長野正孝の作品一覧

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作品一覧

2023/02/03更新

ユーザーレビュー

  • 古代史の謎は「鉄」で解ける 前方後円墳や「倭国大乱」の実像
    昔、古田武彦の本を読んで衝撃を受けたが、この本も衝撃的だった。鉄器の副葬品や船の発達状況から物証的に推理し、倭の時代は武装した兵を朝鮮半島に輸送するほど鉄器も舟も発達しておらず、丸木舟で人間のみ輸送され、武器や装備を支給され、傭兵として、騎馬民族に対峙したとイメージできた。また海路からの視点が面白か...続きを読む
  • 古代史の謎は「鉄」で解ける 前方後円墳や「倭国大乱」の実像
    古代の認識を覆す試み。ヤマト中心主義、あらゆる遺跡を祭祀のためのものだったと片付ける日本の歴史研究に対して真っ正面から挑戦している。これまでの歴史認識では、日本書紀等の文献から大きな政治の物語のみが取り出され、倭人が航海民族として日々どのような生活をしていたのかという、目の前の日常が無視され続けてい...続きを読む
  • 古代史のテクノロジー 日本の基礎はこうしてつくられた
    三内丸山遺跡と奈良湖を中心に、その時代の技術を探る。
    特に古代の水運に関しての話が面白かった。
    治水の概念も技術もなく、運用することで水と共に生きてきた時代。
    公衆衛生が発達していない時代から、京がなぜ千年も都でいられたのか。
    川の氾濫により洪水が起こり、糞尿まみれの都を定期的に洗い流していたからだ...続きを読む
  • 古代史のテクノロジー 日本の基礎はこうしてつくられた
    表紙が三内丸山遺跡の塔の写真だったので建築系のテクノロジーの話かと思ったら随分違った。
    どちらかというと水上交通の話だった。
    でも古代における「治水」や「港」の見方が読後随分変わったように思う。
    そして古代において水路がいかに重要だったのかというのも。
    何でこんな所が地理的重要地になっているのか(ま...続きを読む
  • 古代の技術を知れば、『日本書紀』の謎が解ける
    たいへん刺激的で面白い一冊だった。
    著者は「技術」、特に海洋技術の歴史的推移をもとに、日本書紀が語る(騙る?)エピソードの裏を解読していこうとする。さすがに本職、説得力がある。

    細かいところでは類推に類推を重ねているように感じるところがないではないが、個人的に興味のある鉄製品と製鉄技術の伝来をもう...続きを読む

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