あらすじ
三十三歳、パートナーはいるがモラハラ気味で結婚の予定なし、仕事にやりがいなし、特に語るべき目標もない。人生迷子中の響は社内で恐れられている“庶務のおばちゃん”こと桜子が気になっている。必要以上の業務はしないが、ランチにおにぎりを頬張る姿があまりに幸せそうなのだ。ある夜、響はあこがれの桜子と急接近する。世代を超えた絆は響の毎日に彩りを加えてくれたが、人生も友情も一筋縄ではいかなくて……。
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Posted by ブクログ
初めての作家さん。
まじで刺さりまくった。
もうおばさんになっちゃったから、しかも低賃金だし、金もないし、ワタシは桜子とは違うけどでもでもこんなふうに年齢離れても友だちになれるしひとりだけどひとりじゃないって思えるのは最高に良かった。
庶務のおばちゃんって思ってたひとにだって歴史があるし、ひとが2人寄れば摩擦もあるのよってほんま色々唸りながら一気読みだった。
南綾子作家、今後追いかけたい。
Posted by ブクログ
最近こういった、恋愛小説でもなく、特殊な立場の人でもなく、ドラマがあるわけでもなく…ただ、色々考えさせられて読後感もなかなかすがすがしい小説に当たることが増えてきて、自分的にすごく嬉しい。
日本が貧しくなってきて、新しいタイプの幸せを見出していきたいという世の中の流れも反映されてるのか…
すでにおばさんに足を踏み入れているからこそ、桜子のようないき方って実はいいんだよなあと思える。自分は若い時より今の方が楽しいし、多少稼ぎがあろうと、派手なことはせずに地味な生活を楽しめるのが重要なんではと思っている。
たまたま手に取った作家さんだが、他の作品も気になっている。
Posted by ブクログ
いつも読んでいるサスペンスやミステリーと違ってほのぼの系のお話だが、なかなか考えさせられるお話だった。うまくいえないが、才能があるとまわりが「才能があるんだから頑張れ」と上を目指すことを強要したりするが、要は自分が居心地の良い生き方をすればよいということを言いたいお話のような気がする。たしかに才能や学歴や財産の違いによって、家族や周りはああしろこうしろとうるさいが、自分の人生は自分が気持ちよいものにしていけばよいと改めて気づかされた本。
Posted by ブクログ
固定観念や、知らないうちに誰かやメディアに植え付けられた価値観に惑わされずに生きているおばさんを見て友達になりたいと思う主人公。
共感!
自分の心の声に耳を傾けて生きている人は魅力的ですね。
そう言える時代になってきてよかった。
勝ち負けの時代は終わり。
Posted by ブクログ
カバーがかわいくて、パラっとめくった先のおばさん達の会話がたまらなくかわいくて購入。
こうやって歳を重ねたいな〜この人達好きだな〜と思いながら一気読みした。
登場人物たくさん、だけど過去と今が巡って繋がって悲しかったり嬉しかったり。
ほんわかストーリーかと思いきや、重めな部分も結構あって…それぞれの人生って感じでした。
いろんな人がいて毎日たくさん擦り減るけど、自分を大切に自分らしく生きたいな。もし1人でもやっていけそうと思える時が私にも来るのかな、来るといいなと思った。
Posted by ブクログ
20代より30代、30代より40代の方が生きやすくなると昔、知人に言われた事を思い出しながら読んだ。
「おばさんって自虐じゃなくて、自慢」
当たり前だけど、いろいろ経験を積んだからこその今なんだなとしみじみ…。
リフレッシュルームの中で、どうでもいいことを楽しそうに話している桜子に、「人生に関係する話はしないんですか?」と尋ねる響に、桜子が返した言葉が良かった!