集英社文庫の検索結果

  • 翼はいつまでも

    翼はいつまでも

    小説・文芸
    4.2
    1巻605円 (税込)
    【第17回坪田譲治文学賞受賞作】青森県の中学三年生、神山は補欠の野球部員、平凡な生徒だ。ある日、米軍放送で聴いたビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」が彼を変えた。聞き覚えてクラスで歌い、彼はクラスで認められた。多恵からも声をかけられ初恋の思いを抱く。夏休み、さまざまなトラブルが彼を襲う。でも彼には仲間がいるし、ビートルズがくれた勇気もある。「本の雑誌が選ぶ2001年度ベスト1」「第17回坪田譲治文学賞」受賞。
  • 黒い船渠

    黒い船渠

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    超大型タンカーの建造計画がユニオン社から発表され、造船界は争奪戦の火蓋を切った。受注のカギをにぎる造船工学の権威、的野博士が突然謎の死をとげ、設計図が紛失する。企業の存続を賭けた暗闘は、幻の産業スパイ“香港グループ”の介入にまで発展し……。複雑に絡みあった造船界の謎を、鬼才・梶山季之がつぎつぎと暴く傑作サスペンス。
  • 幕末遊撃隊

    幕末遊撃隊

    小説・文芸
    4.2
    1巻605円 (税込)
    心形刀流・伊庭道場の後つぎ伊庭八郎。ある理由から剣ひとすじに生きると決め、精進を重ねてきた腕は、不羈の才と評判をとっていた。動乱騒擾の絶え間ない幕末を迎え、八郎は将軍上洛に伴って京へ。幕府の崩壊を目の当たりにし、江戸っ子侍気質そのまま、同士を募って遊撃隊を組織し、怒涛の進撃を続ける官軍に挑む。武士の矜恃を胸に、短く壮烈に生きた美剣士の意気地を雄渾に描く青春幕末秘伝。
  • スパイ武士道

    スパイ武士道

    小説・文芸
    3.6
    1巻605円 (税込)
    徳川幕府が開府と同時に、全国諸藩の動静を探るため潜入させた隠密群があった。筒井藩士・弓虎之助もその一人。その彼に藩の遺金八万両の隠し場所の探索という密命が下った。彼を隠密と知らず抜擢する藩の重役、非常な掟を強いる“声”。両者の間にたって苦悩する隠し隠密の生きざまを描く異色作。
  • 激戦地

    激戦地

    太平洋の海に空に島々に、日夜勇戦奮闘した幾多の無名の兵士たち。肉弾相撃つ地獄の戦場で繰り広げられた日米の凄絶な戦いの日々を、壮大なスケールで綴る「中隊長、仇はとりました」「海軍特別年少兵」をはじめ、若くして前線に去って行く兵士に、身体を捧げた女性の純粋と、年を経てからの幻滅を描いた「海軍下宿の女」など、戦記小説の力作八篇。
  • 出撃 海軍航空隊決戦記

    出撃 海軍航空隊決戦記

    太平洋の乱雲をついて日本本土に侵入する“空の要塞”B29爆撃機。緊急発進、果敢にこれを迎え撃つ零戦、雷電、紫電改。太平洋戦争の終幕をつげる泥沼の消耗戦を、資料を駆使しドキュメンタリー・タッチで描く「本土防空戦」「紫電改戦闘機隊」。終戦時、徹底抗戦を主張して帝国最後の抗命事件となった「厚木航空隊の反乱」など、日本航空戦力の劇的な末路を活写する空の戦記秀作五篇。
  • 撃沈 太平洋海戦記

    撃沈 太平洋海戦記

    日本帝国海軍かく戦えり! 南太平洋の荒浪のただ中、史上最強の米機動部隊に熾烈な海戦を挑むこと数度、太平洋海戦中もっとも長期にわたって勇戦奮闘した「栄光の空母・瑞鶴」。不沈艦の名をほしいままに、シブヤン海で激闘九時間。ついに海のもくずと消えた世界最大の巨艦の最期を描く「戦艦武蔵自沈す」など、連合艦隊の華麗な日々とその苛酷な運命をたどる海のドラマ集。
  • 撃墜 太平洋航空戦記

    撃墜 太平洋航空戦記

    空中戦! 華麗にして峻烈、ダイナミックなこの修羅場の極限。紺碧の空を血に染めて、日米両軍の戦闘機が激突した南太平洋を舞台に、青春のすべてを一瞬の戦いに燃焼させた零戦乗りたちの生と死を、迫真のタッチで描く「空の剣」。他に、ラバウル上空やミッドウェー海戦、ソロモン沖海戦などで散っていった、空の男たちへの鎮魂歌七篇を収録した航空戦記傑作集。
  • 沈黙の叫び

    沈黙の叫び

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    私立探偵・甲斐浩二にとび込んできた幼児誘拐事件――。甲斐は依頼人の工藤清・芳子夫妻から、身代金の運搬役を引き受ける。だが、途中で3人組に襲撃され金を奪われてしまう。調査を進めるうちに工藤の家族たちの奇妙な行動にある疑惑が……。そして、甲斐のまわりに起きる不可解な連続殺人事件。影なき犯人の魔の手は、甲斐の妻と娘たちにも襲いかかる。卑劣な犯人に男の怒りが炸裂。長編バイオレンス・ミステリー。
  • 火の曳航

    火の曳航

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    「僕のヌードモデルになって下さい!」思いきって声をかけると、匂いたつように美しい人妻は、意外にもすんなりと承諾してくれた。そして撮影の日、レンズから覗いた彼女は……。若いカメラマンが体験する不思議な性を描いた「聖・スキャンダル」ほか、強烈なエロチシズムに満ちた推理タッチのスリリングな傑作短編集。
  • 闇の大納言(土御門クロニクル)

    闇の大納言(土御門クロニクル)

    時は平安、天喜元年。京の都の闇にまぎれて、美しい女たちが惨殺され、その体の一部を切り取られるという怪事件が相次いでいた。はたして封印されていた邪悪な闇の力が動き出したのか? 謎を探る若き陰陽師・土御門狼明は、愛する倫子姫を救うために、邪法によって屍から生み出された怪物・闇の大納言と陰陽道の術を尽くした壮絶な死闘をくりひろげる――。王朝ホラーの傑作。
  • 六道遊行

    六道遊行

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    春日の森、大杉の精・白鹿の導きによって、奈良の世と、はるか千二百年後の世を行き来する運命を負った盗賊の頭・上総の小楯。密かに心寄せる「姫のみかど」をめぐる権力の亡者どもに鉄槌を下し、末の世では、「我が子」を取り巻く物欲の亡者どもに霊力を振るう。SF的想像力を駆使して、反俗精神と、人間の本性としての「まことの恋」を謳い上げる長編小説。
  • 悲愁中宮

    悲愁中宮

    小説・文芸
    4.0
    1巻605円 (税込)
    平安時代、権力をほしいままにした藤原一族の中宮定子は、関白・藤原道隆(道長の兄)の娘で、一条帝の皇后となった。幸せそうに見えた定子の運命は、父の死を境に、道長の老獪な陰謀にかかり、あえなく散った……。政略結婚の悲劇をまざまざと描いた、直木賞作家による長編ロマン。
  • 五稜郭残党伝

    五稜郭残党伝

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    戊辰戦争もあと2日を残し、五稜郭で幕を閉じようとしていた。「降伏はせぬ!」と、陥落前夜、自由を求めて脱出した旧幕府軍の凄腕狙撃兵、蘇武と名木野。逃げのびる二人は、アイヌの土地を蹂躪する新政府の画策を知り義憤に燃えた。だがその背後に迫る、新政府軍残党狩り部隊の足音。酷薄で執拗な追撃戦が開始された…。広大な北海道を血にそめて追われる者と追う者が、男の誇りを賭けて戦う冒険小説!
  • 光

