幸いは降る星のごとく

幸いは降る星のごとく

594円 (税込)

2pt

3.0

ときは1990年代前半、“女芸人ブーム”前夜。東京の国立大学に通う真名子は、幼なじみの貴子とお笑いコンビ「モンスーンパレス」を結成した。自らの不美人を認識しない真名子と、世間ズレしたOL志望の貴子。笑いとは縁遠い生活を送ってきた彼女たちが、なぜその世界に入り、どう生き延びていったのか。時代によって作り出された“女芸人”の先駆者となる四人の女性の悲哀と幸福を描いた長編小説。

...続きを読む

幸いは降る星のごとく のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年11月02日

    1990年代の「女芸人ブーム」を担うことになった、四人の女性たちをえがいた小説です。

    著者のエッセイ作品を連想させる、過剰なまでに饒舌な文体で、お笑いコンビ「モンスーンパレス」を結成する金坪真名子(かなつぼ・まなこ)と安井貴子(やすい・たかこ)という二人の女性の青春時代を中心に、ともざわとみこ、阿...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年01月07日

    物語の語り方、構成については、結末がもうほんと、最後の最後のところでオチがついて、そこに収束するものはあるんだけれど、小説の面白さとしては、ただ雑多(ではないかもしれないけれど)なあれこれの記述・描写にあると思いました。くだけた感じで構成されていますかね。帯に、椿鬼奴さんが「主人公の女性芸人に、あの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月24日

    著者の小説デビュー作は今から40年前に出版された『桃尻娘』。いつだったか、高校生だった私にその本を薦めてくれた姉御がいて、たいそう面白く読んだことを覚えています。そんな思い出を胸に、実に久しぶりにこの著者の本を読む。

    女芸人がまだ珍しかった頃のこと。キャラが確立するきっかけとは実際こんな感じで、「...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年04月29日

    ブスという言葉が頻繁に使われていながら下品さは薄く、なぜか不愉快な思いはわかない。物語に大きなうねりは起こらないが、いまやテレビのバラエティ番組と称されるものに欠かせない存在となった女芸人たちの創成期の息吹が伝わってくる。

    0

幸いは降る星のごとく の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

橋本治 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す