国内小説の検索結果

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  • キミを自転車の後ろに乗せて。
    3.0
    高3の春、花音は恋人の弘人を病気で失った。喪失感から学校にも行かなくなったある日。花音は弘人の残したパソコンの中に、彼の死をまだ知らない「島岡唯」という人物からのメールを発見する。思わず、弘人になりすまして唯にメールを送ってしまった花音。これをきっかけに、悲しみに暮れていた花音の小さな世界が変わり始める――。 彼が残した絆と、永遠の想い…。最愛の人を失った少女が精一杯生きる姿に、きっとあなたも涙する――愛と再生の物語。
  • 妖怪アパートの幽雅な日常1
    4.3
    1~10巻583~726円 (税込)
    共同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉、とてつもなくうまいご飯を作ってくれる「手首だけの」賄いさん――13歳で両親を失った俺が高校進学と同時に入居したのは人呼んで“妖怪アパート”! 次々と目の当たりにする非日常を前に、俺の今までの常識と知識は砕け散る。
  • チョコレートの町
    4.0
    不動産会社の支店で店長の遼は、故郷にある店舗に一時的に赴任する。閉塞的な土地柄や何事にもいい加減な家族を嫌っていたが、友人の結婚問題や、父親の退職にまつわるトラブルなどを経て、見方が変わっていく。そして遼自身も自分を見つめ直してゆく。共感度抜群のエピソードがちりばめられた、青年の成長物語。
  • ハニー★ハント。
    -
    如月高校2年の青山リンは、ワケあって(実は極道の娘)地味っことして生きてきた。なのに、如月高イケメントップヤンキー・知捺に本性を知られちゃって――!? でも、なぜか気に入られたリンは、超絶美形のトップ・知捺、暴れん坊の翔、甘~い顔の奏と一緒に、はちゃめちゃ学園生活を送ることに! 「ワケあって、そっとしといてください」地味っこお嬢×「おちゃめで最強ツンデレ」如月高トップヤンキーズ。コイツらの愛と正義で、地球崩壊!?
  • それでも「好き」って感じたら――。
    -
    入学した高校で、念願の美術部に入った莉緒。そこには2年生ながら副部長を務め、才能もあるエース・由樹先輩がいた。校内でもカッコいいと評判で、どこか大人びた先輩に莉緒は恋をしてしまう。だけど、先輩は部活が終わるといつも美人の顧問・夏目先生がいる準備室にこもってなかなか出てこなくて――。
  • 美っつい庵主さん
    -
    五人の尼がひっそりと暮す尼寺に、突然舞いこんだ女子学生とそのボーイフレンドが巻きおこす珍騒動の中に、新旧世代の自由のありかたを対照させた表題作。丸ノ内の近代的なオフィスに勤務する国際電話オペレーターの日常に潜む鬱屈感を探った『線と空間』など六短編を収録する。厳しい現実に揉まれ男女や親子の確執に悩みながらもささやかな幸せを求めて生きる人々を描く初期作品集。
  • 絶望センチメンタル
    3.6
    今日こそはアイツに復讐しよう。公園のベンチに座ってそう決意する僕の目の前に、女子高生のお姉さんが落ちてきた。 ……アスレチックの上から。彼女は微笑んで言う。 「しようぜ、復讐」 見知らぬお姉さんに引きずられ、僕(=小学五年生)の奇妙な旅が始まった。旅なのか……な? 第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞後、第一作。可愛げのない小学生と、破天荒な女子高生。おかしな二人の奇妙な旅を綴るメランコリック・ロードノベル。
  • 君に続く線路
    3.2
    時は昭和初期。線路を守る保線手として、二十年以上ひたむきに働いてきた三郎。ある日、彼は一人の若い少女が線路の上で倒れているのを発見する――。仕事一筋に生きる純朴な四十男と少女の淡いラヴロマンス。
  • BAD BOYS 囚われの蝶 篇
    -
    1~2巻583円 (税込)
    事故の後遺症から記憶をなくした18歳の少女・雫音は謎の後見人・葉山をたより、ある屋敷にお世話になることに。しかし、そこにいたのは全員葉山に拾われたという不良少年ばかりだった。彼らと暮らすことになった雫音。そして、衝撃の運命が動きだす――。
  • 図書館の神様
    3.9
    「これって青春?」「どうやらそのようですね」ーー。思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問に! 清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。ほか短篇「雲行き」を収録。
  • その罪に、くちづけを。
    5.0
    高校1年の秋、ふみはお隣に越してきた転校生の“コノエタケル”くんに恋をする。無口だけどかっこよくて、本当は優しいタケルくん。でも、彼には“ヒトゴロシ”という噂があって――。
  • VS―最強の男たちに愛された姫―
    -
    セレブが集う“ビル群”に住む高校2年生の杏は、好奇心から危険な街“ファクトリータウン”へ出かけた。そこで出会ったのは同い年の蓮、喧嘩も女遊びも激しいと噂の男。一目で惹かれ合った二人だが、蓮は杏の元カレの弟で――。
  • 茶道部へようこそ!
    -
    ごくフツウの女子高生・水島楓は「お菓子が食べられそうだから」という理由だけで茶道部に入部を決意。だけどそこは学校一の不良の溜まり場だった!! 不良たちに気に入られた楓は茶道部に入ることになって――。
  • 君恋ノート。
    5.0
    平凡な女の子・天は13歳、中学生になったばかり。まだ恋を知らない。ある日の放課後、教室で見かけた他のクラスの男の子ハクくんに恋をしてしまう。その日から、彼への想いを重ねるように、秘密の日記“スマイルノート”に書き綴っていく――。恋と友情を通して、幼い天が成長していく3年間を描いた感動作。
  • 暴走ヒーロー(1)
    -
    1~3巻583~627円 (税込)
    正義のヒーローになることが夢の優奈は、卑怯なことが大嫌い。入学した不良高校の暴走族“牙”の幹部たちに、ふとしたことから気に入られてしまい――!? 美形ぞろいの超人気者の彼らと、超天然でゴーイング・マイウェイな優奈のドタバタな学園生活が始まった!
  • 市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日
    3.6
    8時09分、瑞希は決まらない髪型に悩み、10時24分、貴大は里中さんを好きになる。12時46分、遠足のグループ決めで内海がひとりあぶれ、12時59分、みちるはどうしても嫌いな人に嫌と言えない――。中2思春期、やっかいだけど輝いている、それぞれの事情。野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞受賞者が描く、「今日」の「この時間」。誰もがかつて、そして今、2年C組の誰かだった。
  • 藪原検校
    5.0
    東北の片田舎に生まれた盲人が、根深い差別の中で晴眼者に伍して生きて行こうとした時、彼にとっての武器は何だったか。殺人、脅し、強盗、強姦、数々の悪事を重ねて盲人にとっての最高の権力の座、検校位に登りながら、ついに三段斬りの極刑に処せられた杉の市=二代目藪原検校の非道の生涯を深い慈しみを込めて描く傑作戯曲。ほかに新作文楽「金壺親父恋達引」を収録。
  • 珍訳聖書
    -
    花の浅草ドッグ座の犬芝居、人気ストリッパーのマリアの発作は何と狂犬病。弟の刑事犬も、医学博士犬も真っ青で感染経路の大捜査が始まった。ところが実はこの芝居、南方帰還兵が仕組んだ恐怖の復讐劇だったのでありました。と思ったら、またまた逆転、実は……。エロと笑いと風刺満載の逆転につぐ大逆転劇。この世の真実はどこにある。浅草の救世主はどこにいる。
  • 怪盗ジバコ
    4.0
    1巻583円 (税込)
    史上最強の怪盗が現れた! 全世界を股にかけ、これまでに盗んだ額は一国の国家予算をはるかに超える。南海の孤島のヤシの実から共産圏の金の延棒まで、盗めるものは何でも盗む。48を越える国語を自由にあやつり、老若男女どんな人間にも姿を変え、その正体を誰も知らない――ジェームズ・ボンドや明智小五郎もお手上げの、「怪盗ジバコ」のユーモアあふれる活躍を描く連作8編。
  • また会う日まで
    3.9
    高校の修学旅行の夜。鳴海くんとの間に感じた、恋とは違う、何か特別な感情……七年後、会社員になった有麻は、それを確かめるべく、東京に行くついでに、彼に会ってみようと思い立つ。はたして鳴海くんは、同じあの時間、何を感じていたのか?せつない一週間の東京観光を描くロングセラー!

