帰郷

帰郷

作者名 :
通常価格 594円 (540円+税)
紙の本 [参考] 638円 (税込)
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作品内容

戦争は、人々の人生をどのように変えてしまったのか。帰るべき家を失くした帰還兵。ニューギニアで高射砲の修理にあたる職工。戦後できた遊園地で働く、父が戦死し、その後母が再婚した息子……。戦争に巻き込まれた市井の人々により語られる戦中、そして戦後。時代が移り変わっても、風化させずに語り継ぐべき反戦のこころ。戦争文学を次の世代へつなぐ記念碑的小説集。第43回大佛次郎賞受賞作。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文庫
ページ数
264ページ
電子版発売日
2019年08月02日
紙の本の発売
2019年06月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

    Posted by ブクログ 2019年11月26日

    北支の夜空にも天の川が渡っていた。満洲の冬の星空は、もっと見事だろうと思う。もしや悪い戦をしたか。だから片山は、俺を不憫に思って泣いたのではないか、と仙波は思った。だが、コーヒーが勝手に売る機械が発明され、こんなにもたくましい兵隊がいるのだから、さほど悪い戦ではなかったのだろう。勝ち敗けはさておき、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月24日

    帰郷できた兵士もできなかった兵士も、ともに共通するのは、人生の始末に向き合って初めて戦争の残酷さを知るということ。正直どの作品も切ないし、史実であってほしくない。でもきっと実際にあったであろう名もなき兵士たちの物語。反戦という言葉を重く受け止め続けたい。

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    Posted by ブクログ 2019年10月15日

    久し振りの浅田次郎さん、戦争に翻弄される弱者を描いた短篇六編。
    なる様にしかならなかった時代、その中で若者は自我をどう持っていたのか。
    考えさせられます。

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    Posted by ブクログ 2019年11月05日

    戦争物は苦手だけど、浅田次郎が近代史を学ぶべきだと言うてたので、読んでて気持ちが落ち込んでいった。
    ただ、浅田が好き過ぎて、最近のはどうもあまりオススメしたいほどにならない…

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    Posted by ブクログ 2019年09月09日

    先の大戦に素材を求めた短編集であるが、浅田の場合、何を伝えるか、読者に何を届けるか、は、わかりやすすぎるほどわかりやすいテーマであって、浅田の真骨頂はそれをいかにわかりやすく伝えるか、響かせるか、という、いわばプレゼン能力にあるということだろうな。

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    Posted by ブクログ 2019年08月30日

    浅田次郎さんの戦争ものは、「反戦!」なんて声高に言わない。
    戦禍にも人情があり、それぞれに温かく、切ない人としての営みがある。
    故に戦争なんてしない方が幸せなのだと痛感する。

    人の優しさに触れ、優しくありたいと思える作品だと思う。

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    Posted by ブクログ 2019年08月19日

    表題作『帰郷』を始め計6編からなる短編小説集。
    収録作品のタイトルを順にあげていくと、

    1.『帰郷』
    2.『鉄の沈黙』
    3.『夜の遊園地』
    4.『不寝番』
    5.『金鵄のもとに』
    6.『無言歌』

    すべて、第二次世界大戦を題材にした、戦争がもたらす哀しみや普通の人々の思いを描いた、反戦・非戦小説。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月15日

    浅田次郎の紡ぐ言葉は、相変わらず美しい。そして、心のひだに分け入ってくる。こういう作家は他にはいない。さすが大御所。

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    Posted by ブクログ 2020年02月01日

    第43回大佛次郎賞受賞作品。戦争を背景に、その時代を生きた人たちの短編集。
    直接のメッセージはないものの、筆者の戦争に対する思いが伝わる作品。

    ■帰郷
    玉砕したと思われた復員兵の独白
    妻と子供に会うために故郷に戻った復員兵が見たものとは?

    ■鉄の沈黙
    ラバエルから高射砲の修理に来た修理工
    そのま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月28日

    戦争によって、翻弄されていった人たちを描いた作品。全6章で、一つの章が程よい量になっていました。
    テレビドラマは何回も拝見していて、それで読んだ気になっていました。会社の方からおススメということで、今回が初の浅田作品でした。
    難しい言葉が多く、なかなか想像しにくい部分もありましたが、戦争の悲惨さは伝...続きを読む

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