国内小説作品一覧

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  • 春が来たら、桜の花びらふらせてね。
    5.0
    限られた人以外の前では言葉が出なくなってしまう“場面緘黙症”に苦しむ冬菜は、イジメられた経験に苦しみ、ひとりでいたほうが楽だと思っていた。しかし、入学した高校で明るく人気者の夏樹と出会う。夏樹は冬菜が話せないことをなぜか知っていたが、気にせず話しかけてきて、春には桜の花びら、夏には朝顔など、いろいろな贈り物をする。冬菜は夏樹に心を開いていくけど、夏樹はたまに苦しい表情を見せる。じつは、冬菜に言えない過去を抱えていて…。心がちぎれそうな恋に大号泣!!
  • 恋する僕らのひみつ。
    -
    家の事情で女嫌いの幼なじみ・湊とヒミツの同居をすることになった結雨。ある日、結雨の彼氏の浮気が発覚し、彼に復讐するために湊と偽装カップルになる。いつもそばにいた湊とのカレカノの関係にとまどう結雨だが、だんだん心が傾いていく。しかし、湊の女嫌いの原因を知っている結雨は気持ちを伝えられなくて…。それぞれの悲しいヒミツのワケを知ったとき、涙があふれだす!
  • こっちを向いて、恋をして。
    -
    1巻550円 (税込)
    高2のひかりはサッカー部の朝日に想いを寄せているけれど、朝日はひかりの親友・優衣のことが好き。切ない気持ちを抱えながらも、所属する調理部で作ったお菓子に想いを乗せて朝日に渡し続けるひかり。あるきっかけから一緒に行くことになった遊園地で、ひかりは朝日にキスをされる。朝日の好きな人は自分じゃないはずなのに、そんなことをされたひかりの気持ちは複雑で…。片想いの連鎖が起こす、恋の結末に泣きキュン!!
  • 君しか見えない
    -
    高校生の十羽は、中学の時に転校で離ればなれになった、いつも優しく支えてくれた幼なじみの楓に会うため、街に戻ってきた。しかし、再会した楓は、過去の傷により毒舌のチャラ男に変貌していた。「もう、十羽が知っている俺じゃない」と冷たく突き放すものの、十羽はあきらめず楓に会いにくる。そんな十羽に心を開き、十羽に対する想いがあふれるけれど、十羽には、楓のために隠した切なすぎる秘密があって――?ラスト、恋の奇跡に大号泣!!
  • それはきっと、君に恋をする奇跡。
    5.0
    高1の陽菜は両想いだと思っていた初恋の人にふられ、なかなか立ち直れずにいた。悲しみから抜け出せない日々の中、何かとかまってくるのはいつも明るくて学校一のモテ男な蒼。時におかしく、時に真剣に元気づけてくれる蒼に、陽菜はいつの間にか特別な感情を抱いていた。けれど蒼には、ある重大な“秘密”が。しかもそれは、陽菜の初恋相手と関係しているようで――。ふたりの切ない恋と、辛すぎる真実に大号泣!!
  • 柊くんは私のことが好きらしい
    -
    クラスメイトその13くらい、地味な陽鞠は、クラスの人気者・柊くんにいきなり告白される。陽鞠は返事を保留にするけど、柊くんは「文化祭一緒に回ろう」と誘ったり、陽鞠を妬む女子から守ったりと、いつでも優しい。そんな柊くんにドキドキしつつも、陽鞠は自信のなさから「ごめんなさい」とに告げてしまう。それでも「あきらめないよ」と言う柊くんに、勇気がほしいと思うけれど…?不器用なふたりのピュア恋に泣きキュン!!