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  • 筒井康隆劇場 スイート・ホームズ探偵
    -
    1巻583円 (税込)
    閑静な住宅街で発生した連続幼女殺人事件! 幸せな家庭の美しく優しい母親の前歴は? そして変質者でいっぱいの登場人物たちのうち、いったい誰が犯人なのか? 謎と笑いに満ちた傑作推理劇の表題作。時空を飛び越え、人類永遠のテーマ母子相姦を描く怪作「俊徳丸の逆襲」。ほかに「ひとり」「部長刑事―刑事たちのロンド」「若くなるまで待って」をおさめるバラエティー編。

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  • 検事 霞夕子 風極の岬
    -
    夕子は北海道釧路地検に転勤になった。東京とはすべてスケールの違う生活に戸惑うなか、事件が発生した。廃業したリゾートホテルで、白骨死体が見つかったという。そして現場に残る酒盛りのあと。捜査に加わる夕子の目が光る――「札幌は遠すぎる」ほか3編収録。北の大地に渦巻く人間関係のあやを、かすかな違和感、些細な痕跡を手がかりに解きほぐす、検事・霞夕子シリーズ第3作。

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  • バカが全裸でやってくる
    3.5
    バカが全裸でやってくる。僕の夢は小説家だ。そのための努力もしてるし、誰よりもその思いは強い。しかし努力と環境では、才能は覆せない日々が続いていた。お話をつくることを覚えた子供の頃のあの日から、僕には小説しかなかった。けれど僕は天才じゃなかった。小説家になりたくて、でも夢が迷子になりそうで。苦悩する僕のもとにやってきたのは、全裸のバカだった――。大学の新歓コンパ。そこにバカが全裸でやってきた。そして、これが僕の夢を叶えるきっかけになった。こんなこと、誰が想像できた? 現実は、僕の夢である 『小説家』 が描く物語よりも、奇妙だった。
  • 押し出せ青春
    3.2
    三段目力士・桐疾風の波瀾万丈の物語 名古屋場所6日目。入門2年目、三段目東三〇枚目の桐疾風は、新幹線に乗るために急いでいた。部屋唯一の関取・激浪関の付き人を振り切ってきたのだから、帰ったら半殺しの目にあうかもしれない。でも、もうすぐ会える恭子姉さんと純ちゃんの笑顔を思い浮かべていた――。大志を抱いて入門した訳でもなかった彼が、次第に相撲への情熱をみなぎらせていく、恋あり、誘惑あり、病気あり!?の波瀾万丈の痛快物語。
  • ツインズ twins―続・世界の終わりという名の雑貨店
    3.4
    君が亡くなり独り残された僕は、君の最期の手紙に返信を書き始める。それは、二人の出逢いから別離までを描いた小説とも読めるものだった。僕はその文章に「世界の終わりという名の雑貨店」と題名をつけ、出版社の知人に送った。それが編集者の目に止まり、僕は小説家としてデビューすることに。  処女作は予想外に売れ、新作を期待されたが、いつしか僕は、以前にも増して死を思うようになる。そして洗礼を授かり訪れた教会で「彼女」と出会うのだが…。 『ミシン』所収の名作「世界の終わりという名の雑貨店」の続編として描かれた切ない純愛長編。

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  • 人間は考えるFになる
    3.8
    文系教授(哲学)・土屋賢二と理系助教授(建築学)・森博嗣。発想も思考も思想も性質もまったく異なる2人が、6回にわたって行ったトークセッション。小説の書き方から大学の不思議、趣味の定義、友人は必要なのかという根源的な問いまでを軽妙かつ神妙に語りつくす。読むと学びたくなる絶妙「文理」対談! (講談社文庫)
  • 苺畑の午前五時
    3.0
    ビートルズを愛した少年の60年代青春小説 〈小学六年の正月に、亮二はお年玉でポータブル電蓄を手に入れた。三千円であった。その電蓄を買って一か月も経たないうちにビートルズが日本でレコード・デビューをしたのである。ビートルズはそれまで亮二が聴いていたポピュラー音楽とは、全く異なったものであった。それからの亮二の小遣いは、その殆どがビートルズに費やされることになったのである。……発売されるビートルズのシングル・レコードは、すべて買った。LPレコードを買うために、昼食のパン代もためるようになった。いまの調子でいけば、二学期に入ってすぐにLPが一枚買えるはずである〉 ――1963年から70年代まで、少年は中学高校と成長していく。淡い恋、性への憧れ、そして音楽。ジョンやポールがとても大切だったのと同じように、愛する恋人を抱きしめて彼は時代を駆け抜ける。 エヴァーグリーンな青春小説の名作が甦る。

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  • ウメ子
    3.9
    ン年前の子ども時代を舞台にした、著者初の長編小説。 ウメ子は変わっている。ウメ子はふつうの子とちがう。初めて会った日から、みよはずっとそう思ってきた。ロビンフッドのような服装に、勇敢な行動。みよは、ウメ子の魅力に夢中になった。そんなある日、謎の紙芝居屋さんが現れ、行方不明だったウメ子の父さんの居場所が・・・。人と人が共感で結びついていたあのころ。誰もが貧乏で、さげすみもひがみも感じさせなかったあの時代。人間関係のむずかしい現代から、懐旧の世界に導かれる。人気エッセイストの阿川佐知和子さんが子ども時代の経験に想を得た、初の長編小説。坪田譲治文学賞受賞作品。

