廃墟に乞う

廃墟に乞う

小説・文芸
672円 (税込)

3pt

仙道孝司は北海道警・捜査一課の敏腕刑事だったが、任務がもとで罹ったPTSDのため、休職を命じられている。ようやく回復してきた頃、かつて札幌で起きた殺人事件と同じ手口で、千葉でデリヘル嬢が殺された。これは13年前のあいつの犯行か? その矢先に犯人から接触された仙道は、旧炭鉱町へ向かう(表題作)。リゾート村、札幌の倉庫、競走馬生産牧場…を舞台に、警察手帳も銃も持たない休職刑事が事件に新たな光と闇を見出す、連作警察小説。直木賞受賞作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    廃墟に乞う
  • タイトルID
    :
    175491
  • ページ数
    :
    619ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年06月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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廃墟に乞う のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    休職中の刑事が事件解決。…そんなのアリ?
    とはいえ面白かった。
    事件の捜査員の捜査はもちろん、彼らのプライドを傷つけることなく事件解決。本当に仙道孝司は出来た人間だ。
    それぞれの事件も背景に良くも悪くも人間らしいものがあり、事件解決もホワッとした何か考えさせるような締めくくりで、そこが仙道とリンクしてるようでよかった。

    0
    2020年12月08日

    Posted by ブクログ

    佐々木さんの北海道警の作品です。主人公の仙道刑事は休職中ですがプライベートで事件にかかわっていく作品です。この本は短編のため、非常に読みやすく感じました。

    休職中の刑事が事件に迫っていくので、ちょっと内容も期待してしまいますが、事件の内容よりも、事件の真相というか、裏側の人間関係、人間の心の奥底の感情という、ドロドロとしたくらい感じのものを主人公の刑事を通して表現しているように感じました。

    0
    2021年09月20日

    Posted by ブクログ

    佐々木譲さんの警察もの。安定感のある筆致とストーリー展開はホントに期待を裏切らない。舞台が道内の各所なのも色んな空気感を感じられて楽しい。

    0
    2021年08月01日

    Posted by ブクログ

    私にとってはカウントダウンに続く2作品目となる佐々木譲先生の作品
    カウントダウンは友人からいただいた本だが、、、こちらも同じ友人からいただいた

    カウントダウン同様に北海道を舞台にした作品
    主人公は休職中の刑事という変わった設定の小説

    しかしなるほど
    刑事でありながら休職中という事になると自由度が増すというのか
    それでありながら刑事の洞察力もあり面白い展開ができるものだなと
    どうして休職中になっているかは最後に明らかになる

    本作は短編集となっており、多くが知り合い等から「休職中ならちょっと聞いてくれないかな」というような感じで相談を受けて始まる
    北海道の地理にはそれほど詳しくないですが、主人公は結構色々なところからお声がかかりつつ、それらエリアの所轄警察署に知り合いがいる
    警察官も色々なところで勤務を行うものなのだなぁと

    あとがきに書いてありましたが、佐々木先生は北海道の色々なところを描きたかったとの事ですね
    それに都合が良いのではないかと考えたのが「休職中の警官」という設定との事でした
    描きたい話がありきの設定だったのですね


    毎回、まずは現場を確認したり、聞き込みまではいかないながらも近辺の人に話を聞いて
    と進んでいくのだが、休職中であるがゆえの不自由さもある
    現場担当でも無いのになんでこんなところに来ているのか、なんで聞き込みみたいな事をしているのかという感じで同じ警官側から煙たがられたり

    逆に遺体が見つかっていない(ので事件化できていない)が殺人と思われるような事案にも首を突っ込めるという自由もある

    このキャラクター設定は秀逸
    小説として聞いた事がなく目新しく感じただけかも知れませんが面白いと感じました
    友人からもらった佐々木先生の作品はカウントダウンと本作の2作品だけですが、、、別の作品も読んでみたいですね