  • 今夜、きみの手に触れさせて
    -
    おとなしくてまじめなタイプの青依は、親友から紹介したい人がいると言われ、それが同じクラスの矢代純太だと聞いてびっくり。彼は最近学校にきていないし、派手な子たちと仲がいい、青依とはまるで別世界の人。でも無愛想だけど実は優しい一面を知り、青依はだんだん惹かれていく。ふたりの想いは通じるけれど、純太の抱えるある事情により、すれ違ってしまい…。純粋で不器用、切なくてキュンとする、初恋の物語。
  • 32回、好きって言うよ。
    -
    高2の茉桜は3年の翼先輩にひと目惚れして以来、1年以上片想いをしていた。クールでイケメン、完璧な先輩だけど、どんな子でも容赦なくフることで有名。でも、茉桜はあきらめずに「好き」と、何度も伝える。そのたびに、知らなかった先輩の優しさや意地悪なところ、可愛さを知って、距離も縮まっていく。想いも大きくなるけど先輩の元カノが現れて…?ふたりのピュア恋に泣きキュン!!
  • 放課後、ずっと君のそばで。
    -
    高3の莉子は吹奏楽部のトランペットパートで、サッカー部で幼なじみのコウにずっと片想いをしている。ふたりは小さな頃から、それぞれ全国大会に出場するのが夢。しかし、莉子は家庭の事情から練習に集中できずにいた。そんな時、コウは莉子を励まし、莉子はまた頑張ろうと決意するものの、コウが練習中にケガをしてしまう。莉子はコウを支えようとするけど、すれ違ってしまい…? 甘くて切ない青春ラブに涙!!
  • わらって、すきっていって。
    -
    陸上部の本城にひとめぼれして以来、こっそり片想い中の小町。高3ではじめて同じクラスになり、同じ委員になった。彼と同じ時間をすごすたびに、好きな気持ちはふくらんでいく。しかし、彼には過去の事故がきっかけで結婚を約束した幼なじみがいた―。どれだけ泣いても傷ついても、忘れられない想い。この恋の結末は…?
  • ハチミツみたいな恋じゃなくても。
    -
    1巻550円 (税込)
    高3の花音は他校に通う初恋の人に再会。でも彼には彼女がいた。どうしてもあきらめられない花音は、彼の親友の圭太に「俺と付き合えば、いつでも会いに来れるよ」と言われ、付き合っているふりをすることに。意地悪だけど意外と優しい圭太には、ありのままの自分を見せられて、なんだか居心地がいい。さらに実は花音のことが昔から好きだったという彼に、「絶対好きにさせる」と宣言されて…?
  • おはよう、きみが好きです。
    4.0
    高校生の泪は、“過眠症”のため、保健室登校をしている。1日のほとんどを寝て過ごしてしまうこともあり、友達を作ることができずにいた。しかし、ひょんなことからチャラ男で人気者の八雲と友達になる。最初は警戒していた泪だったが、八雲の優しさに触れ、惹かれていく。だけど、過去、病気のせいで傷ついた経験から、八雲に自分の秘密を打ち明けることができなくて……。ラスト、恋の奇跡に涙が溢れる――。
  • 早く俺を、好きになれ。
    -
    高2の咲彩は同じクラスの武富君が好き。彼女がいると知りながらも諦めることができず、切ない片想いをしていた咲彩だけど、ある日、隣の席の虎ちゃんから告白をされて驚く。バスケ部エースの虎ちゃんは、見た目はチャラいけど意外とマジメ。昔から仲のいい友達で、お互いに意識なんてしてないと思っていたから、戸惑いを隠せず、ぎくしゃくするようになってしまって…。
  • 君のいいところ、1つしか思いつかない。
    -
    高2の紗月は冷たい雰囲気で近寄りがたい蓮に片想い中。しかし、蓮には好きな人がいる。蓮の真剣な想いを知り、諦めるしかないとわかっていても、想いを断ち切れない紗月。そんな中、チャラくて有名な晴に蓮への片想いを見抜かれ、さらに大学生に絡まれているところを助けられたことから、距離が縮まっていく。“顔”しかいいところがないと思っていた晴の優しさに戸惑う紗月は……? 連鎖する片想い。それぞれの想いが交差するラストに涙!!