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  • ランウェイの恋人1
    4.0
    1~3巻583~693円 (税込)
    友情・恋・女同士のバトル…モデルの世界を舞台にした新しい青春小説の誕生! 亜希は、福岡県の小さな島からモデルを目指し、上京。彼女をスカウトしたモデル事務所の敏腕マネージャー直子、そして彼女の娘でカリスマモデルの唯が住む高級マンションに同居することになる。 天真爛漫な亜希に、次第に心を開く唯……。しかし唯の元彼で、今も気持ちの残る人気カメラマン・カツキが、亜希に近づき、彼女がショーモデルとして頭角をあらわすようになると、次第にライバル視するようになる。 そして、二人の「直接対決」となった東京コレクションで、ある事件が起き、亜希はマンションを出ることに。すれ違いが続く二人だったが、そんな折、唯の母・直子が倒れてしまう--。 華やかだけど、厳しいプロのモデルの世界を舞台に、恋、友情、女同士のバトルを描いた新しいガールズ青春小説の誕生です。

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  • お嬢様と執事[上]
    -
    高校1年生のひなは超貧乏で、バイト三昧の日々を送っていた。だけど、16歳の誕生日、自分が超お金持ちのお嬢様であることが発覚! いきなりイケメン執事が迎えにきた!!勉強からマナー、果てはキスの仕方まで(!?)…意地悪執事のドキドキスパルタ指導に翻弄されつつ、ひなの生活はゴージャスに急展開!!
  • 覇王 Blue Moonstoneの姫[上]
    5.0
    大好きな父母と兄が通っていた、あこがれの青嵐学園高校に入学したみどり。人を惹きつける不思議な魅力を持った彼女に、まわりの友達はみんな振り回されっぱなし。ある日、イケメン揃いのチーム覇王の総長と出会って――!?
  • 絶対にみちゃダメ![上]
    -
    超セレブ学院に“特待生”で転入してきた高校2年の小町は、初日に理事長の孫・虎から突然プロポーズされる! さらに虎の猛アタックから助けてくれた美人の友達・雅には秘密があって!? しかもいきなり××されちゃって、小町の学園ライフはどうなる!?
  • Ocean Blue 運命のカレは最強暴走族(1)
    1.0
    お嬢様学校に通う高校2年生の華。ある想いを叶えるため日本に残ることにした華が、海外へ行く両親と交わした約束は“完璧なお嬢様”として高校を卒業すること。男勝りな華がお嬢様に慣れてきたころ―― 青い瞳をもつ龍に出会う。龍は全日本の頂点に君臨する“青竜”総長で…この出会いをきっかけに華の運命が大きく動き出す――。
  • 君空 スペシャル・バージョン[上]
    -
    大ベストセラーケータイ小説「恋空」の別視点バージョン。恋人との出会い、切ない別れ、永遠の瞬間―著者である美嘉の実体験をもとに描かれた恋物語を、主人公の恋人・ヒロの目線から描く。ヒロと美嘉は、幾多の試練を乗り越え、幸せな時間を過ごしていた。しかし、高校2年生の春、ヒロは医者から癌に冒されていることを告げられる。この先、美嘉を幸せにできないと考えたヒロは、病を隠したまま美嘉に別れを告げる決心をし―。
  • 隣のアイツ~Coolな彼氏と甘い恋~[上]
    -
    1~2巻583~594円 (税込)
    高校1年生の美樹は、彼氏の准が“好き”と言ってくれなくて超不安。准の気持ちがわからないのが辛すぎて、別れを切り出した美樹。それを知った別の男子から告白されてしまう。その時、美樹を取り戻しに准が現れて…… 「好きだっつーの」。クールだった准の本心が明かされる!?
  • トリカエッコしよ☆[上]
    -
    未音(♀)と理音(♂)はソックリな双子。別々の高校へ入学したけど、未音の強引な提案である日2人はそれぞれになりすまして学校へ。そしたらなんと、ちょー可愛い亜季ちゃんと、同級生の仁から告られちゃった!? みんなを巻き込んで恋の大騒動がスタート!
  • ××なアイツ。[上]
    -
    1~2巻583円 (税込)
    高校1年生のリナは、櫻木グループの社長令嬢。16歳の誕生日に突然、パパからグループの社長にされてしまう! さらに、青沢グループ若社長との結婚まで決められてしまって…。しかもなんと、相手はクラスメイトの超イケメンで――!!! ドSな超イケメンと毎日一緒。ドキドキ、甘々の同棲生活が始まる★
  • 甘くて苦い雨―初恋―(1)
    3.0
    高校3年生の美雨と春は、男嫌いと女嫌いで有名。でもなぜかもててしまう2人は、騒がしい周りから逃れるために、偽の彼カノ関係をはじめることに――。ふとしたことで始まった偽の関係だったのに、2人はいつしかお互いが気になっていく。
  • 紙婚式
    3.7
    一緒に暮らして十年、小綺麗なマンションに住み、互いの生活に干渉せず、家計も完全に別々、という夫と妻。傍目には羨ましがられるような二人の関係は、夫の何気ない一言で裂けた。一緒にいるのに満たされない、変化のない日常になってしまった結婚のやるせなさ、微かな絆に求めてしまう、そら恐ろしさ。表題作「紙婚式」ほか、結婚のなかで手さぐりあう男女の繊細な心の彩を描いた、直木賞作家の珠玉の短編集。
  • 正直な娘
    3.0
    青春小説+恋愛小説の傑作、待望の電子化! 「世界は変えられないと知ったから、わたしは自分のほうを変えることにした」――タレント志望の栞、ロックファンでイギリス留学を夢見るサチ、仕切り屋で優等生の裕子、ヤンキーではからずも妊娠してしまう矢野、そして精神を病んで転校する萌絵。5人の女ともだちと恋人の岸田くんとの交流。「わたし」の15歳から16歳までの青春を、みずみずしい文体で描いた傑作。絶賛を博した長篇小説を電子化。 <思春期の少女の世界を描いたこの作品の、一人称の語り口は綿菓子のようだ。それはティーンエイジの美しさとともに、危うさを想起させる>(井上荒野さん) <人生のこの時期だけの、誠実さや狡猾さ、臆病さや陽気さ。冒頭を読んだだけで私は嬉しくなってしまった。ああ、健気で厄介な女の子たち!>(江國香織さん)

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  • 坂本ミキ、14歳。
    3.5
    大家族を支える、ハードボイルド中学生! 坂本家はサザエさんちと同じ七人家族。ニートの父親、息子溺愛の母親、サプリ漬けのおばあさん、大仏似で短大生の長女、美少女不思議ちゃんの高一次女、いじめに悩む優秀な中一長男。そんな一家を支えているのは、三女のミキ、中学二年生。しかし、彼女はいじめられっ子をかばったことからクラスで孤立し、家族にも崩壊の足音が忍び寄る。問題家族といじめに立ち向かう一年間を14歳の瑞々しい視点で描く、ほろ苦くもあたたかな青春小説。第一回きらら文学賞受賞作『ア・ハッピーファミリー』を改題し、待望の電子化。

