南綾子のレビュー一覧

  • 21世紀の処女

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    自分のことをブスとかデブとか言ってる主人公に、序盤はしんどい気持ちになったけど、だんだんクセになって、読みごたえがあった。
    他人から求められるものが、自分の理想とは違っても、それはそれで自分を認めるきっかけになる。

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    2024年06月09日
  • 俺はこのままひとりぼっちで、いつかおかしくなってしまうんだろうか

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    同世代の話なので共感ポイント満載。
    誰でも若い時があるのに、年を取るとどうして悲しい生き物になるんだろう。。
    いろいろ悩み、落ち込みながらも生きていく。
    あまりに日常すぎる話だから、ものすごいどんでん返しがあるわけでもないから、すっと馴染むのかも。
    なんとなく、これからも元気に頑張ろうと思えた。

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    2024年06月05日
  • 死にたいって誰かに話したかった

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    自助グループ なんて物騒なタイトルなんだと思いましたが、私も思うところがあり手に取りました。生きづらい人が集まってどんな話が展開されるのかと思いましたが、共感できる部分も多々あり、考えさせられることあり、笑いあり、最後に涙もうるっとあり。面白かったです。

    私も数年前まで知りませんでしたが、世の中には性やアルコール、ギャブルの依存症の回復のための自助グループがあちこちあるようです。特に東京では各駅停車で自助グループが存在していて、日々依存症の回復のために会が開かれているそうです。そんな自助グループの一端が描かれている作品でした。死にたいと言える存在がいるのといないのとでは、生きづらさの度合いも

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    2025年12月03日
  • 俺はこのままひとりぼっちで、いつかおかしくなってしまうんだろうか

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    これから足を踏み入れる40代。一体どんなことが待ち受けているんだろう。
    この本は、40代〜50代の10年間を過ごす男女4人が主人公。
    いくつになっても人間の性格は変わらないが、「行動を変えれば人生が変わる」ことはあるんだなぁと、そのお手本を見せてもらった気分。

    女性陣が更年期や癌と闘いながらも、新しい趣味や推しを見つけて人生を楽しんでいる姿はとてもキラキラしていて、強い!
    一方の春来(はるき)は10年経っても「嫁さんがほしい」とうじうじしていて、「そういうところだぞ」と思ってしまう。
    悪いことも起こるけれど、良いこともある。人生の教科書になるお話でした。

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    2024年05月21日
  • 俺はこのままひとりぼっちで、いつかおかしくなってしまうんだろうか

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    ネタバレ

    全員が結婚せずに終わったのがなんか良かった。結婚して子供を産むことだけが人生の幸せじゃないということを改めて感じることができた。
    みんな結婚したからといって友達の縁が完全に切れるわけじゃない(と思う)し、いざという時に助け合えるような関係を構築しておくべきなのだろうなということに気づいた。
    春来の気持ちえぐいぐらいわかる。夜には孤独が押し寄せてくるんだよね。でも相手を探す前に自分の世話は自分でやらなきゃいけないし、そのための技術は身につけないといけないのだなぁと。この人が幸せに生きることを願おう。
    まぁでも今の私が思うことは、ずっとひとりぼっちは寂しい

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    2024年05月19日
  • 俺はこのままひとりぼっちで、いつかおかしくなってしまうんだろうか

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    タイトルに惹かれ購入。
    自分と同世代の苦悩、哀愁が伝わる。
    独りでいる未来を悪く想像してしまうのはわかり、年齢から希望も持てない人物達がそれでももがく姿が描かれるているが、あまり悲壮感がかんじられず重くなく読めた。
    選択を失敗したと考えず、前向きに考える人しっかり生きようと生活を見直す姿勢に、最近の自分と重ねられ力をもらう。
    やっぱりまずは健康を維持していくのが一番だなあ。そっから楽しみを見つけて充実させていきたい。

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    2024年05月18日
  • 俺はこのままひとりぼっちで、いつかおかしくなってしまうんだろうか

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    おすすめされて読みました。
    共感できる悩みがいっぱいでした。

    それぞれが悩みながら選択してきた道を後悔するのか、過ぎた事でも今からの行動次第なんですね。
    年を重ねると心配事も増える一方ですが、最後は背中を押してくれる一冊でした。

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    2024年05月15日
  • 婚活1000本ノック(新潮文庫)

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    著者をモデルにした、アラサー女性の婚活奮闘記?!
    人に教えてもらって、ドラマの最終回だけ見て、そこそこ面白かったので原作の方も読んでみることに。
    1000本まではいかないけど、本当にいろんなオトコが出てきますが、ヤリチンか非モテしかいないじゃん!
    なかなかちょうどいい、普通の相手って、いないもんなんですかね。いわゆる婚活に現れるような人が、そういううわずみをすくった後の残りになってしまっているからなのか、、
    作中の主人公は一応のハッピーエンドを迎えたものの、著者にも幸あれと願うばかりです。

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    2024年04月09日
  • 婚活1000本ノック(新潮文庫)

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    TVドラマの原作と言うことで、ていうかドラマが面白いので、多分原作はもっと面白いのだろうと思い読んでみた。
    あくまで原作であってドラマは、本とは違う演出がたくさんある。
    どちらも面白い

    で、感じたんですが、読んでて明るい太宰治の「人間失格」みたいだなと!

