短歌の先生が初めて買った歌集は枡野浩一さんの本だったとのこと。
角川短歌賞を最高得点だったのに受賞できなかったことで結社が中心となっている短歌界に対する屈折した想いがあるらしい。YouTubeでもそのあたりを語っている。
こちらはみんながご存じドラえもんをテーマにした短歌。かんたん短歌blogか雑
...続きを読む誌『ぼく、ドラえもん』に投稿された約3600首を掲載。
冒頭に1ページずつイラストを添えて112首の紹介、ドラえもん短歌の秘密を枡野さんがQ&A方式で解説されている。
青空の入道雲はそれはもう配色としてドラえもんです
(うわあ、青空を眺めたらドラえもん!空を見るたび思いだしちゃうね)
いつのまに私をのび太にしてしまうあなたは罪なドラえもんです
(あまーい!と言いたくなる素敵なラブラブカップルの間柄ですね)
スネ夫って粋な髪型してるよな感じで言うと「司」に似てる
(ははは、イラストがまた良い!着眼点が凄い、本当にスネ夫が司に見えてくる)
目の前にどこでもドアがあったならそれを理由に会いに行きたい
(会いたい思いをどこでもドアに託す切なさが伝わって好き)
もう少し素直になれと言う上司スネオになれと聞こえる私
(このちぐはぐさがお互いの職場内でのズレを象徴していて素晴らしい)
好きだった貴方は今の貴方じゃない タイムマシンで過去に行きたい
(フォークソングにでもなりそうな恋愛の歌)