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Posted by ブクログ
二十編の二十の怪奇掌篇を収録しています。
「革命」は、身体のなかで進行するガン細胞が、革命をめざす前衛党員たちとなって会話しているのが聞こえるようになった男の話です。心理学者の岸田秀が『ものぐさ精神分析』のなかで、まさにガンの進行を革命になぞらえる考えを語っていたことを思い出しました。
「鬼女の面」は、面をかぶるととれなくなってしまう「肉付きの面」のアイディアを借りた話です。面をつけられた女性たちが、死にいたるまでの性の悦びをあじわっていたことを知り、男は自分でも面をつけてみたいという誘惑に駆られます。
そのほか、印象にのこっているものとしては、少年の首のような植物らしいものを拾ってそだてる「アポロンの首」、美青年が醜い悪尉のような面相にとり換えられてしまう「交換」、スウィフトの『ガリバー旅行記』のパロディであり芥川龍之介の翻案による「桃太郎」のようなブラック・ユーモアに満ちた「オーグル国渡航記」などがあります。
Posted by ブクログ
怪奇短編が20編おさめられてます。
玉石混淆って感じかなぁ(~ヘ〜;)読後、背筋がす〜っと寒くなるような怖い短編集。
玉石の「玉」の方(笑)の中でも特におもしろかったのは、
『オーグル国渡航記』かな(’-’*) ここにでてくる「ジョナサン・ツウィスト作『ガニバー旅行記』」は、明らかに、ジョナサン・スウィフト作『ガリバー旅行記』をモチーフにしてますね。
でも、この話にある、
「彼が『アイルランド貧民児童の処理に関する一私案』という書を書いて、貧民の子供を食用に供すべしと提案した」
という記述は、確か事実だと思う。はっきり思い出せないけど、阿刀田高さんの作品にも似たようなことが書いてあったし・・・。たぶん・・・自信ないけど・・・( ̄〜 ̄;)
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