    0
    2018年07月03日

    Posted by ブクログ

    仙道さんはいったい何があって休職に追い込まれてしまったのか気になりながら読み進めた。最後でそれがわかって『やっぱりな』という感じで腑に落ちた。ちょっと今までにない警察小説でした。

    0
    2017年12月24日

    Posted by ブクログ

    ミステリーの短編というと中途半端な謎解き物を想像し、ほとんど期待しないで読んだのですが、これはそういった類の物語ではなく、いい意味で期待を裏切られました。
    北海道各地の疲弊の色を帯びた都市を舞台に、そこで起こる其々の事件の背景で繰り広げられる人間模様を、トラウマを抱える求職中の刑事の目を通して描いたヒューマンドラマです。
    1話1話がくどくどとした説明過多ではなく、絶妙の長さと締めくくり方に非常に好感が持てます。
    内容的には弘兼憲史のコミック「人間交差点(ヒューマンスクランブル)」を彷彿させます。というか、そのまま人間交差点の原作にしてしまっても違和感ないくらい作品コンセプトが近いと感じました。

    0
    2017年05月03日

    Posted by ブクログ

    ある事件によるトラウマで休職中の仙道が出会う事件の数々、全6話の短編

    初めての著者作

    全話に割と共通しているのは、
    読者の想像に委ねながら、その"余地"が広いということ。
    しっかりと最後まで描くことは無いだろうが、ちょっと物足りない。
    まるでライブでボーカルがマイクを観客に向けるかのよう。
    そしてその割合が多い。
    そんな印象だった。

    好みの問題でもあろうが、もっとスッキリさせて欲しかったかな。

    0
    2026年05月11日

    Posted by ブクログ

    舞台は北海道。とある事件によってメンタルを病んでしまい休職中の刑事、仙道が主人公。療養中で暇を持て余している彼のもとへ、過去の事件で関わりのあった人々から依頼が舞い込む。休職中で警察権限を使えない仙道だが、警察関係の人脈と地道な調査によって事件を解決に導く…というパターンの連作短編集。

    名前は知ってたけど初めて読む作家さん(多分)
    最初、シリーズものの1冊かなと思ったけど違ったようだ。
    表題作の「廃墟に乞う」は第142回直木賞受賞作。さびれた北海道の町の情景が哀愁を誘う。が、正直なんでこれが直木賞に選ばれたんだろう?と思った。
    仙道は優しい人物なんだろうけど、なんだか人物像がぼんやりしていて掴みどころがなく、一本調子で淡々と物語が進むのでなかなかページをめくる手が進まず、私には少し退屈に感じられた。

    0
    2024年06月10日

    Posted by ブクログ

    任務がもとで心身を耗弱し休職中の刑事仙道のもとにかつての知り合いから連絡が入る。
    殺人事件の容疑をかけられている男性を助けて欲しい。
    北海道を舞台に繰り広げられる6つの連作集。
    休職中の刑事だけに事件に踏み込んでいく訳にもいかないが道警の刑事とのやりとりの中で事件を解決に導いていく。
    連作最後にはその後刑事として復職するであろう仙道の姿が予測できる描写があった。
    彼がここに至るまでの壮絶な体験をした事件の詳細を別な一冊として読みたいと思った。

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    主人公は、過去の事件によるPTSDで休職中の刑事。心療内科を受診しながら、いささか暇を持て余している。そんな彼の元へ、過去何かしらの事件で関わりをあった人達から、相談の形式で事件解決の依頼が入る。それぞれの事件を扱った、6編の連作短編。
    休職中という立場から事件に関わるので、捜査の主体とはならず、依頼者の話から事件周囲の人間関係、その背景を探りながら、真相に近づく。
    推理する構成にもなっているけど、一緒に流れを読みましょうという感じ。緊迫感ばかりの刑事物よりも、好きかもしれない。
    「廃墟に乞う」は、犯人の男の少年時代の家庭背景と過去と現在の事件が悲しい結末となった。

    0
    2023年02月20日

廃墟に乞う の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    廃墟に乞う
  • タイトルID
    :
    175491
  • ページ数
    :
    619ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年06月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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