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Posted by ブクログ 2023年04月29日
戦争小説。短編集。
どの篇も悲しい。
「帰郷」については少し未来に希望が持てる。二人の先が幸せであることを祈らずにいられない。
「不寝番」ではファンタジー色が強い展開であったが、二人の交流が違和感なく汲み取れ、それでも元に戻った後を想像すると苦しくなる。
他の篇についても救われるものが少なく、諦...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月17日
第二次世界大戦終戦前後の短編4話と、もう少し経ってからのお話し2話。
終戦まで生き延びたのに、事情があって故郷に帰れない復員兵、戦争で家族や家をなくし苦労を強いられた人々のお話。
お陰様でぼんやり生きてるけど、二度と戦争をしてはいけないと思い続けなければいけないな。
浅田次郎さんの本は...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月03日
浅田次郎が描く戦争にまつわる短編集。
と、いっても派手なドンパチは出てこない。
舞台は終戦直後の闇市であったり、作戦中のひと時であったりするが、どの主人公も人には決して言えないような悲しみを抱えて生きるまたは死ぬ様子を描いている。
生きるか死ぬかという瀬戸際になると、愛する妻子や好いた女性が出て...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月01日
戦時中、戦後を生きる人々の短編集。
戦争は終わってもその時に生きていく人々は何かしらの痛みを抱えながら生きていく。
それは戦争に携わった兵士だけでなく、その子供達まで間接的に影響があって、戦争が終わってもなお苦しいこと、辛いことがあるんだなと、各章の主人公の姿を見て感じた。
どうしても戦時中ばかり...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月19日
表題作『帰郷』を始め計6編からなる短編小説集。
収録作品のタイトルを順にあげていくと、
1.『帰郷』
2.『鉄の沈黙』
3.『夜の遊園地』
4.『不寝番』
5.『金鵄のもとに』
6.『無言歌』
すべて、第二次世界大戦を題材にした、戦争がもたらす哀しみや普通の人々の思いを描いた、反戦・非戦小説。
...続きを読む
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