    光

    小説・文芸
    3.7
    1巻605円 (税込)
    島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、幼なじみの輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の夜、信之は美花を守るため、ある罪を犯し、それは二人だけの秘密になった。それから二十年。妻子とともに暮らしている信之の前に輔が現れ、過去の事件の真相を仄めかす。信之は、美花を再び守ろうとするが――。渾身の長編小説。
  • 人斬り弥介 その一

    人斬り弥介

    小説・文芸
    5.0
    1~5巻605円 (税込)
    享保年間、江戸は禄を求める浪人であふれていた。版木職人・小田丸弥介は、深川界隈の浪人がひとり、またひとりと姿を消していることに気づく。浪人同士の斬り合いが、何者かの意志のもとで行われているらしい。かつては“人斬り”と異名をとった弥介も、百造と名乗る謎の男から浪人を斬るよう強要されるが…。
  • 蛇衆

    蛇衆

    小説・文芸
    3.5
    1巻605円 (税込)
    【第21回小説すばる新人賞受賞作】戦国の気運高まる室町末期、自らの力だけを頼りに各地を転戦する傭兵集団がいた。その名は「蛇衆」。頭目の朽縄をはじめ、6人は宗衛門老人の手引きで雇い主を替え、銭を稼いでいた。九州のとある地方の領主・鷲尾嶬嶄に雇われ、目覚ましい働きを見せた。だが、鷲尾家は血で血を洗う激しい跡目争いの渦中にあった! 比類なき臨場感のノンストップ活劇時代小説。
  • 箱庭図書館

    箱庭図書館

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    僕が小説を書くようになったのには、心に秘めた理由があった(「小説家のつくり方」)。ふたりぼっちの文芸部で、先輩と過ごしたイタい毎日(「青春絶縁体」)。雪面の靴跡にみちびかれた、不思議なめぐり会い(「ホワイト・ステップ」)。“物語を紡ぐ町”で、ときに切なく、ときに温かく、奇跡のように重なり合う6つのストーリー。ミステリ、ホラー、恋愛、青春……乙一の魅力すべてが詰まった傑作短編集!
  • 日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」

    日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」

    【開高健ノンフィクション賞受賞作】常夏の国フィリピンで、困窮生活を送る何百人もの日本人男性がいる。フィリピンクラブで知り合った女性を追いかけてきた男、偽装結婚のカモにされた男……所持金ゼロ、住む家もない彼ら「困窮邦人」に手を差し伸べるのは、フィリピンの貧しい人々だった。男たちのすさまじい生き様を通して現代日本の問題点をあぶり出す、渾身のルポルタージュ。第9回開高健ノンフィクション賞受賞作。
  • すべて辛抱(上)

    すべて辛抱

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻605円 (税込)
    貧農の子亥吉と捨て子の千造は青空寺子屋で読み書き躾を習い、十一歳にして江戸に発った。薬種問屋に奉公した亥吉の働きぶりは、若旦那の認めるところとなる。多角経営の一環として始めた小料理屋に派遣され、ここでも並々ならぬ腕を発揮、ついには店の運営までまかされるようになり…。半村良、最後の長編。
  • ガイア伝説

    ガイア伝説

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    ガイアとは、地球生命圏全体を支配するものの象徴である。人間が急激に発展させた電磁波の利用により、動植物は本来の能力に重大な障害を起こし始めていた。一刻も早く問題を解決しなければならない。ガイアに選ばれし人間は、「感応」のみで意志を通じあうようになる。草木はいずれも「感応」だけで進化してきたのだ。新生命体は果たして実現できるのか…。著者の新境地が展開される異色作。
  • 江戸打入り

    江戸打入り

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    豊臣秀吉の小田原・北条攻めの先鋒となった徳川家康の戦いに従う、三河の雑兵、鈴木金七郎が物語の主人公。戦の中で次第に武士としての重要な役割を果たし始める。秀吉の戦勝後、家康は関東移封を命ぜられる。故郷に戻って帰農するか、新天地で武士として生きるか、金七郎たちは選択を迫られる。新天地を選んだ彼らは、最初の江戸っ子として新しい営みを始めることになる。
  • 江戸群盗伝

    江戸群盗伝

    小説・文芸
    3.0
    1巻605円 (税込)
    天保の時代、江戸の町人たちは義理と人情を重んじていた。裏社会の闇に生きる盗賊たちも例外ではない。狙う相手は、不正に蓄財する大商人に、鼻持ちならない大名たち。様々な技を駆使し、人を殺めず華麗な「盗み」の職人芸を決めていく。白鳶の徳兵衛と幸手の惣右衛門という二人の大盗のもと、鉄の掟に生きる彼らの「粋」に命を張った生き様。盗賊たちの義理と人情を描く一味違う傑作時代小説。
  • ちいろば先生物語(上)

    ちいろば先生物語

    小説・文芸
    4.3
    1~2巻605円 (税込)
    雨天の日には、履く靴も、さす傘もなく、弟妹たちは学校を休まねばならぬ状態であることを、榎本保郎は百も承知だった。が、何としても同志社の神学部に進みたかった。結局は家族を真の意味で幸せにできると、固く信じた。イエスを乗せ、命ずるがままに行く小さなロバのようになりたいと決意した――。熱血牧師の生涯を描く。
  • 裁きの家

    裁きの家

    小説・文芸
    3.5
    1巻605円 (税込)
    憩いの場でも許し合う場でもなく、エゴの衝突する裁きの場――現代の家庭とは何か。北都札幌を舞台に兄弟二人組の夫婦とその家族の内に渦巻く愛憎織りなす人間模様。愛の絆を喪失した現代人の孤独な内奥と原罪をつき、家庭のあり方を問いかける話題作。
  • 女の足音

    女の足音

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    前家元夫人の姑、明日香流に君臨する夫、舞踊の世界に身を置いて、裏方と忍従をしいられる木綿子。寂寥の日々にふとしのびよる若いパイロット小松雅志のおもかげに、木綿子の心はみだれる。人妻ゆえに、真実の愛を知っても、はぐくむすべなく身を灼く木綿子。因襲の世界にすむ女の愛の苦悩を流麗にくりひろげる平岩文学の傑作。
  • 完四郎広目手控

    完四郎広目手控

    小説・文芸
    4.3
    1~4巻605円 (税込)
    香冶完四郎。旗本の次男でお玉が池の千葉道場の目録まで進んでいる。しかし、今は竹光を腰に古本屋「藤由」の居候だ。藤由こと藤岡屋由蔵は「広目屋」もやっている。巷の噂を売り買いする、今で言えば広告代理店。完四郎と藤由が組んで幕末の江戸の噂や怪事を解いていく。文を書くのは仮名垣魯文。絵を描くのは浮世絵師・一恵斎芳幾。変格捕物帖の新シリーズ!
  • 斬奸ノ剣

    斬奸ノ剣

    小説・文芸
    -
    1~3巻605円 (税込)
    文化年間。藩の特命による任務を遂行中の父が行方不明になったと告げられた加賀藩士乾刀次郎は、身に覚えのない謀反の罪で越中の五箇山の獄に流される。父の存否と事の真相を明らかにすべく脱獄を図る刀次郎だが、酷寒酷暑の流刑地での生活は、彼の心身を徐々に蝕んでゆく。やがてこの奸計の裏に、加賀百万石前田家をつつむ闇の構図が浮かび上がるが……。シリーズ第一弾。
  • どさんこ大将(上)

