本のタイトルからちょっと手に取るのが恥ずかしかった。
作中に出てくる女性が皆独身30歳前後、という設定。
・「神様たちのいるところ」飛鳥井千砂
アテネの街の描写が綺麗。
アクロポリス遺跡、フィロパポスの丘、早速ググって調べました。壮大なところ。
10年後に約束の地で再会しようという設定はベタですが、元カレへの心残りから揺れ動く心境に少し苦しくなりながらもラストどうなるのかが気になって仕方がなかった。
★★★★
・「かなしい食べもの」彩瀬まる
『かなしい食べもの』というタイトルから、途中でだれか死んでしまうのか、とか発想力の乏しい頭で考えていたのですが、なんともいえない昔の思い出のキーアイテムだったとは。
透の仕事が魅力的で、そこをもっと読みたかった。
彩瀬さんの作品の、働いている人の描写が好きです。
そして、お互いが寄り添いながら想う気持ちが伝わってきてこの先の二人も応援したくなるようだった。
本書一番の作品です。
★★★★★
・「運命の湯」瀬尾まいこ
運命のロミオがまさかの場所で現れたのがよかった。
ロ(↑)ミオではなく、呂三男(→)さん。笑
昔の人もなんだかんだで一定数変わったお名前の方はいらっしゃいますので、いそうだなぁ。いや、いないか。
しかし運命の人とは、なにも恋に落ちたり結婚する相手だけではないからなぁ。
ほのぼのとした呂三男さんとの会話や、なにより銭湯という設定に大変ほっこりしました。
★★★★
・「宇田川のマリア」西加奈子
ぶっとんだところのある作風だなと。最後までまったくわけが分からない。
ただただ汚かった、という感想しか残らなかった。
著者の作品は初めて読んだけれど、他の作品読もうとは思えない。
★
・「インドはむりめ」南綾子
女4人グループに誰一人として魅力的な女性がいない…!
読んでてイライラする人ばかり。。。
人間味があるとかではなく、ただただ不快。
『なんかもーめんどくせーし現状維持でよくねー?』
みたいなのは現実ではよくあるけれど、こうやって活字にして読むとイライラしますね。
結局は達也が運命の人…なのかも…?ってラストですが
達也も達也でフラフラ女とつるむわ責任のとれない発言ばっかりだわで軟弱男!
なにより個人的に「むりめ」って言葉が嫌いです。
★★
・「残業バケーション」柚木麻子
相手とのちょっとした共通点からじわりじわりと好意を寄せる感じがリアル。
職場恋愛ってこんな感じで始まっていくんだなぁ、とか。
ラストで主人公の家に来た種田くんの口調がタメ口に変わるところがいい。
★★★