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  • きっと誰かが祈ってる

    きっと誰かが祈ってる

    小説・文芸
    3.9
    1巻606円 (税込)
    様々な理由で実親と暮らせない赤ちゃんが生活する乳児院・双葉ハウス。ここでは子供に 専属の担当養育者「マザー」を決め擬似的な親子関係を築き、子供が物心つく前にその関係 を終了させる。担当児に深い愛情を注いできた保育士の温子は、最初に担当し我が子同然 だった多喜の不幸を感じ……。乳児院とそこで奮闘する保育士を描く、溢れる愛の物語。
  • いちばん初めにあった海

    いちばん初めにあった海

    小説・文芸
    3.7
    1巻606円 (税込)
    引っ越しのために部屋を片付けていた千波は、読んだ覚えのない一冊の本を見つける。ページをめくると、未開封の手紙が挟まっていた。差出人はYUKI。そこには、「わたしも人を殺したことがある」と書かれていた。YUKIって誰? 私は人を殺したの? 千波の過去の記憶を巡る旅が始まった。切なくも温かな真実が明らかになる感動のミステリー。
  • ヘタレな僕はNOと言えない 公僕と暴君

    ヘタレな僕はNOと言えない 公僕と暴君

    小説・文芸
    4.2
    1巻606円 (税込)
    県庁職員・浩己の任務は県産品のPR。前任者の指示により、県内に住む凄腕の女職人・彬のもとへ。「納品してほしいならサポートよろしく」。命じられたのは家事から猫の出産の手伝いまでの、あらゆる雑用。おまけに童貞いじりが半端ない! なのにだんだん彬のことが気になってきて――!? 年上美女×年下ヘタレ君の、不器用な恋と仕事の物語。
  • いびつな夜に

    いびつな夜に

    小説・文芸
    3.6
    1巻606円 (税込)
    密かに気になっていた男友だちに結婚を告げられた夜、着るたびにまだ好きだと思い知らされる元彼が置いていったTシャツ、温泉が自分の気持ちを薄めてくれたらいいのにと思う不倫相手との初めての旅行……。恋愛小説の名手が、日常のふとした瞬間に訪れる切なくてままならない恋心を鮮やかに切り取った短歌と恋愛小説集。
  • 近所の犬

    近所の犬

    小説・文芸
    3.8
    1巻606円 (税込)
    カフェのテラス席で見かけるローズイヤーの中型洋犬マッカラン。人心蕩かす「たらし」のシベリアン・ハスキー、ロボ。いつもお風呂に入りたてのような匂いがする黒ラブラドール・レトリバーのラニ。ただ道で会い、ふれるだけ、そのたびにじーんとする。自称「犬が好きだが、犬からは好かれない作家」が描く、犬を巡る滋味あふるる私小説。
  • 女の数だけ武器がある。 たたかえ!ブス魂

    女の数だけ武器がある。 たたかえ!ブス魂

    小説・文芸
    -
    1巻606円 (税込)
    ブス、地味、存在感がない、女が怖いetc.……。コンプレックスだらけの自分を救ってくれたのは、アダルトビデオの世界だった。働き始めたエロの現場には、地味な女が好きな男もいれば、貧乳に興奮する男もいて、好みはみなバラバラ。弱点は武器にもなるのだ。生きづらい女の道をポジティブに乗り切れ! 全女性必読のコンプレックス克服記。
  • 窓際ドクター 研修医純情物語

    窓際ドクター 研修医純情物語

    小説・文芸
    4.0
    1巻606円 (税込)
    勤務時間は患者と世間話をし、毎日定時に帰宅する医師の紺野佑太。ナース達からは窓際ドクターと陰口を叩かれているが、研修医の真吾は彼が気になって仕方ない。ある日、患者が難病「バッド・キアリ症候群」と診断され、紺野一人が誤診に気がつくが……。訳ありベテラン医師とさとり世代研修医の交流を描いた「研修医純情物語」シリーズ最新刊。
  • けむたい後輩

    けむたい後輩

    小説・文芸
    4.0
    1巻606円 (税込)
    ただ、認めてほしいだけ。 14歳で作家デビューした過去があり、今もなお文学少女気取りの栞子は、世間知らずな真実子の憧れの先輩。二人の関係にやたらイラついてしまう美人で頑張り屋の美里は、栞子の恋人である大学教授に一目惚れされてしまう――。名門女子大を舞台に、プライドを持て余した女性たちの嫉妬心と優越感が行き着く先を描いた、胸に突き刺さる成長小説。
  • 悪夢の水族館

    悪夢の水族館

    小説・文芸
    3.4
    1巻606円 (税込)
    花嫁の晴夏は、「新郎を殺せ」と、ある人物から命じられている。 晴夏の実家に何年も棲みつき、家族全員から「先生」と慕われている、深海魚似の醜い男、“洗脳師”深作だ。 この男を追って、晴夏と同じホテルには、「洗脳外し」のプロや美人ペテン師が集結していた。 彼らは救世主か、それとも……。誰を信じる? 生死を懸けた駆け引きに“全員”が騙される!
  • 給食のおにいさん 浪人

    給食のおにいさん 浪人

    小説・文芸
    3.4
    1巻606円 (税込)
    我がままなお嬢様たち相手に、ホテル給食を成功させた宗。 やっとホテル勤務に戻れると喜んだ矢先、学院ではガラスが割れたり、池の水が赤くなったりと怪事件が続発する。 そのせいか残菜率までアップする始末。犯人は一体誰なのか。怯える生徒らを救うため、宗と栄養教諭の毛利は捜査に乗り出すが……。 栄養と愛情いっぱいの大人気シリーズ第五弾。
  • 義娘の尻ぼくろ

    義娘の尻ぼくろ

    小説・文芸
    -
    1巻606円 (税込)
    同居の義父に覗かれていることを知りながら、夜な夜な激しく悶える紗理奈。夫の目を盗んで義父が少しずつ迫ってくるのを拒みつつも、夫とは違うテクニックに快感を覚える彼女は体を開き始め、ついに最後の一線を越えてしまう。後悔にかられる紗理奈だったが、夫の出張先での浮気や父子でハウスキーパーと長年関係していたことを知り……。
  • 玉磨き

    玉磨き

    小説・文芸
    4.1
    1巻606円 (税込)
    ルポライターの私は、取材のために全国を訪ね歩いていた。どこへも辿り着かない通勤用の観覧車、ただひたすらに玉を磨く伝統産業、すでに海底に沈んだ町の商店街組合……。そこで私が出会ったのは、忘れ去られる運命にあるものを、次に受け継ぐために生きる人々だった。今、この瞬間にも、日常から消えつつある風景を描いた、6つの記憶の物語。
  • 愛ふたたび

    愛ふたたび

    小説・文芸
    3.3
    1巻606円 (税込)
    愛妻の死を契機に、残りの人生を謳歌することにした整形外科医の国分隆一郎、73歳。ある夜、愛人とのセックスの最中に突如性的不能となった彼は、絶望と孤独のどん底に突き落とされる。折しも、亡き妻を彷彿させる女性弁護士が患者として来院。強く心を惹かれるが――。高齢者の性の“真実”を赤裸々に描き、新聞連載時から大反響を巻き起こした衝撃の問題作!
  • 奥の奥の森の奥に、いる。

