あらすじ
三十三歳、パートナーはいるがモラハラ気味で結婚の予定なし、仕事にやりがいなし、特に語るべき目標もない。人生迷子中の響は社内で恐れられている“庶務のおばちゃん”こと桜子が気になっている。必要以上の業務はしないが、ランチにおにぎりを頬張る姿があまりに幸せそうなのだ。ある夜、響はあこがれの桜子と急接近する。世代を超えた絆は響の毎日に彩りを加えてくれたが、人生も友情も一筋縄ではいかなくて……。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
女性の幸せにもいろいろな形があると思うけれど、登場人物たちは自分とは違う幸せを手に入れていて、その世界に一種の憧れを感じた。
イッテQの女性芸人メンバーを見ていて、楽しそう!!と羨ましくなる瞬間がある。あの感覚に近い。
50歳を超えたら、こんな幸せも手に入れたいなと思う。健康な身体で、何も気にせず飲んで食べて、好きなことを喋りまくる。そこに、遠慮なく好きなことを言い合える気の合う仲間がいたら最強ですね。
Posted by ブクログ
これめちゃ良くて、これを読んでから本当に肩の荷が降りて、これからの人生生きていくのが読む前以上に楽しみになった。
ただ、私みたいに、キャリアアップも、結婚や出産のライフステージ(便宜上そう呼びます)ステップアップも望まない、ただ毎日美味しいものを食べて笑って過ごしたいわ。って人以外が読んだら全然共感を得られないかも。
私はお友達に勧められて読んだんだけど、出会えて良かった本。
共感しすぎてなんか私のツイート見てるのか...トゥルーマン・ショーか...???となった。
でもこういう不安抱えてる人多いから、私みたいな人間がいたら読んでほしいね。
とつぜん!隙自語りすみませんなんだけど、
わたし英語を習ってるのね。5年近く習ってて別に全然ペラペラじゃないの。だけど先生と話してて楽しいから続けてるのね。でもせっかく英語習ってるなら資格取った方がいいのかなあとか。みんなにも、「資格取ってそういう仕事つけばいいじゃん!もったいないよ!」みたいに言われて、1回TOEICも受けたんだよね。でもさ別に、楽しいからレッスン受けるでいいじゃん。って思ったの、楽しいからって立派な理由やん、目的がなくたって勉強していいし、何も全てを人生のステップアップに繋げなくても、てゆうかステップアップとかしなくていいだろ!って思ったのよ。
毎日笑って楽しく過ごす、これって十分素敵なことだよね。
(隙自語り終了、ありがとうございました。)
この本の良いなと思ったところは、手放しで、何も考えずテキトーに過ごすことではなく、もし一人で生きていくとなったら、必要なことも教えてくれる。人との関わりで起こる問題も物語に絡めて書いてあって、普通に物語としても面白いから私は読む手が止まらなかった。
あとあのおにぎり屋さん行きたいなって思った。おにぎりだーぃすき♫
今普通に独身で相手もいないし、何の目標もなく生きてるけど、この本を読んで思った。毎日美味しい物食べて、友達と遊んだり、一人で映画みにいったり、こういう日常が私は愛おしいし、楽しいからいいやん♫納税してるし♫ってね♫
まあ貯金はもう少しちゃんとしよーって思った汗
Posted by ブクログ
桜子さんになりたい~~
響もひとりを今は選んでるけど、響は大企業勤めで家庭環境は置いといて母の権力もあるから、安定した平均以上の給料をもらってるからこその余裕もあるんだろうなあとも思った。
桜子さんも派遣とはいえ大企業勤めだから、私もちゃんと収入あげて締めるとこ絞めて、色々がんばっていきたいと思った。
Posted by ブクログ
途中までは楽しい気持ちで読み進められたものの、後半はいじめの話が結構エグいのと、会社も女の人生いろいろあるよな…と感じずにはいられなかった。でも最後はとても明るい終り方で救われた。みんないろんな思いを抱えながら働いているよね、ととても共感できた。
Posted by ブクログ
読んだ後前向きになれるいい本だった。
ひーちゃんと同じくこのままでいいのか…と考えていたしそういう生き方をするのだっていいんだよと言われてる気分になった
世代が違う仲良しのいつでも会えるお友達がいるのが羨ましい!でも永遠に続くわけじゃないから、そうなっても1人で乗り越えてまた楽しみを見つければいいんだ。会える友達、1人で楽しむ幸せを噛み締めて、1人で乗り越えられるよう頑張って生きていこうと思った。
Posted by ブクログ
本当に良い本に出会えた。
タイトル通り、読めばこの気持ちになるそんな本だった。
そしておにぎりが食べたくなり、おばさんの友達が欲しくなりました!
