南綾子のレビュー一覧
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ネタバレ「こんな生活、とても続けられそうにない。自分で作ったまずい飯を自分一人で食べる。あまりに物悲しい。悲劇だ。耐えられない。
それでも、俺は。俺は、このままひとりぼっちで、生きていかなければいけない。自分で自分の世話をしながら、これからはもっと健康的に、規則正しく、身の回りを清潔に整えながら生きていかなければいけない・・・・・のだろう。誰かの世話を求めて、怒りくるって拗ねてふてくされながら、おかしなおっさんに成り果ててはいけないから。」
タイトルが気になったのと、自分が独身でずっといることになったことを連想して購入
タイトルの心情に絞って、深掘りするというよりかは登場人物の40代の4人の悩みやライフイベントをそれぞれ着目している連作短編だった。
タイトルの心情に対して、何らかのビッグラッキーで女性とうまくいって結婚して終わるという結末でなくて、格好悪くても一人でしっかり生きていく決意で終わって良かったと思う。
気になった作中の情報では、女性は孤独に強いので、年をとって独身だったり離婚しても楽しくエネルギッシュに生きていくことができるけど、男性は孤独に弱いので、女性に比べてなくなってしまう的なもので、
確かに、40,50代のそれぞれをイメージすると、女性はいろんな楽しみを見つけて生き生きとしていて、
男性の方はさもしいというか、歪んでしまうのが思い浮かんだ。
独り身は楽でいいよね というのはよく聞くけど、ずっとそれから誰とも生活を営むことなくことを続けていくずしりとした重い淀みのような孤独と生きていけるか、は別だよねとも思った。
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冬ソナブームの頃、韓国旅行で楽しそうにしているオバタリアン軍団が羨ましい。そう思っていた乙女の私。
そんな私も39歳になり、私の生き方これでいいのかなと思うこともある。
でも、昔からの女友達やママ友、先輩と美味しいものを食べて、飲んで、9割くだらない話とスパイス程度の真面目な話が居心地がいいのは私もそうだなと。
若い頃みたいに友達の悩みを自分事のように背負おうとしたり、友達の人生の責任は取れないけど、気持ちを吐き出したり、少し息をしやすくするくらいの存在でありたい。
主人公とも、桜子さんとも、さまざまなキャラクターの女性たちとも、少しずつ重なる部分があるし、分かり合えない部分もあるけれど
まるで、私も彼女のおしゃべりの仲間に加わったようなちょうど良い距離感で読める本だった。
若い頃、眩しく見えたオバタリアンたちは
いろんな(幸せや苦しいことも)経験を経て、あの傲慢にも見える自由を手にしたんだろう。
より一層眩しくて羨ましい!
早く私も正式な?おばさんになりたい!
女友達と健康と金!
私も大事にしていこう!
居心地の良い女友達はたくさんいるから、
ウォーキングとバランスの良い食事と、資産運用に励むぞ!えいえいおー!