    奥の奥の森の奥に、いる。

    小説・文芸
    3.6
    1巻606円 (税込)
    政府がひた隠す悪魔村。ここで育つ少年は15歳で“悪魔を発症”し、ほとんどが「使えない」と殺されてしまう。一方少女たちは、悪魔を産ませるために飼われている。少年メロは仲間と逃げ出すが、大好きな友が次々と、魂を喰う邪悪な姿に……。ついにメロの体にも前兆が! それでも愛する少女を守り続けるが――。悲しき運命と戦う少年たちの物語。中高生が好きな作家ナンバー1!山田悠介の、涙なしには読めない青春物語の傑作。
  • 幸せであるように

    幸せであるように

    小説・文芸
    4.0
    1巻606円 (税込)
    青森の高校教師・中島升美は修学旅行の引率中、片想いしていた先輩と5年ぶりに再会する。一流企業を辞めて観光バスの運転手になった彼の勝手な案内で、進路指導に手が焼ける生徒たちを連れて東京を巡る羽目に――。優等生の突然の失踪、やる気のない教師の意外な告白……。修学旅行中に、大人も子供も人生の大切な決断をする感動の連作長編。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
  • 大好きがやってくる 七星編 -泣いちゃいそうだよ-

    大好きがやってくる 七星編 -泣いちゃいそうだよ-

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻606~647円 (税込)
    わたし、大沢七星はこの春、東京に引っ越してきたばかりの中学1年生。幼いときにママを亡くして、パパと双子の兄の北斗と、3人で力をあわせて暮らしてきたんだ。新生活にもなれてきたころ、パパに再婚話が浮上!? さらにクラスでは大好きな真澄くんへのいじめを止めようとして、逆に自分が浮いてしまい……。新ヒロイン&新ヒーロー、北斗と七星の、中1春から夏のストーリーです!
  • きらいじゃないよ -泣いちゃいそうだよ-

    きらいじゃないよ -泣いちゃいそうだよ-

    小説・文芸
    5.0
    1~3巻606~647円 (税込)
    小川凛は小学6年生。クラス替えで新しくクラスメイトになった向井くんがさっそくくせ毛をからかってきた。「すげえ、もじゃもじゃ!」。もう、なれっこになっているけれど、やっぱり傷つく。悪ガキの杉田くんもしつこくちょっかいをだしてくるし、同じクラスになると、苦手な人とも毎日顔を合わせなくちゃならない……。友達関係は難しい。「泣いちゃいそうだよ」シリーズ待望の小学生編。
  • 給食のおにいさん 受験

    給食のおにいさん 受験

    小説・文芸
    3.5
    1巻606円 (税込)
    夢を叶えるためホテルで働き始めた宗だったが、一流の味を学校に提供する「ホテル給食」に配属される。渋々向かった女子校で彼を待っていたのは、舌の肥えた我がままなお嬢様ばかり。豪華な給食にも「太る!」と全く手をつけない。元給食のお兄さんのプライドに懸けて、宗は彼女達のお腹と心を満たすことができるのか。
  • 信じていいの? -泣いちゃいそうだよ-

    信じていいの? -泣いちゃいそうだよ-

    小説・文芸
    5.0
    1巻606円 (税込)
    中学3年に進級した大村泉の心は沈んでいた。それは、山内真琴と同じクラスになってしまったから。真琴は、泉が付き合っていた高島誠の新しい彼女。自分から別れを告げたのも、誠が本当に好きなのは自分じゃなく、真琴だと気づいたから。それでも、泉はまだ誠を完全にふっきれたわけではない。そんな泉の前に、広瀬岳という1年生が現れる……。
  • エイジハラスメント

    エイジハラスメント

    小説・文芸
    3.4
    1巻606円 (税込)
    大沢蜜は34歳のごく普通の主婦。可愛い娘にも恵まれて、何不自由ない暮らしを送っていた。ある日、パート先でオバサン扱いをされた上、夫が若い女と浮気している現場を目撃。もはや蜜には、若くて綺麗な愛人と戦うだけの魅力はない。家庭もプライドも失いかけた蜜は、若返りの為に美容外科手術を決意するが、それで幸せな日々は取り戻せるのか!?
  • ドリームダスト・モンスターズ 眠り月は、ただ骨の冬

    ドリームダスト・モンスターズ 眠り月は、ただ骨の冬

    小説・文芸
    4.0
    1巻606円 (税込)
    同級生・壱の真っ直ぐな想いに、つれない態度をとってしまう晶水。そんな時、二人が通う高校で「老婆と蛇」の悪夢をみる生徒が続出する。夢って伝染するの!? 他人の夢に潜る能力をもつ壱に相談するが、なぜだか妙によそよそしい。さらに、壱に恋心を抱く女子まで現れて……。ぎくしゃくする二人は、夢の謎を解き、仲間を救うことができるのか。
  • 春狂い

    春狂い

    小説・文芸
    3.7
    1巻606円 (税込)
    人を狂わすほどの美しさを内包した一人の少女。父親や男たちの欲望から逃れ女子校に入学するが、教師に襲われ学園を去る。しかし転校先でも同級生からのいじめと教師からの暴行は繰り返され――。やがて少女は安息を求め、教師の前でスカートを捲り言う。「私をあと二年、守ってください」。桜咲く園は、天国か地獄か。誰もが通り過ぎた“あの春”を生きる少女の孤独を描く、美しき青春小説。
  • 途中の一歩(上)

    途中の一歩

    小説・文芸
    3.3
    1~2巻606円 (税込)
    仕事一筋なのにヒットが出ない漫画家・覚本敬彦は、独身仲間に説得されて結婚相手を探す合コンに打ち込んでいた。社内恋愛に悩む担当編集者の綾子、不倫を終わらせたい人気漫画家・優、婚活中のOL・奈留美との交流を経て、本気じゃなかった彼にも恋の予感が到来。繰り返しの毎日を変えてくれるたった一人の「誰か」を求めて奮闘する六人の物語。
  • 余った傘はありません

    余った傘はありません

    小説・文芸
    3.3
    1巻606円 (税込)
    よしえとときえは四月一日生まれの双子の姉妹。二人には絶対に知られてはいけない秘密がある――。交換日誌をした小学校の担任、はじめて心をゆるした大学の先輩、結婚したかったのにできなかったあの人……。死を直前にして語られる交錯した人々の思い出。愛の刹那と人生の偶然。鮮烈な言葉と不意打ちの笑いが織りなす魅惑の連作長編。
  • だれかの木琴

    だれかの木琴

    小説・文芸
    3.2
    1巻606円 (税込)
    主婦・小夜子が美容師・海斗から受け取った、一本の営業メール。それを開いた瞬間から、小夜子は自分でも理解できない感情に突き動かされ、海斗への執着をエスカレートさせる。明らかに常軌を逸していく妻を、夫の光太郎は正視できない。やがて、小夜子のグロテスクな行動は、娘や海斗の恋人も巻き込んでゆく。息苦しいまでに痛切な長篇小説。
  • 給食のおにいさん 進級

    給食のおにいさん 進級

    小説・文芸
    3.7
    1巻606円 (税込)
    「味より栄養」という制約だらけの給食作りに反発しながらも、やりがいを感じ始めた元一流シェフの宗。そんな時、学校で生徒の居眠りや優等生の登校拒否が問題に。給食で彼らを助けたい!と奮闘する宗に、なぜか栄養士の毛利は「君は給食のお兄さんに向いてない」と冷たく言うが……。「おかわり」の声に応えて、人気作が待望のシリーズ化!
  • 魔女と金魚

