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Posted by ブクログ
2023年の夏フェアで紹介されていて気になって読んだ作品。
「え?」、「ん?」と思わされる展開がたくさんあって面白かった。引き込まれた。百田尚樹さんの「モンスター」と同じくらいページをめくるのが楽しかった。
印象的で好きなシーンが二つある。
音楽教師の小林先生が、声を出して歌わない斎藤多恵に向かって、「音痴でもいいの、大切なのは心を込めて歌うこと」という場面。
もう一つは、静まり返った十和田湖で、斎藤多恵が全裸になって泳ぐ場面。読んでいると自分も開放的な気持ちになれたような気がして良かった。
主人公の神山くんが、ビートルズの曲に心うたれ、結果的に周囲の人間に影響を与えていく。自分にも元気をくれる曲がたくさんある。これからも、それらの曲をたくさん聴いていきたい。
Posted by ブクログ
最高の読後感!!
多感な年頃の中学生が描かれていて、爽やかな感動で胸がいっぱいです。
きっとこれから何回も読み返すことになる一冊になりました。
前半は大人の理不尽やあり得なさににイライラ。
自分に自信のなかった野球部補欠の主人公が、ラジオで偶然耳にしたビートルズの曲をきっかけに変わっていくのがすごく良かった。
野球部のため、大人の理不尽に立ち向かっていく姿には痺れました。
一人大真面目にHなことで悩んでる様子や、思いついた名案にもおバカで吹いたなー。
野球部の絆、友情、初めての恋。
仲間たちとの無茶もバカもいい。
中学生の成長ってすごいなぁって思いました。
グッとくるシーンがいくつもあって何度も泣いてしまった……。
読後すぐ、また読み返してしまうくらい素敵な青春小説でした!
ビートルズがきた時代の世相
1962年デビューしたビートルズはあっという間に日本にやって来た。不良の聞く音楽だと否定する大人たち。大人になりつつある中学生は違った。この小説ではそんな中学生たちが、現代と変わらぬ様に部活動をし、性に目覚め、泣いたりわらったりする日々を書いてあるのだが、現代と違うのはまわりの環境。ビートルズがやってきたことによって、自分の思っていることや考えていることを好きな様に表現できる様になった初めての世代。大人にもおかしいところはおかしい、と言えるようになった。今から50年以上前の話だがその事を感じさせない。当時もいじめはあった。中学生にもなると皆、好きな人ができたり、好きな音楽や映画などどんどん世界が広がっていく感じ。小説の中で何度も立ち止まり、ちょっと本を置き湧いてくる思いに身を任す。そんなただ読み進めることの出来ない小説。人はみな違う様にこの小説を読んでどう感じたか、思わず話しをしたくなる。わたしは、何度も立ち止まり涙した。青春小説と言うジャンルの中でもキラッと光っている小説。恐らく今から50年前の話しだがまだまだあらたな読者を感動させてゆくだろう。
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