南綾子の作品一覧
「南綾子」の「結婚のためなら死んでもいい(新潮文庫)」「死にたいって誰かに話したかった」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
4人の中年男女の話。
それぞれ未婚だが置かれている環境は少しずつ違う。程よい距離感を保ちながら付き合う4人。
印象的だったのが、男2人と女2人でやっぱり違うところ。女2人は苦しい時に他の3人と距離を置く。苦しい時に特に同性のもう1人とは顔を合わせたくない。一人でもがき苦しみ、逞しく立ち直る。そして、女2人は1人での生活を楽しんでいる。
この本の良いところは4人が仲良くなりすぎないところ。4人で共同生活しようとか言い出さないところ。それぞれのみっともなさがリアルに描かれていた。
春来が一番みっともなくて頼りなくて心配になってしまったが、ちゃんと彼なりに成長していった。そして、その成長ぶりが
Posted by ブクログ
とても良かった。
本書で取りこぼされた人たちも救われて欲しい。
僕が読み間違えているだけかもしれないが、序盤に奈月が聞いた「頼まれたからっていい大人があんなの着る?」は簾田さんへの嫉妬からくる悪口の可能性もあったのではないか。なんとなく簾田さんは美形ゆえの生きづらさを抱えていそうだと勘ぐってしまった。
雄太とトラブッた風俗嬢のエリカちゃんは記されている通り抱えているものがありそうだった。でもおそらく彼女の周りには聞いてくれる人はいない。雄太がそう慣れればよかったが、出会い方故、そうはなれないだろう。
誰しも、苦しさの1つや2つ抱えていて、出来れば誰かに聞いてほしいと思っている。
でも