Posted by ブクログ
久しぶりに、小説を始終楽しく夢中で読んだ気がした。
ドロドロしてたり、苦しかったり、悲しかったりするのが、なぜか年々苦手になっている身としては、おばさんたちの何でもない会話がとても楽しかった。
どうでもいい話ばかりではないけど、バランスが良かった気がする。
生き方について、色々考えさせられるところもある。
でも1番は、楽しそうでいいな〜でした。
Posted by ブクログ
一人で生きていく、と聞くと、ネガティブな印象を受けるかもしれない。
でもこの本を読めば、きっとそんなことばかりではない、楽しいこともたくさんあると思えるはず。
色んなことに妥協して、つまらない人生を生きるくらいなら、自分が幸せになれる生き方を見つけて、楽しみながら死に向かって生きたっていい。
そんな風に思える人が増えるといいな、と感じました。
Posted by ブクログ
おもしろかったー!軽やかなタッチで読みやすかった。作中の女性達と自由で気ままなごはんや呑みをご一緒したい、仲間に入れて〜!!
この物語、働く30後半から40代の女性は共感の嵐では?年上女性と仲良くなるには、おすそわけスキルと相手を褒めたたえるスキル、すこしずうずうしくあるくらいがちょうどいいと主人公の響は学ぶ。
・・・私も勉強になりました。
さて、おすそわけ検定、私は何級だろうなぁ?
Posted by ブクログ
妹から貰った1冊✩.*˚
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「オバサン」って言われるのは、なんかやだな、なりたくないなって思っていたけど、
この本に出てくる桜子さん達おばさんは、
美味しいもの話とかを自由に楽しんでいて
素敵だなと感じた。
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大人になると、結婚や出産・子育ての話題が多くなったり、そこでマウントを取り合ったり息苦しいことが多い中、桜子さん達の世界観かとても暖かく心が暖かくなった。こんな人たちと私も楽しくお話したいと感じた。
Posted by ブクログ
タイトルを見たときからずーっと気になってた本をついに読む。
なんて元気をもらえる本なんだろう…!わたしも響と同世代だし境遇も近いところがありかなり共感しながら読みました。友人や会社の同期はどんどんライフステージを昇っているのに自分は同じところに居続けてる気がする、下手したら後退してさえいるんじゃないかと不安になることがよくあるんですが、それでもべつにいいんだなと。同じところに居続けるのも人生。安泰で平穏な生活のために働くわけであって、仕事にやり甲斐とか自己実現みたいなのは求めてない。こんなふうに生きてもいいんだって勇気づけられました。わたしも桜子さんみたいに自分のために生きたい。現代っぽいなと思ったけど、別段そういうわけではなく、昔からこういう人はいたんでしょうね。いまはこういう人が増えたのと可視化されやすくなったというだけで。わたしのバイブルにしたい一冊でした。
Posted by ブクログ
誰もが一度はおばさんたちが楽しそうにしてるのを見て、いいな~!あんなふうになりたい!と思った事はあるのでは、、
現代社会を生きていく中で、人それぞれの幸せがある!結婚・出産だけがみんなの幸せの形ではない!と思える一冊。このまま生きていくのが少し楽しみになる、今の自分の悩みが少しちっぽけになる、そんな一冊でした。
私も週末にお決まりのお店で集まりができる友達が欲しい。
Posted by ブクログ
ただ楽しく生きていたいって思ってたらここに辿り着いてただけという桜子さんの生き方に憧れた。人生のスタンプラリーを押すように彼氏を作って結婚して出産して…という価値観に縛られることは、本当に自分のしたい生き方ができないことにもなり得るから、自分がどうしたいのか、自分にとって一番の幸せとは何かをよく考えないといけないなと思った。心に響く言葉がたくさんあった。
「金、健康、友達、この三つがないといろいろ半減だから。この三つの確保だけは、今のうちからがんばるべし。」
「生涯独身女性の先輩として、お金に関していくつかアドバイスをあげましょう。まず、働き続けなさい。早期リタイアなんていう悪魔の言葉に惑わされないように。そして、誰かの口車に乗せられて不動産を手に入れようとしないこと。本当にその家に住みたいならいいけど、損得で判断はしないように。三つ目は、自分へのご褒美という名のつまらない消費をやめること。一見有意義なお金の使い方に思えるけど、結局はただの消費行動でしかないんだから。自分にとって本当に必要なものだけお金を使いなさい。」
自分が生活できるだけのお金を稼いで、自分のためだけに時間とお金を自由に使うことがこの上ない幸せだっていうのはすごく共感した。自分の心を守るために人に対して無関心なところはいいかもなぁと思った。私にとって人生の指南書になった。
タイトルからして共感だったから、南綾子さん私好みかも!