    魔女と金魚

    小説・文芸
    -
    1巻606円 (税込)
    無色透明のビー玉の囁きを聞き、占いをして暮らしている魔女・繭子。浮気調査、失せもの探し、未来予想――たいていのことは解決できるが、なぜか自分の恋だけはうまくいかない。恋人の要には、彼女がいるのだ。しかも酔っぱらった要に、お金を盗られてしまい……。仕事は発展途上、恋人は彼氏未満。焦りを勇気に変えて生きる繭子の成長小説。
  • 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

    試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

    小説・文芸
    4.2
    1巻606円 (税込)
    年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL……。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。「あなたといたい」と「ひとりで平気」をいったりきたりする女心を優しく励ましてくれる物語。ルミネの広告コピーから生まれた恋愛小説。
  • オンナ

    オンナ

    小説・文芸
    3.8
    1巻606円 (税込)
    30歳になってもまだ処女だということに焦る女、婚約者が他の女とセックスしている瞬間を見てしまった女、容姿や恋愛や仕事におけるレベルを人と比べずにはいられない女、大好きな親友の彼氏に嫉妬する女……。女友達にも気軽に話せない、痛すぎる女の自意識とプライド。女がちょっと狂っちゃう瞬間を描いた、胸が締め付けられる12の物語。
  • 密やかな口づけ

    密やかな口づけ

    娼館に売り飛ばされ調教された少女。大きい胸をもてあましている女性。不倫の恋人に飽いて、高校生に惹かれていく病院受付の女性。SMの世界に足を踏み入れてしまった地味なOL。湯船の中で前日の甘い記憶を思い出しながら一人で楽しむ女性。生徒と関係を持ってしまうピアノ講師。様々な形の愛が描かれた気鋭女性作家による官能アンソロジー。
  • リバースヴァンパイア 天月村に伝わる秘密の呪法

    リバースヴァンパイア 天月村に伝わる秘密の呪法

    小説・文芸
    -
    1巻606円 (税込)
    父親の葬式からの帰宅途中に、寂れた神社から聞こえた微かな悲鳴。見ると、薄明かりの中、大柄な男が3人、栗色髪の少女を取り囲んでいるではないか。真田淳也、19歳は無我夢中で突進した――。謎の電話が伝えるリバースヴァンパイアの呪法とは一体何なのか? 累計110万部突破の「レイン」シリーズ著者が描く、胸キュンの美少女吸血鬼物語。
  • ねえ、委員長

    ねえ、委員長

    小説・文芸
    4.3
    1巻606円 (税込)
    学級委員長のわたしは、貧血の時に助けてもらったことから、落ちこぼれの鹿山くんと親しくなる。読書が苦手だと言う彼に、わたしはある小説を薦め、それは彼の思わぬ才能を開花させるきっかけとなった。だが周囲の反対で、二人は会えなくなってしまい……。実らなかった初恋が時空を超えて今の自分に届く。表題作ほか二作を収めた傑作恋愛小説集。
  • 東京都同情塔(新潮文庫)

    東京都同情塔(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.6
    1巻605円 (税込)
    それは都市を導き、未来を方向付ける塔になる――。建築家・牧名沙羅は、〈同情されるべき人々〉【ホモ・ミゼラビリス】が暮らす新時代の刑務所・シンパシータワートーキョーのコンペに参加する。人は、どこまで寛容で在らねばならないのか。空虚な言葉と正義が支配する東京に、沙羅のデザインしたタワーがそびえ立つ。生成AI時代の到来を預言する衝撃の芥川賞受賞作。文庫化に際し、単行本未収録の短編と、建築家・永山祐子さんとの対談を収録。(解説・青木淳)
  • ヨコハマベイ・ブルース

    ヨコハマベイ・ブルース

    小説・文芸
    4.0
    1巻605円 (税込)
    金になることなら何でもやる、元凄腕の興行師・金円友。ハマのマル暴で、一番ごつく、一番気が荒いといわれた元刑事・流一(ながれはじめ)。二人は万(よろず)トラブル引き受け業の社長と用心棒だ。厄介事は、ひっきりなしに舞い込む。山狩りから人捜し、自分の命を狙う輩。札束を取るか、正義を取るか。熱い魂がぶつかり合う! 闇の組織が絡み合う港町を、タフな男たちが駆ける連作集。
  • 銘仙の呼ぶ声が/おばぁが織った振袖

    銘仙の呼ぶ声が/おばぁが織った振袖

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    「銘仙の呼ぶ声が」 高校生のカナは、骨董市で出会ったアンティーク銘仙に触れた瞬間に不思議な声を聞いて、衝動的に秩父への小旅行を決意する。旅先で出会ったのは、祖母の銘仙を守るためコレクターになったアヤノさんや、思い出の銘仙との別れを惜しむおばあさん――銘仙の着物を通じて時代と世代を越えて交流する人たちを描く、絹の里・秩父と銘仙をめぐる小さな旅の物語。 「おばぁが織った振袖」 「まりちゃんの振袖、おらが織ってやるよ」十七歳の茉里奈におばぁが宣言した。初孫の成人を祝う祖母は、機織りの伝統技術を持つ織り子。家族にとってはただの"おばぁ"だけど、その手仕事には誇り高き技が宿っている。織り上がった着物に初めて袖を通す成人式の日に起こった、振袖と家族の物語。
  • 虚空へ(新潮文庫)

    虚空へ(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻605円 (税込)
    暗がりのなかで蛍火のように点滅する詩もある。今の夥(おびただ)しい言葉の氾濫に対して、小さくてもいいから詩の杭を打ちたい――。誰よりも巧みに言葉を操りながら、疑いも抱きつづけた谷川俊太郎が、最晩年にありったけの願いを込めて編んだ十四行詩・88篇。誕生の不思議、いま生きて触れている感覚、世界の恐ろしさと愛おしさ、そして死の向こう側。遺作詩集にして、現代詩の到達点。(解説・俵万智)
  • ぶらんこ乗り(新潮文庫)

    ぶらんこ乗り(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻605円 (税込)
    ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。もういない、わたしの弟。――天使みたいだった少年が、この世につかまろうと必死でのばしていた小さな手。残された古いノートには、痛いほどの真実が記されていた。ある雪の日、わたしの耳に、懐かしい音が響いて……。物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい第一長篇。(解説・増田喜昭)
  • グッド・バイ(新潮文庫)

    グッド・バイ(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻605円 (税込)
    被災・疎開の極限状況から敗戦という未曽有の経験の中で、我が身を燃焼させつつ書きのこした後期作品16編。太宰最後の境地をかいま見させる未完の絶筆「グッド・バイ」をはじめ、時代の転換に触発された痛切なる告白「苦悩の年鑑」「十五年間」、戦前戦中と毫も変らない戦後の現実、どうにもならぬ日本人への絶望を吐露した2戯曲「冬の花火」「春の枯葉」ほか「饗応夫人」「眉山」など。(解説・奥野健男)
  • みずうみ(新潮文庫)