私も金買っておけばよかったー! -
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33歳の宇佐美響は、同居している彼氏はいるが、モラハラ気味で結婚の予定もなく、仕事にやりがいを持てずに目標もない。
そんな響が、気になっているのは庶務のおばちゃんこと桜子である。
リフレッシュルームで、同じような年代のおばさんたちと美味しそうにおにぎりを食べながら、なんとも平和な会話を楽しんでいる。
どこにでもいる普通のおばさんなのに何故こんなに彼女のことを目で追ってしまうのか…。
桜子と仲良くなることで、ひとりで楽しく生きることに幸せだと感じるようになった響。
結婚するのもしないのも本人次第で、どう生きていきたいのかが大切だと気づいた。
50歳も過ぎると、みんなそれぞれにしんどい経験をしてる。どんなに恵まれた人でも、病気とかお金のこととか家族とか、いろいろあるもので、だからこそ人の生活を詮索しても、ろくな情報が出てこない、しんどいとか辛いとかの話は自然と避けて、お喋りの時間くらい楽しくしたい…ってのは、これからの付き合いで大切なことだとわかった。
女の人生は、50代も半ばを過ぎてからが本番。
更年期も終わり、自分をしばりつけるものは何もない、そのときに金、健康、友達、この三つがないといろいろ半減だと話していたのが、ぐさりとくる。
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YABUNONAKAの長岡友梨奈と
痩せたらかわいくなるのにね?の福田小百合は
似て非なるものの同じ匂いがするんだけど。
容姿に自信があり年下と付き合ってます
キツイ性格ですが何か?な友梨奈と
デブスだけど仕事は出来る。
でも
年下をストーカーして
警察に突き出されてしまう小百合。
同じ性格のキツさを持ってる。
鋭利な刃物のような言葉を吐く。
文章の重さやグロさがぜんぜん違うけど同じ人の深淵。
男性陣の女性に対する陰口と悪口が
えげつないので(本音と思われる)
強烈だったためか
去年か今年はじめあたり読んだ
YABUNONAKAを想起させた物語だった。
設定はもちろん違うのだけど。
深淵を覗いたら、
その深淵もこちらを覗いてるっていう
けして楽しい読書体験は得られない概要であるが
こちらは軽いタッチなので読みやすい。
寺地はるなさんの解説も良かった。 -
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ネタバレユニークで、でも悲しくて面白かった。
「結局、生きづらさなんてそう簡単に克服できないよな」
はっとした。死にたい、自分が話したいことはそれだったのだ。死にたい、それが言えなくて苦しかったのだ。たった四文字の言葉が言えなかった。
恋人も友だちもおらずミスだらけの奈月37歳、ハゲで性欲はあるが恋人のできない雄太29歳、不倫相手からセクハラと訴えられた薫45歳。順調な人生だったのに他人の時計を盗んで離婚する茜。
どの話も、「悩みを聞いてもらうのは家族とか恋人とか関係ない他人でもいいよ」と言われてる感じ。
奈月は家にいない父を引き止めるために母に兄も殴られたと嘘をつき兄は引きこもり保護施設へ、しかしそこで兄は暴力を受けてより籠るように。
癌で死ぬ母に会うが「あなたのこと誰が好きなの?」と言われ吹っ切る。デザインの勉強。
恋人ができかけたが振られる雄太。奈月の兄徹に指を握られることで自分の体を男女関係なく必要とされる喜びに気づく。掃除の会社起業。
薫は怖かった父が新聞の相談コーナーでコテンパンにやられ、娘の借金に猶予ができ家族に戻る。
茜は父から性被害に遭っていた。仲間に死にたいと言うことで前を向く。
「死にたい」と茜は言った。「生きていたくない、死にたい」
今日子は無言で茜の髪をなでている。奈月と雄太が近づいてきて、それぞれ左右からそっと手を握った。少し前に立つ薫がこちらを振り返って、つぶやいた。
「結局、生きづらさなんてそう簡単に克服できないよな」
そのとき、茜は思いがけない安らぎを感じている自分に気づいて、はっとした。死にたい、自分が話したいことはそれだったのだ。死にたい、それが言えなくて苦しかったのだ。たった四文字の言葉が言えなかった。でも今、言った。そして、生きづら会のメンバーたちは、否定もせず批判もせず、ただ静かに受け入れてくれた。いつもの金曜夜と同じように。
茜は数歩前に出る。そして膝に手をついて、いつかみんなで見たドラマの中の吉田栄作みたいに、朝日に向かって大声で叫んだ。
「死にたい、死にたいよー」
もしも、母と兄と父と、家族じゃなかったら。そうしたら、学校であったつらいこと、苦しいこと、どうでもいい失敗話、少し恥ずかしい恋愛話、そんなことを語れていたのだろうか。どうして家族というだけで、こんなにも難しくなってしまったんだろう。