  • 君を探して【野いちご文庫版】
    -
    『オレが誰かわかる? いつもお前のことを見ています』高2の深月のもとに届いた、知らないアドレスからのメール。差出人は同じ学校に通うらしい“オレ”。つらいことがあると、彼はいつも話を聞いてくれた。彼とのメールにドキドキするようになる深月だけど、メールはだんだん減っていって…。いつも見守ってくれたのは君だったんだね――。“オレ”の正体に、泣きキュン!
  • 千尋くん、千尋くん
    -
    高1のあるみは、同い年の千尋くんと付き合いはじめたばかり。クールでマイペースな千尋くんの一見冷たい言動に、あるみは自信をなくしがち。だけど、千尋くんが口にするとびきり甘いセリフにキュンとさせられては、彼への想いをさらに強くする。ある日、千尋くんがなにかに悩んでいることに気づく。辛そうな彼のために、あるみがした決断とは…。カップルの強い絆に、泣きキュン!
  • スケッチブック【野いちご文庫版】
    -
    ひとみしりな高校生の千春は、渡り廊下である男の子にぶつかってしまう。彼が気になった千春は、こっそり見つめるのが日課になっていた。2年生になり、新しい友達に紹介されたのは、あの男の子・シィ君。ひそかに彼を思いながらも告白できない千春は、こっそり彼の絵を描いていた。でもある日、スケッチブックを本人に見られてしまい…。高校3年間の甘く切ない恋を描いた物語。
  • だから俺と、付き合ってください。
    -
    綾乃はサッカー部で学校の有名人・修二先輩と付き合っているけど、そっけなくされて、つらい日々が続いていた。ある日、モテるけど、人懐っこくてどこか憎めない清瀬が書いたラブレターを拾ってしまう。それをきっかけに、恋愛相談しあうようになる。清瀬のまっすぐな想いに、気持ちを揺さぶられる彩乃。好きな人がいる清瀬が気になりはじめるけど――? ラスト、手紙の秘密に泣きキュン!!
  • 全力片想い
    -
    萌は中学の頃から片想い中の柳瀬に、萌の親友の光莉が好きだと相談される。告白することもできず、自分の気持ちにフタをして彼を応援することにした萌。そんな様子を昔から苦手だった柳瀬の親友・笹沼に見抜かれ、ウザイと言われてしまう。ショックをうける萌だが、笹沼も自分と同じ状況だと知って…。切なすぎる片想いに共感の涙!三月のパンタシアノベライズコンテスト大賞受賞作!
  • 365日、君をずっと想うから。
    -
    これはきっと、君がくれた奇跡の日々の物語――。高2の花はチャラいイケメン・蓮に弱みを握られ、言いなりになることに。さらに、蓮は「未来から来た」と信じられないことを言う。意地悪だけど優しい蓮に惹かれていく花。が、蓮には悲しい秘密があった――。ラストは号泣のうるきゅんラブ!!
  • ジャーロ No. 67
    -
    1巻550円 (税込)
    ●新連載!:東川篤哉「烏賊川市シリーズ」待望の長編 ●好評連作&連載:青柳碧人、芦辺 拓、大崎 梢、恩田 陸、笠井 潔、近藤史恵、坂木 司、鳥飼否宇、前川 裕、イクタケマコト ●スペシャル・ゲスト:阿津川辰海、大山誠一郎、柄刀 一 ●第22回日本ミステリー文学大賞受賞記念インタビュー【大賞】綾辻行人、【特別賞】権田萬治、【新人賞】辻 寛之 ●第19回「本格ミステリ大賞」候補作決定!