    どさんこ大将

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻605円 (税込)
    男はこう闘うんだ! 北海道日高山麗に、ひとりの怪童があらわれた。姓は山丸、名は常義。幼い頃から比類のない腕力と闘争心、統率力で大人たちからも一目置かれる少年だった。ケンカ、仕事、女……。あらゆる男の闘いに裸一貫、腕と度胸で立ち向う北海道の怪男児の凄絶な生きざまを描く熱血冒険小説。
  • うわさ帖

    うわさ帖

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    “見てみぬふり”“社長の兄貴”“マンションの蚊”……何かワケありのこの見出しだけで、どんなことが書いてあるのか読みたくなる辛口の面白エッセイ集。酢いも甘いもかみわけた著者の周辺と日常を、ちょっとしたエピソードを題材に味つけし、人生の機微を写しとった大人の読み物。
  • 女たちは泥棒

    女たちは泥棒

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    フランス料理店“リトリート”のオーナーは、堂島といういぶし銀のようなシブーイ男。本業は貴金属商で、都内にいくつも店を持ち、業界ではかなりの大物だった。その彼のもとに、若くてハンサムな谷本修一が、時折ふらりと現れるが、いつも心憎いほどイイ女が寄り添っていた。……なにやらいわくありそうな彼等こそ盗みのプロフェッショナル。それもケタ外れの泥棒たちだった。彼等の華麗な冒険を描く痛快ピカレスクロマン。
  • 昭和悪女伝

    昭和悪女伝

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    特殊慰安施設協会(RAA)――太平洋戦争直後、進駐軍兵士の性の処理のため作られた施設である。日本女性の貞操を守る、という理由で、ダンサーや事務員の名目を使い若い女性を募集した。華やかな銀座のクラブのマダムたちにも、この施設の出身者がいたのだ。伝説的なママ、津島映子を中心に、自らの知恵と肢体を武器に生き抜く女たちの物話。
  • 京都 天使突抜通の恋

    京都 天使突抜通の恋

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    想像もつかない方法で殺されかけ、恐怖で髪が真っ白に…。祇園の芸姑小彩はそんな体験を語る若い作家の夢をみる。だが、その男――長友英治は実在した。京都天使突抜通への旅を機に、竹久夢二の絵に描かれるような女に恋した彼。それが男女五人の愛憎を生み、しかも皆、仮面の下に歪んだ性格を秘めていた! 彼らは縺れあうように地獄へ落ちてゆき、まさしく髪の毛が白くなるような驚愕の結末へ……。
  • ショートソング

    ショートソング

    小説・文芸
    3.7
    1巻605円 (税込)
    ハーフの美男子なのに内気で、いまだチェリーボーイの大学生、克夫。憧れの先輩、舞子にデートに誘われたが、連れていかれたのはなんと短歌の会!? しかも舞子のそばには、メガネの似合うプレイボーイ、天才歌人の伊賀がいた。そして、彼らの騒々しい日々が始まった――。カフェの街、吉祥寺を舞台に、克夫と伊賀、2つの視点で描かれる青春ストーリー。人気歌人による初の長編小説。
  • 夜

    夜

    小説・文芸
    3.5
    1巻605円 (税込)
    「また、来るよ」そう言い残して父は女を作って家を出て行った。父親の「男」としての一面を垣間見て、戸惑いを覚える加那子だったが、次第にその存在は遠くなっていった。そんなある日、父危篤の報せが届き――(「暮色」)。女の視点から男を捉え、浮気、略奪、同性愛などの様々な愛の形に秘められた、男の存在の曖昧さを浮き彫りにした、著者の新境地。男と女の不条理を描く五つの物語。
  • ぼくらのSEX

    ぼくらのSEX

    小説・文芸
    3.5
    1巻605円 (税込)
    □SEXって本当はどういうものなんだろう □男らしさ、女らしさ □オナニーがSEXの基本 □「純潔」ということ □恋愛と友情、純愛とSEX □SEXに関する「かんじんなこと」ほか全39章。SEXにまつわるさまざまなギモン、本当に知りたかったコトを、橋本治がわかりやすく解きあかす。コドモもオトナも、初心者からエキスパートまで、読んで役立つ、タメになる新しい性のテキスト。
  • 傭兵ピエール 上

    傭兵ピエール

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻605~660円 (税込)
    十五世紀、百年戦争下のフランス。王家の威信は失墜、世には混沌と暴力が充ち、人々は恐怖と絶望の淵に沈んでいた。そんな戦乱の時代の申し子、傭兵隊を率いる無頼漢ピエールは、略奪の途中で不思議な少女に出会い、心奪われる。その名は――ジャンヌ・ダルク。この聖女に導かれ、ピエールは天下分け目の戦場へと赴く。かくして一四二九年五月六日、オルレアン決戦の火蓋は切られた……。
  • ジャガーになった男

    ジャガーになった男

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    伊達藩士・斉藤小兵太寅吉は恋人を捨て、冒険を求めて支倉常長遣欧使節に加わった。着いたイスパニアはすでに全盛期の栄光を失っていたが、一人のイダルゴ(戦士)と意気投合し、共に戦場に赴くために、帰国する使節団と訣別する決心をする。壮大なスケール、波瀾万丈の歴史ロマン。第6回小説すばる新人賞受賞作。
  • 恋する歌音 こころに効く恋愛短歌50

    恋する歌音 こころに効く恋愛短歌50

    小説・文芸
    4.3
    1巻605円 (税込)
    うぬぼれていいよ わたしが踵までやわらかいのは あなたのためと――恋する女心をまっすぐに表現して人気の若手歌人・佐藤真由美。待望の初エッセイ集では、古今の名歌50首をひもといて恋愛短歌の世界へ誘う。万葉集から現代まで、あの有名歌もヴィヴィッドに響いてくる鑑賞と、女の本音爆発、ピリリと辛い恋愛指南。そして切なくリアルな新作短歌とともに味わう、50の恋、100の歌。
  • ウェディングドレスはお待ちかね(南条姉妹シリーズ)

    ウェディングドレスはお待ちかね(南条姉妹シリーズ)

    小説・文芸
    4.0
    1巻605円 (税込)
    「その結婚はおやめなさい。ハネムーンの帰り道、棺で戻ってくるつもり?!」 双子姉妹の姉・麗子の挙式直前、正体不明の女が謎の忠告。名門・南条家はパニックに陥った。一計を案じた母は、妹で暗黒通りの女ボスと呼ばれる美知に助けを求める。純情可憐のんびり姉と、ケンカなら負けない妹という、対照的なお嬢様姉妹がまき起こす恋と冒険のユーモアミステリー。好評の南条家姉妹シリーズ。
  • 王妃の館 上

    王妃の館

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻605円 (税込)
    パリはヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は、一見の客は決して泊めない、パリ随一の敷居の高さを誇る超高級ホテルとなっているこのシャトーに、なぜか二組のワケあり日本人ツアーが同宿することになった。しかも、倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブル・ブッキングされて……。ぶっちぎりの笑いと涙満載の傑作人情巨編。
  • 東京物語

    東京物語

    小説・文芸
    3.7
    1巻605円 (税込)
    1978年4月。18歳の久雄は、エリック・クラプトンもトム・ウェイツも素通りする退屈な町を飛び出し、上京する。キャンディーズ解散、ジョン・レノン殺害、幻の名古屋オリンピック、ベルリンの壁崩壊……。バブル景気に向かう時代の波にもまれ、戸惑いながらも少しずつ大人になっていく久雄。。80年代の東京を舞台に、誰もが通り過ぎてきた「あの頃」を鮮やかに描きだす、まぶしくて切ない青春グラフィティ。
  • ららのいた夏

