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一九六〇年代に登場し、熱い支持と批判を浴びつつ孤高の文学世界を創造した倉橋由美子。その多彩な短篇群から、桜庭一樹が厳選し紹介する。「パルタイ」他初期作品、「移転」他文庫初収録の後期幻想作品、人気を博した「残酷童話」シリーズ、エッセイまでを網羅した新たなベストセレクション。〈対談〉桜庭一樹・王谷 晶〈解説〉小平麻衣子
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Posted by ブクログ
1980年代、倉橋由美子は文学好きの女の子にとって必読の書だった。今よりも更に様々な制約が多かった若い女性には、その自由さが眩しく素敵に見えたのだ。桜庭一樹が選んだというのも、なるほどという感じ。今読んでも、唯一無二の人と感じさせる。 でも読み終わって虚しさだけが残るのは、グローバリゼーションも東日...続きを読む本大震災も気候変動も体験したあとの、今の自分だからなのだろうとも思う。
『合成美女』と『人魚の涙』と『事故』が好み。 短くて分かりやすく、奇妙で、どうなるの?と思う話は楽しく 人にも気軽に、読んでみてと言えそうな小説だった。
2023年。 桜庭一樹が選んだ倉橋由美子の短編集。スノッブで鼻につくという人もいたが、私は好きだなぁ。エロを書いても上品だ。 あらためて年表を見て、60年代に人気を博し、子育て中はあまり書かなかったよう。そういえば、子育てしてたら、先進的な倉橋さんが子育て中心になるなんて・・と言われたみたいなエッセ...続きを読むイがあったなぁ。先鋭的には見えたよねぇ。60年代のバイブルだったのかぁ、知らんかった。
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