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車いすメーカーで働く百花の夢は、親友で車いすテニス選手の宝良のために最高の競技用車いすを作ること。高校2年の時、交通事故で脊髄損傷し、車いすでの生活を余儀なくされた宝良を救ったのは、百花が勧めた車いすテニスだった。宝良が日本代表チームに選出され華々しく活躍しているのに対して、新米エンジニアの自分に焦りを感じている百花は、はじめて顧客との面談を担当することになり……。
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Posted by ブクログ
主人公の素直で、真っ直ぐな姿勢が読んでいて好感が持てるし、応援したくなる。車いすのことも勉強になった。Side宝良も楽しみ。
カフネで本屋大賞をとられたからか、本屋にコーナーが作られていた。 鎌倉工房メモリーズの作者さんだったのか。 オレンジ文庫のかなり最初の方に出版されてた記憶が…それ以来なので随分久しぶりに読むなぁ。 ストーリー的には予想通りな展開なのだけど、テニスの試合の描写でどんどん引き込まれた。テニスのルール...続きを読むに詳しくないのに、頭の中に映像が浮かぶ感じがした。 嫌味になりすぎない天然のももちゃんが良い味。 所々にクスッと笑える箇所がより読みやすく感じた。こういう軽やかな感じが好き。 side 宝良 とどちらが先か確認せずに読み始めたが、百花が先であっていたらしい。 side宝良は本日購入してきたので、楽しみ。
あなたは、用途によって『車いす』にも種類があることを知っているでしょうか? “2024パリ・パラリンピック”において、小田凱人さんが『車いすテニス』の男子シングルスで金メダルを獲得されました。普段よく目にする一般的なコートと全く同じ場所で、同じラケットを使い、同じボールを使う、見た目には『普通のテ...続きを読むニス』と同じように行われるのが『車いすテニス』です。しかし、そこには誰もがわかる大きな違いがあります。それこそが、プレイヤーが『車いす』に乗ったままラケットを振り、ボールを打ち返しているところです。 そんな場面をさらによく見ると『車いす』は、私たちが普段目にするものとは異なり、『左右のタイヤに「ハ」の字型の角度がつけられ』ていることに気づきます。そうです。『車いす』とひとことで言ってもそこには種類があり、『車いすテニス』の試合に使用するのは『車いすテニス』という競技で戦うために特別に作られた『競技用車いす』であることがわかります。 さてここに、そんな『競技用車いすを製作』する『車いすメーカー藤沢製作所』で働く一人の女性に光を当てる物語があります。『車いす製作』の”お仕事”を描くこの作品。そんな女性の友人である『車いすテニスプレイヤー』の活躍を見るこの作品。そしてそれは、『車いす』が繋ぐ二人の女性の夢の行き先を描く物語です。 『工場長、こちら調整終わったのでよろしくお願いします』と『仕上がったパイプ』を確認し『親方的存在でもある』岡本に声をかけるのは主人公の山路百花(やまじ ももか)。『おう。こっちもちょうど上がったから頼む』と返す岡本の作業台では『百花が点検調整を行った時にはバラバラだった部品たちが、すでに車いすの完成形をうっすらと感じさせる姿にまでつなぎ合わされてい』ます。そして、『組立ては、担当する仕事の中で一番好きな作業だ』と『最終工程、組立て作業に入る』百花。『車いすはプレイヤーの「足」…この車いすが持つ力を最大限発揮できるように、正確に、丁寧に』と『全神経を集中させる』百花。そんな中、『作業服のポケットから電子音が響』きます。『すみません』と消し忘れていたことを周囲に侘びながらスマホを見る百花はそこに『君島宝良(きみじま たから)』という名が表示されているのを見ます。