    ららのいた夏

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    ふたりの出会いはマラソン大会で走っている最中だった。小杉純也はプロをめざす高校球児。坂本ららは走ることと笑うことが大好きな高校生。ららは運動会から始まって、ロードレース、駅伝、フルマラソンと、次々に記録を塗り変えてしまう。オリンピックすらも視野に入ってきた。純也もスカウトの目に留まって、プロ野球の選手としてデビューした。涼風のようなふたりの恋。すがすがしい青春長編ラブストーリー。
  • 日めくり怪談

    日めくり怪談

    小説・文芸
    3.7
    1巻594円 (税込)
    この夏、ページをめくるたびに毎日がゆがんでいく。7月1日から8月31日までの間、誰かがあなたにささやきかける62話の奇妙なカレンダー。屋根裏に隠れていた市松人形、心霊動画に映った誰かの名前、夏休みに消えたあの子・・・・・・。ほんの少しのスキマの時間にどこでも好きなところを開きそうっと耳を傾けてごらん。たった5分であなたの周りが恐怖の時間へと開かれていく新感覚のショート怪談集。『一行怪談』で知られる怪談ライター・吉田悠軌による、すぐ読めて誰かに話したくなる怖い話。
  • 本日のメニューは。

    本日のメニューは。

    小説・文芸
    4.2
    1~3巻594~759円 (税込)
    入院中の父に中華そばを出前したい二人の子どもと、変わり者の大人たちが起こした奇跡(「四分間出前大作戦」)。マズメシ母に悩まされる女子高生と、おむすび屋の女性店主の愛情(「おむすび狂詩曲」)。底なし大食い男の葛藤と、デカ盛り定食を作り続ける頑固親父の秘めた過去(「闘え! マンプク食堂」)。熱々の美味しい料理と、それを取り巻く人間ドラマに食欲も涙腺も刺激される、5つの極上の物語。
  • 機嫌のいい犬

    機嫌のいい犬

    小説・文芸
    4.0
    1巻594円 (税込)
    「はつきりしない人ね茄子投げるわよ」「はるうれひ乳房はすこしお湯に浮く」「徹頭徹尾機嫌のいい犬さくらさう」――作家であり、俳人でもある著者の初句集。日常、旅、食卓、恋・・・・・・さまざまな光景が自由奔放に描き出される220句を、1994年から2009年まで年代順に収録。巻末には、俳句仲間の作家・長嶋 有さんと俳句の魅力を語り尽くす対談を追加。あらたな川上ワールドの魅力に浸れる1冊。「この句集を読んで、少しでも『俳句、つくってみようかな』とお思いになった方がいらしたら、それはこの句集にとって、何よりの褒美となることでしょう」(著者より)
  • 伊豆急「リゾート21」の証人(十津川警部シリーズ)

    伊豆急「リゾート21」の証人(十津川警部シリーズ)

    小説・文芸
    -
    1巻594円 (税込)
    東京の資産家の女性が、自宅に押し入った強盗に刺殺された。十津川警部は、半年前に結婚したばかりの年下の夫・中西遼を疑う。彼には、過去にも年上の前妻の不審な交通事故死により、10億円の遺産を受け取った過去があった。中西は犯行を否認したまま、状況証拠のみで逮捕される。だが、犯行当日の伊豆急「リゾート21」車内を精緻に描いた絵に中西らしき人物がいて……。十津川警部が鉄道乗車の鉄壁アリバイ崩しに挑む長編旅情ミステリー。
  • 85歳まだまだ不良 媚びず群れない

    85歳まだまだ不良 媚びず群れない

    小説・文芸
    3.5
    1巻594円 (税込)
    枠にはまらぬ自由な人間としての不良をすすめてきた著者。人生の締切りが見えたと感じた今、ますます世間に縛られず誇り高い不良で生きる信念がある。まずは、自分に関心を持って、自分を好きになればいい。そして「私」を掘り下げよう。すると、他人のこともよくわかるようになる。それは人を愛することに繋がっていくのだ――。目障りなやつでいい、「死んでから別れる」なんて無意味。不愉快な時間は生きているうちに減らせ! 不良をいかに愉しむか、どうすれば自由に生きられるかのヒント61条。
  • 名もなき本棚

    名もなき本棚

    小説・文芸
    4.0
    1巻594円 (税込)
    デパートのショーウィンドウの中で暮らす一人の女性。いつしか僕は、そのディスプレイの前で時間を過ごすのが日課になり……(「スノードーム」)。ゴミ集積所に座り込むサラリーマン。回収日ではない日に捨てられたその男は、近所の主婦には迷惑な存在でしかなく……(「回収」)他19編。中学・高校の教科書に採用された「私」「ゴール」「公園」も収録!――5分後には、あなたの日常が足元から揺らぎだす! 幻想、シュール、不条理、感動……。想像を超える驚きに満ちた三崎ワールドを堪能できる珠玉の掌編集!
  • 弾丸メシ

    弾丸メシ

    小説・文芸
    3.7
    1巻594円 (税込)
    執筆や取材で多忙を極める著者。だが、どんなに時間がなくてもメシは食べるを信条としている。そこで、必ず日帰り、食事は1時間以内に済ませる、絶対に残さないの3つの掟のもと、弾丸旅で美味いものを食べに行く挑戦! 日本や海外の取材先で出合った発見系謎料理から、ステーキ、餃子、ハンバーガー、ソースカツ丼、鯛めし……。グルメとはひと味違う美味いを追求する、食の記憶を呼び覚まし食べる幸せを堪能する。生み出される警察小説、スポーツ小説に詳細な食描写を書き込む男のこだわりの食&旅エッセイ集。
  • てのひらの未来 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season:アナザーストーリー

    てのひらの未来 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season:アナザーストーリー

    小説・文芸
    4.7
    1巻594円 (税込)
    オーストラリアから緊急帰国し、かれんとの未来を模索する勝利。一方、二人を見守ってきた丈や星野りつ子、中沢、アレックス……彼らもまた、それぞれの想いと時間を胸に、悩みながらも新たな一歩を踏み出そうとしていた。そして帰国から一年。かれんと勝利に思いもよらない報せが届いて――。一人一人の願いが織りなす最終巻の裏側と、その後の彼らの姿を描く、宝物のようなもう一つの物語。550万人がときめいた恋愛小説の金字塔、〈おいコー〉シリーズにファン必読、感動のアナザーストーリーが登場!――「本編のラストよりもほんの少し先の世界に、読者の皆さんが今よりちょっと安心していただけたなら……」(村山由佳)
  • あなたの愛人の名前は

    あなたの愛人の名前は

    小説・文芸
    4.1
    1巻594円 (税込)
    結婚を控えた恋人と同棲している瞳。バーで浅野さんと出会い、生まれて初めて、ただひたすらに彼が欲しいと思って……(「あなたは知らない」)。月に一、二回会う関係の瞳さんは、家に男の人がいる。絶対に俺を傷つけない彼女との関係は、とても楽だと思っていたが……(「俺だけが知らない」)。今、この瞬間に深く、深く、理解されていればいい。たとえ恋じゃなくても……。繊細な筆致ですれ違う大人の恋愛を描く全6編の恋愛短編集。直木賞受賞第一作!
  • 早朝始発の殺風景

    早朝始発の殺風景

    小説・文芸
    4.0
    1巻594円 (税込)
    青春は、気まずさでできた密室だ。今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。始発の電車で遭遇したのは普段あまり話さない女子。二人は互いに早起きの理由を探り始め……(表題作)。部活の引退日、男同士で観覧車に乗り込んだ先輩と後輩。後輩には何か目的があるようだが(「夢の国には観覧車がない」)。不器用な高校生たちの関係が小さな謎と会話を通じて少しずつ変わってゆく。ワンシチュエーション(場面転換なし)&リアルタイムで進行する五つの青春密室劇。登場人物総出演、読んでのお楽しみのエピローグ付き。
  • 小説 ノイズ【noise】