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  • 僕等がいた
    4.0
    映画「僕等がいた」ノベライズ本!映画の魅力を余すところなく描いた切ないラブストーリー! 『このずっと続く空の下、あなたは今どこにいますか? 今日は誰と会い、どんな話をして、どこへ行きましたか? 最後に私を思い出したのはいつですか? 今、誰を愛していますか?』 少女漫画界の頂点を極める「僕等がいた」が待望の映画化。北海道・釧路を舞台に、高校時代、互いに惹かれ合い、愛を確認しあった高橋七海と矢野元晴。しかし、運命に翻弄され、引き裂かれ、それでも永遠の恋を信じ、ひたむきに生きてきた6年に渡る二人の人生をドラマチックに描きます。 本書は、映画の脚本を原案にしたノベライズ本。「僕等がいた」ファンはもちろん、コミックスを読んでいない初めて「僕等がいた」に触れる方にも、その魅力を余すところなくお伝えします。初恋の喜び、避けられない運命に引き裂かれる切なさ、そして感動のラスト。恋の現役の方から、忘れられない恋を胸に秘めている方まで、男性にも女性にもぜひぜひお手にとっていただきたい1冊です。

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  • 月9 呪われた女たち
    3.2
    野心、嫉妬、復讐…女達の壮絶な心理バトル! 一度は脚本家として成功を手中にし、自信過剰でどこまでも自己愛の強い弓絵。弓絵の陰に隠れながらも、成功を目前にし胸の中で強烈な野心を燃やす晴子。二人は「親友」ではあるが、人気ドラマ枠の脚本家というポジションをめぐり激しく火花を散らしていた。 そんな二人が、ある事件に巻き込まれた。きっかけは、弓絵が海外土産として晴子に渡した呪いの人形。その日から、二人の運命が変わっていく……。 本書は、テレビ業界を舞台に女同士の壮絶なバトルを描いたサイコサスペンス。弓絵と晴子、二人に取り入る若い脚本家志望の女、さらに弓絵が激しいライバル意識を燃やす「業界の女王」が絡み合い、激しい闘いが繰り広げられる。野心、嫉妬、自己愛、復讐心、闘争心……その生々しい描写には、女性なら誰もがドキッとさせられるはず。

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  • コルシア書店の仲間たち
    3.8
    かつてミラノに、懐かしくも奇妙な一軒の本屋があった。そこに出入りするのもまた、懐かしくも奇妙な人びとだった。女流文学賞受賞の筆者が流麗に描くイタリアの人と町。(解説・松山巖) ※この電子書籍は1995年11月に刊行された文春文庫を底本としています。
  • 秋の花火
    3.5
    今度の恋は、低く静かな旋律 人生の秋を迎えた男と女が、生と死を見すえつつ、深く静かに心を通わせる。 閉塞した日常に訪れる転機を、繊細な筆致で描く短篇集 彼の抱えた悲しみが、今、私の皮膚に伝わり、体の奥深くに染み込んできた――。 人生の秋を迎えた中年の男と女が、生と死を見すえつつ、深く静かに心を通わせる。 閉塞した日常に訪れる転機を、繊細な筆致で描く短編集。 表題作のほか、「観覧車」「ソリスト」「灯油の尽きるとき」「戦争の鴨たち」を収録
  • 風味絶佳
    3.8
    作家生活20周年におくる、恋愛小説の最高傑作 「甘くとろけるもんは女の子だけじゃないんだから」。恋の妙味を描く珠玉の6篇。20年目のマイルストーン的作品集。谷崎賞受賞作 70歳の今も真っ赤なカマロを走らせるグランマは、ガスステイションで働く孫の志郎の、ままならない恋の行方を静かに見つめる。 ときに甘く、ときにほろ苦い、恋と人生の妙味が詰まった小説6粒。
  • 蝶

    4.3
    三島由紀夫、中井英夫、澁澤龍彦らの系譜を継ぐ“美の幻視者”皆川博子の一頂点を示す珠玉の短篇集! 男がインパール戦線から帰還すると、妻は情夫と同棲していた。二人を銃で撃ち下獄した男は、出所後、小豆相場で成功。北の果ての海に程近い「司祭館」に特攻帰りの下男とともに暮らす。ある日、そこに映画のロケ隊がやってきて……。戦後の長い虚無を生きる男を描く表題作ほか、現代最高の幻視者が綴る、詩句から触発された8つの短篇。 「空の色さへ」はポオル・フォル、「蝶」は別所真紀子、今井豊、音羽和俊、「艀」「龍騎兵は近づけり」は横瀬夜雨、「想い出すなよ」はロオド・ダンセイニ、「妙に清らの」はハインリッヒ・ハイネ、「幻燈」は薄田泣菫、「遺し文」は伊良子清白の詩歌が引かれている。 解説・齋藤愼爾
  • 恋愛仮免中
    3.6
    人の数だけ、恋の形はある。 奥田英朗、荻原浩、原田マハ、窪美澄という実力派の直木賞・山本賞作家に、新鋭の中江有里を加えた、豪華執筆陣によるアンソロジー。テーマは“恋愛”。 28歳の彩子は、付き合って3年の恋人が相談もなく会社を辞めたことにショックを受ける。女友達は条件のいい男を紹介してくれ、彩子は恋人との別れを考え始めるが……。(奥田英朗「あなたが大好き」) 16歳の僕は、夏を海で過ごすためにばあちゃんの家に来た。夕暮れの砂浜で、その人は子守歌を歌っていた。……とても悲しそうな声で。(窪美澄「銀紙色のアンタレス」) 1969年、中学生だった僕と彼女は50年後に一緒に宇宙に行く約束をした。その年まであと4年のいま、彼女は病院のベッドの上にいる。(荻原浩「アポロ11号はまだ飛んでいるか」) 生まれも育ちも京都の善田は、半年前に妻を亡くし、会社を追われ、タクシー運転手となった。ある日、ボストンから来た老婦人をタクシーに乗せ京都を案内することに……。 (原田マハ「ドライビング・ミス・アンジー」) 両親が離婚したミサトは、クラブを経営する母親行きつけの美容院のシャンプーボーイと、偶然海の家で会うが……。(中江有里「シャンプー」) 人の心が織り成す、甘くせつない物語を集めました。
  • あめふらし
    3.7
    夢かうつつか、現実とも異界ともつかぬ和風幻想譚 死者のタマシイを拾ってきてはつなぎ止め、河を渡らせない〈あめふらし〉。そんな男が摩訶不思議な仕事の数々を引き受けてきて……
  • 岸辺の旅
    3.7
    あまりにも美しく、哀しくつよい傑作長篇小説 なにものも分かつことのできない愛がある。時も、死さえも――ミリオンセラー『夏の庭』、名作絵本『くまとやまねこ』の著者が描く珠玉の物語
  • おまえじゃなきゃだめなんだ
    3.7
    ジュエリーショップで、婚約指輪を見つめるカップルたち。親に結婚を反対されて現実を見始めた若い二人と、離婚を決めた大人の二人。それぞれの思いが形になる光景が胸に響く「消えない光」他23編。人を好きになって味わう無敵の喜び、迷い、信頼と哀しみ、約束の先にあるもの――。すべての大人に贈る宝石のような恋愛短編集!
  • 夢うつつ
    3.0
    霧で視界が遮られる中、邦彦はタクシーで自宅へ戻ろうとする。けれどその運転手は死んだはずの幼馴染で(「どっちだ?」)――「どんな慎ましやかな、地味な生であったとしても物語の宝庫となりうる」というあさのあつこが、新たに試みた意欲作。日常生活の一場面を綴ったエッセイから一転、現実と空想が交錯する物語が展開される、6つの連作短篇集。ファンタジックで哀しく愛おしい作品群は必読!
  • ありふれた人間関係論よりイソップ童話
    5.0
    1巻579円 (税込)
    「アリとキリギリス」「北風と太陽」「ウサギとカメ」……誰もが知っているこれらの物語は、イソップというギリシャ人が考え出した寓話です。彼は当時の政治や社会を風刺するために、この『イソップ童話』を書いたのだといいます。つまり、ここに描かれているキャラクターたちは現実にいる人間をモデルにしており、私たちは彼らから人間関係のコツを学ぶことができるのです。本書では心理カウンセラーである著者が、イソップ童話を用いて身近な人間関係の悩みをカウンセリング。人と気持ちよく付き合うノウハウを紹介します。「誠実さは何よりの宝――金の斧と銀の斧」「その場に応じた対応をしないとうまくいかない――獣の国と鳥の国」など、気軽に読めて役立つ話が満載。人付き合いがラクになること間違いなしの一冊です。さあ、あなたもイソップの動物たちといっしょに、人間関係に強くなりましょう!『イソップ物語に隠された人間関係の成功法則』を改題。

