あらすじ
2019年、アラフォー非正規雇用の凛子は人生に絶望していた。一縷の望みをかけて、再就職セミナーに向かうと、かつての就活仲間だった鶴丸と再会。しかし、雷が落ち二人は1999年にタイムスリップしてしまう。二度目の人生なら「勝ち組」になれるかもしれないと二人は目論むが、就職氷河期世代の敗北の経験はなぜか社会改革に役立っていく……。新感覚お仕事×タイムスリップ小説!
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Posted by ブクログ
自身が氷河期世代、ロスジェネなので、このテーマの小説はつい手に取ってしまう。
41歳から大学生にタイムスリップして就活やりなおし。うまく行くことも、ままならないこともあるけど、前の人生の記憶を活かしたり活かさなかったりしながら、少しずつ誰かの役に立つ、そんな人生へと進んでいく。救いのあるお話でした。
Posted by ブクログ
転生もの。
タイムスリップだから非現実要素多めかと思いきや
リアルな就職〜仕事〜恋愛〜結婚の話が含まれており
自分の身にも置き換えてしまうほど深く読んでしまった。
単なるエンタメ小説ではなく
自分がこれからどうしたいかも考えさせられる。
Posted by ブクログ
2023.07 モーニングストーリー
流行りの転生系みたいな題名
文体は重くなくかなりラフな感じだが、随所でハラスメントや雇用の問題等の話題が散りばめられタイムスリッパーたちの発言からも筆者の思想を感じた
こういうの見てると令和元年度採用で働いてる自分は昔より恵まれた(自身を大切にすることが許され、推奨されるような)環境だなと感じた
Posted by ブクログ
就職氷河期世代の人は、やり直しができるのならしたいのかなと思いました。
登場人物の名前がタイムスリップにあった名前で笑えた。
こんな事あったよなと思いながら読みました。
Posted by ブクログ
自分より少し上の世代だけど、あーうんうん、と思いながら読んだ。女性活躍推進とかあったわー!と懐かしく。同時に、職場の非正規の人達みんなこんなかな?とも思ったり。いろいろ考えさせられる本だった。
キャラは良いけど話の進め方があまり自分には合わずだった。
Posted by ブクログ
そうだったよなあと昔を思い出しながら、心が苦しくなりました。
でも確かに就職氷河期に生まれて、時代に翻弄されてる凛子だけど、周りの友達とかバーのマスターなど、環境は恵まれてるんじゃないかと思うところも。まあ、それも凛子が行動を起こしたからだろうな
Posted by ブクログ
2019年から1999年にタイムリープした男女が、人生をやり直して順風満帆…とはいかない。
氷河期世代の苦悩、本当に半端じゃないなと改めて思いました。
就職のことはもちろん、2000年代〜は社会構造が大きく変化していく過渡期で。男女の格差や結婚や…様々なことに対応していく必要があった世代です。
本作のW主人公たちは、人生をやり直してもなお(やり直したからこそ?)紆余曲折があり、共に家庭を得ました。
そして迫るコロナ禍…。
怒涛の現代史を読んだ心地がする小説でした。
Posted by ブクログ
私も氷河期世代の未婚で一応、正規雇用、一緒に住んでるパートナーも同世代の非正規で、もちろん子供いません。氷河期世代の自分を呪ったことあったけど、どの世代にもいいところ悪いところ、あると思うけど。どの時代がいいとか、そんなことキリが無いと思う。
たとえば、古くなるけど、戦時中とか、戦後とか、将来の超高齢化社会とか。そういう時代に比べると、今の私は、幸せと思える自分を褒めてやりたい。
Posted by ブクログ
1999年の様相描写の参考にしたくて読んでみたが、主題は「時代の差」ではなく「就職氷河期世代の20代」であるため、2000年代の話がメインだった。そのため期待した内容ではなかったが、それでも参考になるところはあった。
■就職氷河期世代について/女性の社会進出について
制度や論点についてかなり厚く描かれていた。主題なだけに。
就職状況や婚活話について、決して一面的ではなく、主人公が経営者になったり、婚活を支援する側として男女それぞれの様相を書いたり、公平な記載だったのは好感が持てた。
氷河期世代とはいったい何だったのか、というも、主人公たちが迷いながら様々な視点を加えている。本人が悪いのか、社会が悪いのか、どうすればいいのか、どうしようものないのに。色々な考え方が混とんとしたまま描かれていて、決して答えがあるわけではなく、そこにリアリティがあった。
「若さを武器にする女」についても、立場の交換による平等な描写がされていた。
■文章について/構成について
文章は下手。説明的だったり視点がブレていたり。
というか文章に全体に加齢臭を感じた。
地の文でネットスラングが使われてるのは滑ってたと思う。
行き当たりばったり的に物語が展開するため、構成の面白さやカタルシスは感じない。タイムスリップも一回だけで本当にただのマクガフィン。
もとは連載だったようで、そもそも本当に行き当たりばったりに書いていた可能性は高い。
ただし、行き当たりばったり感は、人生の紆余曲折を描くにあたってはリアリティの演出に寄与していたとは思う。文芸に関わりたいといいながら、アパレル、食品メーカー、婚活相談で起業、等々全く違う人生に転がっていく。とはいえテーマのブレも感じた。結局何が言いたいのかわかりにくい作品だった。
■登場人物について
パワハラ男なり、仲間なり、マルチにハマる女なり、様々な人物がめまぐるしく登場するのは(節操なくも感じたが)よく描かれていた。
主人公二人にはあまり共感できなかったが、本作の主人公としてはよい造形だったと思った。
■時代描写について
時代感の描写が薄めなので、読んでいてノスタルジーを楽しめる感じはなかった。
一応、iPhoneやガラケー等のガジェットや、ファッションや、それぞれ描写はあるので、小ネタとして最低限楽しめはするが、決して主題ではない感じ。
2019年の言葉を使って理解されない(パワハラ、塩対応、ワンオペ)ところはおもしろかった。
時代感の演出に当たっては、政策の変化や政治スキャンダルに触れられたほか、芸能人や音楽グループなどの、いわゆるゴシップ話がそれなりに多かった。著者の趣味によるものか、それとも読者層に合わせたのかはわからない。が、イベント描写としてはこのあたりが大事かもしれない。
近過去タイムスリップで思いつく「株で儲ければいい」は、「詳しく覚えていない」と棚上げされつつ、ラストではちゃっかり買っていたことが示されていて、ここは仕掛けとしてうまいと思った。