『これが家族やほかの友人だったら、一度切ってあとでかけ直した』という百花にとって『その名前は特別』でした。許可をもらい外に出た百花は『もしもしっ、たーちゃん?』と語りかけます。『モモ』と返す主は『ワールドチームカップ、イギリスに勝った。明後日に決勝』、『勝ったよ。ギリギリだったけど、サラ・コールマンに』と『世界ランキング7位の選手』の名を出す宝良は、現地が夜中だと説明するとあっけなく電話を切ります。そんなところに『就業時間中に工場抜けてスマホいじってるとはいい度胸だな…』と『百花の指導係』の小田切がやってきました。慌てて理由を説明する百花に『君島選手は勝ったのか』と訊く小田切に『目もとをこす』る百花。それを見て『そうか ー よかったな』と返す小田切。『毎日のように叱りとばされている小田切に温かみのある声で』言われて『涙があふれ』る百花は、『おめでとう。ついにここまで来たんだね、たーちゃん』と思います。 『昭和四十年創業の老舗車いすメーカー』という『千葉に本社を置く藤沢製作所』は、『車いすユーザー』でもある現社長の藤沢由利子が『競技用車いすを作ると言い出』したことをきっかけに社内でのさまざまな議論の先に、『競技用車いすを次々に発表』するようになりました。『二〇一七年にはロンドンの車いすバスケ団体と専属サプライヤー契約を締結。藤沢は世界の「FUJISAWA」として現在も車いすの改良開発に邁進してい』ます。『高校三年の夏にはすでに競技用車いすを製作する仕事に就きたいという気持ちを固めていた』百花でしたが、『学校の先生に相談しても「競技用車いす?そんなのあるのか?」という反応であまり頼りにな』りません。『悩んだあげく』『藤沢由利子さんとお話しさせてください』と『社長を電話口に呼び出し』た百花。丁重に礼を言われるも『来年は採用予定がない』、『もう少し勉強を続けてみては…』と由利子に言われた百花は、『短大の健康科学部に進学』、二年後再び『藤沢製作所』の門を叩きました。『二年前にお電話くださったかたね』と、『最初から社長の藤沢由利子が出席した』『採用面接』で、志望理由を訊かれた百花は『車いすユーザーの友人がいること。彼女は現在、車いすテニスに打ちこんでいること』を説明します。友人の名を訊かれ『君島宝良です』と答えた百花。由利子は『今話題になっているお嬢さんなのよ』と他の面々に説明します。『「いい車いす」とは、どんなものだと思いますか?』とも訊かれた百花は『その人を、自由にする車いすです』と真剣に説明します。『その人が、やりたいことを、やりたい時に、やりたいようにできる…』と宝良のことを思い浮かべつつ語る百花。それに、『私たちも、そんな車いすを作りたいと常に願っています。藤沢の車いすを必要としてくれるすべての人のために』と『ほほえみを浮かべ』る由利子。『この面接から三日後、自宅に藤沢製作所の社名入りの封筒が届』き『震える指で封を開け、採用通知を見た』百花はその場で涙します。そして、『藤沢製作所』で働きはじめた百花の”お仕事”を見る物語が描かれていきます。 “車いすメーカーで働く百花の夢は、親友で車いすテニス選手の宝良のために最高の競技用車いすを作ること。高校2年の時、交通事故で脊髄損傷し、車いすでの生活を余儀なくされた宝良を救ったのは、百花が勧めた車いすテニスだった。宝良が日本代表チームに選出され華々しく活躍しているのに対して、新米エンジニアの自分に焦りを感じている百花は、はじめて顧客との面談を担当することになり…”と内容紹介にうたわれるこの作品。2020年2月20日に刊行された「パラ・スター」と名付けられたこの作品。実は全く同じ書名でこの一ヶ月後の3月19日にも「パラ・スター」という書名で別の作品が刊行されています。その違いは書名に付された「Side 百花」、「Side 宝良」という記載です。そうです。これら二つの作品は二冊で一つの作品となる続編ものなのです。