    みずうみ(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    誰にも言っちゃ、だめだよ。ふたりだけの秘密……高校教師の桃井銀平は、教え子の久子と密かに愛し合うようになる。だが、二人の幸福は長く続かなかった――。湖畔で暮らしていた初恋の従姉、蛍狩りに訪れた少女など、銀平が思いを寄せた女性たちの面影や情景が、中世の連歌のように連想されていく。作家の中村真一郎が「戦後の日本小説の最も注目すべき見事な達成」と評した衝撃的問題作。(解説・中村真一郎、角田光代)
  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

    伊豆の踊子(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.1
    1巻605円 (税込)
    旧制高校生の「私」は、一人で伊豆を旅していた。途中、旅芸人の一行を見かけ、美しい踊子から目が離せなくなる。大きな瞳を輝かせ、花のように笑う踊子。彼女と親しくなりたい。だが、「私」は声をかけられない……。そんなとき、偶然にも芸人たちから話しかけられ、「私」と踊子との忘れられない旅が始まった――。若き日の屈託と瑞瑞しい恋を描いた表題作。ほかに「温泉宿」「抒情歌」「禽獣」を収録。(解説・竹西寛子、重松清)※三島由紀夫による解説は収録しておりません。
  • 戦後生まれの物語

    戦後生まれの物語

    小説・文芸
    -
    1~2巻605~1,100円 (税込)
    戦後生まれの世代が紡ぐ、ささやかで力強い人生の物語。 敗戦から復興、高度成長を経て激動の時代を生きた人々。 本書には、そんな「戦後生まれ」の世代が歩んできた人生の断片を綴った短編が収められている。家族の絆、仕事への誇り、時代の変化に翻弄されながらも前を向く人々の姿。それは、どこかであなたの記憶と重なるかもしれない。 戦後から平成・令和と生きた世代の足跡を、静かに振り返る一冊。
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

    春のこわいもの(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻605円 (税込)
    世界が一変してしまったあの春、私たちは見てはいけないものを覗きこんでしまった――。持てる者と持たざる者をめぐる残酷なほんとう。死を前にして振り返る誰にも言えない秘密。匿名の悪意が引き起こした取りかえしのつかない悲劇。正当化されてゆく暴力的な衝動。心の奥底にしまい込んだある罪の記憶。ふとしたできごとが、日常を悪夢のように変貌させていく。不穏にして甘美な六つの物語。
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)

    アイドルだった君へ(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.7
    1巻605円 (税込)
    アイドルになりたくて仕方がなかったあたしとアイドルに憧れたことのない相方、元アイドルの母親のせいで注目される子供たち、親友の推しに顔を似せていく女子大生。アイドルは色んなものを覆い隠して、私たちに微笑みかけてくる。曖昧に乱暴に過ぎていく毎日に推しがいてくれてよかった。「女による女のためのR-18文学賞」読者賞受賞作を含む珠玉の短編集。『くたばれ地下アイドル』改題。(解説・吉川トリコ)
  • 沈むフランシス(新潮文庫)

    沈むフランシス(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻605円 (税込)
    都会での仕事を三十五歳で辞め、北海道の小さな村で郵便配達をする女。川のほとりの木造家屋で世界中の「音」を集めながら暮らす男。偶然出会った両者は、急速に惹かれあっていく。からだでふれあうことでしか感じない安息と畏れ、そして不意に湧きあがる不穏な気配。その関係が危機を迎えた嵐の夜、決して若くはないふたりが選択した未来とは。深まりゆく愛と鮮やかな希望の光を描く傑作。(解説・山田真歩)
  • 男子新体操系男子 コカンセツ!

    男子新体操系男子 コカンセツ!

    小説・文芸
    3.7
    1巻605円 (税込)
    夏休み真っ直中ー男子新体操部を辞める決意をした高校二年生の悠太は、林原が個人種目で全国大会への出場が決まったことに頭を痛めていた。 しかも、強引な性格の豪ちゃんが林原不在のこのスキに、キモい部活をオシャレなHIPHOP部に変えると言い出して…!? 面白ければなんでもいーんだよ!!少年たちの固く閉ざされた股関節は開くのか?ゆるいけど、ナゼか必死な青春物語。
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人

    ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人

    小説・文芸
    4.3
    1~8巻605~715円 (税込)
    3年弱務めたパン屋さんをやむなく離職したパン職人(ブーランジェール)の紗良。その腕を見込まれ、横浜・山手にある「ホテル猫番館」に再就職したけれど、ホテルにはいろいろと「事情」を抱えたお客様がお泊まりのようで……!? 人なつっこいコンシェルジュの要、気むずかしい料理長の隼介ら個性的な面々に囲まれて、宿泊客においしいパンを提供する紗良の毎日が始まる――!
  • 流沙の塔 上

    流沙の塔

    小説・文芸
    -
    1~2巻605円 (税込)
    天山山脈の山間の町イーニン。殺されたロシア女性の身元をたどるうち、海津は新疆ウイグル自治区で繰り広げられるイスラム原理派と、ウイグル民族独立を掲げる民族派の対立、哥老会と三合会の抗争、そして公安と軍部の確執の渦中に……。
  • 日ぐらし御霊門

    日ぐらし御霊門

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    栄枯盛衰、巻き返し繰り返しして、蘚むした古きものの気が、この都を歩いていると、地霊のように足裏にしのびよってくるのを感じる折がある。目には見えないが、歳月の中を渡ってきた生きているものの気配である。……京の闇夜を酔歩する男が踏み入った、怪異を描く表題作ほか、究美の11篇。
  • 神様の愛したマジシャン

    神様の愛したマジシャン

    小説・文芸
    3.0
    1巻605円 (税込)
    まだ名もないマジシャンが、懸命にマジックの練習をしている。マジシャンの投げたシルク・ハットが観客の頭上を飛び、再びマジシャンの手に戻ってくるマジックだ。しかし、シルク・ハットは誤って湖に落ち、沈んでいってしまった。若きマジシャンが嘆き悲しんでいると、金のシルク・ハットと銀のシルク・ハットを持った神様が湖上に現れ、「お前のなくしたシルク・ハットは、金のシルク・ハットか? それとも銀のか?」マジシャンは答えた。「いいえ、僕のなくしたシルク・ハットは、マジック用の黒いシルク・ハットです」 人気マジシャンによる半自伝的青春小説。わたしはいかにしてマジシャンになったか? マジシャン志望者必読!
  • 青葉の頃は終わった

    青葉の頃は終わった

    小説・文芸
    3.4
    1巻605円 (税込)
    河合瞳子が大阪郊外のホテル七階から飛び降りた。周囲を魅了した彼女の突然の死。大学卒業から五年、その報せは仲間に大きな動揺を与えた。そんな折り、友人たちに瞳子からのはがきが。そこには、わたしのことを殺さないで、とあった。彼女を死に赴かせたものは? 答えを自問する残された者たちが辿り着いた先は? ほろ苦い青春の終わりを描く感動のミステリー。
  • それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~

    それってパクリじゃないですか?