    小説 ノイズ【noise】

    小説・文芸
    3.2
    1巻594円 (税込)
    漫画原作の同名映画(2022年1月公開)を基に編まれた小説。農家の圭太と猟師の純が暮らす平和な孤島・猪狩島。圭太が生産する幻の黒イチジクにより復興ムードに沸いている。しかし凶悪犯が島を訪れ付近を徘徊。危機を覚えた圭太は純、巡査の守屋と共に、ハウス内で誤って凶悪犯を殺してしまう。島の未来のため、彼らは事実を隠蔽できるのか。崩壊する日常、裏切り、続出する犠牲者……些細なノイズから増幅する悪意の連鎖。狂気が暴走する新感覚サスペンス!
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

    丘の上の賢人 旅屋おかえり

    小説・文芸
    3.6
    1巻594円 (税込)
    売れないタレント・おかえりこと丘えりかは、依頼人に代わり旅をする「旅の代理人」。秋田での初仕事を終え、次なる旅先は北海道──ある動画に映っている人物が、かつての恋人かを確かめてほしいという依頼だった。依頼人には、初恋を巡るほろ苦い過去があって……。ベストセラー『旅屋おかえり』未収録の、幻の札幌・小樽編、さらに北海道旅エッセイ「フーテンのマハSP(スペシャル)」、おかえりデビュー前夜を描いた勝田文さん描き下ろし漫画も収録したシリーズ特別編! あなたのふるさとはどこですか?
  • 8050問題 中高年ひきこもり、七つの家族の再生物語

    8050問題 中高年ひきこもり、七つの家族の再生物語

    ひきこもりという存在が社会に認識されるようになって約20年。事態は解決に向かうどころかさらに深刻化している。支援の手が届かなかったひきこもりは40代、50代になり、80代の親が彼らを抱え込むことになった。近年、にわかに社会問題化した「8050問題」。その当事者と家族に焦点を絞った先に見えてくるこの社会の有り様とは? 深き苦悩を見つめた希望と救いのノンフィクション。
  • しのびよる月(御茶ノ水警察シリーズ)

    御茶ノ水警察シリーズ

    小説・文芸
    3.6
    1~6巻594~715円 (税込)
    御茶ノ水署・生活安全課保安二係は斉木斉と梢田威だけの小世帯だった。小学校の同級生が御茶ノ水署で再会する。がき大将だった梢田が斉木をいじめた過去があった。それがいまでは斉木警部補と梢田平刑事。復讐に燃える斉木は、ことごとく梢田の出世を妨害し、日常業務に文句をつける。口論しながら推理も続け、神田お茶の水界隈の難事件迷事件を解決していく。ユーモア・ポリス・ストーリー。
  • サクラオト

    サクラオト

    小説・文芸
    4.2
    1巻594円 (税込)
    朝人が詩織を連れ出した満開の夜桜の下には、痛ましい事件が埋まっていた。少女が起こしたクラスメイトの毒殺、恋人同士の扼殺、中学教師による教え子殺し……なぜ、ここで殺人が起きるのか? 少女が口にしていた「桜の音が聞こえる」という言葉も謎を深めていく(「サクラオト」)。聴覚を鍵に描いた表題作など五感をテーマにした五編+Extra stage「第六感」からなる本格ミステリー連作短編集。
  • 小説 ここは今から倫理です。

    小説 ここは今から倫理です。

    小説・文芸
    4.0
    1巻594円 (税込)
    いち子は高校生活を流されて送っていた。好きでもない子と教室でセックスしているのも、なんとなく、だ。そんな生活を変えたのは、倫理教師・高柳との出会いだった。「ジェンダーとは」「幸せとは」そんなことを言う不可解な人は他にいない。いち子は恋心を抱き、倫理の授業に出席し続けるのだった。高柳と生徒たちが、倫理の諸問題を問い続ける傑作漫画のノベライズ版。
  • 若見えの呪い

    若見えの呪い

    小説・文芸
    3.2
    1巻594円 (税込)
    「若見え」のゴールは、地獄の扉!? 私たち大人世代が知らぬ間に陥る“年齢詐称過多”。服やメイクがどこか変。若作りしてるのに古臭く見える。そんな状態には「バブル・フォース」と「おしゃれアバター」が効く! いまの時代にシンクロした着こなしやメイク術、年齢を受け入れてかっこよく生きる方法を提案。あなたのお悩みにお答えするQ&Aやお買い物講座も収録。めざせ、“経年美化”の素敵なおばさま。
  • 日蝕えつきる

    日蝕えつきる

    小説・文芸
    3.5
    1巻594円 (税込)
    天明六年、来るべき皆既日蝕を背景に起きた、男と女の残酷物語。暗黒の極限、無惨な生死を描いた、渾身の時代小説集。女は軽井沢宿で飯盛女をしていたが、江戸に逃れて夜鷹となり、唐瘡に罹ってしまう(「千代」)。歌舞伎の戯者になることを希う男児は、京から下り、希望とは裏腹に江戸の陰間茶屋で育てられることに(「吉弥」)。濡れ衣の人殺しで入牢した男は覚悟の準備をしていたが、そこで地獄の光景を目にし、自らも責問を受ける(「次二」)他、鬼気迫る五つの暗黒物語。
  • ラブセメタリー

    ラブセメタリー

    小説・文芸
    4.1
    1巻594円 (税込)
    「……僕は大人の女性を愛せません。僕の好きな人は、大人でも女性でもないんです」甥に対する密かな欲望を抱え、妄想に囚われ苦しむ百貨店のエリート外商・久瀬圭祐。欲望がいつか暴走するのではと恐怖し、治療を求めて精神科クリニックを訪れるのだが――。小学校教師の森下伸春は遠い昔、幼い少女に繰り返し恋をした。そんな自分の嗜好を知りつつも、ある一線を越え、欲望を解き放ち、そしてその果てに待っていたものは……。本能に弄ばれる二人の男と、その周囲の人たちの心の葛藤をリアルに描いた、異色の連作小説。BL界の巨匠・木原音瀬が挑んだ衝撃作。
  • パラ・スター <Side 百花>

    パラ・スター

    小説・文芸
    4.1
    1~2巻594~649円 (税込)
    車いすメーカーで働く百花の夢は、親友で車いすテニス選手の宝良のために最高の競技用車いすを作ること。高校2年の時、交通事故で脊髄損傷し、車いすでの生活を余儀なくされた宝良を救ったのは、百花が勧めた車いすテニスだった。宝良が日本代表チームに選出され華々しく活躍しているのに対して、新米エンジニアの自分に焦りを感じている百花は、はじめて顧客との面談を担当することになり……。
  • 困った死体

    困った死体

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻594~649円 (税込)
    捜査が行き詰まると暴走する刑事、ダジャレ連発で現場を混乱させる鑑識課員、優秀で圧倒的な美貌を誇る女王様気質の監察医――3人は〈サーカス〉と呼ばれる、変死事件ばかりを扱う特殊班に所属している。持ち込まれるのは断食中の食中毒死や、停電中の感電死、熱帯夜に見つかった凍死体に、砂漠のど真ん中の溺死体!? ありえない死を遂げた「困った死体」の究明に、個性豊かな面々が奔走する!
  • なんてやつだ よろず相談屋繁盛記

