無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「なぜ日本人は、“カネのなる木”を枯らすのか?」
国宝をはじめとした文化財が陥っている「窮地」を明らかにするとき、
日本経済再生の道が見えてくる! 規格外の知的興奮!
・「国宝」なのにボロボロな理由
・日本の職人をクビにして海外へ外注
・伝統工芸品の価格は「ボッタクリ」だ
・「補助金漬け」の実態
・日本の文化財がこんなに「つまらない」わけ 他
「山本七平賞」受賞作に続く、衝撃の問題提起!
【著者メッセージ】
「伝統技術が途絶えてしまったイギリスに生まれた者として、
そして日本の伝統文化を守る企業の経営者として、
たとえ嫌われても、これだけは伝えたかった」
――デービッド・アトキンソン
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
日本が経営していくと言うこと。
作者は小西美術工藝という、日本の古くからある建築物などの修理などを手がける会社の社長で、この本に書かれているような内容を複数の書に記している。
うがった見方をすれば、衰退している伝統工芸としての建築メーカーのアピールであるのかもしれないが、昨今しきりに騒がれているインバウンド、海外の方が日本に旅行にいらっしゃることについて、再度考えてみることができた。
というのは、海外の方が何故日本に?と考えると、分からなくなってくるので、私たちは何故、そこに旅行するのだろうか?で考えてみたら良いのだと考えた。
私は行ったことが無いが、ハワイや、グァム、ラスベガスなどのリゾートに行くのは、現在を忘れて別世界で夢の世界に浸ることだろう。そういえば、ディズニーリゾート、USJ、ピューロランドもそうなのかもしれない。
そのような体験で言うと、人が少ない大自然を訪問するというのも同じ感じではないだろうか。であれば、私は後者の方が好きかもしれない。
それに対して、京都、鎌倉、日光、または各地の城、城下町、はたまた寺社、仏閣を訪れたいというのはどういう思いからだろうか?
それは、今の歴史を積み上げて人たちが、どのような暮らしをしていたのか?その地域の文化、その時代の文化に触れてみたいからではないだろうか?となると、それができるだけわかりやすく、当時の面影を残した状態で見せてもらえると、あらがたいものとなるのであろう。
翻って現在のそれらの保存状況を見てみると、果たしてそれらができていて、公開されているかというと、案外そうでも無かったりする。また、写真撮影禁止となっているところも多く、現代であればSNSでここに行ってきたよ、素晴らしかったとアピールすることすらできない。
ヨーロッパに行くと美術館に行く日本人は多いだろうが、日本に来て歴史的建造物を訪問したいと思っているヨーロッパの方も多いと思われる。その時、安価に入場してもらうのではなく、見合った代金を頂き、しっかりと見ていただけるという建物の容姿、サービスも付加させていくことが今後必要になるだろう。
私たちも、海外で有名な観光名所に行って、えっ、てことがあると、もう2度と行こうとは思わないでしょうから。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 経済から見た「文化財」が変わらなくてはいけない必要性
第2章 文化財で「若者の日本文化離れ」を食い止める方法
第3章 文化財行政を大転換するため、まず「意識」を変える
第4章 文化財指定の「幅」が狭い
第5章 文化財の入場料は高いか安いか
第6章 文化財の予算75億円は高いか安いか
第7章 職人文化の崩壊
第8章 なぜ日本の「伝統文化」は衰退していくのか
第9章 補助金で支えるのは「職人」か「社長」か
おわりに
<内容>
『新・観光立国論』を書かれたイギリス生まれの現在伝統文化財補修会社「小西美術工藝社」社長による本。前回の著書とつながっていて、日本を観光立国させるためには、外国人のリピーターが大事だが、現在の日本にはそのためのソースがない。ソースとなりうるのは、「文化財」であるが、その文化財のあり方はお寒い限りである。それを是正するための提案がされている本である。本人が「外国人」であることを強調しつつ、外からの眼で、痛いところを次々と指摘している。保存行政、文化財の所有者の視点、職人とその会社、そしてそれを見ている我々日本人の考え方。ベースにある「御上」の視点が江戸時代から抜けきれない日本人。現在の「御上」である、行政の(強いては政治家の)「金儲け」主義。それが表面化している「文化財」。たしかに、授業との関連で、国宝を中心とする「文化財」にはよく足を運ぶが、何となく感じていた「不信感」を指摘してくれた感じだ。それは「これを見て何になるのかな?」という気持ち。私のような歴史に携わる人間はいいのだが、いわゆる「観光」で来る日本人は、駆け足で「ああ、見た!」で終わる(おそらく10分見ているかどうか)。海外の「文化財」をほとんど見たことがないので、著者の話を信じるしかないが、海外の「文化財」は「知る」以外に「学ぶ」「体験する」などがあるようだ。そして、海外は古代の「文化財」作成の技術が消滅した後で、芸材の職人が一から分析して、当時の「技術」を再現しているそうだ(だから、間違っているかもしれない)。日本は幸い、ギリギリで古来からの技術が残っているらしい(それも風前の灯火)。「観光立国」と関連させて、今こそ、すべてを見直し、「金」のとれる、リピーターが増える「文化財」を作ろう!という指摘だ。納得の論調である。ただ、日本の「御上」の腰は重いだろうな…。たぶん、数十年後に対策を立てるだろうが、遅いんだろうな…。哀しいけど現実。自分には何ができるか…。
Posted by ブクログ
元ゴールドマンサックスのアナリスト。現在は、重要文化財や国宝修復を行う、超伝統企業の社長。そんな著者が伝統文化に対して警鐘を鳴らす。この本を読みながら、昔読んだ、「美しき日本の残像/アレックス・カー」を思い出した。
日本人は日本の良さに気がついてない!とは言わないが、インバウンドブームで「日本の良さを海外に!」という前に、まずは自分たちが知らなければいけないことがたくさんある気がする。。。(個人的には、「クールジャパン」と海外に発信するのも大事だけど、自分が日本文化に関われば関わるほど、日本人自身も知りたいけど知る機会やきっかけがないだけなんだと。。。)
日本のことをもっと日本人に!笑
そんな危機感を伝えてくれる一冊。(相変わらず、外の圧力からじゃないと気がつかないというのは残念。。。でも、とてもいいきっかけを作ってくださっているので、この流れを途切らせないよう)
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用