    小説・文芸
    4.0
    1~4巻605~792円 (税込)
    中堅飲料メーカーに勤める亜季は、自社の特許や商標を権利化する知的財産部に異動になった。知財ド素人の亜季は上司の北脇にしごかれながらも、親友の服飾ブランドの商標乗っ取り事件やパロディ商品の訴訟騒ぎなどの案件を、悪戦苦闘しながら乗り越えていく。そんな時、社運をかけて開発していた新製品のお茶の技術が、ライバル会社から特許の侵害を通告されて!?
  • 京都伏見は水神さまのいたはるところ

    京都伏見は水神さまのいたはるところ

    小説・文芸
    3.8
    1~10巻605~704円 (税込)
    東京でのめまぐるしい生活に馴染めなかった高校生のひろは、祖母の暮らす京都伏見の蓮見神社に引っ越すこととなった。幼馴染みで造り酒屋の息子・拓己とその家族に世話を焼かれながらの新しい暮らし。そんなある日ひろは拓己の家で、酒造りの要である井戸水に異変が起こっていることを知る。突然井戸から水が溢れるなか、ひろの耳には不思議な声が聞こえてきて!?
  • 奉教人の死(新潮文庫)

    奉教人の死(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻605円 (税込)
    芥川は殉教者の心情や、東西の異質な文化の接触と融和という課題に興味を覚え、近代日本文学に“切支丹物”という新分野を開拓した。文禄・慶長ごろの口語文体にならったスタイルで、若く美しく信仰篤い切支丹奉教人の、哀しいが感動的な終焉を格調高く綴った名作「奉教人の死」、信仰と封建的な道徳心との相剋に悩み、身近な人情に従って生きた女を描く「おぎん」など、11編を収録。(解説・小川国夫)
  • 彼岸過迄(新潮文庫)

    彼岸過迄(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻605円 (税込)
    誠実だが行動力のない内向的性格の須永と、純粋な感情を持ち恐れるところなく行動する彼の従妹の千代子。愛しながらも彼女を恐れている須永と、彼の煮えきらなさにいらだち、時には嘲笑しながらも心の底では惹かれている千代子との恋愛問題を主軸に、自意識をもてあます内向的な近代知識人の苦悩を描く。須永に自分自身を重ねた漱石の自己との血みどろの闘いはこれから始まる。(解説・柄谷行人)
  • 虞美人草(新潮文庫)

    虞美人草(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.3
    1巻605円 (税込)
    大学卒業のとき恩賜の銀時計を貰ったほどの秀才小野。彼の心は、傲慢で虚栄心の強い美しい女性藤尾と、古風でもの静かな恩師の娘小夜子との間で激しく揺れ動く。彼は、貧しさからぬけ出すために、いったんは小夜子との縁談を断わるが……。やがて、小野の抱いた打算は、藤尾を悲劇に導く。東京帝大講師をやめて朝日新聞に入社し、職業的作家になる道を選んだ夏目漱石の最初の作品。(解説・柄谷行人)
  • 倫敦塔・幻影の盾(新潮文庫)

    倫敦塔・幻影の盾(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    イギリス留学中に倫敦塔を訪れた漱石は、一目でその塔に魅せられてしまう。そして、彼の心のうちからは、しだいに二十世紀のロンドンは消え去り、幻のような過去の歴史が描き出されていく。イギリスの歴史を題材に幻想を繰りひろげる「倫敦塔」をはじめ、留学中の紀行文「カーライル博物館」、男女間における神秘的な恋愛の直観を描く「幻影の盾」など七編をおさめる。(解説・伊藤整)
  • 魔犬

    魔犬

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    肩高八十センチ、体重五十キロ、今や犢ほどの巨犬に成長したアローは、みほと呼ばれる人間の少女との絆を断ち切った。信州の別荘地へ連れて来られた夜、野犬の遠吠えに、体の中を流れる”狼の血”が呼び醒まされたのだ。彼は野生に戻った。野犬の首領となり、妻を得、仔を成した。しかし、それはまた生存をめぐる、人間との仮借なき闘いの始まりでもあった……。少女と犬の愛の交流を描く長篇冒険小説。
  • 堕ちてゆく

    堕ちてゆく

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    足を踏み入れたホストクラブは別天地だった。黒スーツの男の子達が次々隣に座ってくれる。なんでこんな素敵な所と男の子を知らずにきたの。真面目一筋の工員喜久代は、その夜から狂い始めた…。人は気軽につまずき、うっかり転落し、簡単に破滅していく。現実の犯罪に想を得て、野心的な手法で描く女たちの事件簿!
  • いのちに抱かれて 楓子と大地の物語

    いのちに抱かれて 楓子と大地の物語

    小説・文芸
    5.0
    1巻605円 (税込)
    夏見楓子。北海道・帯広の馬産農家に生まれたが、都会でのOL生活に憧れて上京。以来十年余り。達成感のない仕事と不倫の恋に疲れて、自分を見失いそうになっていた。ダイチ。ばんえい馬。夏見牧場ゆかりの血統で、伝説的名馬リキムゲンの孫。身体が小さく競走馬になれるかどうか危ぶまれていた。だめなら食肉用として処分される運命が…。廃業寸前の家業を継いで一から畜産農業を学び始めた楓子は、忘れかけていた土の香りや生き物のぬくもりに触れ、次第に生気がよみがえってくる。父が心血を注いだ強いばんえい馬づくりの復活に向けて一歩ずつ前進を始めていた。一方、老舗の厩舎に預けられたダイチは素質の片鱗を見せるものの、馬主がつくかどうかは微妙な状況だった…。
  • 棘

    棘

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    昼間は男子中学生の好奇の目に晒され、夜はデート嬢として大人の男のあらゆる欲望を満たす。国語教師麻生里久、三十歳。心の裡にぽっかり空いた隙間を埋めるように、男たちの慰みものに。心の闇、癒し、愛、そして容赦ない暴力を描いた衝撃作
  • 異人たちとの夏(新潮文庫)

    異人たちとの夏(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.1
    1巻605円 (税込)
    妻子と別れ、孤独な日々を送るシナリオ・ライターは、幼い頃死別した父母とそっくりな夫婦に出逢った。こみあげてくる懐かしさ。心安らぐ不思議な団欒。しかし、年若い恋人は「もう決して彼らと逢わないで」と懇願した……。静かすぎる都会のひと夏、異界の人々との交渉を、ファンタスティックに、鬼気迫る筆で描き出す、名脚本家山田太一の独自の小説世界。第一回山本周五郎賞受賞作品!(解説・田辺聖子)
  • 羅城門に啼く(新潮文庫)

    羅城門に啼く(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻605円 (税込)
    平安の都は荒れ果てていた。親に名前もつけてもらえず、一生消えぬ傷痕を背負ったイチにとって、盗みも人を殺(あや)めるのも生き延びる手段だった。そこに聞える空也上人の念仏。反発しながらも上人に従うイチは、ある時瀕死の遊女(あそびめ)を救う。初めて感じる人のぬくもり、娘との平穏な時。だがそこに現れたのは……。悪夢、慟哭、人生の再生。地べたに生きる人々を描く著者の傑作。京都文学賞受賞作。(解説・細谷正充)
  • 天鵞絨(びろうど)物語

    天鵞絨(びろうど)物語

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    裕福な家庭で育ち、初恋の相手・泰治(たいじ)と婚約した品子(しなこ)は幸せの絶頂にあった。だが結婚後も夫の心は気高く美しい大使令嬢の真津子(まつこ)に向いていた。妻にも祝福される恋をしたい。そんな泰治の理不尽な求めにも素直に従い、品子はひたむきに愛を貫く――。昭和初期の華やかな上流社会を舞台に、男性に翻弄されつつも、逞(たくま)しく成長する一人の女性の生き様を描いた長編小説。
  • 母影(新潮文庫)