    よろず相談屋繁盛記

    小説・文芸
    3.9
    1~5巻594~660円 (税込)
    江戸の文化が花開く下町の老舗料理屋「宮戸屋」の跡取り息子は、なんとも妙な若者だ。鎖双棍とかいう武器をしのばせ、いざとなれば浪人とも渡り合う。将棋を指せば腕自慢のご隠居もひとひねり。動物と話しているのを見た、なんて噂も。そんな信吾が、店を弟に継がせて、自分は「よろず相談屋」を開くなんて言い出した…。不思議な魅力をもつ青年と、そこから広がる人の輪を描いた軽妙な時代小説。
  • 渋沢栄一 人間の礎

    渋沢栄一 人間の礎

    小説・文芸
    3.6
    1巻594円 (税込)
    「日本資本主義の父」、渋沢栄一。武蔵国血洗島村の農家に生まれた栄一は、明治維新政府で大蔵省の骨格を作り上げた後、実業界に移り、日本資本主義経済の偉大なる確立者、指導者となる。日本初の株式会社、日本初の銀行、第一国立銀行(現在のみずほ銀行)、東京商法会議所(現在の東京商工会議所)の設立など、その業績は枚挙にいとまがない。数々の業績を残して日本の資本主義を築いた渋沢栄一が、どのようにして偉人になりえたか、それを彼の前半生にさがして描き出す。
  • ジョッキーズ・ハイ

    ジョッキーズ・ハイ

    小説・文芸
    3.0
    1巻594円 (税込)
    地方競馬の騎手、一色純也。中堅だが成績は三流だ。彼が所属する北関東競馬で、競走馬から禁止薬物が検出された。愉快犯? それとも競馬開催を妨害しようとする陰謀? 純也は恋人の競馬ジャーナリスト、沙耶香と調査を始める。薬物事件はその後も続き関係者が揺れる中、純也にかつてない好調の波が訪れ……。競馬に関する描写のリアルさと、ミステリーとしての切れ味に思わず息をのむ衝撃の作品。
  • ききりんご紀行

    ききりんご紀行

    小説・文芸
    4.0
    1巻594円 (税込)
    北大農学部出身の恋愛小説家が、約30種のりんごを食べ比べ! 文系理系の両視点から、りんごの魅力を綴りました。身近な果物でありながら、意外と知られていない、りんごの品種や栽培方法。サンふじと有袋ふじの違いって? りんごの“お父さん”“お母さん”とは? 蜜に秘密が? 物語に登場するりんごから、ジャムやジュース、思い出のあの味まで。奥深いりんごの世界を、一緒に旅してみませんか。
  • 帰郷

    帰郷

    小説・文芸
    3.9
    1巻594円 (税込)
    戦争は、人々の人生をどのように変えてしまったのか。帰るべき家を失くした帰還兵。ニューギニアで高射砲の修理にあたる職工。戦後できた遊園地で働く、父が戦死し、その後母が再婚した息子……。戦争に巻き込まれた市井の人々により語られる戦中、そして戦後。時代が移り変わっても、風化させずに語り継ぐべき反戦のこころ。戦争文学を次の世代へつなぐ記念碑的小説集。第43回大佛次郎賞受賞作。
  • 海の見える理髪店

    海の見える理髪店

    小説・文芸
    4.0
    1巻594円 (税込)
    主の腕に惚れて、有名俳優や政財界の大物が通いつめたという伝説の理髪店。僕はある想いを胸に、予約をいれて海辺の店を訪れるが…「海の見える理髪店」。独自の美意識を押し付ける画家の母から逃れて十六年。弟に促され実家に戻った私が見た母は…「いつか来た道」。人生に訪れる喪失と向き合い、希望を見出す人々を描く全6編。父と息子、母と娘など、儚く愛おしい家族の小説集。第155回直木賞受賞作。
  • キリングファーム

    キリングファーム

    小説・文芸
    3.0
    1巻594円 (税込)
    北海道は羊蹄山の東、支笏湖に連なる山間で競走馬を生産する風死狩牧場。起業に失敗した祐介はそこで働き始める。サラブレッドとの触れ合いに感動しながら、閉鎖された地での生活に不自然さも覚える。やがて次々と変死、失踪事件が発生。ヒグマか、怨恨か、謎が深まる。開拓時代の歴史を縦糸に、現代競馬の最先端事情を横糸に編まれゆく、人と馬との系譜。息もつかせぬ急展開、圧巻の競馬ミステリー。
  • 自由なサメと人間たちの夢

    自由なサメと人間たちの夢

    小説・文芸
    3.9
    1巻594円 (税込)
    “さて、私は死にたい。心の底から死にたい”死に憧れ、リストカットを繰り返す女が病院で遂に決断。(「ラスト・デイ」)冴えない男が事故で手を切断。新型の義手で力を持った男は、悪者を倒す英雄に憧れ、夜の街に。すると、集団リンチの現場に遭遇し!?(「ロボット・アーム」)自堕落なキャバ嬢は、自分を変えるために憧れのサメを飼う。(「サメの話」)一行目から魅了される毒気と物語センスが炸裂する短編集。
  • 中退サークル

    中退サークル

    小説・文芸
    -
    1巻594円 (税込)
    私立金田大学は、留年も中退もお咎めなしのおおらかな大学だ。そんな大学に通う社本勇の所属サークルは、メンバーがやめてしまうことで有名だった。そして、中退したクセの強いOBたちが部室を訪れ、お酒片手に語りまくる。そこに寝泊まりする勇は常に睡眠不足。勇がサークルで出会った後輩との初恋に浮かれる裏で、中退者たちはある画策をするのだが──。ラストまで目が離せないブラック“サークル”コメディ!
  • 孫物語

    孫物語

    小説・文芸
    4.5
    1巻594円 (税込)
    世界を飛び回っていたシーナが自宅に落ちつくことが多くなった。その理由は、なんと「孫」。本好きな長男、口が達者な長女、無鉄砲小僧の二男。ドタバタ騒がしい三匹のかいじゅうの成長ぶりを、基本的にダラシナイにやけ顔で見つめるシーナ。ぐんぐん新しいことを吸収する孫たちに対し、どんどんいろんなことを忘れていくじいじいは、ウロタエながらも大奮闘! 孫愛にあふれた「じじバカ」エッセイ。
  • 洋子さんの本棚

    洋子さんの本棚

    小説・文芸
    3.8
    1巻594円 (税込)
    同郷で同世代で名前も同じ。小説家・小川洋子とエッセイスト・平松洋子。踏みしめてきた数々の「踊り場」を振り返れば、そこにはいつも本があった――。ふたりはこんな本でできている。アンネ、ドイル、ケストナー、増井和子、タブッキ、白洲正子、倉橋由美子、深沢七郎、藤沢周平……。お二人が古今東西の名作を入り口に、本と人生を読みほどき、楽しく語り尽くした、滋味あふれる対話集。
  • 雲の王(空の一族シリーズ)

    空の一族シリーズ

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻594~737円 (税込)
    気象台に勤務する美晴は、息子の楓大と二人暮し。ある日、自分たちが天気を「よむ」能力を持つ一族の末裔であることを知る。美晴にも天気を予知する不思議な能力が出現し、特別研究チームへの参加を任命される。それは、代々“空の一族”が担ってきた「外番」の仕事をすることを意味していた。「外番」とは、そして一族の「役割」とは一体何なのか? かつてない気象エンタメ小説、ここに開幕!
  • 大きくなる日

    大きくなる日

    小説・文芸
    4.0
    1巻594円 (税込)
    グーパーじゃんけんで人数の少ない方がコート整備をする。それが中学一年の太二が所属するテニス部のルール。ある日、太二は同級生の武藤にパーを出そうと持ち掛けられ、その結果、末永一人が負けてしまう。心にモヤモヤを抱えたまま、太二は翌日を迎えて……。(「四本のラケット」)子供も親も先生も、互いに誰かを育てている。四人家族の横山家の歩みを中心に、心の成長を描いた感動の家族小説。
  • ミチルさん、今日も上機嫌