  • 週末の人生 カフェ、はじめます
    3.4
    将来に漠然とした不安を抱え、代わり映えのしない日常には飽きている。そんな、ちょっとお疲れ気味の中高年に手にとってほしい、少し勇気を出して、新しいことにチャレンジする物語。40半ばの井本正美は、近所に洋風のあしらいのあるかわいい古民家を見つけ、そこを間借りして土日限定のおにぎりカフェを開くことを決意する。家主のムツさんはまさに「おばあちゃんの知恵袋」といった人で、おいしい焼きおにぎりの作り方、100年続くぬか床など、正美の目を輝かせてくれる。独身で特に趣味もない正美だったが、俄然「週末の人生」が変わり始めた――。『カフェ、はじめます』を文庫化に際して改題。
  • 青い風のささやき
    -
    1巻550円 (税込)
    小さな優しさが世界を豊かにすると思わせてくれる物語。4作品を収録。
  • 花と果実
    -
    見知らぬ大学生をホテルに誘った、美貌の中年女性。自分の行為に自信を喪失し、彼女に激励される大学生。彼の自信を回復させた、恋人の女子学生。三者の手記を通じて、開放的な若者のセックス、同性愛、近親相姦などに、大胆な照明をあて、性の思想を探った、石坂文学の真髄を示す異色大作。
  • Bの戦場 さいたま新都心ブライダル課の攻防
    4.1
    【応援の声続々!】物心ついた頃から“ブス”だったわたし。子供の時に参列した結婚式に憧れて、せめて誰かの幸せな瞬間を演出したいと、ウェディングプランナーの職に就いた。様々なお客様が人生の門出を祝おうとホテルを訪れる。そんなわたしが、やり手の美形上司・久世課長に求婚(プロポーズ)された!? 「香澄さん、ずっと探していました。あなたのような…絶世のブスを」「はぁ!?(怒)」三浦しをん憤然!「こんな男に香澄みたいないい子はふさわしくない!(笑)」。2016年ノベル大賞受賞作。
  • 編集者ぶたぶた
    3.7
    小説家の礼一郎は、依頼をくれた編集者と初めて会う約束をした。待ち合わせの喫茶店に現れたのは、どう見ても小さなピンクの、ぶたのぬいぐるみ。これは夢だ、と思った礼一郎は、おもしろがって、ぬいぐるみに新作の構想を話し始めるが……(「長い夢」)。編集者・山崎ぶたぶたは、本や雑誌を作りながら、出会う人々にも、元気をくれるんだって。大ヒットシリーズ!
  • レッスン
    -
    1巻550円 (税込)
    大学の先輩で雑誌編集長の田代のおかげで、ぼくは駆け出しのモーター・ジャーナリストとして何とか生活していた。そんなとき、田代に誘われて参加したゴルフコンペで、佐伯伽耶と運命の出会いを果たす。一目で伽耶に惹かれたぼくは、ゴルフの後の食事会でいろんな意味で彼女の「生徒」になるという約束を取り付ける。香港の富豪の未亡人だという年上の伽耶に、ぼくは溺れていった。一年が経ち、二人でフィレンツェへ旅立つことに。
  • 小説円投機
    4.0
    外国為替相場で脚光を浴びたYENは、たちまち壮烈な売買戦の対象となった。そうしたなかで、それぞれ一流バンカーとして苛酷な人生を歩む同期入社の3人組。そのうち古海は、海外融資こげつきの責めを負って退社し、一匹狼のマネーハンターとして自立するが……。世界経済の支配者・ロスチャイルドとロックフェラーの死闘を日本側からなまなましく描いた、出色の傑作長編。
  • 山椒魚・本日休診
    3.0
    処女作「山椒魚」から「鯉」「屋根の上のサワン」「丹下氏邸」など初期短編をはじめ、「遙拝隊長」「本日休診」など戦前、戦後の中短編の名作9編を収録。鋭い人間観察と洒脱な表現で、庶民生活の哀歓を描く、井伏文学の精粋集。
  • 石切り山の人びと
    -
    石切りの親方のむすこの権六は、いねむりの常習犯で、教室をずらかるのも得意だ。そんな彼が、東京から帰郷した予備役軍人の老大佐と孫娘みよの感化で、勉強し、働くようになる……。熊本の町近くの石切り山を舞台に、太平洋戦争下の人々の生活と子供たちの姿を、感動深く描いた名作。日本児童文学者協会賞・サンケイ児童出版文化賞・小学館文学賞受賞作。
  • 春の岬
    -
    こんなにも美しく幸福で、こんなにも確かで堅固なものにも、終りが来るというのだろうか? 出生を秘した瞽女の娘と名門跡見財閥の御曹子で作家志望の青年が、つちかい育んだ愛の巣。いくたびか襲いかかる波濤をのりこえ、悲しみを歳月に刻みつけてたどった愛の旅路――夫婦の深奥を限りなく哀切に綴った、感動の長篇!