    母影(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    小学校で独りぼっちの「私」の居場所は、母が勤めるマッサージ店だった。「ここ、あるんでしょ?」「ありますよ」電気を消し、隣のベッドで客の探し物を手伝う母。カーテン越しに揺れる影は、いつも苦し気だ。母は、ご飯を作る手で、帰り道につなぐ手で、私の体を洗う手で、何か変なことをしている――。少女の純然たる目で母の秘密と世界の歪(いびつ)を鋭く見つめる、鮮烈な中編。芥川賞候補作品。(解説・又吉直樹)
  • 幽体離脱殺人事件~吉敷竹史シリーズ10~

    幽体離脱殺人事件~吉敷竹史シリーズ10~

    小説・文芸
    3.3
    1巻605円 (税込)
    警視庁捜査一課・吉敷竹史の許に、一枚の異様な現場写真が届いた。それには、三重県の観光名所・二見浦の夫婦岩で、二つの岩を結ぶ注連縄に、首吊り状態でぶら下がった中年男の死体が写っていた。しかも、死体の所持品の中から、吉敷が数日前、酒場で知り合った京都在住の小瀬川杜夫の名刺が……!? 本格推理の鬼才が圧倒的筆力で描く、トリック&サスペンス!
  • 展望塔の殺人~吉敷竹史シリーズ7~

    展望塔の殺人~吉敷竹史シリーズ7~

    小説・文芸
    3.6
    1巻605円 (税込)
    東京・飛鳥山公園の展望台で平凡な主婦・井上典子が、売店のアルバイト学生・矢部富美子に刺殺された。捜査一課の吉敷刑事は捜査に乗り出したが、典子には人に怨まれるところはなく、加害者・富美子との接点もまるでない。だが事件の裏には恐るべき狂気が……。(表題作) 鬼才が全力を傾け、絶対の自信をもって放つ極上の傑作集。
  • 緑衣の牙

    緑衣の牙

    小説・文芸
    3.5
    1巻605円 (税込)
    深い森に囲まれた北海道函館近郊の美しい学園・星辰女子学園で惨劇が起きた! 2年生の朝倉麻耶が水死体で発見されたのだ。さらに、麻耶の死んだ沼の岩に『罪ハ血デ贖ヘ』の血文字が……。学園のマドンナ的存在だった彼女に何が!? 悪魔と戯れる少女たちの密儀とは? 連続殺人に挑む天才少年・牧場智久と女子高生・武藤類子。鬼才・竹本健治の意欲作!(『眠れる森の惨劇』改題)
  • 凶区の爪

    凶区の爪

    小説・文芸
    3.0
    1巻605円 (税込)
    会津地方一の名家・四条家で惨劇が起きた! ――17歳で史上最年少の囲碁・本因坊となった牧場智久たちが、四条家に招かれた翌朝だった。蔵の白壁に首なしのバラバラ死体が埋め込まれていたのだ。さらに翌日、蔵の中に、狂女の面をかぶった長女・石蕗の惨殺死体が! 村に伝わる陰惨な言い伝えどおりに起きた連続殺人 ――鬼才が放つ、本格推理の力作!
  • 首里の馬(新潮文庫)

    首里の馬(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻605円 (税込)
    問読者(トイヨミ)――それが未名子の仕事だ。沖縄の古びた郷土資料館で資料整理を手伝う傍ら、世界の果ての孤独な業務従事者に向けてオンラインで問題を読み上げる。未名子は、この仕事が好きだった。台風の夜に、迷い込んだ宮古馬(ナークー)。ひとりきりの宇宙ステーション、極地の深海、紛争地のシェルター……孤独な人々の記憶と、この島の記録が、クイズを通してつながってゆく。第163回芥川賞受賞作。(解説・大森望)
  • リインカーネイション~恋愛輪廻~

    リインカーネイション~恋愛輪廻~

    小説・文芸
    3.0
    1巻605円 (税込)
    もう一度「あの人」に巡り逢ったとき、二人の間には何が芽生えるのか。初恋の人、別れてしまった最愛の恋人……。時を経て、二人が再び出逢って思いもかけないドラマが始まる。『ブラッディ・マンデイ』『金田一少年の事件簿』『神の雫』をはじめ、ヒット作多数の漫画原作者が、初めて本名で発表した恋愛小説集。『女性自身』で連載された3編を含む「4つの愛の物語」。
  • 安土往還記(新潮文庫)

    安土往還記(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻605円 (税込)
    争乱渦巻く戦国時代、宣教師を送りとどけるために渡来した外国の船員を語り手とし、争乱のさ中にあっても、純粋にこの世の道理を求め、自己に課した掟に一貫して忠実であろうとする“尾張の大殿(シニョーレ)”織田信長の心と行動を描く。ゆたかな想像力と抑制のきいたストイックな文体で信長一代の栄華を鮮やかに定着させ、生の高貴さを追究した長編。文部省芸術選奨新人賞を受けた力作。(解説・饗庭孝男)
  • かたみ歌(新潮文庫)

    かたみ歌(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻605円 (税込)
    不思議なことが起きる、東京の下町アカシア商店街。殺人事件が起きたラーメン屋の様子を窺っていた若い男。その正体とは……「紫陽花のころ」。古本に挟んだ栞にメッセージを託した邦子の恋が、時空を超えた結末を迎える「栞の恋」など、昭和という時代が残した“かたみ”の歌が、慎ましやかな人生を優しく包む。7つの奇蹟を描いた連作短編集。(解説・諸田玲子)
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)
    完結

    チュベローズで待ってる

    小説・文芸
    4.0
    全2巻605~737円 (税込)
    就職活動に挫折した22歳の光太は、カリスマホストの雫にスカウトされ、歌舞伎町のホストクラブ「チュベローズ」で働きはじめた。夜の世界の苛烈な洗礼を浴び戸惑う光太だが、客としてやってきた女性、美津子が憧れのゲーム会社に勤めていることを知り、彼女を誘惑して自らの夢に近づくために利用しようとする――。野心と策略が渦を巻く、最も危険なノワール・エンタテインメント、開幕編。
  • 家守綺譚(新潮文庫)

    家守綺譚(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.4
    1巻605円 (税込)
    庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多……本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。――綿貫征四郎の随筆「烏蘞苺記(やぶがらしのき)」を巻末に収録。
  • 孤高の若君~鳥見役京四郎裏御用(一)~

    鳥見役京四郎裏御用

    小説・文芸
    -
    1~5巻605~715円 (税込)
    将軍の鷹の餌となる雀の捕獲と鷹場の巡検を表の仕事とする鳥見役・諏訪京四郎。その裏では、鳥見役組頭である兄の命を受けての隠密働きもする。飛鳥山へ雀捕りに出かけた京四郎は豊後国東藩の若君・鶴千代と知り合い、好意を持つ。ところが国東藩では鶴千代とその弟を巡り御家騒動が勃発していた。国東藩の探索を命じられた京四郎が、抜け荷事件も絡む血肉の争いに挑む!
  • パラッと読める超短編小説集

    パラッと読める超短編小説集

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    四季折々に繰り広げられる多彩な人生の形を巧緻な文章で映し出す超短編小説集。中味が濃く、甘やかな切なさと後味の良さが残る何度読んでも新鮮で飽きることが無い。
  • 鷹姫さま―お鳥見女房―(新潮文庫)

