シュンポシオン

シュンポシオン

770円 (税込)

3pt

3.7

ギリシア・ローマ古典学の教授宮沢明は数年前に交通事故で妻を失っているが、避暑地で会った知的な和泉聡子に強くひかれ、二人は美しく愛しあっている。そして、現役を退いた老カップルやユニークな学生ペアのそれぞれの愛のかたち……。21世紀に入って10年がすぎた夏の日の避暑地=半島の海辺にある別荘に集う数組の男女の、優雅な〈饗宴=シュンポシオン〉と〈愛=エロス〉の時間を描く長編恋愛小説。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルは英語のシンポジウムの語源になったギリシア語で
    「共に飲む」の意。
    桂子おばあさまの孫である美貌の才媛・和泉聡子さんと、
    桂子おばあさまの元恋人で双方結婚した後も交際が続いた
    宮沢氏の後妻の息子である明さんとの恋を主軸に、
    ハイソな人々が終末の予兆に彩られた海辺の宿で、
    ひたすら喰って飲んで

    0
    2014年04月26日

    Posted by ブクログ

    「桂子さん」シリーズの一冊で、時系列上の第四弾にあたる作品です。

    世界の危機がせまっているという不安に人びとがとらわれ、「疎開」と呼ばれる行動に出る者も登場するなか、ギリシア・ローマ古典学の研究者である宮沢明は、避暑地にある「松籟閣」をおとずれます。松籟閣には、元宰相の入江昭が滞在しており、やはり

    0
    2024年12月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1985年。桂子さんシリーズ。再読。
    元首相の入江さん。の横にいるのは桂子さん。祖母になった桂子さん。だから、、、2030年くらい?
    ソ連と戦争しそうな日本。おそらく三浦半島あたりの旅館にやってきた耕一さんと後妻の子の明さん。妻に死に別れ、桂子さんの孫の聡子さん(智子さんの娘)と恋仲に。その旅館、入

    0
    2022年10月02日

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