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結婚10年目にして夫に家出された歳上でしっかり者の妻の戸惑い。しかしそれを機会に、彼女には初めて心を許せる女友達が出来たが…。表題作をはじめ、都会に暮す男女の人生の機微を様々な風景のなかに描く『紅き唇』『十三年目の子守歌』『ピエロ』『私の叔父さん』の5編。直木賞受賞。
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Posted by ブクログ
胸を撃ち抜かれた♡ 大人の恋愛小説なんだけど、恋愛なんて軽い言葉で表現したくない。 「"惚れる”ということはこういうことを言うんだよ」と諭された。 年末に本棚を整理していたら見つけた昭和59年に書かれた本書。私のこの本は昭和62年版…装丁が違う…37年振りの再読となった。 37年前の...続きを読む小娘の私が、この小説の本当のトコロがわかるはずもなく。それでも、その後の結婚と数回の引越しでも捨てずに手元に連れてきたわけで。 面白い、心に響いていたことは間違いないのであろう。 『恋文』『紅き唇』『十三年目の子守唄』『ピエロ』『私の叔父さん』の5話。 直木賞受賞作。 また再読したい♡ 今年の上位にランクインしそうな本を一発目に読んでしまったようだ。
「恋文」の世界観が好き 夫や夫の恋人を客観的に見ることで 自分自身と向き合い自問する様が愛おしい 自分もそっち寄り気質なので共感してしまう
久しぶりにちゃんとした恋愛小説を読んだ。 主に男女の関係性が描かれているけど、どの短編も角度を変えた題材が印象的だった。今の年齢で読むことが出来て良かったと思う。心情描写がとても素敵。
「十九年前真実の気持ちを全部嘘にしたのなら、今この嘘を全部真実にしてやる」 落とし前の付け方が哀しくて、美しい。 青春時代Number Girlとハヌマーンから受けた同じ類の衝撃でした。 今度は音ではなく、地の文として、胸元に突き付けられた。 表現者への未練を断ち切れず、舞台に上がろうともしない僕...続きを読むは、煙草を吸いながら、こんな言葉を紡ぐことができたらなと、これが僕の言葉だったらなあと、ひとり妄想するだけであった。 誰に向けてるのかも判然としないけど、これが僕の恋文です。
設定の妙と人間の心の襞を絶妙な言葉で紡いだ冒頭の「恋文」に一気に引きずり込まれたが、5篇の中でのベストは何と言っても「私の叔父さん」です。恋文の時もでしたが、最後のどんでん返しとも言うべき展開、5枚の写真に秘められたメッセージには胸が熱くなりました。 若い頃はただ純粋に好きと言える恋愛が、歳を重ねて...続きを読む再燃する恋愛には深い事情が存在し、そんな感情の二人が成就することもあるかもしれません。 そういえば5篇のうち3篇は年の差恋愛ですね。自分には少しときめくものがあります。
今まで読んだ著者の作品には、『恋文』に出てくるような女を振り回す身勝手な男ばかり出てきてたけど、なぜか憎めない。その身勝手を許して受け入れてしまう気持ちがわかってしまう。 『紅き唇』のタヅさんの想いが切ない。 『私の叔父さん』が一番好きかな。
とにかく文章が美しい。気障な表現や難しい言葉を使っているわけではないのに、なんでこんなにも心に響くのだろう。極限まで美しいものを見たとき、人は言葉をなくすというけれど、それにプラス涙も出ることをこの小説を読んで知った。 今世では経験することができない、風情のある男女の話。 意地っ張りで不器用だけど、...続きを読むとても愛おしい。 5作品すべて好きだけど、私の叔父さんは号泣した。 永遠のような時間をありがとうございました。
結構読んでいない作家作品があり、連城さんの著書は初めて読みました。「恋文」は直木賞受賞作品で、「恋文・私の叔父さん」と改題されています。 さて物語は。、男一人・女二人の三角関係になっているのですが、不思議と世間一般に連想される愛憎劇とはならないのです。 どういうことか?要はダメ男を愛した女二...続きを読む人が・・・。 それにしても母性という感情は不思議なものですね。恋愛ミステリーかな?氏は上梓に至るまで、意識して書いていたのでしょうか? おもしろい!
年下の夫に寛大すぎる妻とわがままを突き通す夫、一見なんとも後味が悪い関係性だけれど、それを覆す究極の愛が描かれている。難しい、実に難しい判断だけれど妻はよくやった。そして最後の夫への言葉。受け止めろよ夫。2話目、亡くなった妻の母、義母とある男の物語。この話が一番好きだ。集まってみれば全員他人である登...続きを読む場人物が労り合って、気遣い合って人生を歩もうとしている。義母の奥ゆかしい去り方。そして男の新しい妻になろうとしている女のさりげない優しさ。みんなが思いやりを持ち寄れば家庭は築ける。3人笑い合っている絵が浮かぶ。
本自体は短編集で最初の「恋文」から始まり、「私の叔父さん」で締められています。私は短編集だと読み終わるころには最初の方の話がぼんやりしてしまうのですが、私の叔父さんでは写真という形でラブレターが残されていて、初めの恋文を思い出させてくれました。一つ一つの話も短編とは思えないくらい深い味わいがあり楽し...続きを読むめました。 愛ってなんなんだろーなー
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恋文・私の叔父さん
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連城三紀彦
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