しかし、内容紹介を含めどこにもこの説明がなされておらず注意が必要です。このレビューを読んでくださってこの作品に興味が湧いたという方は 「Side 百花」→「Side 宝良」 この順で作品を手にしてください。逆順でも楽しめないこともないとは思いますが、やはり時系列的にもこれが順当だと思います。 そんな二冊で一つのこの作品は、書名にある二人の女性に順番に光が当てられていきます。まずはこの二人をご紹介しておきましょう。 ● 二人の女性主人公について ・山路百花: 『短大の健康科学部』を卒業後、『車いすメーカー藤沢製作所』に就職。『日常用車いす』を製作する『第一工場』に一年勤務した後、『競技用車いす』を製作する『第二工場』に異動。 → 『車いすエンジニア』になることが夢 ・君島宝良: 『高校二年の秋』、『帰宅途中にトラックに撥ねられ』、『脊髄を損傷して』『へそから下の感覚』を失う。元々『テニスプレイヤー』だったこともあり『車いすテニス』の世界へ。 → 『車いすテニスプレイヤー』としての活躍が夢 百花と宝良は同じ高校の『テニス部』だったという接点を持ちますが、その繋がりがどのように築かれていったかはここでは触れないこととします。この作品には、二人の高校時代を一章まるまるかけて振り返る章があり、そこには鮮やかな”青春物語”が描かれていきます。”青春物語”は、この作品のもう一つの側面であり、阿部暁子さんが最も得意とされる分野でもあります。これから読まれる方には是非この側面にも期待いただきたいと思います。 とは言え、この作品の中心主題は『車いすエンジニア』になるために”お仕事”に邁進する百花と、『車いすテニスプレイヤー』として勝利のために『一年の半分以上を海外』に遠征する宝良を描く物語です。物語はこの両者の活躍を織り交ぜながら描いていきます。「Side 百花」というサブタイトルで百花を中心に描くこの作品にも『車いすテニス』の試合の場面は登場します。少し見てみましょう。『鷹のような眼光が印象的なブロンドの美女で、世界ランキング3位の実力者』というオランダのギーベルと、『ギーベルを見据える目は肉食獣のそれのように鋭い』という『ポニーテールの君島宝良』の第2セットの場面です。 『バウンドを終えた宝良が、黄色の球を握り、高くまっすぐなトスを上げた。車いすに座った状態で、上半身を目いっぱい反らせるサーブフォーム』。 ↓ 『宝良の腕が鞭のようにしなり、風を裂いて飛んだ球は、宝良のトスの時点で車いすを走らせとび出したギーベルの脇を鋭い針のように抜き去った。「15 ー 0」』。 ↓ 『ギーベルも二度目のエースをゆるしはしない。左サイドに移って宝良が打ちこんだサーブを、どんぴしゃのタイミングで間合いに入りこみリターン』。 ↓ 『レフティのギーベルのフォアハンドは強烈で、すさまじい鋭角ショットで叩きこまれた球に、宝良はかろうじてラケットを当てはしたものの球はネットにかかって落ちた。「15 ー 15」』。 ほんの一場面に過ぎませんが、『両者は一歩も譲らず、取っては取られ、取られては取り返す、緊迫のストローク』の場面が描かれていきます。これは思った以上に面白いです。スポーツを描く作品も多々読んできた私ですが、もしかすると『テニス』は初めてかもしれません。しかもそれは『車いすテニス』です。 『ツーバウンドでの返球が認められるなどの多少のルールの差異を除けばほぼ一般テニスと変わらない』。 そんな『車いすテニス』を描くこの作品。プレイヤーの宝良が視点の主となる「Side 宝良」にますます期待が高まる圧巻の描写の連続でした。 一方で、この作品「Side 百花」は、『車いすのエンジニア』を目指して『車いすメーカー藤沢製作所』で働きはじめて一年四ヶ月という百花が主人公となる物語です。そこには、『競技用車いす』がさまざまな視点から描かれていきます。