南綾子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
メインの登場人物が4人、読み進めるにつれ出揃うのだけど、それぞれがそれぞれのことを客観視している描写と登場人物自身が自分のことを語る描写が両方あって、私はそれがすごく興味深かった。メタ認知のお手本のようで。
しかも日常生活の中で私たちは相手の本心を知ることは絶対できないし、人は目を見て嘘をつける知能を持った生き物だからなおさら。
読書体験としても、自助会擬似体験としてもすごく興味深かった。
生きづら会、いいな。素敵だな。
みんな違ってみんな凸凹。
大人だって、辛い。誰かに否定されることなく話を聞いてもらいたいよね。
友達や恋人や家族ではない誰かに、否定されずマウント取られず。
ぱっと見の判断 -
Posted by ブクログ
あなたは、『就職氷河期』を知っているでしょうか?
2023年度の総務省・労働力調査によると、この国の非正規雇用者の割合は約37%になるようです。この20年ほどの間におよそ1.3倍にも増加した非正規雇用という働き方。もちろん、人によって考え方はマチマチであり、望んで非正規雇用を選んでいる方もいらっしゃるでしょう。しかし、その一方で正社員という働き方を望んでも叶えられなかった先の今を生きている方も間違いなくいらっしゃると思います。
その原因のひとつが『就職氷河期』と呼ばれた時代の存在です。『「本年度新卒採用見送り」の連続』という中に、『まるではじめから存在しないもののような扱い』を受けた当時の -
Posted by ブクログ
一気に読み終わってしまうほど、久しぶりに面白い作者さんと本に出会いました。
結末はメインの登場人物のうち3/4人が一人で生きていくという形で終わったけれど、人生って本当に長く、辛く、苦しいものだなぁと大学生ながら実感できる細かな描写に圧巻されました。
また、その苦しさや不安を感じることすらも生きているからこそだと言うことも真冬さんのストーリーから学びました。
色々な人生の形があるのだと考えさせられる、思ったようにはうまくいかない、何かを取るなら何かを捨てないと、なんて複雑で、面倒臭いんだろう。
でもその中でもふとした時にする友達とのやりとりとか、大好きになった人に振られた悲しみとか
時間に -
Posted by ブクログ
4人の中年男女の話。
それぞれ未婚だが置かれている環境は少しずつ違う。程よい距離感を保ちながら付き合う4人。
印象的だったのが、男2人と女2人でやっぱり違うところ。女2人は苦しい時に他の3人と距離を置く。苦しい時に特に同性のもう1人とは顔を合わせたくない。一人でもがき苦しみ、逞しく立ち直る。そして、女2人は1人での生活を楽しんでいる。
この本の良いところは4人が仲良くなりすぎないところ。4人で共同生活しようとか言い出さないところ。それぞれのみっともなさがリアルに描かれていた。
春来が一番みっともなくて頼りなくて心配になってしまったが、ちゃんと彼なりに成長していった。そして、その成長ぶりが -
購入済み
一気に読みました
『千本ノック』は既に読んでるけれど、釣書が見たいと思って購入。内容は、ババアのば以外は書き下ろしなので『千本ノック』を読んだことがある人も必読です。
気になった人は、試し読みで数ページ読んでみて。
是非ドラマ化して欲しい。主演は作者ご本人がいいな。無理か。ちょい役でもいいので。
ブックライフさんへ
文庫本にある『釣書』が電子書籍に掲載されて無かったのが残念でした。
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購入済み
凄い下ネタ小説です
お試しで読んだ最初の数ページのパワーが最後まで続きます。
『千本ノック』や『ぬるま湯』同様というか更に下ネタがパワーアップ品格ダウンしてます。笑えます。
くだらない。何かの役に立つような小説ではないね。でも例えば失恋中に読んだら、悩んでるのが馬鹿馬鹿しくなるような小説。