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「観光立国論」を提唱して訪日外国人観光客激増のきっかけをつくり、「所得倍増論」で最低賃金引き上げによる日本経済再生をとき、「生産性革命」によって日本企業と日本人の働き方の非合理性を指摘した論客が、ついに日本経済低迷の「主犯」に行きついた!その正体は、「中小企業」!これまで、日本経済の強みとされてきた零細、中小企業が、いかに生産性を下げているか、完璧なまでに論証する。そこから導かれる日本再生の道筋とは――。ついに出た、アトキンソン日本論の決定版。
...続きを読むPosted by ブクログ 2022年01月13日
毒にも薬にもならない本は、読んでも意味が薄い、となにかで見た記憶がありますが、この本は一言で言うと劇薬だったんだろうと思います。
というのも、この考えが徐々に浸透していて、書かれていることの通りに現実を直視して、政治家や官僚達が動いていると思えるからです。
経営がうまくいってない中小企業の社長にはオ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月22日
1964年の革命 OECD加盟(東京オリンピック)中小企業基本法(63年)
外資から日本経済を守る 過剰な保護政策 長期的に弱体化させた
→転換が図れず、「人口減少」のなか、「国力」はジワジワと衰退の一途へ
アトキンソン氏は思いきった厳しい政策が必要と主張するが、
日本国内はすでに「ゆでガエル」状態...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月27日
日本の生産性が向上しない理由は、行き過ぎた中小企業優遇によるものだと喝破した優良書。OECD加盟・中小企業基本法制定に至る歴史的経緯から、不文律のように語られる中小企業神話が、日本の生産性向上を大きく阻害している根本原因であることを論理的に解説している。タイトルが今一つなのと中国の属国までは眉唾だが...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月19日
日本の中小企業の付加価値が低いのは、確かに規模が小さいからだと思います。小規模の製造業は確かに設備の稼働率も低いし2次3次受けの賃仕事が多い感じがします。
元請に強く出れないから安く仕事を請けてしまう。そのなかでつつましく生活している。最近はそんな感じがします。
高度成長期の頃は羽振りがよかったのに...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月09日
常々感じていた「中小企業への事業承継支援は必要なのだろうか?」という疑問に、ハッキリとノーの答えをくれた一冊。
人口増加時代に、雇用の受け皿として中小企業数の増加施策を始めたのだから、人口減少時代になればその施策を打ち切るべきとの意見は腹落ちした。
これから先、同じような仕事をしている企業を統廃合さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月04日
最初は一方的で極論なのかと思い読み進めましたが、終始論理的で納得感のある内容でした。歯に衣着せぬ感じで既得権益を守ろうとしている方々を攻めてるのも面白かった。不動産業に携わっているので、仕事を通して低賃金だけでなく、法律で必要以上に守られた低賃料の恩恵受けている生産性の低い企業も散見され、この本の内...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月23日
自分が持っている中小企業診断士の資格が、どうしてできたのか、恥ずかしながら初めてこの本で知りました。
要は、戦後の成長期「前」において、外国の脅威がいまよりももっときつかった時代に、国の零細企業を守るため、S38年に中小企業基本法が成立したとの由。
それが日本の足かせになってる部分があり(中小企業の...続きを読む
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