    ミチルさん、今日も上機嫌

    小説・文芸
    3.6
    1巻594円 (税込)
    45歳、職なし、バツイチ、彼氏なし。ミチルにあるのは元夫から譲られたマンションと貯金の三百万円。若くて可愛くてチヤホヤされたバブルの頃が忘れられず、そうかといって将来に不安がないわけでもない。恋愛、子供、親、仕事。あたし、これからどうするんだろう――。それでもミチルはめげずに前を向く。時代の波に翻弄されながらも懸命に今を生きる女性に贈るハートフルストーリー。
  • 家康の母お大

    家康の母お大

    小説・文芸
    3.8
    1巻594円 (税込)
    水野忠政の娘お大は十四歳で岡崎城主松平広忠に嫁ぎ、嫡男竹千代を産む。だが、実家が織田方に寝返ったため、離縁され、幼い息子と生き別れた。久松俊勝と再婚後、竹千代が、今川義元方へ人質に出されることを知る。わが子の無事を祈るお大は、命がけの行動に……。戦なき世を願う母と、その願いを果たすため天下人家康となった息子。知恵を尽くして戦乱の世を生き抜いた女の波瀾万丈の生涯。
  • 小説版 サブイボマスク

    小説版 サブイボマスク

    小説・文芸
    -
    1巻594円 (税込)
    人影まばらなシャッター商店街。過疎化が進み、ダムの建設予定地になると噂されている故郷・道半町に笑顔を取り戻したい熱血青年団員の春雄は、覆面レスラーだった父の形見のマスクをかぶり、商店街の真ん中で路上ライブを始める。感動で“心のトリハダ”を呼び覚ます謎のシンガー、「サブイボマスク」見参! ファンキー加藤初主演、ハートフル“自虐”コメディ映画のノベライズ。
  • 八月の青い蝶

    八月の青い蝶

    小説・文芸
    4.2
    1巻594円 (税込)
    【第26回小説すばる新人賞受賞作】「わしはずっと八月を、くり返してきたんじゃ」。急性骨髄性白血病で自宅療養することになった亮輔は、中学のときに広島で被爆していた。ある日、妻と娘は亮輔が大事にしている仏壇で古びた標本箱を見つける。そこには前翅の一部が欠けた小さな蝶がピンでとめられていた。それは昭和二十年八月に突然断ち切られた、彼の切なくも美しい恋を記憶する品だった。
  • 挑む力 桑田真澄の生き方

    挑む力 桑田真澄の生き方

    小説・文芸
    -
    1巻594円 (税込)
    日本屈指の名投手、桑田真澄。二度の甲子園優勝やプロ入り後の巨人軍での活躍は、今も人々の記憶に新しい。体格的に恵まれたわけではない彼が第一線を走り続けた陰には、並々ならぬ努力と独自メソッドの確立があった。どうすれば野球は上達するのか。プロを志す野球少年がそれぞれのステージで成長し、長くプレーするための練習法とその指導法を桑田自らが語る!全ての野球関係者へ贈る一冊。
  • 幸いは降る星のごとく

    幸いは降る星のごとく

    小説・文芸
    3.0
    1巻594円 (税込)
    ときは1990年代前半、“女芸人ブーム”前夜。東京の国立大学に通う真名子は、幼なじみの貴子とお笑いコンビ「モンスーンパレス」を結成した。自らの不美人を認識しない真名子と、世間ズレしたOL志望の貴子。笑いとは縁遠い生活を送ってきた彼女たちが、なぜその世界に入り、どう生き延びていったのか。時代によって作り出された“女芸人”の先駆者となる四人の女性の悲哀と幸福を描いた長編小説。
  • ラブコメの法則

    ラブコメの法則

    小説・文芸
    3.5
    1巻594円 (税込)
    博多で映画評論家をしている松田杜夫、独身。見た目は悪くないくせに、彼女なし。一体なにが災いしているのか? そんな彼がシングルマザーの岩佐まち子に恋をした! 甥の裕樹をダシに使い、積極的にアプローチ。そんな中、映画の試写作品盗難事件が発覚する。その取引現場を見たかもしれない彼は、真相を探ることに――。美人でキョーレツなおばたちに振り回されながら疾走する青春恋愛小説!
  • 仙台ぐらし

    仙台ぐらし

    小説・文芸
    3.8
    1巻594円 (税込)
    心配性の作家がつづる地方都市生活の魅力と希望。震災で都市機能がマヒしてしまった体験を持つ仙台。そこに暮らすちょっと心配性で、ちょっと自意識過剰な作家の、軽妙で味わい深いエッセイ。途方に暮れた後にたどり着いたのは「楽しい話を書きたい」という思い。日常のすきまの希望をつづって、読後感も爽やか――。短編小説「ブックモビール」も収録。
  • 笑う風 ねむい雲

    笑う風 ねむい雲

    小説・文芸
    4.0
    1巻594円 (税込)
    ベンジャミンという名のワニと棲むアマゾンの老漁師。氷河を戴くパイネ山塊を目指す馬の旅。見渡すかぎりの草原の国モンゴルで感じた風の匂い。バリ島で遭遇した濃密な闇の中での饗宴。やわらかな砂の海に浮かんだ純白に光る塩の川。父と撮った一枚の古ぼけた写真からはじまる過去へさかのぼる旅。記憶の中でけっして色褪せることのない人々や風景を、写真に切り取り、つづったシーナ世界紀行。
  • 祈りの朝

    祈りの朝

    小説・文芸
    3.0
    1巻594円 (税込)
    高校教師の安優海は、臨月を迎え産休中。大学研究職の夫が寝言で女性の名前をつぶやき、浮気を疑い始める。研究室の女性ではと疑心暗鬼になり、定期健診の後、夫の職場に向かおうとするが……。同僚教師の傷害事件を知らされたり、卒業生と偶然再会したり、予測不可能な事態が次々に起こり……。東日本大震災からの再生と家族の希望を描く。心揺さぶる衝撃の問題作。
  • ひゃくはち

    ひゃくはち

    小説・文芸
    4.0
    1巻594円 (税込)
    地方への転勤辞令が出た青野雅人は、恋人の佐知子から意外なことを打ち明けられた。付き合い出すずっと前、高校生のときに二人は出会っていたという。彼は、甲子園の常連・京浜高校の補欠野球部員だった。記憶を辿るうち――野球漬けの毎日、試合の数々、楽しかった日々、いくつかの合コン、ある事件、そして訣別。封印したはずの過去が甦る。青春スポーツ小説に新風を注いだ渾身のデビュー作。
  • 聖母たちの殺意

    聖母たちの殺意

    小説・文芸
    3.0
    1巻586円 (税込)
    役者のエージェントとして働く美穂。ある日、女子大の同級生で“マドンナ”と呼ばれた笑子が殺され、驚く。しかも殺人の重要参考人である笑子の夫と、やはり女子大の同級生で富裕な人妻の克子とが、居候として家に転がり込んで来た! そして、もうひとりの親友、香は――。卒業後10年、かつてのマドンナたちの恐るべき変貌。すべては時の流れのなせる業なのか!? 仄かな苦さを秘めた大人のサスペンス。
  • 呪いの花園 ミステリー組曲「幻影稼業」

