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危機から転じて成長へ――どうすれば危機の突破口を見いだし、今の状態を脱け出して大きな「飛躍」を得ることができるのか。危機に陥らないよう経営をし、それでも生じた幾多の危機をも乗りこえてきた経営者・松下幸之助。事業経営に命を懸けて一生涯取り組んだ人間ならではの熱き思いと深き思索が、経営者たちの真摯な質問に対峙することで、見事に発露する。本書は、経営者・経営幹部そしてこれから「社長になる」つまり次代のリーダーに資するところがあると思われる発言を膨大な記録の中から42項目に厳選し、熱意・覚悟・信念・素直・信頼・飛躍の計6章構成にしたものである。不況克服が出来ないまま、ますます熾烈な闘いを強いられている企業経営において、いま絶対に必要とされるものはなにか――松下が自らの体験をもとに厳しくも温かい言葉を投げかける。主項目◎最高の熱意はあるか ◎奇跡は起こる ◎社員の働きを殺していないか ◎心根は伝わる、など。
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Posted by ブクログ
・社員が、「よりどころ」とすることができる、世間にも認められ通用するような経営理念を持っているかどうかということが、平時はもちろん危機の時こそ問われるのだ。
・「好況よし、不況もまたよし」松下幸之助
・「人の性というのは善やなぁ」松下幸之助
・絶対に必要なのは熱意である。社員が百人いて、皆が熱心だとしても、社長は熱意にかけては最高でなければならない。
・社員全員と対話するつもりで話す。情報を集めることに囚われてはいけない。常から話していたら、自然に分かるもの。
・lead by example 気の毒と思われるまでに自分が動く。
・不況時は自分の商売の意義を考え、自分の商品を見直し、自分の立場はどうあるべきか、静観する。学べる機会。
・指導者とは、責任を取るということ。
・自らの運命を知る
・値切られても、汗水流して働いている社員を無駄にできないと思い、応じなかった。
・儲けは社会からの事業投資
・常に目標が必要
・大きな仕事をするのに(50人〜)、全員良い人ばかりを持って仕事をするというのは虫が良すぎる。
・悩みもまた結構→解釈
・平時は世論に従う。非常時は世論に反する時もある
・人の長所を見る
・見えざる契約: お茶を決まった時間に出すおばあさんと峠を通る人
・西郷隆盛「国家に功労のあった人には禄を与える、しかし地位は別だ」
・商品は娘のようなもの。近くに来たら様子を覗こうか、などと思うもの。
Posted by ブクログ
企業経営者の質問に幸之助氏が答える、という形式で「社長とはどうあるべきか」って事が綴られています。
前に読んだ「リーダーになる人に~」と内容的にカブる教えもチラホラありましたが、「リーダーになる人に~」はどちらかと言うと政治的な視点から語られてたのに対し、こちらは完全に経営者の視点で語られています。
会社の中でいちばん「心配する」というのは、会社の中でいちばん「心を配る」ということなのかな。
会社で働いてくれている社員やその家族、会社で扱っている商品、会社を必要としてくれるお客さん、そういう会社にかかわる全てのものに誰よりも「心を配る」ことをしなければならない、と、そういう事のような気がします。
Posted by ブクログ
●いざというときに助けてくれる部下、日常から全面的に信頼のおける部下がいるかどうかが、成功する経営者と、成功しない経営者の違いではないか。
●しかしこれでも死んでいる人よりましや、弾にあたって死んだ人もたくさんあることを思えば、ありがたいことや、そう思ったら悲観することはない。
●不足を探せばきりがない。「資金の少なきを憂うのではなく、信用の足らざるを憂うべし。」
●小便が赤くなるほどの心配をしたことがあるか。それほどに熱心に社業に取り組んでいるか。その真剣さなくして、奇跡は起こらない。
●「私の方は一所懸命に働いております。それでそんなに下手なつくりもしていない。あなたが高いとおっしゃれば、これはもうやむを得ない。まかりませんからどうぞよそをお買いください。」
●大きな仕事をするのに、いい人ばかりをもって仕事ををするというのは虫がよすぎる。
●素直な心で、心を空にしてものを見る。雑音を聞きながら、それを聞き分ける。そうして社員の進言を見極め、決断を下すのが、経営者の仕事である。
●教えて教えられるものは知識である。教えて教えられないものは知恵である。智恵は自分で会得するよりしょうがない。会得するということは、体験によって、また道場において機会を得て、「あっ、これやな」と会得していく。それをずっと高めていく。
●人を使うということについては、やっぱり誠心誠意よりないと思うんです。
●西郷隆盛は遺訓を残している、国家に功労のあった者には禄を与える、しかし地位は別だ、というんです。地位は、その地位にふさわしい見識のある者に与えないといかんというんです。
●相手に損をさせない。⇒ぼくも値切ることは値切ったが、きみに損をさせたり、儲からないようにはしたくない。そんなことしたら、長続きせんからな。
●常に死を覚悟して、しかも自殺もせず方向転換する離れ業を、心に描ける人でなければいかんですな。楽なもんやない。
●自分の心の底からは命令調をなくさなければいけません。
●「この仕事は自分ひとりではできない。知識も要る。技術も要る。そういうものはみな部下がもっている。その人たちが動いてくれて、初めて仕事ができるのだ。」というような心持ち、そしてまた部下の人たちが仕事をしてくれることへの深い感謝と慰労の気持ち、そういうものが根底になくれはならないと思うんです。
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