Posted by ブクログ
職場にいるよく知らない平凡そうなおばさんの裏側。
とくに派手でもないけど、話が尽きない友人がいて共通の趣味があって、食欲があってもりもり食べて、心身共に健康的で幸せそう。
おにぎりが食べたくなる。
Posted by ブクログ
私も今すぐおばさんになりたい.........!!
人生のことじゃなくて雑談をしていたい。次の日何を話していたかも忘れてしまうようなどうでもいい話をずーーっと。お金と健康と友達を大切にすること。肝に銘じます!!
今はいろんな選択肢があるし、周りと比べると苦しくなることもあるけれど、心に残る文章がいくつも出てきた。「自分の行き先は自分で決めたいでしょ。誰だって」て、1人を選んだり子供を産む産まないとか色々あるけど、自分で決めたことを正解とするのが1番だね。
桜子みたいな生き方もかっこいい。野望なんてなくて、でも人生は楽しそうな人生の先輩!速水の頑張りすぎていろいろなものを犠牲にしてきたものを考えたら少し悲しく、もんちゃんみたいなキャリアウーマンは少し憧れたり、自分がどうなりたいかは分からないけど、50歳になってからが女性は本番らしいので、とにかくどんなおばさんになりたいか考えておこう。。自虐じゃなくて自慢ね!あと、私はリカちゃんみたいに主語述語なくなるし、すいちゃんみたいに話飛んだりしちゃうし、おばさんの卵てきな素質?いや、その人の問題?みたいなことを度々本を読んで思っていました。笑
面白くって一気読みしちゃった〜!
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて絶対に読みたかった一冊!
30過ぎてからこれまでの人生を振り返ったり、逆に将来のことを考えたりしているうちに色々なことが嫌になって、ほんとうに丁度「早くおばさんになりたい!!!」と思っていたところでした。
わたしは頑固な性格なのでひーちゃんとは逆で、周りのライフステージが変わっても環境の変化があっても焦らず生きてきたタイプですが、自分の生き方を主張しても受け入れられることは少なく、焦せらせるような言葉をかけられながら20代を生きてきました。
わたしの人生の正解はわたしが決める!と確固たる意思を持っていても、やはりそんな風に言われた瞬間はちょっと傷つきます。
だから桜子さんの生き様はわたしにとっても救いになったし、やっぱりわたしはわたしでいいんだ、と思えました。この作品に出会えてよかった!結婚してもしなくても人生は楽しいし、昇進してもしなくても日々の "楽しい" "嬉しい" そして "美味しい" は、ちゃんとそこにある。
これからも大切に読みたい作品です。
Posted by ブクログ
「自分の行先は、自分で決めたいでしょ、誰だって」
自分の進む道を自分で選べなかった後悔はずっと残るのかもしれない。
あの時こうしていれば、、今どうなってたかな、、って。
だから自分で選択していきたい。
けど、選択する時に迷うこともあると思う。
後悔しないために、迷ったときの判断基準を明確にした自分の憲法を用意していた方がいい気する。
・大事にしたい価値観
・理想の自分
モラハラ彼氏だとか夫とかとっとと別れなよ~
セクハラというか最低最悪な上司。。
わたしの理想のおばあちゃん(老後)は麻雀をして過ごしたいって思ってる。(麻雀できないけど)
そしてたら桜子さんたちも麻雀してて。そうそう。こんな風に年を重ねていきたいのです。と改めて思った。
あと、年を重ねてもやりたいことの一つに
モンスター(エナジードリンク)飲みながら、自分を追い込むようなことやりたい。
を追加しました。
ひとりで生きていくことの楽しさや幸福
