Posted by ブクログ
2021年08月05日
読み始め 2021.7.21
読み終わり 2021.8.5
この本、めちゃ面白くてあっという間に読んでしまった。車椅子メーカーである藤沢製作所で働く百花と宝良(中学生の時に事故で脚が動かなくなった)の車椅子テニスを題材にした青春小説。百花は小学校の時から、スポーツ万能で強気な女の子宝良に憧れを抱い...続きを読むていた。テニスは先輩たちからも恨まれるくらいの実力者。ある日自動車事故に遭い、下半身不随となってしまったが、百花と観戦に出かけた国際大会をきっかけに車椅子テニスに打ち込むようになった。一方、百花はそんなに宝良を応援、サポートしようと専門学校卒業後、車椅子メーカーである藤沢製作所に入社。
指導社員でもある営業設計の小田切との会話も熱い。今の時期はオリンピックで盛り上がってる時期だし、タイミング的にはぴったりの1冊。
心に残った言葉
藤沢製作所社長の藤沢由利子が仕事で落ち込む百花にかけた言葉。
「持ち前の容量の良さで得たものより、もがいて手に入れた物の方が強いと私は思ってます。」
努力して、手に入れたものはその過程も自信にもなると思った。