南綾子のレビュー一覧

  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    本のタイトルからちょっと手に取るのが恥ずかしかった。
    作中に出てくる女性が皆独身30歳前後、という設定。

    ・「神様たちのいるところ」飛鳥井千砂
    アテネの街の描写が綺麗。
    アクロポリス遺跡、フィロパポスの丘、早速ググって調べました。壮大なところ。
    10年後に約束の地で再会しようという設定はベタですが、元カレへの心残りから揺れ動く心境に少し苦しくなりながらもラストどうなるのかが気になって仕方がなかった。
    ★★★★

    ・「かなしい食べもの」彩瀬まる
    『かなしい食べもの』というタイトルから、途中でだれか死んでしまうのか、とか発想力の乏しい頭で考えていたのですが、なんともいえない昔の思い出のキーアイテ

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    2017年05月18日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    神様たちのいるところ/飛鳥井千砂
    かなしい食べもの/彩瀬まる
    運命の湯/瀬尾まいこ
    宇田川のマリア/西加奈子
    インドはむりめ/南綾子
    残業バケーション/柚木麻子

    読後一番の感想は、「恋愛アンソロジーじゃないやん!」です。運命は恋愛だけじゃない。

    好きなのは【運命の湯】
    おもしろかったのは【神様たちのいるところ】
    意表をついたのは【宇田川のマリア】

    彩瀬まるは、もっといろんな話を読んでみたい。

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    2016年10月14日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    ネタバレ

    ★かなしい食べもの
    つらいとき、底に沈んでいってしまわないように、自分の手を掴んでくれた人。
    その人が作ってくれた料理を、今も定期的に食べなければ落ち着かない女。
    もうつらいことは過ぎているのに、落ち込むといつまでも同じ方法に縋る。
    そうすることで、自分を安心させているのだ。
    でも、そうやっていつまでも一人で膝を抱えているなんて、悲しすぎる。
    今ある周囲との関わりを、自ら断ってしまっていることに、気づいているだろうか。
    すぐに止めろとは言わないけれど、少しずつ減らしていこうよ。

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    2016年01月24日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    西さんより前の短編で、そういう感じかーって読んでたら。西さん! 飛ばしてんなあ。運命の人はどこですか⁈って感じ。他のも悪くないのに、この本の1番を西さんがかっさらっていった。

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    2016年01月24日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    キュンとするのかな?と思いながら読んでしまったため、ちょっと物足りない気分です。
    短編で作者がそれぞれ違うので、色んな雰囲気を楽しめて良かったです。

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    2016年01月10日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    それぞれの作家さんの作品が面白くない訳じゃないですが、このタイトルと表紙から想像するお話とは違う方向の話が多かった。
    綾瀬さんと、南さんの文章は好みですけどね。
    タイトルや表紙とフィットするのは、最後の柚木さんの作品くらいしかなかったなあ……。
    同期ふたりのやり取りに、にやにやできました。

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    2015年09月09日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    最初にこの本を見た時に、いろんな作者さんがいろんな恋愛小説を描くんだろうなと勝手に思っていました。
    でも、この本を読んでいくにつれて、運命って恋愛に限らないんだなって思いました。
    いろんな人との出会い自体が運命なのかもしれないなぁと思いました。
    人との出会いを大切にしたいと思いました。

    私は特に、「神様たちのいるところ」「かなしい食べ物」「残業バケーション」がすきでした。

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    2015年06月20日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    知ってる作家さん、好きな作家さんがいたので思わず買っちゃった。そして1日で読破しました。1番好きな話は柚木さんの『残業バケーション』かな。最後に主人公と種田くんの距離がぐっと近くなったところにきゅんとした。「僕」から「俺」に変わる小さな変化に弱い。笑 全体的に恋愛恋愛してなくてよかったかも。どの話も運命の人を探して、まだその途中にいる感じ。短編だからしっかりとは終わらない。けど、まだ話は続いていくみたいな終わり方が良い。良き読書時間でした❀

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    2015年03月01日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    「神様たちのいるところ」飛鳥井千砂
    10年間に交わした元彼との約束のためアテネへ向かう
    「かなしい食べもの」彩瀬まる
    枝豆チーズパン
    「運命の湯」瀬尾まいこ
    ロミオとジュリエット
    「インドはむりめ」南綾子
    30才独身女4人+独身男1人
    「残業バケーション」柚木麻子
    九十年代ドラマ研究所

    しかし何で妙齢(過ぎてるか?)の独身女は煙草+不倫女ばっかりなの?

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    2014年11月19日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    「かなしい食べ物」と「運命の湯」は、個人的に好きな作風でした。

    読んでいて、ハッとなったのは、「残業バケーション」という話。

    自分も、面倒くさがったり、周りになんて思われるかという事を気にして、自分から、誰かや何かと繋がることを放棄してしまうような所があるから、種田君の言葉は心に残った。

    自分でも気付かない内に、周りに壁を作ってしまってるのに、自分ではそんなつもりがないから、周りに遠ざけられてる気がして、悪い方、悪い方にばかり、考えてしまう・・・。

    初めの一歩は、誰だって怖い。でも、その一歩を踏み出すからこそ、道が見えてくる。

    待っていても何も変わらないし、始まらない。
    自分から、ア

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    2014年07月18日
  • ほしいあいたいすきいれて

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    官能小説っぽさをうりにしつつも、日々の主人公の生活や感情がリアルでやりすぎた感じになっていないところは良かった。
    ストーリー的な部分を言うと、あそこまでバカな男のいいなりになるバカな女が結局風俗にそまらないなんて、ありえないと思う。
    彼女に風俗で働いてほしいと思うような男が本当にいないことを祈ります。
    あと、帯をみて風俗嬢になる物語だと思って購入した読者はすごく多いと思うが読み終わって、結局違かったけどよかったようななんだか分からない結果になった。

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    2014年07月04日
  • わたしの好きなおじさん

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    ネタバレ

    いわゆる「おじさん萌え」をがっつり書いた、「こういうおじさんて素敵、萌え!」みたいな作品集ではない。他の方も書いていますが、基本的にはたまたまとあるおじさんが気になってしまったという程度。
    一番気になったのは全編毎回フェラチオしてること。これは好みの問題だけど、私は読んでてだんだん気持ち悪くなってしまった。
    書き下ろしの二作品がおもしろかった。

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    2014年05月14日
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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    好きな作家さんが入っていたので読んだ。
    やはり、瀬尾さんの技はほっこりぞくぞくする。
    柚木さんも最近好きな作家さん。同世代だから?
    そうそうと共感、主人公と一緒になれるところが良かった。

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    2014年04月19日
  • 密やかな口づけ

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    ネタバレ

    女性作家達による官能アンソロジー。男性作家が執筆する官能小説とは違い、女性作家の官能小説は繊細。そして、女性の気持ちがわかっているのでリアルでもある。吉川トリコと遠野りり子の作品がすごく良かった。遠野りり子はSMの事がよくわかっている。自称Sの人に関しての部分は特に同意。豪華な作家陣の小説が一気に読めて満足。

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    2014年03月26日
  • マサヒコを思い出せない

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    マサヒコと思い出を作りたい!w
    こんなにダメなところばかり描かれているのに、何だろうこの魅力。
    そんなマサヒコを切り捨てて、自分の道を掴み取る女たちに幸あれ。
    再読時には、マサヒコの年齢順に読みたいと思います。

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    2013年02月10日