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  • 杜ノ国の神隠し
    値引きあり
    2.7
    1~4巻577~592円 (税込)
    壮大な物語が、はじまる。 文庫オリジナル書下ろし 古代和風ファンタジー 真っ赤な炎が目に入る。 ここは、どこ――。 大学生の真織は、どこか神社のような暗がりのなかで、“その少年”に出逢う。 生き神としてまつられる神王・玉響に。 「これぞファンタジー。とにかく面白かった」(書店員) 「情景描写が優れていて、非現実的な世界が想像しやすい」(図書館員) 父母を亡くした二十歳の大学生・真織は、ふしぎな光に誘われ、春夏秋冬の豊かな森にのびた真っ白な道を通りぬける。 真っ赤な炎と袴姿の少年。 神社の境内のような場所で“何か”が行われている。 「誰かいるのか?」と呼ぶ声が――。 いま、壮大な物語の幕が上がる。 古代和風ファンタジー、登場! 〈文庫書下ろし〉
  • うたかたモザイク
    値引きあり
    3.9
    甘くてスパイシーで苦くてしょっぱい、人生の味わいを詰めこんだ17の物語。どんな人にも、どんな日々にも、凸凹や濃淡、裏表はかならずあるから、そんな欠片を集めたこの本のなかに、自分に寄り添う物語がきっとある。文庫化に際し「魔法少女ミラクルミルキー」「大阪の叔父さん」「前夜」「ムーンライダー」を収録。 sweet / spicy / bitter / salty / tasty 第171回直木賞受賞作『ツミデミック』で話題の著者、 一穂ミチの色とりどりの欠片をちりばめた、味わい豊かな作品集 あなたの思いや生きかたが きらめき、翳(かげ)り、     揺らいで、にじむ。
  • スモールワールズ
    値引きあり
    4.4
    ※本作品は、2021年発売の単行本版『スモールワールズ』を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。 2022年本屋大賞第3位  第43回吉川英治文学新人賞受賞! 共感と絶賛の声をあつめた宝物のような1冊。 夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人ーー書下ろし掌編を加えた、七つの「小さな世界」。生きてゆくなかで抱える小さな喜び、もどかしさ、苛立ち、諦めや希望を丹念に掬い集めて紡がれた物語が、読む者の心の揺らぎにも静かに寄り添ってゆく。吉川英治文学新人賞受賞、珠玉の短編集。 ままならない、けれど愛おしい 「小さな世界」たち。
  • とにもかくにもごはん
    値引きあり
    4.1
    わかるよ、みんないろいろあるけどさ――。 ほら、あたたかいごはんを食べれば、きっと元気になれるはず! 子ども食堂を舞台に、市井の人々の生きづらさと希望を描く、読んで「美味しい」老若男女群像劇の傑作。 営業時間は午後5時から8時まで。 亡き夫との思い出をきっかけに松井波子が開いた「クロード子ども食堂」。 スタッフは、夫とうまくいかない近所の主婦や、就活のアピール目的の大学生。 お客さまは、デートに向かうお母さんに置いていかれる小学生や、娘と絶縁し孤独に暮らすおじいさん。 子どもも大人もお年寄りも、みんなまとめていらっしゃい! うまくて泣ける、心温まる絶品群像劇!
  • 銀行裏総務(上) 研次郎事故簿
    値引きあり
    -
    1~3巻577~691円 (税込)
    不祥事もみ消しに奔走する男、水方研次郎、42歳独身。金融再編渦中の大手都銀の、総務部付き特別調査役。行内に起こるトラブルのもみ消し屋である。持ち逃げ、隠匿、強盗、不倫まで、終りのない銀行内事件に対し、休みなく処理に奔走する研次郎に、頭取じきじきの密命が下る。それは、次期頭取候補の身上調査だった。だが、その矢先、大阪・梅田支店長が誘拐された。銀行不祥事を抉る快作。上下巻。(『銀行屋研次郎事故簿』を改題)
  • 草薙の剣(新潮文庫)
    値引きあり
    3.8
    1巻577円 (税込)
    草を薙いで野火の大難を防いだといわれる神剣――草薙の剣。12歳から62歳まで、6人の男たちとその父母、祖父母が経験した、戦前、戦後、学生運動、オイルショック、バブル、オウム事件、2回の震災、そして現代まで、そこに生きる人間の姿をつぶさに描くことで、「時代」という巨大な何かを立ち上がらせた奇跡の長編小説。知の巨人にして時代の感性だった橋本治の文業40年の結晶。野間文芸賞受賞。(解説・末木文美士)
  • 近いはずの人
    値引きあり
    3.4
    2019年本屋大賞2位『ひと』で話題の著者が贈る、死に別れた妻の本当の姿を探す物語。 突然、交通事故で妻が死んだ。 わずかな繋がりを求め、妻の携帯電話のロックを解こうと「0000」から打ち込みはじめる俊英。 しかし、ついに解いて目にしたのは、事故当日に妻と“8”という男が交わしたメールだった。 <19時前に着けると思います。待っててね、エミリン> <エミリンは待ってます。お茶でも飲んで待ってます> “8”とは誰か? 妻とはどういう関係だったのだろうか。 妻の姉や友人に会い、彼女の足跡を辿るうち、怒りや哀しみとは別の感情が頭をもたげ――。 残された夫は再起できるのか。感動が胸を満たす物語。 313ページのたったひと言に、あなたはきっと涙する。
  • 愛しき哉
    値引きあり
    5.0
    恋に破れた長女、姉の許婚者にひそかな想いを寄せる次女、陰影の濃い男性にプロポーズされた三女、そろって青春の岐路に立った可愛い三人娘に、父親はとまどう。不憫な思いをさせたくない親心とは裏はらに、嫉妬、背信に苦しむ母を知らない娘たち。それを優しく抱く父の心を、あますところなく描いた傑作長編。
  • 海峡の鎮魂歌
    値引きあり
    3.7
    昭和9年春、函館の潜水夫・泊(とまり)敬介は、時化(しけ)る海と吹き荒れる風に妙な胸騒ぎを感じていた。予感は的中し、猛火が街を襲う。妻子と母を探し歩く敬介だったが。さらに昭和20年の空襲、昭和29年の洞爺丸沈没。立ち直ろうともがく敬介に、運命は非情な仕打ちを繰り返す……。仙台在住の著者が震災から半年後、悩み迷いながら筆をとった、再生と希望の長編小説。『烈風のレクイエム』改題。
  • 命の遺伝子
    値引きあり
    3.5
    ベルリンでの講演直後、天才遺伝子科学者トオル・アキツは何者かに攫われ、爆破事件で吹き飛ばされた男の手首を見せられた。四十代のものに見える手首の主は、生きていれば百歳を超えるナチス武装親衛隊の大佐だという。謎を解明するためブラジルの奥地へ向かったトオルの前に、ナチスの壮大な陰謀が姿を現す。
  • 八甲田山死の彷徨
    値引きあり
    4.3
    日露戦争前夜、厳寒の八甲田山中で過酷な人体実験が強いられた。神田大尉が率いる青森5聯隊は雪中で進退を協議しているとき、大隊長が突然“前進”の命令を下し、指揮系統の混乱から、ついには199名の死者を出す。少数精鋭の徳島大尉が率いる弘前31聯隊は210余キロ、11日間にわたる全行程を完全に踏破する。両隊を対比して、自然と人間の闘いを迫真の筆で描く長編小説。