こっちの道はすごく楽しいけど、教えてはあげない。責任取れないもんね。
Posted by ブクログ
みんながみんな高い目標や大きい夢を追いかけるべき、ではなく自分にとって満足できる生き方は何かを探りそれを肯定してもらえるような本。
とても読みやすく面白い本でした。
お局や同僚の嫌がらせが胸糞悪くて
自分の職場がいかにクリーンか、ありがたさを再認識しました。
Posted by ブクログ
いい本でした。
自分もこれから一人で生きていくのかと思うと、少し怖い。でもその一方で、一人で過ごすのも案外楽しいな、と思うこともあって。この本の登場人物たちの人生を見ていたら、少しだけ肩の荷が軽くなりました。
人生いろいろ。自分で選んで、自分なりに前に進んでいけばいい。自分で選んだ道なら、きっと最終的にはいい方向に進んでいくんだと思います。
もし失敗したら、そのときは桜子さんみたいに大口を開けて笑って、美味しいおにぎりをめいっぱい頬張ればいい。
とりあえず明日は、美味しい海苔と具材を買ってこよう。
ホカホカのご飯をパリパリの海苔で包んだ、美味しいおにぎりを作ろうと思いました。
Posted by ブクログ
面白かった!
タイトルが私の心情とぴったりで思わず手に取りました。
主人公と自分が重なって、共感しながら読みました。
1人で生きていく生き方に憧れつつも、本当にいいのか?揺れる気持ちがよく分かるなぁと。
私も桜子さんみたいに生きたいし、こんな友人が欲しい…
Posted by ブクログ
こんなふうに毎日すごしておばさんになっていけたらうれしいし、楽しいだろうな〜と思った。
人や会社の悪口言ったり、愚痴ばかり言っていると、その時はスッキリするかもしれないが、それが恒常的になるときっと前向きには生きていけないし、人生つまらないものになりそう。
桜子さんのように、自分が好きなものや楽しいと思えることに日々費やして、生きていけたらなんて素晴らしいんだろう。
Posted by ブクログ
おばさんも30代の時は同じように悩み、先人たちを道標にしてきた。それがまた下の世代にも継承されていく。だから、私は少し年上の、未来から来たおばさんたちの話が好きなんだなぁと改めて思った。
途中から少し話がごちゃっとなったけど、パワフルなおばさんたちの生き方に勇気をもらえる話。
リカちゃんが韓国で元カレに会う場面。桜子が止めもせず、笑顔で迎え入れる準備だけしていたところにグッと来た。おばさんになっても嫌なこととか、大変なことは変わらず起こるけど、経験値があるからなんとかなるし、そこにどっしりと構えた友人がいれば最強。
「ずっと同じ場所にいるのは、自分だけ。」学生時代の友人たちと会うたびにそう感じる気持ち、分かりすぎる。
「女の人生はね、五十も半ばを過ぎてからが本番なの。でもそのときにね、金、健康、友達、この三つがないといろいろ半減だから。この三つの確保だけは、今のうちからがんばるべし。」
Posted by ブクログ
高校生のとき、早くおじいさんになって余生をすごしたいと思っていた。そんな私にぴったり!とタイトルにひかれて手に取った。
読み始めてびっくり、理想のおばさんと思われている桜子さんは私より年下のようだ。軽くショックを受けた。
年下だけど、自分をもっている桜子さんに憧れる。私も桜子さんのようになりたい。大事なのは「お金・健康・友達」らしい。ああ、全部もってないな。
でも心だけでも桜子さんを見ならおう。人の悪口は言わず、自分の好きなものにまっすぐに!
この本を通勤時に読んでいる間は、なんだか毎日が少しだけ楽しく感じた。貴重な時間だった。
20260826
Posted by ブクログ
おもしろかった。しかし長い!
