五稜郭残党伝

五稜郭残党伝

605円 (税込)

3pt

3.8

戊辰戦争もあと2日を残し、五稜郭で幕を閉じようとしていた。「降伏はせぬ!」と、陥落前夜、自由を求めて脱出した旧幕府軍の凄腕狙撃兵、蘇武と名木野。逃げのびる二人は、アイヌの土地を蹂躪する新政府の画策を知り義憤に燃えた。だがその背後に迫る、新政府軍残党狩り部隊の足音。酷薄で執拗な追撃戦が開始された…。広大な北海道を血にそめて追われる者と追う者が、男の誇りを賭けて戦う冒険小説!

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五稜郭残党伝 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年01月02日

    近代化の名のもとに、様々なものを踏み潰しながら画一的な規範を押しつける新政府軍。そこから逃れようとあがく「五稜郭残党」=「脱走兵」。
    滅びゆくものの美学と希望を持つことをあきらめない強さ。

    0

    Posted by ブクログ 2011年06月13日

    全1巻。

    幕末、五稜郭で幕軍が降伏するとこから
    物語はスタート。
    タイトル通り、五稜郭の残党の話。
    逃走劇。

    近年発掘された、歴史と合わない遺留品を基に、
    小説としての自由な発想で描かれた時代もの。

    おもしろい。

    短いので、やれ思想だなんだって深さはそんな無いけど、
    行き当たりばったりで事件...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年05月26日

    渋い!!そして、男同士の友情が素敵だ~。

    ストーリーは、五稜郭の戦争が終わるあたりからのはじまりで、そうだよな~。こういう人たちっていたんだろうな~と思ったりしてしまいました。

    0

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