    文章のテンポがいいのですごく読みやすかったです、ただ口が悪いね~と思った
    そこが面白かった。

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    2024年03月08日
  • 婚活1000本ノック(新潮文庫)

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    ドラマ化されて、書店に並んでいたので読んでみました。自然な感じで、すっと入ってくるので一気読みでした。面白かったです。私も独身で、もういい歳なんで、共感できるところが多々ありました。
    「自分が好意を持つ人には好かれなくて、自分に好意を持ってくれた人はなんだか好きになれない」というところにほんとに共感。世の中なかなかうまくはいかないもんですね。でも、課題は自分自身にあって、それを見つめ直さないとどうにもできない。なんだか、身につまされることいっぱいでした。
    私も、婚活頑張ってみようかなと思いました。(笑)

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    2024年02月11日
  • 婚活1000本ノック(新潮文庫)

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    面白かった!エッセイ風でさくさく読めた。
    まさかのお相手にびっくり!

    婚活小説が好きであらかた読み漁ったけど、
    今までの婚活小説を読むに、結婚相手に求めるのは年収とか顔とかじゃなくて
    同じ事で笑えるかとか、好きなもので盛り上がれるかとか、小さな事でも楽しめるかとか…
    そういうことらしい

    さっぱりした良い読み味でした

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    2024年02月01日
  • タイムスリップしたら、また就職氷河期でした

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    転生もの。

    タイムスリップだから非現実要素多めかと思いきや
    リアルな就職〜仕事〜恋愛〜結婚の話が含まれており
    自分の身にも置き換えてしまうほど深く読んでしまった。

    単なるエンタメ小説ではなく
    自分がこれからどうしたいかも考えさせられる。

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    2023年09月14日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    6人の女性作家のアンソロジー。飛鳥井千砂目当てで読んだけど、南綾子の「インドはむりめ」と、柚木麻子の「残業バケーション」がよかった。これから恋が始まるそわそわする感じ。

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    2023年07月01日
  • ぬるま湯女子会

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    最初の方は、小説よりもドラマとかで緩〜く見たい感じだなぁなんて思ってたけど、途中から続きが気になって一気に読んだ。ぬるま湯(女子会)に浸かる彼女たちはどこに着地するのか?女の幸せとは何なのか?色々考えさせられた。

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    2023年06月09日
  • タイムスリップしたら、また就職氷河期でした

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    2023.07 モーニングストーリー

    流行りの転生系みたいな題名
    文体は重くなくかなりラフな感じだが、随所でハラスメントや雇用の問題等の話題が散りばめられタイムスリッパーたちの発言からも筆者の思想を感じた

    こういうの見てると令和元年度採用で働いてる自分は昔より恵まれた(自身を大切にすることが許され、推奨されるような)環境だなと感じた

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    2023年03月30日
  • 結婚のためなら死んでもいい(新潮文庫)

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    この主人公のような人とは絶対知合いになりたくない。婚活を理由に男をあさり、気に入らない相手はバカ男・クソ男呼ばわり。アラフォー女の暴走に血の気が引く。

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    2023年01月21日
  • ぬるま湯女子会

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    読みやすく現実感がある。
    わかるーと共感するところもあり、そろそろ女子会したい!と思った。というか混ざりたい(笑)
    ちくわの磯辺揚げが食べたくなった。
    人生はいくつからでも自分のしたいことをやっていけばいいと思った。

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    2022年10月31日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    色々な作家さんを1冊で読めてお得な気分。
    それぞれの作風が色濃く出てて面白い。

    ほっこりもあればぶっ飛んでるものもあり、主人公の女性もいろんなタイプがいて、本当に1冊でたくさん楽しめました。

    運命の人っていうのは、白馬に乗った王子様だけではない。
    タイトルと表紙から、甘々恋愛小説だと思って読むとかなり期待はずれなので要注意。

    飛鳥井千砂
    「神様たちのいるところ」
    彩瀬まる
    「かなしい食べ物」
    瀬尾まいこ
    「運命の湯」
    西加奈子
    「宇田川のマリア」
    南綾子
    「インドはむりめ」
    柚木麻子
    「残業バケーション」

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    2022年08月11日
  • 21世紀の処女

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    ネタバレ

    この主人公。容姿は悪いのかもしれない。しかし、コネだがきちんと職に就き、そこそこ貯金もある。友人もいる。人前に立つ度胸もある。文才もある。学力もある。趣味だってある。人間下品な部分は当たり前にある。この主人公が特別下品には思えない。私から見ればとても立派な人間だ。成長物語は結局もとから持っている人間が主人公になるのだなと少し落ち込んだ。でも面白い物語だった。日記形式で進むのがいい。あと登場人物のキャラがたっていて見た目も想像しやすい。読んで良かった。

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    2022年08月03日
  • 結婚のためなら死んでもいい(新潮文庫)

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    初・南綾子先生。情熱的なタイトルと五月女ケイ子さんのカバーイラストに圧倒され買ってしまいました笑

    一言で言うなら性的なさくらももこ。
    多少嘘を混ぜて書いてあるとはいえ、焦りから都合のいい女(セフレ)になってしまった事や大事な人との別れ、そして、さり気なく漢検2級をカンニングした事まで書かれており、「さらけ出す勇気」が凄い。

    過去に「君の小説は下品でなく無品」と言われたと書かれており少し納得してしまったが(失礼)、それでも面白いからいいじゃない!って思います。
    ところで「ヤシガニみたいな顔」ってどんな人なんでしょうか…とても気になります笑

    南先生はもう執筆されていないのでしょうか? だとし

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    2022年06月15日