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  • 愛でもない青春でもない旅立たない
    3.7
    何が愛で何が青春か?そして旅立つと言っても一体どこへ?主人公の「僕」は大学に通い、さしあたって大きな悩みもなく、健康で何不自由のない生活を送っている。しかし一体なんだこの得体の知れない恐怖は。焦燥感はどこから来るのか。寂しさは?東京生まれ東京育ちの著者による初めての青春小説。
  • さようなら窓
    3.7
    「眠れるまで、またなにか話をしてあげようか」。家族と離れ、恋人のゆうちゃんと暮らしはじめたきいちゃん。いつからか、うまく眠れなくなったきいちゃんに、ゆうちゃんはいつも、少し不思議で胸がぎゅっとなる「おはなし」をしてくれた。寝る前に一篇ずつ味わいたい、12の連作短編集。
  • 地獄番 鬼蜘蛛日誌
    -
    地獄の天上の向こうに、高くて青い空があったら。それは地獄で暮らす鬼たちにとって、救いか、報いか。ここは説法に耳を貸さない民衆に僧侶が、美しいものに醜いものが、鬼となり罰を与える場所。そんな地獄に堕ちた女郎の願いは、蜘蛛(くも)になること。日誌を書く役目を与えられた彼女が見つけた何か、とは。(講談社文庫)
  • 生きている心臓(上)
    -
    1~2巻576円 (税込)
    「死」の認定をめぐる今もっとも劇的な長編。43才の精神科教授天木有作が、不慮の交通事故死を逐げた。残された妻蝶子は故人の遺志に従い心臓の提供を申し出た。真摯な愛は、一人の重症患者を救ったが……。(講談社文庫)
  • サラリーマン裏忠臣蔵
    -
    現代の忠臣たちの暗躍劇。あまりに酷い吉良・日本中央銀行名誉頭取の仕打ちに、地方銀行トップクラスの浅野銀行頭取が切りつけた。浅野銀行を潰されてなるものか! 胸のすく現代版忠臣蔵。(講談社文庫)
  • サラリーマン裏太閤記
    -
    金富秀吉は大企業に勤める32歳。仕事に対する意欲はゼロ。独身寮の部屋にはクモの巣がはっているという、なさけない若年窓際族だ。けれど、5時を過ぎると別人に変身! 社内一の美女夏川ネネを相棒にサラリーマンの裏社会に潜む悪と対決するヒーローになって大活躍! 胸のすく痛快アクション小説。(講談社文庫)
  • 居場所もなかった
    3.5
    気にいっていた住居を追い立てられて新しい部屋を捜すことになった独身女性作家の「私」。オートロック付きの部屋に固執する「私」と不動産屋との間には奇妙で不毛なやりとりが重なり、真剣になればなるほどズレが生じる。そのおかしみを描く怒りと涙の住い捜しの奮戦記。表題作に短編「背中の穴」を併録。(講談社文庫)
  • 四雁川流景
    3.5
    グループホームで働く千鶴は結納前日も夜勤が入り、入居者たちはそれぞれの方法で千鶴を祝い……(「Aデール」)。40年以上前に失踪した初恋の女性・葉子に会うため、窪木は孫娘の園を連れて、葉子の入院する病室を訪ねる(「布袋葵」)。四雁川の流域に暮らす者たちを通し、生死や悲喜に臨む姿を静かに描く7篇は、僧侶にして芥川賞作家がおくる、鮮烈な「一期一会」の作品集。
  • 黄金の石橋
    3.7
    “軽井沢のセンセ”の策略で、浅見光彦は、俳優・絵樹卓夫の依頼を受けるはめに。鹿児島にいる絵樹の母が、謎の男から「金の石橋」の古文書を渡せと、脅迫されているのだ。石橋の取材を兼ね、鹿児島を訪れた浅見は、殺人事件に巻き込まれる。金の石橋と恐喝と殺人……3つの絡み合った謎に浅見が挑む! 著者自作解説つき。
  • レッスン
    3.3
    1巻576円 (税込)
    五月になるとぼくは、ひとりでフィレンツェにやってくる。あのひととのレッスンの日々を、確かめるために。クルマ、ゴルフ、ファッション、レストラン、セックス、マナー…そして人生と死について。あのひとはぼくの最高の教師だった――。愛の名作、待望の改訂新版。
  • 海峡の南
    3.3
    祖父の危篤の報せを受け、僕は海をわたり北へと向かった。辿りついたのは父が捨てた町・紋別。そこで伯父から失踪した父を探すように言われた僕は、記憶をたどるうち「北海道とナイチ(内地)」で父が見せた全く別の面を強く意識しだす。海峡を越えて何を得、何を失ったのか、居場所はあったのか。それは30を過ぎても足場の定まらない自身への問いかけへと重なってゆき……。関西に生まれ育ったナイチ2世の僕が、家族と自らの存在に向き合う傑作長篇。
  • ドリーマーズ
    3.7
    父の一周忌のために故郷の街に暮らす妹夫婦を訪ねた「わたし」は、すっと眠りに引き込まれて、自分が死んだことに気づいていない父を夢に見る――。日常でふいに感じる思いのはかなさは、夢を思い出そうとするときのもどかしさに似ている。夢も現もない交ぜになった目の前にある世界のかけがえのなさを描いた連作短篇集。 (講談社文庫)
  • 宿屋めぐり
    値引きあり
    4.1
    「主よ。主よ。教えてください。俺は正しい航路を進んでいるのですか」主の命で大刀奉納の旅道中の鋤名彦名は、謎のくにゅくにゅの皮に飲み込まれ贋の世界にはまりこむ。真実を求めながらも嘘にまみれ、あらぬ濡れ衣の数々を着せられ凶状持ちとなった彦名。その壮絶な道中の果ては。(講談社文庫)
  • 天国の郵便ポスト
    3.5
    愛する妻を亡くした悲しみから立ち直れぬまま、幼い子供と二人、ひっそりと毎日を送る真人。ある日、愛犬の死に落ち込む女の子が書いた手紙へ、ふとした思いつきから返信を書くことに。それがいつしか「天国に届く郵便ポスト」の噂となって逗子の街に流れ始める。しかし、差出人不明の手紙をきっかけに、不思議な文通が始まり……。喪失感を抱えながらも、真人本人にも起こる奇跡。誰もが温かい涙を流す愛の物語。(講談社文庫)
  • 口笛の上手な白雪姫
    3.8
