南綾子のレビュー一覧
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ネタバレ自分は捻くれてるから本でも綺麗事というか綺麗に話をまとめられるとそんな現実にないよと悪態をついてしまう。
でもこの本はすごく現実的、でもなぜか辛くならない。本当に生きづらい人たちが集まって、どうしようもないと思うのに
やはり人は人に助けられるよなと痛感した。
時には楽観的な人も大事だけど
自分が辛いときにありきたりの言葉を言われると何も喋らないでくれと思ってしまう。
こうやってただ話を聞いて否定も肯定もしないってありがたいよなぁ。
共感もいらない、ただ生き辛さって克服なんてそうそうできないよね。そうそれに尽きる。
コミカルな部分もあってそれもすごくよかった。沁みた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
主人公は独身中年男性コンビニ店長の春来
その元カノ兼女友達 夏枝
友達 バーの雇われ店長 女装の秋生
友達 認知症の母と障害者の兄弟2人の介護から解放された春来のコンビニ従業員の真冬
4人の人生の中での一部分の期間を覗き見させて貰うような小説
登場人物4人ともに興味を引かれる部分があって一気に読めてしまった。
例えば春来は独身中年男性でこれからも結婚できる見込みなし
夏枝は元々貧乏育ちで婚活して医者と結婚はできたが、夫から子供はいらないと言われたり関係が悪い。
秋生は今はゲイだが、過去に結婚履歴がありそこで子供が生まれている。
真冬はすべての介護から開放され、パート先で気に -
Posted by ブクログ
ネタバレドラマが面白かったので小説も読みました!小説もとても面白かったです。
ハートパイ、ネーミングセンス最高です(-ヮ-)♡
いい人なんだろうけどね、、見た目は大事。
恋愛の先に結婚があると思うと、結婚から入るのって難しいと思うんだけどなあ
恋愛がしたいのか、結婚がしたいのか。それともひとりで生きていきたいのか。。
クスッと笑えながらも、重めなテーマ、人生を共にするパートナーについても考えさせられました。
ᙏ̤̱好きなところぬきだし
もっと好きになれるええ奴が絶対おるから。誰かが、おるから。根拠はないけど、そうやって希望を持っていくしかないんや。誰かと一緒に生きていきたいんなら、これからは -
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美味しそうな表紙とタイトルに目が止まり、帯の言葉でも惹かれて購入。
この2人でやって行くの?大丈夫?と思っていたけど、人と関わって行くに連れて、変わっていく姿、そして、元々の目的に疑問を持つ。
わたしの周りにもこういう人いたな…(トラウマ)。とか、ダイエットという事に関して、共感する事沢山あるし、ダイエットということを後押しする訳でも止める訳でもない、でも、自分を後押ししてもらえるそんなストーリーでした。
素敵な言葉があって、
わたしは自分のために仕事して、自分のためにダイエットして楽しく生きる。それでいい。男の人に認めてもらえなくてもいい。
あと、わたしの心の脂肪もかなりついているので -
Posted by ブクログ
もっと重たくてシリアスな感じの小説かと思ってたけど、軽い感じで読み進められる。
最後そこにつながってるのかって感じで、実はすごい深いテーマをいろんなところにちりばめて軽い小説にしているのがすごいなと思う。
すごい共感できるって人たちではないけど
文中にもあったように、いつ自分がその立場になるかわからないという意味では考えさせられるものがあった。
ただ話して、否定せず割り込まずアドバイスもせずにひたすら聞くって、なんかすごいチカラがあるような気がしました。
そんな会が作れたらいーなーと笑。
生きづら会は広範囲には広がりを見せず、近場でじんわり広がっていく感じだけど、その方が現実的で、想い -
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読みました。
「生きづら会」とてもいいと思いました。奈月の大きな最初の一歩が、自分以外の人も巻き込んで生きづらさが和らいでいくところが好きでした。
辛い苦しい思いは誰でも持っていると思いますが、やっぱりそれを誰かに話したいって思うのには同感です。話すだけでだいぶ楽になると思います。
「生きづら会」は批判や意見はせず、ただ「聞く」ことを守っているのがとても良いと思いました。
「生きづら会」が回を重ねるごとに少しずつ自分たちの関係が作られ、そこが拠り所のようになっているなと感じました。それによって辛い出来事や過去を思い出すことがあっても、生きづらさが軽減されていっているのではな -
Posted by ブクログ
メインの登場人物が4人、読み進めるにつれ出揃うのだけど、それぞれがそれぞれのことを客観視している描写と登場人物自身が自分のことを語る描写が両方あって、私はそれがすごく興味深かった。メタ認知のお手本のようで。
しかも日常生活の中で私たちは相手の本心を知ることは絶対できないし、人は目を見て嘘をつける知能を持った生き物だからなおさら。
読書体験としても、自助会擬似体験としてもすごく興味深かった。
生きづら会、いいな。素敵だな。
みんな違ってみんな凸凹。
大人だって、辛い。誰かに否定されることなく話を聞いてもらいたいよね。
友達や恋人や家族ではない誰かに、否定されずマウント取られず。
ぱっと見の判断 -
Posted by ブクログ
あなたは、『就職氷河期』を知っているでしょうか?
2023年度の総務省・労働力調査によると、この国の非正規雇用者の割合は約37%になるようです。この20年ほどの間におよそ1.3倍にも増加した非正規雇用という働き方。もちろん、人によって考え方はマチマチであり、望んで非正規雇用を選んでいる方もいらっしゃるでしょう。しかし、その一方で正社員という働き方を望んでも叶えられなかった先の今を生きている方も間違いなくいらっしゃると思います。
その原因のひとつが『就職氷河期』と呼ばれた時代の存在です。『「本年度新卒採用見送り」の連続』という中に、『まるではじめから存在しないもののような扱い』を受けた当時の
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