『競技用車いすの国内シェア五割を誇る藤沢製作所でさえ、第二工場で働く人員は百花を入れて八人しかいない』というニッチとしか言いようない分野が『競技用車いす』の世界です。『生活スタイルなどに合わせた一台一台のオーダーメイドが基本』という『車いす』の製作において、『競技用車いすは、そこからさらに選手のコンディションや競技会のプレースタイルの変化など刻々と変わる条件に対応し続けていく必要がある』とされています。そんな『競技用車いす』を製作する『第二工場』で、一番の若手かつ唯一の女性として日々精進していく百花。そこには、『競技用車いす』の世界の”お仕事”を見ることのできる極めて興味深い舞台裏が描かれていきます。 『車いすはプレイヤーの「足」。小さなネジ一本を締める作業にも、まだ見ぬ誰かの身体にふれている気持ちで全神経を集中させる。この車いすが持つ力を最大限発揮できるように、正確に、丁寧に』。 『ユーザーに最適な数値を追求して作成された指示書に従い、各パーツを組み立てていく』百花の姿が全編に渡って繰り返し描かれていきます。そんな中で浮かび上がる『車いすの製作』は『一台一台のオーダーメイドが基本』であり、単なる流れ作業ではないという現実です。そこには、『車いす製作』に想いを込めていく百花の思いがこんな言葉に集約されます。 『この車いすを使う人に、工場で働く自分が会うことはきっとない。でもどうか、この車いすに乗る人が心から自由にコートを駆けられるように』。 この想いに挙げられた『自由』という二文字に百花はどこまでもこだわります。 『その人が、やりたいことを、やりたい時に、やりたいようにできる。その手助けをする車いすです。そんな、その人を自由にする車いすを、わたしは作りたいです』。 そんな想いの先に、『藤沢製作所』で働くことを志し、就職二年目となった今を『競技用車いす』を手がける『第二工場』で誠心誠意尽くす百花。そんな百花をこの道に進めることになったきっかけ、それこそが高校のテニス部で一緒だった君島宝良の存在です。高校入学後、テニス部で知り合った二人。しかし、『一年生ながらも即戦力として』活躍した宝良に対して、ボール拾いの日々を送った百花。対極の存在にあった二人ですが、あるきっかけで深く繋がりを持っていきます。そんな中に宝良を悲劇が襲います。学校からの『帰宅途中にトラックに撥ねられ』、『脊髄を損傷して』『へそから下の感覚』を失った宝良。生きる目標を失った宝良を気にかける百花はこんな言葉を彼女に送ります。 『たーちゃんはパラリンピックにも出るくらいの、最強の車いすテニス選手になって。わたしは、たーちゃんのために最高の車いすを作るから』 そんな言葉の先に『車いすメーカー藤沢製作所』に就職し、先輩社員に教えを乞う日々を送る百花。そんな百花は宝良の活躍を知る中に自身も一つの目標を掲げます。 『わたしは、車いすエンジニアになりたい。その車いすを使う目の前のひとりのために、自分のすべてをさし出して寄り添える、本当のエンジニアに』。 二冊で一つの物語を紡ぎ上げるこの作品。物語は、百花視点で宝良を見る中に、今の百花がなすべきことをはっきりと浮かび上がらせていきます。『車いすエンジニア』の”お仕事”を描くこの作品。そこには〈Side 宝良〉に向けて確かにボールを打ち返す、そんな百花の魅力溢れる姿が描かれていました。 『あれから四年の月日が経つ。それでも一日も忘れたことはない。あの日に交わした約束。あの日の宝良の笑顔。わたしの人生を照らす光』。 そんな言葉の先に宝良のことを思い、『競技用車いすの製作』に想いを込める主人公の百花。この作品ではそんな百花がどこまでも真摯に仕事に取り組む姿が描かれていました。『車いす』に対するさまざまな知識が詰め込まれたこの作品。パラ・スポーツに対する興味が喚起もされるこの作品。 阿部暁子さんの得意とされる”青春物語”と、”障がい”への理解の深さが物語を絶妙に編み上げる素晴らしい作品でした。