  • ジャーロ No. 66
    -
    1巻550円 (税込)
    ●コージーミステリーの名手による新連載!:大崎 梢、近藤史恵 ●〈冬の小説特集〉長き雪夜はミステリー:芦辺 拓、大山誠一郎、坂木 司、澤村伊智、曽根圭介、鳥飼否宇、西澤保彦、前川 裕 ●絶好調!連載陣:青柳碧人、笠井 潔、早坂 吝
  • 娘の中の娘
    -
    父親を裏切り、男と失踪した長女に、複雑な気持を抱いている父親は、次女の桂子にすべての夢をかける。だが、その桂子も父親の意見をきかずに、OLになってしまう。未知の世界は、桂子に新たな目を開かせるのだが……。愛と友情に悩む乙女心と、父親の哀歓を鮮かに描いた傑作長編。
  • 桜、まだ咲かぬ The Cherry Blossoms Yet Bloomed
    -
    1巻550円 (税込)
    戦後まもなくの京都・太秦。戦後という新しい時代に翻弄される復員兵・斎藤清太郎だったが、やがて仲間たちと、新しい時代に向けた映画作りに向け走り始める。戦後まもなくの映画人たちから、我々が託されたはずの映画作りの魂を、熱情豊かに描いた作品です。
  • リトルホーム、ラストサマー
    -
    【NovelJam2018秋 花田菜々子賞受賞作】アンバランスな家族。心を開けない友人。曖昧な生きづらさを抱えて過ごす主人公・新山真希は、高校三年生の夏に写真家で同い年の「little」と出会う。作品に魅了され、やりとりをする中で、ある日名曲喫茶「リトル」への招待を受けた。「家族とは家族になれなかった」人たちが集うリトルで、真希の人生は緩やかにも確実に変化を遂げていく――。家族とは何か、ホームとは何か。「誰か」との出会いを経て、自分の生きる道について考える成長譚。 NovelJam 2018秋 出場作品
  • いえ喰ういえ
    -
    【NovelJam2018秋 最優秀賞受賞作】坂上巧(ばんじょうたくみ)は、ある悩みを抱えていた。生まれ故郷の谷崎町と、隣町の三笠町との合併である。UR(都市飼育管理機構)の職員として橋渡しに奔走するもうまくいかず、胃を痛める日々。そしてとうとう、両町のいがみあいは物理的な合併バトルに発展する! 豆腐屋がマンションを切り刻み、重要文化財がビームを放つ。家が家を喰い、町が町を呑む戦いの終着点はどこに? 家と人類が奇妙な共生関係にある世界での騒動を描く、奇想短編バカSF。これが平成最後の大合併だッ! NovelJam 2018秋 出場作品
  • あなたは砂場でマルボロを
    -
    「満たされないなら、とりあえず埋めてよ」 OLの飯田は耐えられないさみしさから逃げている。まるで毎日を吐き捨てるかのようにして。 毎晩違う男と宿にし、煙草をくゆらせ、笑っても、乾いて乾いてしょうがない。 一体、私の居場所はどこなの? ――そろそろ終わりの時間です。くだらねえな、しあわせなんて。 NovelJam 2018秋 出場作品
  • 休みの日~その夢と、さよならの向こう側には~
    -
    大学生の滝本悠は、高校時代の後輩・水無月奏との失恋を引きずっていた。ある日、美大生の多岐川梓と知り合い、彼女を通じて偶然奏と再会する。再び奏に告白をするが想いは届かず、悠は二度目の失恋に打ちひしがれる。梓の励ましによって悠は次第に立ち直っていくが、やがて切ない結末が訪れて…。諦めてしまった夢、将来への不安。そして、届かなかった恋。それはありふれた悩みを持つ三人が、一歩前に進むまでの物語。ページをめくるたびに心波立ち、涙あふれる。
  • それでも僕らは夢を描く
    5.0
    「ある人の心を救えば、元の体に戻してあげる」―交通事故に遭い、幽体離脱した女子高生・こころに課せられたのは、不登校の少年・亮を救うこと。亮は漫画家になるため、学校へ行かず毎日漫画を描いていた。ある出来事から漫画家の夢を諦めたこころは、ひたむきに夢を追う姿に葛藤しながらも、彼を救おうと奮闘する。心を閉ざす亮に悪戦苦闘しつつ、徐々に距離を縮めるふたり。そんな中、隠していた亮の壮絶な過去を知り……。果たして、こころは亮を救うことができるのか? 一気読み必至の爽快青春ラブストーリー!
