アマノン国往還記

アマノン国往還記

935円 (税込)

4pt

3.6

モノカミ教団が支配する世界から、幻の国アマノンに布教のため派遣された宣教師団。バリヤの突破に成功した唯一の宣教師Pを待っていたのは、一切の思想や観念を受け容れない女性国だった。男を排除し生殖は人工受精によって行われるこの国に〈男〉と〈女〉を復活させるべく、Pは「オッス革命」の遂行に奮闘するが……。究極の女性化社会で繰広げられる、性と宗教と革命の大冒険。

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アマノン国往還記 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    女性だから、というより倉橋さんだからこそ書けた小説。磨きぬかれた端整な文体と毒を含んだパロディ(結構露骨な)が見事に調和している。こんな面白いのに発禁とはもったいないねえ。

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    Posted by ブクログ 2015年06月04日

    めちゃくちゃな話。
    男がほとんどいなく、精子バンクで精子を買って子供を産む世界。
    そこに行く男、P。

    エロと少しのグロが交差する不思議な話。

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    Posted by ブクログ 2011年07月20日

    いくつもの宗教が共存し、華やかで洗練されながらも、どこか子どもっぽい文化が花開き、男性の姿は、宦官以外はほとんど見ないという驚異の女性の国。それがアマノン。どこにあるか知らないけれど、どこかで見たことのあるような国。


    種子島への鉄砲伝来や16世紀のキリスト教伝来を思わせる導入部から、ニヤニヤ笑い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    もう20年ほど前の本ですが、あまり古さは感じませんでした。暗喩がいろいろあるんでしょうが全部把握はできなかったと思われます・・・

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    Posted by ブクログ 2023年09月01日

    はやりのデストピアの世界かユートピアか?と読みましたが、1986年に書かれた作品なので、その後を過ごしているわたしたちには、現実とダブりました。

    著者もこの小説で言っています「食べても食べても飽きないお菓子」さらさらと読めたのはさすがです。

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    Posted by ブクログ 2012年08月12日

    大真面目に悪ふざけが展開するSF……
    と言ってしまっていいだろうか。
    女が支配する国と化して久しいアマノンを
    本来あるべき形に戻そうと、
    元々そういうつもりで乗り込んだワケじゃなかったのに、
    図らずも奮闘する羽目になってしまったモノカミ教団の宣教師P。
    しかし、布教と称して実際に行うのは――うーむむ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    大学1年、電車通学に片道1時間半かけていた頃に書店で装幀が気に入って購入。

      澁澤龍彦『高丘親王航海記』の女人国の部分を長編にした感じの小説でした。
     澁澤の親王にくらべると、いささか作家の社会に対する政治的な意志が表にでている気がしないでもない。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    いまどきこの手の小説は陳腐もいいとこだと思う。しかもたいして批評性もあるようでもない。オチもいかがなものか。読みやすいのが救いかも。

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