くちびる遊び(新潮文庫)

くちびる遊び(新潮文庫)

572円 (税込)

2pt

3.6

「女の匂いをさせては、獣が来ます」山奥の宿坊。妖艶な僧が、手で舌で、私の体を清めていく――(「女禁高野」) 妻よ、俺の顔に跨(またが)ってくれ。潤みに塗(まみ)れたその尻で、潰してくれ(「悦楽椅子」) 先生は、私の髪で先をくすぐられるのが、たまらなく好きでしょう?(「みだら髪」) 狂おしいほどに疼(うず)き、したたり、吐息が漏れる。団鬼六賞作家が男と女の心の秘部を押しひらく、欲情短編集。

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くちびる遊び(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久々の花房作品。文豪シリーズ第二弾。『女禁高野』神聖な高野山と妖艶な雰囲気を醸し出す宿坊、美しい僧侶と官能的な行為、それらのギャップが何とも言えないエロスを増幅させる。舌を絡めるキスで「口の中でも、感じてしまうなんて初めて知りました」『悦楽椅子』は乱歩の良さに官能増し増しって感じで、理解し難かった変

    0
    2022年12月30日

    Posted by ブクログ

    文豪官能シリーズ第2段!ww
    若干、ホラーとかブラックコメディの要素を含んでいるような?w
    男の嫉妬、コワイわー。ま、女の嫉妬もコワイですけどwww
    肝心のエロは・・・ま、お楽しみくださいww

    0
    2017年12月30日

    Posted by ブクログ

    花房観音『くちびる遊び』新潮文庫。

    『花びらめぐり』に続く文豪の近代文学をテーマにした官能短編小説集の第2弾。いずれの短編も元ネタを連想させながら、花房観音の独特の雰囲気を表現しており、面白い。

    『愛しの舞姫』。森鴎外の『秋の舞姫』が元ネタ。美貌のドイツ女性エリスと結婚間近の友人への嫉妬の行方は

    0
    2017年11月05日

    Posted by ブクログ

    2017年、41冊目は花房観音、近代文学を、現代官能にアレンジ、remixさせた、文豪官能シリーズ、第二弾。

    今回はタイトルと一言紹介を。

    愛しの舞姫:男の嫉妬話、その①。

    女禁高野:孤独の都会と滾る山野。

    タレコミ訴え:男の嫉妬話、その②、BL編 with 言葉遊び。

    悦楽椅子:性癖話、

    0
    2017年11月01日

    Posted by ブクログ

    こういうのを初めて読んだ。女性作家さんとは知らなかった。
    どこか劣等感を抱えている登場人物たちの鬱屈して歪んだ心の描写がいい。「愛しの舞姫」で罵倒されてるところとかがいい。
    背徳感とか破滅の予感とか、そういうのがもっとあるとよかったかなあ。わりと纏まりのよい結末が多い感じ。

    0
    2022年12月08日

    Posted by ブクログ

     花房観音「くちびる遊び」、2017.11発行、「花びらめくり」に続く文豪官能シリーズ第二弾、古典的名作を官能小説にアレンジしたもの。愛しの舞姫、女禁高野、タレコミ訴え、快楽椅子、みだら髪の5話。元の名作がわからなかったのは、タレコミ訴え。太宰治の賭込み訴えだそうです。この本ではBL風でした。乳房に

    0
    2021年02月17日

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