか? 日本はどう戦うのか? 稀代のメディアスター、ビンラディンの驚愕のメディア操縦法から、オバマの逆襲まで、世界各地で起きている新しい「戦場」を読み解く。(講談社現代新書)
  • アナーキズム ――名著でたどる日本思想入門
    3.7
    大正ロマン香る革命家の伝説。破滅と頽廃に縁どられたテロリスト列伝。祝祭としての群集蜂起……。あまりの純粋さと単純さゆえに、多くの若者たちを魅了してきた思想史上の異色、アナーキズム。そこにかいま見える近代の臨界とは何か。十冊のテキストをステップとして大胆に講釈される、根源的に考え生きるためのレッスン。
  • マーケティングを学ぶ
    3.8
    供給が過剰となり、従来的な手法だけでは容易にモノが売れない時代を迎えている。企業にとっては生活者や顧客との関係をいかにデザインするかが喫緊の課題となっている。市場に向けて、どのような戦略を練るかというマーケティング・マネジメントの見直しが必要だ。これからのマーケティング像を描いた、実践的入門書。
  • コミュニティを問いなおす ――つながり・都市・日本社会の未来
    3.9
    戦後の日本社会で人々は、会社や家族という「共同体」を築き、生活の基盤としてきた。だが、そうした「関係性」のあり方を可能にした経済成長の時代が終わるとともに、個人の社会的孤立は深刻化している。都市、グローバル化、社会保障、地域再生、ケアなどの観点から、新たな「つながり」の形を掘り下げる試みである。
  • 内臓とこころ
    3.8
    「こころ」とは、内蔵された宇宙のリズムである―おねしょ、おっぱい、空腹感といった子どもの発育過程をなぞりながら、人間の中に「こころ」がかたちづくられるまでを解き明かす解剖学者のデビュー作にして伝説的名著。四億年かけて進化してきた生命の記憶は、毎日の生活の中で秘めやかに再生されている!育児・教育・保育・医療の意味を根源から問いなおす。

    試し読み

    フォロー
  • 生命とリズム
    3.7
    「イッキ飲み」や「朝寝坊」「ツボ」「お喋り」に対する宇宙レベルのアプローチから、「生命形態学」の原点である論考、そして感動の講演「胎児の世界と“いのちの波”」まで、『内臓とこころ』の著者が残したエッセイ、論文、講演をあますところなく収録。われわれ人間はどこから生まれ、どこへゆくのか―「三木生命学」のエッセンスにして最後の書。

    試し読み

    フォロー
  • ミシェル・フーコー ――近代を裏から読む
    4.1
    フーコーは、私たちが自明視する世界のありようを、全く違ったしかたで見せる。最高傑作『監獄の誕生』を糸口にフーコーの思考の強靱さと魅力を描き出す。正常と異常の区分を生み出す「知」の体系と結びつき、巧妙に作用する「権力」。そうした秩序が社会の隅々にまで浸透する近現代の先に何を見定めたのか。革命的入門書。
  • プラトン入門
    3.6
    ヨーロッパ哲学の絶対的な「真理」主義の起源をなす人物として、ポストモダン思想家から最悪の評価を与えられている人、プラトン。しかしプラトンこそ実は、異なった人間どうしが言葉を通して共通の理解や共感を見出しうる可能性を求めた「普遍性」の哲学者であった。プラトン評価を逆転させる、目から鱗の一冊。

最近チェックした作品からのおすすめ