    鷹姫さま―お鳥見女房―(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻605円 (税込)
    女だてらに鷹狩りに行きたがり「鷹姫さま」と呼ばれる気性の烈しい娘と嫡男久太郎との縁談、次女君江のひそやかな恋。子らの成長と行く末を、珠世は情愛深く見守る。また、鷹狩りを司り、幕府隠密の任務もあるお鳥見役の主も、過酷な勤めを終えて帰ってきた。妻として深い痛みを抱えた夫を気づかう――珠世の才智に心温まる、シリーズ文庫第三弾。
  • 蛍の行方―お鳥見女房―(新潮文庫)

    蛍の行方―お鳥見女房―(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻605円 (税込)
    密命を帯び、お鳥見役の主が消息を絶って一年余り。留守を預かる女房珠世に心休まる日はない。身近かに暮らす子供らの人知れぬ悩みを知って心くだき、その成長を見守り、隠居となった父の寂寥を慰め、組屋敷に転がり込んだ男女と幼子らの行く末を案じる……。人生の哀歓を江戸郊外の四季の移ろいとともに描く連作短編。珠世の情愛と機転に、心がじんわり熱くなる――お鳥見一家の清爽人情話、シリーズ第二弾。
  • 子子家庭の身代金(新潮文庫)

    子子家庭の身代金(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻605円 (税込)
    パパは会社の罪をかぶって逃亡中。なんとママも同じ日に恋人と駆け落ちしてしまった! 両親に「家出」された律子と和哉の小学生姉弟は力を合わせて暮らすけれど、トラブルは次々と襲いかかる……。明日のごはんもない我が家なのに和哉が誘拐された? 弟を救うため、姉が謎解きに挑むが、犯人はあまりに意外な人物だった──。表題作はじめ、驚きの結末の連打が魅せる短編全8編。
  • おとうと(新潮文庫)

    おとうと(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻605円 (税込)
    高名な作家で、自分の仕事に没頭している父、悪意はないが冷たい継母、夫婦仲もよくはなく、経済状態もよくない。そんな家庭の中で十七歳のげんは三つ違いの弟に、母親のようないたわりをしめしているが、弟はまもなくくずれた毎日をおくるようになり、結核にかかってしまう。事実をふまえて、不良少年とよばれ若くして亡くなった弟への深い愛惜の情をこめた看病と終焉の記録。(解説・篠田一士)
  • いま、殺りにゆきます RE-DUX

    いま、殺りにゆきます RE-DUX

    小説・文芸
    3.6
    1巻605円 (税込)
    深夜、見知らぬ男から、携帯に殺害予告を受けた女性の恐怖を描く表題作。マンションのポストに仕掛けられた恐るべき罠「集合ポスト」。ストーカーに部屋に侵入された元AV女優が、身の毛もよだつ責め苦を受ける「自作ビデオ」。あなたのすぐ隣にある狂気を描く、伝説の実話短編シリーズから、著者が最恐の31編を自選。新たに書下ろし3編を加えた豪華完全版。
  • 気骨ある男たち

    気骨ある男たち

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    「愛に殉じた死の真実」「意地で支える夢一つ」「男一途の誠の愛」「真珠と愛と誇りを胸に」「愛と矜持と再生と」 男の矜持、意地、誇り、気骨・・・男の孤高、強靭な精神、真摯な心・・・男の愛、ロマン、夢・・・男の掟、戒律・・・誇り高き気骨ある男たちの物語
  • 白いしるし(新潮文庫)

    白いしるし(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻605円 (税込)
    女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった──。恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか? ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。(解説・栗田有起)
  • 会津・リゾート列車殺人号

    会津・リゾート列車殺人号

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    鬼怒川温泉から会津若松まで走るリゾート列車『幕末』号の試乗会で殺人事件が発生! 殺されたのは山口・萩の会社社長。殺したのは列車内で剣舞を演じていた福島・会津若松の女子高生。トラベルライターの瓜生慎は山口の映画ロケの取材先から、リゾート列車に同乗して事件を目撃した息子・竜の元へ駆けつける。幕末以来の遺恨が絡んだ難事件に親子が挑む!
  • 宗谷・望郷列車殺人号

    宗谷・望郷列車殺人号

    小説・文芸
    3.0
    1巻605円 (税込)
    サハリンを望む稚内の海岸線に戦時中、建てられた監視哨から人間の白骨が見つかった! 密室状態にあった監視哨の所有者・小幡作治はなぜか失踪中。作治の古くからの友人だった義父からの依頼を受け、トラベルライター・瓜生慎は、事件の解決に乗り出すが……。彼らを乗せた“スーパー宗谷”には次々と妖しい人物が! トラベルミステリの魅力満載!
  • 現代語訳 とわずがたり(新潮文庫)

    現代語訳 とわずがたり(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.3
    1巻605円 (税込)
    幼少の頃から後深草院のもとで養育された二条は、十四歳の春に院の寵愛を得る。二条は院の愛人となってからも、あまたの貴人や高僧たちと交渉を重ねるが、かねてからの出離の思いが高じ、ついには尼となって諸国遍歴の旅に出る。――波瀾にみちた性の体験を大胆に告白し、愛欲の世界を脱して、宗教に浄化されていく過程を描いた女流日記文学の傑作を、艶麗な筆に甦らせた名訳。
  • 夏の終り(新潮文庫)

    夏の終り(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    妻子ある不遇な作家との八年に及ぶ愛の生活に疲れ果て、年下の男との激しい愛欲にも満たされぬ女、知子……彼女は泥沼のような生活にあえぎ、女の業に苦悩しながら、一途に独自の愛を生きてゆく。新鮮な感覚と大胆な手法を駆使した、女流文学賞受賞作の「夏の終り」をはじめとする「あふれるもの」「みれん」「花冷え」「雉子」の連作5篇を収録。著者の原点となった私小説集である。
  • トナリの怪談

    トナリの怪談

    小説・文芸
    3.7
    1巻605円 (税込)
    毎晩夢に出てくる、見知らぬ女性。夢の中で自分は彼女と幸せな恋人同士として暮らしていて――(「毎日見る夢」)。最愛の恋人の隣でほほ笑む女性の幽霊が繰り返すのは、「いつ死ぬの?」という言葉で――(「いつ死ぬの?」)。幼い頃から幽霊が見えるピン芸人が語る、日常のなかにある心霊体験の数々。今あなたの隣にいる方、足はあるし、しゃべるし……でも、幽霊かもしれませんよ?
  • デブでブタ扱いされてた底辺女が、学校一の不良男子に、メンチを切られたりお弁当を作られたり告白されたりする話
    値引きあり

    デブでブタ扱いされてた底辺女が、学校一の不良男子に、メンチを切られたりお弁当を作られたり告白されたりする話

    小説・文芸
    3.5
    1巻605円 (税込)
    食べることが大好きな女子高生・大森シズカは、ある日、学校唯一の強面ヤンキーである黒瀬アキラの趣味が料理だという秘密を知ってしまう。 翌日の昼休み。 アキラは口止め料と称して手作り弁当を持ってきて、それをシズカに食べるようにと言う。 あまりの迫力とそのお弁当の美味しさに屈し、“毎日”昼休みにお手製のお弁当を食べろというアキラの提案を、シズカは受け入れてしまう。 そうして二人の奇妙なお弁当生活が始まり、時間を共有する中でアキラとシズカは互いに打ち解け、やがて二人はお互いを意識するようなっていき……? これは“底辺JKとヤンキー男子”という決して交わるはずのない二人の、ケンカあり、レシピあり、ダイエット効果あり(?)な、青春恋愛物語。
  • P+D BOOKS 記念碑