    「大事にしてやらなくちゃ、赤ん坊は。いくら用心したって、しすぎることはない」。公衆浴場の脱衣場ではたらく小母さんは、身なりに構わず、おまけに不愛想。けれど他の誰にも真似できない多彩な口笛で、赤ん坊には愛された――。表題作をはじめ、偏愛と孤独を友とし生きる人々を描く。一筋の歩みがもたらす奇跡と恩寵が胸を打つ、全8話。
  • 種のキモチ
    3.0
    10歳のとき、義父がアタシを蔵に閉じ込めた。 以来、一歩も外に出たことがない。暗闇の中 で続く、飢えと渇きと孤独。 20年後、新月の 夜にアタシの体に「ある変化」が――。つい に〝アタシ〟の存在に気付いた少年が、禁断 の扉を開ける! 少年が見たものは、絶命し た女と、大量の黒い花。その「種」が音もなく 世界を侵食し始め……。悲劇の幻想ホラー。
  • どんぐり姉妹
    3.9
    1巻575円 (税込)
    活動的な姉・どん子と、引きこもりの妹・ぐり子は、両親を失い、都会の片隅で助け合って生きている。二人は、「だれかにメールしたいけれど、知っている人にはしたくないというときにちょうどいい存在」というゆるい理念を掲げ、無料の相談サイト「どんぐり姉妹」を立ち上げた。そこで交わされる他愛のない会話は、情報の渦の中で疲れた人々の心を優しく包み込んでくれる。そんな中、ぐり子は初恋の人、麦君の夢を何度も見るようになりーー。混沌としたこの世界を生きるための示唆に富んだ小説。
  • ランナー
    3.7
    長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の碧李は、家庭の事情から陸上部を退部しようとする。だがそれは、一度レースで負けただけで、走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳にすぎなかった。逃げたままでは前に進めない。碧李は再びスタートラインを目指そうとする――。少年の焦燥と躍動する姿を描いた、青春小説の新たなる傑作!
  • 不連続殺人事件(新潮文庫)
    3.7
    探偵小説を愛し、戦争中は仲間と犯人当てゲームに興じた安吾。本作は著者初の本格探偵小説にして、日本ミステリ史に輝く名作である。その独創的なトリックは、江戸川乱歩ら専門作家をも驚嘆せしめた。山奥の洋館で起こる殺人事件。乱倫と狂態の中に残された「心理の足跡」を見抜き、あなたは犯人を推理できるか? 自らの原稿料を賭けた「読者への挑戦状」を網羅。感涙の短篇「アンゴウ」特別収録。
  • 津軽通信(新潮文庫)
    3.5
    1巻572円 (税込)
    疎開先の津軽の生家で書き綴られた、新しい自由な時代を迎えた心の躍動が脈うつ珠玉編『津軽通信』。原稿用紙十枚前後の枠のなかで、創作技巧の限りをつくそうと試みた中期の作品群『短篇集』。戦時下の諷刺小説『黄村先生言行録』シリーズ。各時期の連作作品を中心に据えて、それに戦後期の『未帰還の友に』『チャンス』『女神』『犯人』『酒の追憶』を加えて編集した、異色の一冊。(解説・奥野健男)
  • 晩年(新潮文庫)
    3.9
    1巻572円 (税込)
    妻の裏切りを知らされ、共産主義運動から脱落し、心中から生き残った著者が、自殺を前提に遺書のつもりで書き綴った処女作品集。“撰ばれてあることの 慌惚と不安 と二つわれにあり”というヴェルレーヌのエピグラフで始まる『葉』以下、自己の幼・少年時代を感受性豊かに描いた処女作『思い出』、心中事件前後の内面を前衛的手法で告白した『道化の華』など15編より成る。(解説・奥野健男)
  • トリツカレ男(新潮文庫)
    4.0
    ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc. そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが……。まぶしくピュアなラブストーリー。
  • 皆のあらばしり(新潮文庫)
    3.7
    幻の書の新発見か、それとも偽書か。高校生のぼくは、うさんくさい男と〈謎の書〉の存在を追う。その名は、『皆のあらばしり』。探求は真と嘘の入れ子を孕み、歴史をさかのぼり、コンゲームの様相を呈しつつ、ついに世界の深奥にある〈ほんまもん〉に辿りつくが……。大逆転の結末に甘美な香気さえ漂う表題作のほか、「ニセ偽書事始」「『皆のあらばしり』の成立について」を収録した傑作。
  • 荒地の家族(新潮文庫)
    3.5
    40歳の植木職人・坂井祐治は、十数年前の災厄によって仕事道具を全てさらわれ、その2年後、妻を病気で喪う。自分を追い込み肉体を痛めつけながら仕事に没頭する日々。息子との関係はぎこちない。あの日海が膨張し、防潮堤ができた。元の生活は決して戻らない。なぜあの人は死に、自分は生き残ったのか。答えのない問いを抱え、男は彷徨い続ける。止むことのない渇きと痛みを描く芥川賞受賞作。(解説・小川洋子)
  • 滅私(新潮文庫)
    3.7
    愛着が湧く前に捨てる。それが鉄則だ――。ライター業のかたわら、ミニマリストな生活を発信する男、冴津。貰った物は家に帰ると捨て、家具や服は極力減らし、無駄を削ぎ落すことを追求する日々。そんな「身軽生活」を体現する彼の前に現れた“かつての自分”を知る男。その出会いは記憶の暗部を呼び起こし、信じていた世界を徐々に崩壊させていく。芥川賞作家が放つ、不穏でスリリングな超問題作。
  • 雨あがり お江戸縁切り帖
    4.2
    1~5巻572~693円 (税込)
    明暦の大火が江戸を焼いて、一年が経った。人々の生活は未だ落ち着かないままだ。糸はひとり長屋で暮らしていたが、縁切りの手紙を代書する依頼を勢いに負けて引き受けてしまう。浮気亭主との別れ、悪友との絶縁、愛し憧れた役者との別離、親子の決別……「縁切り屋」として立ち会った様々な別れがもたらすのは不思議と涙だけではなかった。あたたかな別れを描いた時代連作短編シリーズ第一弾!
  • 百合中毒
    3.2
