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「観光立国論」を提唱して訪日外国人観光客激増のきっかけをつくり、「所得倍増論」で最低賃金引き上げによる日本経済再生をとき、「生産性革命」によって日本企業と日本人の働き方の非合理性を指摘した論客が、ついに日本経済低迷の「主犯」に行きついた!その正体は、「中小企業」!これまで、日本経済の強みとされてきた零細、中小企業が、いかに生産性を下げているか、完璧なまでに論証する。そこから導かれる日本再生の道筋とは――。ついに出た、アトキンソン日本論の決定版。
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Posted by ブクログ
データに基づき、日本の企業分析と中小企業への活路理論は一定の理解を得られるものでした。 日本の財政が厳しい中で選択をする必要性が迫られていると感じます。
毒にも薬にもならない本は、読んでも意味が薄い、となにかで見た記憶がありますが、この本は一言で言うと劇薬だったんだろうと思います。 というのも、この考えが徐々に浸透していて、書かれていることの通りに現実を直視して、政治家や官僚達が動いていると思えるからです。 経営がうまくいってない中小企業の社長にはオ...続きを読むススメできない、不都合な真実が書いてある良書と思います。 最低賃金を引き上げて、生産性向上というのは目からウロコでした。 そうしないと中国の属国になるよ、という敬称です。
私は上の世代ほどではないにしろ、「中小企業は日本の宝」という文句を聞いてきているのでこの本は衝撃的だった。著者は経済学に基づき一貫した主張を行い、今までの日本の経済形態を事細かに洗い出していてそのほとんどが頷けるものだった。
1964年の革命 OECD加盟(東京オリンピック)中小企業基本法(63年) 外資から日本経済を守る 過剰な保護政策 長期的に弱体化させた →転換が図れず、「人口減少」のなか、「国力」はジワジワと衰退の一途へ アトキンソン氏は思いきった厳しい政策が必要と主張するが、 日本国内はすでに「ゆでガエル」状態...続きを読むで、耐えられない 1.苦いクスリを飲む 中小企業の淘汰=統廃合により生産性を高める 日本は中小企業が行き過ぎて社会主義経済化 生産性より雇用確保 大企業がカバーしきれず、国の衰退に →菅政権の看板戦略 竹中平蔵氏の新自由主義 感情的に、政治的に受け入れられにくい 「苦いクスリ」 マスコミ世論と選挙 2009年中小企業金融円滑化法 亀井静香大臣 2.収支責任の明確化 どんぶり勘定 無責任体制 政治=国家予算が無責任体制 どんぶり勘定 国、都道府県、市町村の連帯責任は無責任 財政投融資→Fund→コロナ対策 道州制で最終責任・財政チェックを確立しないと破綻へ 団塊の世代が後期高齢者(2025年) 郡部と都市部の利権戦争 日本の分断 地域間 世代間 3.国家戦略 個々の経営者の最適は合成の誤謬 非正規雇用の拡大=人件費の削減→労働分配率の低下 消費の減少 マクロ経済の停滞 事業の不調 悪循環 労働者の能力開発がなされず長期的に生産性上がらず 長期的には失うモノの峰が大きい
日本の生産性が向上しない理由は、行き過ぎた中小企業優遇によるものだと喝破した優良書。OECD加盟・中小企業基本法制定に至る歴史的経緯から、不文律のように語られる中小企業神話が、日本の生産性向上を大きく阻害している根本原因であることを論理的に解説している。タイトルが今一つなのと中国の属国までは眉唾だが...続きを読む、素晴らしい政策提言の書として広く万人に読んでもらいたい良書。中小企業がバタバタと倒産した際の従業員の再雇用までのタイムラグの救済が問題点か。
日本の中小企業の付加価値が低いのは、確かに規模が小さいからだと思います。小規模の製造業は確かに設備の稼働率も低いし2次3次受けの賃仕事が多い感じがします。 元請に強く出れないから安く仕事を請けてしまう。そのなかでつつましく生活している。最近はそんな感じがします。 高度成長期の頃は羽振りがよかったのに...続きを読む・・・
私も中小企業の一員でありるが、これにて一皮剥けた。まさしく低賃金雇用が正だと思っていたが間違いと気づきました。また、今行なっているmaの規模拡大&業種拡張も間違いないと感じた。 5年後には結果をだしたい。素晴らしい。
常々感じていた「中小企業への事業承継支援は必要なのだろうか?」という疑問に、ハッキリとノーの答えをくれた一冊。 人口増加時代に、雇用の受け皿として中小企業数の増加施策を始めたのだから、人口減少時代になればその施策を打ち切るべきとの意見は腹落ちした。 これから先、同じような仕事をしている企業を統廃合さ...続きを読むせることを第一に、第二に創業支援をするのが適切な中小企業施策なのではないか? 承継や再生支援は、本当に必要な一部の企業以外に施す必要はない気がする。 中小企業を減らすために賃金を上げる…のくだりは、なんとも言えないところ。 とはいえ、考え方を変えるきっかけに、何かしらのアクションを起こすことは必要だろう。 とにかく面白い本だった。
最初は一方的で極論なのかと思い読み進めましたが、終始論理的で納得感のある内容でした。歯に衣着せぬ感じで既得権益を守ろうとしている方々を攻めてるのも面白かった。不動産業に携わっているので、仕事を通して低賃金だけでなく、法律で必要以上に守られた低賃料の恩恵受けている生産性の低い企業も散見され、この本の内...続きを読む容にも共感できた。低金利でもあるし、少しこの国は新陳代謝が少なすぎるのは実感してます。伸ばせるのに利益や成長を抑えようとする企業も本当に多い。そういう意図的に楽する企業のために国全体を低成長にするのは理に適っていないと思う。もっと頑張ってる企業が報われる国になってほしいな。
自分が持っている中小企業診断士の資格が、どうしてできたのか、恥ずかしながら初めてこの本で知りました。 要は、戦後の成長期「前」において、外国の脅威がいまよりももっときつかった時代に、国の零細企業を守るため、S38年に中小企業基本法が成立したとの由。 それが日本の足かせになってる部分があり(中小企業の...続きを読むままでいれば補助金制度が手厚いなど)、だからいま騒いでいる生産性の向上・働き方改革とか言う前に、中小企業→大企業への成長ができるような環境を整えるべき、というのが筆者の主張。 ただ一点惜しむらくは、生産性向上をなぜ目指さなければならないのか、この本はそういうことを教える趣旨ではないものの、ちょっと残念かな。 これは働き方改革の文脈でもあまり「なぜ」というところに力点を置いていないような・・・。
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