友達、恋人、家族。いつか、その名前に似つかわしくない関係になってしまうときがくるかもしれない。だから必死に相手をつなぎとめようとして、苦しむ。名前さえ決めなければ、そんな苦しみも覚えずに済むということだろうか。そういう相手が一人でもいれば、孤独をそこまで恐れなくてもいいのだろうか。 -
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ネタバレ何度いなくなりたい、消えたいって思ったんだろう
この本に出てくる人達のように人の輪に入れなくて
孤独や疎外感を感じたことがたくさんある
作中に
他人と本当の気持ちを分かち合うには、その前に、
自分自身とまっすぐ向き合わなければならない
と奈月が生きづら会を通して知った場面がある
自分の思考回路やモヤモヤと向き合うことで
自分が何に傷ついていて本当はどうしたいのか見えてくるから
相手に求める前にまずは自分と対話しないとな、と感じた
多分これからも死にたい、消えたいって思うことはあるしその思いは根強く私の心にあるんだろう
茜のように本当の自分やトラウマを探られたくなくて虚栄心で自分自身を防御してしまうこともあるかもしれない
生きづら会のように誰かに打ち明けてもいいだろうし
慰め合うだれかがいなくても自分が自分のことをわかってあげて受け止めるだけで少しだけ前を向けるかな、と思った
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ネタバレ471 audible
湯船につかりながら、この後洗濯して家の片付けに。。やるべきことに押しつぶされそうになる。
わたし、死んだら楽になる?死にたいの?
けどwant to でよかったと。
must だとここにいなくてhave toなら死に方を考えちゃうよね。
なんて贅沢な悩みなんだろうと思い読み始めた本。
「生きづらさを克服しようの会」
男女4人が、自分たちの生きづらさを話し合う。お互いに受け止めるあえるような会を作る
これをやってしまったら、みんなにどんな目で見られちゃうんだろうけど、自分はこうなんだっていうのを誰かに話したい。他の人の目が怖くてなかなか自分のことを話すことができない。そんなに人が集まってテーマを決め話し合う。
私もある。特に学生の時は誰かにこんなことを言ったら影でこんなふうに言われてしまう。良いようには取られない。あの人はこんなこと言ってたよって思われて、どんどんどんどん自分が悪者になっていく評価が下がっていく。それが怖くて自分のことを話すことができない。
そんな気持ちにさせられた
けどこの会はテーマを決めて、自分の生きづらさを人に話せないことを一緒にシェアできている。こういう場所があるっていうのは、それだけで生きている価値があるんじゃなかろうか。そういう会を作れるこの人たちがちょっと羨ましい
私もそんな場所が欲しいなと思った。
生きづらさは克服てがないもしれないが生きていることに価値があってお互いに支え合えるのってやっぱりいいな -
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何だろう
タイトルと内容のギャップ
内容はとても真面目に書かれていると思うのですが、
死にたい理由が極端でギャグっぽい。
※真剣に同意されている方には申し訳ありません。
決して馬鹿にしたり見下している訳ではありません。
同感できる部分も多々あります。
結局自分で乗り越えるしかないのだけれど、
こういう会(本書を読んでください)があればハードルは低くなりそう。
悲壮な内容ではないのが救い。
男性不審だったり男のこと(さが)をよく知らない人は男なんてこんなもんだこの程度だと思って読んでみてください。
今クールで放送している 桜田ひよりさんと佐野勇人さんのESCAPE を見ていてこの本を思い出しました。
あちらは、ギャンブル依存症ですが、
やはり誰かに聞いてもらえることで救われることもある。
的な。 -
Posted by ブクログ
ダイエット中の自分としては気になった題名。とにかく小百合とのやり取りがバカバカしくて楽しいのが中心。
外見。確かに大事だ。でも他人にどう見られるかを一番に考え過ぎると訳が分からなくなる。この話を読んでいるととにかく好きな物を食べたくなった。
どれだけ食べて、どれだけ太ろうとその人の選択。他人が上から言うことじゃない。
ただ太り過ぎて病気になった自分にはもう出来ないと思った。脂っこいのももうそんなに食べれない。添加物とかも気になってしまう。
そんなんを気にせず食べたいものを好きなだけ食べれるってのは幸せなのかもしれない。
その人次第だね。
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