    記念碑

    小説・文芸
    5.0
    1~2巻605~770円 (税込)
    戦争末期の日本のカオスを丸ごと描く問題作。 物語は戦争末期の昭和19年12月から始まり、無条件降伏後の20年10月で幕を下ろす。 外交官の夫を原因不明の自殺で失った石射康子は、国策通信社に勤め、深田英人枢密顧問官の秘書も務めている。一方で、米国人妻をアメリカに残して交換船で帰国したジャーナリスト・伊沢信彦とは愛人関係にあり、協力して深田の和平工作のために情報を提供していた。すでに太平洋の島々では玉砕が相次ぎ、東京爆撃も始まりつつあった。 特攻隊や学徒出陣、また逼迫する配給物資や闇取引などの過酷な現実を余すことなく丸ごと描いた問題作。
  • エリザベスの友達(新潮文庫)

    エリザベスの友達(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.1
    1巻605円 (税込)
    戦後、命からがら娘と日本に引き揚げた初音さんは今年九七歳になる。もう今では長女の顔もわからない。病が魂を次々と剥いでゆくとき、現れたのは天津租界でのまばゆい記憶だ。ドレスに宝石、ミンクを纏い、ある日はイギリス租界の競馬場へ、またある日はフランス租界のパーマネントに出かけ、女性たちは自由だった――時空を行き来しながら人生の終焉を迎える人々を、あたたかく照らす物語。(解説・岸本佐知子)
  • 宅飲み探偵のかごんま交友録

    宅飲み探偵のかごんま交友録

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻605~682円 (税込)
    大学三年生の僕こと小金井晴太は、ある春の日、憧れの先輩である清田小春に一世一代の告白をかます。玉砕覚悟の大博打は、拒否もされなければ承認もされないというなんとも中ぶらりんの結果に終わった。そして、これがあの偏屈マッチョと僕を巡りあわせるターニングポイントになってしまうわけだが……。面白さ“桜島”級の青春ミステリ。
  • 鏡じかけの夢(新潮文庫)

    鏡じかけの夢(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.1
    1巻605円 (税込)
    その鏡は、磨く者の願いを叶えるという。会いたい、羨ましい、妬ましい、もっと欲しい、憎い……。願えば願うほど、心に秘めた黒い欲望は醜く膨れ上がり、全てを呑み込む。看護婦の羨望。鏡研ぎ師の嫉妬。踊り子と富豪の禁忌の愛。戦争孤児と奇術師の絆。ヴェネツィアの双子姉妹の過ち――。鏡に魅入られた人々が陥る、束の間の甘美な愉悦と残酷な結末を描いた、五つの物語。(解説・飯豊まりえ)
  • マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年

    マグナ・キヴィタス

    小説・文芸
    4.4
    1~2巻605~649円 (税込)
    ノースポール合衆国自治州『キヴィタス』は1億6千万の人口を収容する人工都市だ。アンドロイド管理局に勤める若きエリート、エルガー・オルトンは、帰り道で登録情報のない「野良アンドロイド」の少年を拾う。ワンと名乗った少年型アンドロイドとエルは不思議な共同生活を始めるが、ワンは記憶を失っていた。彼の過去を探るうち、エルは都市の闇に触れてしまい?
  • 狼の地図

    狼の地図

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    「週刊タイム」の記者たちが、鋭い嗅覚と執拗な取材で、企業の暗部に迫る事件簿。博多鉄道の社長が、抱えるプロ球団の赤字の責を負って、辞任に追い込まれそうになった。球団の熱烈ファンで社長を敬愛する運転手が、株主総会に出席し、名演説で大反響を呼ぶ。それを契機に、総会屋になった車掌は……(「私鉄騒乱」)。その他、傑作5編を収録。
  • 映画ノベライズ 約束のネバーランド

    映画ノベライズ 約束のネバーランド

    孤児院で“ママ”と、幸せに暮らしていたエマ。彼女は、里親に引き取られ外の世界で暮らす日が来ることを待ちわびていた。里親が見つかり、孤児院を後にするコニーの忘れ物に気づいたエマとノーマンは、決して近づいてはならない“門”へと向かう。そこで目にしたものは、“鬼”に食材として献上されるコニーの姿だった……。話題沸騰の脱獄サスペンス映画をノベライズ!
  • P+D BOOKS 怒りの子

    P+D BOOKS 怒りの子

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    三人の女性の緊迫した“心理劇”。 「あんたの中に、怒りの子が見える……人のうちに、潜んでる、外から見えんけど、何処かにいる、人の奥のほうに。」  自分自身のやりたいこと、望んでいることなどが定まらず、ビジネス学校に通いつつ悶々とした日々を送る主人公・美央子。美央子が姉のように慕う、どこか浮き世離れした雰囲気を持つ初子。そして美央子と同じアパートに住み、親しくするそぶりを見せながら、いちいち美央子の感情を逆撫でしていくますみ――。3人の感情は、初子の義弟・松男の存在を触媒として、大きく揺れ動いていく。  人間の心情を、平易な言葉を使いつつ、豊かな描写力で見事に描ききった、第37回読売文学賞受賞作。
  • P+D BOOKS 大陸の細道

    P+D BOOKS 大陸の細道

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    ソ連軍侵攻直前の満州を、ユーモラスに描く。 昭和19年、いわゆる“三文文士”の木川正介は、永く喘息と神経痛とを患っており、招集も受けずにくすぶっていた。そこへ、某開発公社の嘱託の話が舞い込んできて、厳寒の満州に赴くことに。物資不足などで環境は厳しいものの、内地にいるより自由がきく日々をそれなりに楽しんでいた正介だが、突然、召集令状が舞い込んできて――。 戦争に対しても、上官に対してもシニカルに見る姿勢を保ちつつ、現地の人々との交流など満州での日常を、生々しくユーモラスに描いた傑作長編小説。第13回芸術選奨文部大臣賞受賞作。
  • 君が悪い

    君が悪い

    小説・文芸
    3.6
    1巻605円 (税込)
    「僕は悪くない……」中学教諭の竹林は、死体を前に呟いた。スナックのホステス桃華を取り合って、他の客ともめたのがすべての始まりだった。自宅に押しかけてきたその男を、はずみで殺してしまったのだ。さらに、発覚を防ぐため、超身勝手な論理で次々と殺人を重ねてゆく彼にふりかかる運命とは!? 狂気と黒い笑いに満ちた、戦慄のノンストップ・サスペンス!
  • ユリシーズ 「日本ミニバン」誕生物語

    ユリシーズ 「日本ミニバン」誕生物語

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    1990年、セダンが全盛の時代にミニバン開発の指令が出た。開発責任者の織田は、あきらめず、妥協せず、仲間とともに取り組む。そして、紆余曲折を経て、1994年秋、世間を驚かせる技術がつまった、日本初のミニバンが発売されたのだ。4年の歳月をかけ開発されたこの車は、萬田自動車にとって起死回生の大ヒットとなる。読む者を熱くする、モノづくり日本のプライドがつまった物語。

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