    呪いの花園 ミステリー組曲「幻影稼業」

    小説・文芸
    4.5
    1巻586円 (税込)
    男は、その人形をいとおしむように撫でて、「これを使えばあなたの望みは叶いますよ」と言った…(表題作「呪いの花園」)。夜の街でノッペラボーの“呪い人形”を売る男や、“悪夢”を買わせてくれと頼む黒装束の人物――この世にはあなたの知らない「幻影稼業」がうごめいている! 心の闇に潜むさまざまな願望や欲望の顛末を描いた、異色の連作ホラー6篇。そっと仕掛けられた甘美な毒にご注意。
  • 今夜 誰のとなりで眠る

    今夜 誰のとなりで眠る

    小説・文芸
    3.7
    1巻586円 (税込)
    その自由で奔放な生き方で女たちを魅了した男、高瀬秋生の突然の訃報。大学の同級生だった真以子と協子、秋生の友人と結婚した七恵、一緒に暮らしていた佑美、その職場の同僚じゅん子。ひとりの男の死が、彼と関わった5人の女たちの人生に、さざ波をたててゆく――。30代半ば、もう若くはない、でもやり直せる。それぞれの事情を抱えながら生きてゆく女たちの、新しい旅立ちを描く長編小説。
  • ばけもの厭ふ中将 戦慄の紫式部

    ばけもの厭ふ中将 戦慄の紫式部

    小説・文芸
    3.7
    1巻583円 (税込)
    時は平安。「今源氏」と噂される色好みの貴公子・雅平は、数々の女性と浮き名を流していた。恋文一つ返せないほど奥手な上総宮の姫君、廃屋での逢瀬を約束した昼顔の君など、今夜も恋人と甘い時を過ごすはずの雅平を、紫式部の祟りが襲う!? 『源氏物語』を思わせる怪事に次々と見舞われ、怪異好きの友人・宣能に、たまらず泣きつくが・・・・・・。大人気「ばけもの好む中将」シリーズ、待望のスピンオフ作品。恋を追いかけ、あやかしに追われるドタバタ平安怪異譚!
  • 小説 最後まで行く

    小説 最後まで行く

    小説・文芸
    3.6
    1巻583円 (税込)
    年の瀬も押し迫る12月29日の夜。危篤の母の元に向かうために、刑事・工藤祐司は酒気帯びで車を飛ばしていた。その時、課長から電話が入る。「週刊誌がウチの署に裏金があるって告発記事を書くんだと」――刑事でありながら、反社会的勢力から裏金を貰っていたことをマスコミにリークされた事実も工藤を焦らせる。その極度の精神状態の時、男をはねてしまい、さらにひき逃げという罪まで背負うはめに。死体隠し、裏金のもみ消し、彼を追うエリート監察官・矢崎とのひりつく駆け引き……。同名映画を小説化、圧倒的スピード感で描くノンストップ・エンターテインメント!!
  • おいしい家族

    おいしい家族

    小説・文芸
    4.0
    1巻583円 (税込)
    母の三回忌、実家である都内の離島に帰省した橙花。都会暮らしに疲れた橙花にはちょうどよい休暇だった。故郷に暮らす一つ年下の弟の翠は、スリランカ人女性と結婚し、間もなく新しい命が誕生する予定。実家に着くと、橙花を出迎えたのは、母のワンピースを着た父だった! 唖然とする橙花に追い討ちをかけるように、夕食の席に現れたのは、見知らぬ中年男・和生と、その娘で生意気な女子高生・ダリア。そして父はこう宣言した。「父さんな、あたらしい家族の母さんになろうと思う」。性別、血縁、国籍、あらゆる壁を超えた、あたらしい家族の誕生を描いたユートピア小説。
  • さいはての家

    さいはての家

    小説・文芸
    3.7
    1巻583円 (税込)
    家族を捨てて逃げてきた不倫カップル(はねつき)。逃亡中のヒットマンと、事情を知らない元同級生(ゆすらうめ)。新興宗教の元教祖だった老齢の婦人(ひかり)。親の決めた結婚から逃げてきた女とその妹(ままごと)。子育てに戸惑い、仕事を言い訳に家から逃げた男(かざあな)――「家」はいつもそこにあり、なにも言わず受け入れてくれる。安息を手に入れたはずの住人たちはやがて、奥底に沈む自身の心の澱を覗き込むことになる。傷ついた人々が、再び自分の足で歩きだすまでを「家」とともに描く連作短編集。
  • 鯨の岬

    鯨の岬

    小説・文芸
    4.2
    1巻583円 (税込)
    札幌に暮らす奈津子は、鯨が腐敗爆発する動画を見て臭いを思い出す。後日、釧路の母を訪ねる途中、捕鯨の町にいた幼い頃の記憶が蘇ってくる……。老境の主婦の置かれた生活環境と家族関係を描きながら、その生い立ちと忘れていた過去を掘り起こした彼女は(「鯨の岬」)。江戸後期の蝦夷地野付に資源調査のため赴任した平左衛門。死と隣り合わせの過酷な自然の中で、下働きの家族と親しくなり……(「東陬遺事」/北海道新聞文学賞受賞作)。命を見つめ喪失と向き合う人々の凄絶な北の大地の物語。全二編。
  • 神遊び

    神遊び

    小説・文芸
    3.0
    1巻583円 (税込)
    同窓会に出席するため、七年ぶりに故郷の村を訪れた俊介。その日は、俊介が村を離れるきっかけになった祭りの日だった。七年前の祭りの夜、俊介は友達と五人で村に伝わる「神遊び」をしようと決める。成功すれば願いが叶うが、怖いものに遭うという噂もあって……。小さな冒険心が引き起こした悲劇、そして遺された者たちの後悔の行方は――。表題作ほか三編を収録。神と人をめぐる連作短編集。
  • そこに工場があるかぎり

    そこに工場があるかぎり

    小説・文芸
    4.0
    1巻572円 (税込)
    作家小川洋子氏による、おとなの工場見学エッセイ。あのベストセラー『科学の扉をノックする』の工場版ともいえる本です。精密な穴開け加工を行う工場、お菓子の製造過程を見せる施設、競技用ボートを手作業で作り上げる造船所、多人数用ベビーカーや介護用品を自社一貫生産する企業、ガラス管の加工を手掛ける工房、そして鉛筆の製造における工夫と精神を紹介。幼いころから変わらぬ小川さんの好奇心と工場愛がじわじわ心にしみて、今、日本のものづくりに携わる人々と、繊細で正確な数々の製品のこと、あなたもきっと、とても愛おしく思うようになるでしょう!
  • 路地裏の吸血鬼(吸血鬼はお年ごろシリーズ)

    路地裏の吸血鬼(吸血鬼はお年ごろシリーズ)

    小説・文芸
    5.0
    1巻572円 (税込)
    こんな世の中、間違ってる! 恋も仕事もままならず、貧乏生活を送る峰岸は、夜の路地裏をあてもなくさまよっていた。そんな彼の前に突然現れたのは立派なドア。中に入ると、豪華なステーキとワイン、そして妖しげな美女が彼を待っていて・・・・・・。クロロックが謎の“吸血事件”の真犯人を追う表題作に加え、「吸血鬼の人生相談所」「吸血鬼の出張手当」の2編を収録。人気シリーズ新装版、第32弾!
  • 浮雲心霊奇譚 赤眼の理

    浮雲心霊奇譚シリーズ

    小説・文芸
    3.7
    1~8巻572~847円 (税込)
    時は江戸末期。絵師を目指す青年・八十八は、夜道で幽霊に出くわして以来、奇妙な行動を取るようになった姉を救うため、憑きもの落としの名人に会いに行く。肌が異様に白く、両眼を覆うように赤い布を巻いた男。名を、浮雲という。布の下に隠した赤い両眼で死者の魂が見えるという破天荒な浮雲と行動を共にするうち、八十八の前には新たな世界が見えてきた――。幕末ミステリー、堂々開幕!

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