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Posted by ブクログ 2019年06月13日
本来なら35年くらい前に読んでても不思議ではない本。
(読んだ気もしたけど読んでなかった(^^;))
もっとも、当時読んでも猟奇系サイドカルチャー小説くらいにしか思わなかったかも知れないので、結局本というのは「読んだ時が旬」でいいんじゃろうね。
1970年の安保闘争の前年、國民(年若い学生が主だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月10日
これは革命党派の活動を皮肉たっぷりに戯画的に描いた作品。作者あとがきでさらっとそのことを否定はしてあるけど。
現実の革命党の活動との対比などとは無関係に純粋に小説として楽しんでも勿論面白いが、やはり某政治思想との関係において読んでいくと更に面白い。
作者自身が語っている通り、これは「アマノン国往還記...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月12日
スミヤキ党員Qが、階級打倒のための革命を起こすという密命を帯びて孤島の感化院に赴く。その地での冒険譚(?)。
本書が学生運動に着想を得ているのは明らかである(著者はあとがきで否定してるが)。
特に本書の重要なモチーフとして出てくる「食人」を軸に読み解けば、それが共産主義革命への当てこすりであること...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月12日
スミヤキストとは「炭焼き党」から連想される革命を起こすのが目的のある団体から、ある他の団体にスパイ&工作のため派遣された「Q」さんの物語。「Q」とはクエスチョンからきています。
書かれたのが昭和44年(1969年)ですからなにがなし全共闘が暴れた時代を彷彿させますが、そんなことは今となっては懐か...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月27日
ある意味ダークホラー、暗黒小説。グロテスクな世界観が圧倒的な筆力で描かれていて、読み切るまで陰鬱な気持ちになりました。ドグラマグラより精神蝕まれる作品じゃないかと思いました。設定されている世界観や話の構成がパーフェクトなので、なんとか最後まで読みましたが、かなりキツかったです。好きな人にはハマる小説...続きを読む
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