• 翼はいつまでも
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    ビートルズがきた時代の世相

    1962年デビューしたビートルズはあっという間に日本にやって来た。不良の聞く音楽だと否定する大人たち。大人になりつつある中学生は違った。この小説ではそんな中学生たちが、現代と変わらぬ様に部活動をし、性に目覚め、泣いたりわらったりする日々を書いてあるのだが、現代と違うのはまわりの環境。ビートルズがやってきたことによって、自分の思っていることや考えていることを好きな様に表現できる様になった初めての世代。大人にもおかしいところはおかしい、と言えるようになった。今から50年以上前の話だがその事を感じさせない。当時もいじめはあった。中学生にもなると皆、好きな人ができたり、好きな音楽や映画などどんどん世界が広がっていく感じ。小説の中で何度も立ち止まり、ちょっと本を置き湧いてくる思いに身を任す。そんなただ読み進めることの出来ない小説。人はみな違う様にこの小説を読んでどう感じたか、思わず話しをしたくなる。わたしは、何度も立ち止まり涙した。青春小説と言うジャンルの中でもキラッと光っている小説。恐らく今から50年前の話しだがまだまだあらたな読者を感動させてゆくだろう。

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    2018年01月16日