はい、遅ればせながら阿部暁子さん『パラスター』です 変人しか出てこない 夢を追い、夢に自分の全部をかけられるってちょっとやっぱり変人だとわいは思う だって普通はそんなん出来ないもの ただ目標に向かって一直線!というわけでもない そりゃそうだ そんなわけがない 山あり谷ありクロード・チアリだ ...続きを読む 百花と宝良の友情がクロード・チアリを乗り越える力にちゃんとなっていて、百花の周りには道標となってくれる変人たちがちゃんといて そんな素敵な物語でした
読み始め 2021.7.21 読み終わり 2021.8.5 この本、めちゃ面白くてあっという間に読んでしまった。車椅子メーカーである藤沢製作所で働く百花と宝良(中学生の時に事故で脚が動かなくなった)の車椅子テニスを題材にした青春小説。百花は小学校の時から、スポーツ万能で強気な女の子宝良に憧れを抱い...続きを読むていた。テニスは先輩たちからも恨まれるくらいの実力者。ある日自動車事故に遭い、下半身不随となってしまったが、百花と観戦に出かけた国際大会をきっかけに車椅子テニスに打ち込むようになった。一方、百花はそんなに宝良を応援、サポートしようと専門学校卒業後、車椅子メーカーである藤沢製作所に入社。 指導社員でもある営業設計の小田切との会話も熱い。今の時期はオリンピックで盛り上がってる時期だし、タイミング的にはぴったりの1冊。 心に残った言葉 藤沢製作所社長の藤沢由利子が仕事で落ち込む百花にかけた言葉。 「持ち前の容量の良さで得たものより、もがいて手に入れた物の方が強いと私は思ってます。」 努力して、手に入れたものはその過程も自信にもなると思った。
まず、車いすのこと、競技用車いすのことをほとんど知らなくて全てが新鮮でした。 エンジニアの百花が未熟な自分に焦って悩んで自己嫌悪に陥ったりしながらも、一生懸命夢に向かって突き進む姿が眩しい。 ユーザーに真摯に向き合い、とことん寄り添って車いすを作りあげる先輩エンジニアの小田切さんも本当にすごい。 ...続きを読む小田切さんの言葉には何度も胸がいっぱいになり目頭が熱くなりました。 全編を通してすごく気持ちを揺さぶられる作品。それに心に響く言葉もたくさん! 温かくて清々しい読後感でした。 『テニスをしても、しなくても、自分の足で走っても、車いすで走っても、宝良は宝良だ。宝良が宝良であってくれればそれでいい。それだけでいい。けれど、願わくば、見つけてほしい。これからの人生を照らす、光を』 『めざす背中は遠く、歩もうとする道はどこまでも果てしない。けれど胸の中に小さくかがやく道しるべを頼りに、ただ懸命に進もう。わたしだからこそ見えるものも、わたしだからこそできることも、きっとある』
若いうちから、やりたいこと、夢を見つけることができた百花が羨ましく思った。 最高の競技用車椅子を作るという目標に向かって一心に突き進む百花に胸が熱くなった。 いじめられっ子だった百花が宝良との出会いにより、自分を変えようと頑張ってる姿、夢を見つけた途端に強くなり邁進する姿が眩しい。 これから百花がど...続きを読むう成長していくのか楽しみなので、続きが読みたい。
・読み終わって感じたこと 仕事への取り組みの原点を再確認できた。 全力を尽くすことの大切さ。 常に相手の気持ちを知ろうと努力をし、相手にとっての最善策を考え、提案、実行していく。それらは、一朝一夕では実現しない。長い時間相手に伴走しながら、ケアを続けながら、進化させていく。
身体と心はつながってるから。 ちゃんとごはん食べて、運動して、お風呂で身体温めて、ぐっすり眠って起きたら、きっと今よりは少しマシになって、次にすべきことが見えてくる。
車いすメーカーでの物語。 エンジニア目線での話で色々と知れて面白かったです。 先にside 宝良を読んでしまった…。
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