    イタリア人の若い女と恋仲になり、家族を捨てて出ていった父親が、妻と娘夫婦が経営する八ヶ岳の麓の園芸店へ25年ぶりに戻ってきた。イタリア人の彼女は一人で帰国してしまったという。が、娘たちは大人になり、妻にはすでに恋人がいた。次女の遥は「許さないから。絶対に。出てってよ。早く出てって!」と叫び、長女の真希は「大恋愛して出ていったのなら、二度と戻ってこないのが筋ではないのか」と苛立つ。妻・歌子の恋人は夜ごと彼女からの電話を待つ。そして歌子は思い出す。夫との出会いの場所に咲き乱れていた花のことを…。家族とは。夫婦とは。七人の男女の目線から愛を問い直す意欲作。
  • ごんぎつね でんでんむしのかなしみ―新美南吉傑作選―(新潮文庫)
    4.6
    わずか29歳で夭逝した新美南吉は、美智子上皇后の胸に刻まれた「でんでんむしのかなしみ」や「手袋を買いに」など、多くの心優しい童話と詩を残した。不遇な幼年時代だったが18歳で「ごんぎつね」を発表。その後結核に苦しみながらも、創作の情熱は最期まで衰えなかった。生きることの淋しさを抱えつつ、それでも歩もうとする勇気を、繊細な感性で描いた傑作童話11編と数編の詩を収録した。
  • ハケン飯友 僕と猫のおうちごはん
    4.1
    なんて年明けだ。仕事始めの朝、出社したら会社が潰れていた。そんな「僕」こと坂井寛生が神社でお賽銭を奮発して頼んだ願いごとのひとつめは「そこそこの新しい仕事が見つかりますように」、そしてもうひとつは「一緒に飯が食える、気楽な仲間が見つかりますように」。願い事を神社で拝んだその晩、夕ごはんの準備をする寛生の前に、人間の言葉を喋る猫が現われて…。
  • コンジュジ
    3.8
    1993年9月2日未明、11歳のせれなは恋に落ちた。テレビ番組で偶然見かけた伝説のロックスター・リアンに。母に捨てられ、父から性虐待を受けるせれなにとって、その愛しい人は唯一の生きる理由となった。彼女は苦しみのたび、リアンとの妄想世界にトランスする。甘美な夢と凄惨な現実。その境界線は次第に曖昧になっていき――。過酷な現実を生きる一人の少女による自らの救済の物語。圧巻のデビュー作にして、第44回すばる文学賞受賞作。川上未映子氏絶賛!!
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)
    3.9
    大きな藤の木のある、壊されつつある家。真夜中に忍び込んだわたしは、そこに暮らした老女、ウィステリアの生を体験する。かつて存在した愛を魔術的に蘇らせる表題作。思いがけぬ大金を得、デパートで連日買い物を続ける女性の虚無を描く「シャンデリア」。いくつかの死、失った子ども、重なり合う女たちの記憶……研ぎ澄まされた言葉で紡がれる、美しく啓示的な四作を収録した傑作短編集。
  • みちびきの変奏曲
    3.7
    「つかぬことをうかがいますが、こういう手の動きはなんなのかわかりますか?」――通り魔に襲われて亡くなった女性・清藤真空。その最期を看取った人材派遣会社の社員・棚橋は、死の間際の彼女のメッセージの意味を知るため、真空にゆかりのある人々を訪ねてゆく。建築士、音大生、児童養護施設の園長……。真空が遺したのは「きらきら星」だった。そのメロディに導かれるように、それぞれの人生模様が交錯し、真空のこれまでの人生と想いも次第に見えてきて……。人の優しさに触れる癒しと再生のミステリー。
  • 雪と心臓
    3.0
    クリスマスの夜。猛スピードで暴走する車を二台のパトカーが猛追していた。時は二時間ほど前に遡る。その男は、偶然、火事の現場に遭遇する。家の外で助けを求める母親。二階の窓からは泣き叫ぶ娘の姿が。すると男は燃え盛る家の中へと飛び込んだ。それから五分足らず。男は胸に十歳の少女をしっかりと抱きかかえて出てきた。だが、その男は少女を母親に手渡さず、車に乗せてそのまま逃走した。なぜ男は英雄から一転、誘拐犯になったのか。そこにはある男女の双子を巡る二十余年の物語があった。事件の真相に秘められた温もりと寂しさに、あなたはきっと焦がれ、涙する。心に触れる傑作青春ミステリ。
  • デッドライン(新潮文庫)
    3.7
    2001年の春、僕は大学院に進んだ。専門はフランス現代思想。友人の映画制作を手伝い、親友と深夜にドライブし、行きずりの相手とセックスをする日々を送りながら、修士論文の執筆が始まる。テーマはドゥルーズ――世界は差異からできていると唱えた哲学者だ。だが、途中までしか書けないまま修論の締め切り(デッドライン)が迫ってきて……。気鋭の哲学者が描く青春小説。芥川賞候補、野間文芸新人賞受賞作。(解説・町屋良平)
  • 生のみ生のままで 上
    3.8
    1~2巻572円 (税込)
    「私たちは、友達じゃない」25歳、夏。恋人と出かけたリゾートで、逢衣は彼の幼なじみと、その彼女・彩夏に出逢う。芸能活動をしているという彩夏は、美しい顔に不遜な態度で、不躾な視線を寄越すばかりだったが、四人で行動するうちに打ち解けてゆく。東京へ帰った後、逢衣は彩夏と急速に親しくなった。やがて恋人との間に結婚の話が出始めるが、ある日とつぜん彩夏から唇を奪われ、「最初からずっと好きだった」と告白される。彼女の肌が、吐息が、唇が、舌が、強烈な引力をもって私を誘う――。綿矢りさ堂々の新境地! 第26回島清恋愛文学賞を受賞した鮮烈なる愛の物語。
  • 秘密の花園(新潮文庫)
    3.5
    私は、なにをしているんだろう。どうしたら「私」でいられるんだろう? カトリック系女子高校に通う、三人の少女、那由多、淑子、翠。性格の異なる三人の「私」は、家族、学校、男たちの中にあって、それぞれが遠いはるかを、しずかに深くみつめている。「秘めごと」をかかえる彼女たちの微笑の裏側の自由。甘やかな痛みの底に眠る潔くも強靭な魂。自分を生き抜いていくために「私」が求めていたことは――。記念碑的青春小説。(解説・穂村弘)

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