鬼の家

鬼の家

693円 (税込)

3pt

3.0

桜子の名前にちなんでその屋敷は建てられた。千本通のすぐ近く、桜の古樹が佇む空き地の前に。
しかし、かつてこの地には人喰いの鬼がいたという。そんな伝説をなぞるように奇妙な男女が現れて、平穏で退屈な屋敷の日々は狂いだす——
心を蝕む欲望の恐ろしさを捉えた妖美な連作怪奇譚。

〈解説〉黒木あるじ

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鬼の家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    鬼のすむ家と何代にも渡って続く因縁の話。
    不気味な雰囲気でたくさん人が死ぬ話が好きな人は好きかも。
    最後の方の話で同性愛者と異性装の人が出てきたところはよかった。

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    妻・桜子のために京都千本通りを入り、目の前の空き地には桜の木があるところにルネッサンス風の洋館を吉二郎が建てたのは明治時代。その館には鬼が…。桜子から始まり六代目までをそれぞれ一話ずつ語られる。洋館、鬼、桜の木。ほぼその洋館での出来事で六話も続けば飽きそうなのに、最後まで飽きるどころかどう展開してい

    0
    2024年01月14日

    Posted by ブクログ

    花房観音『鬼の家』コスミック文庫。

    プロローグに加え、全6話から成る連作怪奇譚集。

    禁忌を侵したが故に欲望に絡め取られていく一族の運命と鬼が住み着いた家、官能と怪異の世界が描かれる。

    余り怖さは無いが、妖しい雰囲気は味わえる。

    親の因果が子に報い……

    明治時代。桜子を見初めた吉二郎は二人で

    0
    2022年07月28日

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