暗色コメディ

暗色コメディ

733円 (税込)

3pt

3.8

著者の処女長篇にして本格ミステリの古典的傑作

別々の場所で起きた四つの不可思議な謎が互いにからみ合い、やがて驚愕のトリックと意外な真相が明らかになる。名作待望の復刊!

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暗色コメディ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    初めての連城三紀彦ミステリーとの出会い。
    大好きな本です。

    もう一人の自分を目撃
    してしまった主婦

    自分を轢き殺したはずの
    トラックが消滅した画家

    妻にあんたは
    一週間前に
    死んだと告げられた
    葬儀屋

    知らぬ間に妻が
    別人にすり
    替わっていた外科医

    四つの狂気が織りなす
    幻想のタペストリー...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年09月16日

    タイトルが秀逸。あくまで「コメディ」なんです。
    消化不良に思えるラストも、幻想的な雰囲気を壊していないという点で素晴らしいと思います。

    0

    Posted by ブクログ 2011年03月22日

    初、連城三紀彦。幻想的、不気味な謎と事件が、最終的にロジカルに解決されて行く。その手並みは鮮やか。導入にやや長さを感じるが。他の作品も読まねば。

    0

    Posted by ブクログ 2010年05月14日

    もう一人の自分が暗躍し、その影を追い続ける主婦。自分を弾いたはずのトラックを消滅させてしまった画家。妻に、あなたは1週間前に死んだはずだ、と告げられた葬儀屋。気がついたら妻が別人になっていた外科医。4つの奇妙な狂気から浮かびあがる、うつしよの幻想。幻想が、ある焦点へ収束し、一つの形が創られるとき、真...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月16日

    不思議なことから始まって不思議に終わる、これはなんと言えばいいだろうか。
    説明に悩むが読んでみると面白いかも。
    是非。

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月03日

    初めましての作家さん。
    主婦に画家に葬儀屋に外科医。
    4人のエピソードが同時に進行する。
    しかも病んでるから、物の見方とか状況説明とかが普通じゃない。
    中盤くらいまでは、この4人の妄想というか幻覚で
    これってミステリじゃなかったっけ?と思い始めたころに
    精神科を舞台にした4人の患者の妄想と行動が
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年07月27日

    「もう一人の自分と夫が浮気しているところを目撃した主婦」、「飛び込み自殺するも、トラックが自分の体を通り抜けて消えてしまった体験をした画家」、「七日前に交通事故死したと女房に告げられた葬儀屋」、「妻が別人にすり替わったという妄想に取り憑かれた外科医」、奇妙なエピソードが並走し最後は一つに収束します。...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年03月13日

    タイトルがピタリとくる暗色コメディ。
    一回だと頭がこんがらがってしまって旨みを吸収しきれてない感がある。この先きっと何度か読み返してしまうだろう予感。一筋縄で行かない連城三紀彦に恍惚とした敗北感と共にどっぷりハマる。

    0

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