長い終わりが始まる

長い終わりが始まる

小説・文芸
572円 (税込)

2pt

大学4年生になっても就職活動もせずマンドリンサークルで練習に打ち込む小笠原。彼女が演奏する音楽というものには常に終わりの予感が漂うけれど、大学のサークルという小さな輪の中では絶えず人間関係が堂々めぐりを繰り返し、合奏は永遠に終わらない。そんな青春の切ない痛みを描き出した傑作小説。(講談社文庫)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    長い終わりが始まる
  • タイトルID
    :
    60001403
  • 電子版発売日
    :
    2015年06月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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長い終わりが始まる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私も小笠原と同じ。私は小笠原だ。
    あぁ、私はあの時あの瞬間から長い終わりが始まってしまったんだなと思いながら、読んでしまいました。
    何度読んでもおもしろい。

    0
    2020年06月14日

    Posted by ブクログ

    これはにがい 未熟で幼稚な人間をこれでもかというくらい真っ直ぐ捉えて書く

    その未熟さ故に譲れない部分がコミュニティの欺瞞だったり、狡猾さだったりする
    でも、それは自分も持ってる
    その持ってる事も逸らさず書く
    だから苦い

    ナイフの様な鋭いナオコーラ節に戦慄する

    田中という男子大学生を好きになった小笠原
    マンドリンサークルの仲間の二人
    コミュニケーション能力の低い小笠原はサークルでも浮いている
    男子学生からは浮く田中
    でも、田中はそのコミュニケーション能力の低さを可愛さに変えて女子の仲良くする狡い奴

    恋に幼稚で魅力のない小笠原をいいように利用する田中は本当に狡い

    でも、小笠原も負けてばかりじゃない
    ナオコーラさん独特のフェミニズム論が愉快だった
    セックスの終わりは男の射精ではない
    能動的に女子が決めてもいいんだ
    この辺りのかっこよさが好き

    音楽をするのが目的ためのサークル活動の手段が自分をどう見せるか?社会でどう生きるかという目的にすり替わる矛盾
    人間がよく陥る矛盾の書き方が上手い

    明確な終わりは自分で決定できないからこそ長い終わりが人生だと言える

    ナオコーラさんの感性鋭さ
    平易な言葉で心を抉られる
    誰もが覚えのある苦さではないでしょうか
    完敗

    0
    2017年11月22日

    Posted by ブクログ

    あらすじでピンときて購入。

    中身はあまり濃くないけどところどころにはっとするようなフレーズがあって面白く読めた。

    物語の終了後、小笠原さんは真っ直ぐすぎて周囲に馴染めないままメンヘラになっていきそうである

    0
    2011年12月10日

    Posted by ブクログ

    ある集団の中で自分の立ち位置を確保するために起きる、自分の心の内と周りからのキャラとの軋轢から入る隙間風にピューピューとさらされ、冷たくもなれば暖かくもなり、時折投げやりになったりして、次第に乾いて壊死していくそういう青春の過程を鮮明に保存していて、すごく好きな雰囲気。行間を登場人物の心情をリアルに想像してしまう。
    音楽を人間関係を円滑にする、集団の立場を強固にする道具にしたくない。けれども、立場は確保したいし疎外感は感じたくない。すぐ気折れしてしまう臆病な側面もあり、心を交わし合うセックスもあり、コミュニケーションのためのコミュニケーションという空虚な集団の中で、緻密な乱打戦が繰り広げられてる淡白で不気味なほど等身大な物語。本当に社会を生き方を冷凍保存したような物語。
    そういう集団とか立場とか構造とかとの適切な距離感を測り合いながら交わっていくのって難しいよなぁと思わされる作品

    0
    2026年06月23日

    Posted by ブクログ

    大学生のころの、岡山大学文化棟の様子を思い出しながら読んだ。

    学生が主人公の小説で、学園が出てくる物語を読んでいると、メタな視点から自分と重ねるでもなく、空気感とか言葉にならなかった感覚、風景が浮かんでくるということが昔からよくあったことを思い出した。

    修辞が華やかでなく、しかし描写の精度が高い小説は切実さにあふれていて、読後感は爽やかではないが読んでいてついつい夢中になる。

    0
    2020年05月11日

    Posted by ブクログ

    苦い。切ない。
    小笠原ー。素直すぎていいとこも悪いとこも
    あるんだなー。
    終わり方もとても好き。

    0
    2019年02月23日

    Posted by ブクログ

    大学時代の終わりは、急にやって来ない。でもみんないつか終わる。大学3回生の私は、今月サークルを引退し、来月最後の講義を受ける。あと1年、沢山の最後を経験して、私の大学時代は終わる予定である。主人公小笠原と同じく協調性の無い私は、サークルの活動方針や目的意識の違いに悩まされてきた。けれど彼女がわかっているように、私もわかっている。何かに一生懸命打ち込むのは素晴らしいし、それはそれで認められなくもないけれど、結局はみんなと仲良くやっている人の方が平和なのだ。私たちは周りからしたら疎ましいことが往々にしてあるのだ。大学生活が終わるということを、一事実としてではなく、自分の感情の上で認識し始めた人に読んでもらいたい。

    0
    2016年01月13日

    Posted by ブクログ

    大学四年生になっても就活もせずサークルに打ち込む小笠原と、彼女の失恋までのちょっと切ない物語。やらなきゃいけないこともなんだかんだと理由をつけて避けてしまったり、素直になれないために何もかもうまくいかない日々に苛立ったり寂しくなったり、そんな描写がまさに同じ頃の自分と重なって胸がキュッとなった。終わりを意識し始めた瞬間はいつもどこかセンチメンタルな気分にさせられる。

    0
    2013年09月16日

    Posted by ブクログ

    うまく言葉にできない、もどかしさを感じる。ちょっと淋しかったり。でも気にしないふりしたり。
    確立してるつもりでいたあの頃。そして今現在。後から振り返ればいつまでも「まだまだ」なんだろうなぁ。

    0
    2012年11月15日

    Posted by ブクログ

    なんてことはない小説だけど、これだけ抵抗なく体に染みるのは、やっぱり彼女のお話が好きなんだなと思ったりする。

    0
    2012年10月06日

長い終わりが始まる の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    長い終わりが始まる
  • タイトルID
    :
    60001403
  • 電子版発売日
    :
    2015年06月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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