あまり分厚くない文庫だからと油断していた。読んでも読んでも終わらない。途中少し中だるみ。もう少しスッキリした内容なら⭐︎5です。
桜子と響の年齢を越えたシスターフッドは憧れる。
「いつも焦っている気がする。何かを得なければと。少しでも成長しなければと。時間を有意義につかって充実させなければと。そして日曜の夜には毎度思う。今週も何も得ることなく、休日が終わってしまった、と。」
この文章にすごく同感。スタンプラリーのように人生のイベントをこなしていくのに必死。子育てを終えて自分の時間を自分だけのために使える日を待ち望んでいる。一人暮らしがしたい。
自由と孤独は背中合わせ。何を選んで何を捨てるか。永遠の人生の課題だと思った。
Posted by ブクログ
冬ソナブームの頃、韓国旅行で楽しそうにしているオバタリアン軍団が羨ましい。そう思っていた乙女の私。
そんな私も39歳になり、私の生き方これでいいのかなと思うこともある。
でも、昔からの女友達やママ友、先輩と美味しいものを食べて、飲んで、9割くだらない話とスパイス程度の真面目な話が居心地がいいのは私もそうだなと。
若い頃みたいに友達の悩みを自分事のように背負おうとしたり、友達の人生の責任は取れないけど、気持ちを吐き出したり、少し息をしやすくするくらいの存在でありたい。
主人公とも、桜子さんとも、さまざまなキャラクターの女性たちとも、少しずつ重なる部分があるし、分かり合えない部分もあるけれど
まるで、私も彼女のおしゃべりの仲間に加わったようなちょうど良い距離感で読める本だった。
若い頃、眩しく見えたオバタリアンたちは
いろんな(幸せや苦しいことも)経験を経て、あの傲慢にも見える自由を手にしたんだろう。
より一層眩しくて羨ましい!
早く私も正式な?おばさんになりたい!
女友達と健康と金!
私も大事にしていこう!
居心地の良い女友達はたくさんいるから、
ウォーキングとバランスの良い食事と、資産運用に励むぞ!えいえいおー!
私も金買っておけばよかったー!
Posted by ブクログ
33歳の宇佐美響は、同居している彼氏はいるが、モラハラ気味で結婚の予定もなく、仕事にやりがいを持てずに目標もない。
そんな響が、気になっているのは庶務のおばちゃんこと桜子である。
リフレッシュルームで、同じような年代のおばさんたちと美味しそうにおにぎりを食べながら、なんとも平和な会話を楽しんでいる。
どこにでもいる普通のおばさんなのに何故こんなに彼女のことを目で追ってしまうのか…。
桜子と仲良くなることで、ひとりで楽しく生きることに幸せだと感じるようになった響。
結婚するのもしないのも本人次第で、どう生きていきたいのかが大切だと気づいた。
50歳も過ぎると、みんなそれぞれにしんどい経験をしてる。どんなに恵まれた人でも、病気とかお金のこととか家族とか、いろいろあるもので、だからこそ人の生活を詮索しても、ろくな情報が出てこない、しんどいとか辛いとかの話は自然と避けて、お喋りの時間くらい楽しくしたい…ってのは、これからの付き合いで大切なことだとわかった。
女の人生は、50代も半ばを過ぎてからが本番。
更年期も終わり、自分をしばりつけるものは何もない、そのときに金、健康、友達、この三つがないといろいろ半減だと話していたのが、ぐさりとくる。
Posted by ブクログ
勝手に想像していたお話と全然違って勝手に驚いた。
こうあらねばならないという生き方を、疑いながらも安心を求めてか、進んでいる人が多い中で、ほかの人と少し違う、それも絶対的に頼る相手がいない生き方を選ぶ不安を、なんども行きつ戻りつして確認しながら、自然な自分の生き方の方に近づいていく主人公が、人間らしく感じた。
正直、パートナーがいても不安はあるし、裏切りも、期待外れも、このお話のなかでも現実でもあるから、少し違和感はあったんだけど、表面的でも頼る人がいるという安心感は蜜の味ではあるから、そこはあまり気にせず読んだ。他者に恋愛感情を抱かないという性的指向とかが出てくるのとかも少し違和感ではあるけど、そこは本題ではないから、そこも気にせず読んだ。
主人公は自分が思うよりずっとしっかりしていて大人なんだろうなと思う。自分の足りないところを補おうとパートナーを選んだりするのも、周りにできる人がいるのも、環境的・資質的にはこうあらねばならない生き方を選ぶ王道を進んでもいい人なのに、結局そこの価値観に疑問を持って、自分で新しい道を選んでって、やっぱなんか強い人だよな。
感想を書いていたら少し違和感がいろいろ出てきたかも…