  • 菓子先輩のおいしいレシピ
    3.9
    友達作りが苦手な高1の小鳥遊こむぎは、今日もひとりぼっち。落ち込んで食欲もなかった。すると謎の先輩が現れ「あったかいスープをごちそうしてあげる」と強引に調理室へと誘い出す。彼女は料理部部長の菓子先輩。割烹着が似合うお母さんみたいにあったかい人だった。先輩の作る料理に勇気づけられ、徐々に友達が増えていくこむぎ。しかしある時、想像もしなかった先輩の“秘密”を知ってしまい――。みんなを元気にするレシピの裏に潜む、切ない真実を知った時、優しい涙が溢れ出す。
  • はじまりと終わりをつなぐ週末
    4.5
    傷つきたくない。だから私は透明になることを選んだ――。危うい友情、いじめが消せない学校生活…そんな只中にいる高2の愛花は、息を潜め、当たり障りのない毎日をやり過ごしていた。本当の自分がわからない不確かな日常。そしてある日、愛花はそれまで隠されてきた自身の秘密を知ってしまう。親にも友達にも言えない、行き場のない傷心をひとり抱え彷徨い、町はずれのトンネルをくぐると、そこには切ない奇跡の出会いが待っていて――。生きる意味と絆に感極まり、ボロ泣き必至!
  • もう一度、君に恋をするまで。
    5.0
    高校1年のクリスマス、月島美麗は密かに思いを寄せる同級生の藤倉羽宗が音楽室で女の子と抱き合う姿を目撃する。藤倉に恋して、彼の傍にいたい一心で猛勉強し、同じ難関校に入学までしたのに…。失意に暮れる美麗の前に、ふと謎の老婆が現れ、手を差し伸べる。「1年前に時を巻き戻してやろう」と。引っ込み思案な自分を変え、運命も変えようと美麗は過去に戻ることを決意するが――。予想を覆すラストは胸熱くなり、思わず涙!2018年「小説家になろう×スターツ出版文庫大賞」大賞受賞作!
  • 君と見上げた、あの日の虹は
    -
    母の再婚で新しい町に引っ越してきたはるこは、新しい学校、新しい家族に馴染めず息苦しい毎日を過ごしていた。ある日、雨宿りに寄った神社で、自分のことを“神様”だと名乗る謎の青年に出会う。いつも味方になってくれる神様と過ごすうち、家族や友達との関係を変えていくはるこ。彼は一体何者……? そしてその正体を知る時、突然の別れが――。ふたりに訪れる切なくて苦しくて、でもとてもあたたかい奇跡に、ページをめくるたび涙がこぼれる。
  • あやかし食堂の思い出料理帖~過去に戻れる噂の老舗「白露庵」~
    2.5
    過去に戻れる思い出の料理を提供する、あやかし食堂『白露庵』。出迎えるのは、人並み外れた美しさを持つ意地悪な狐のイケメン店主・白露と、ひょんなことから働くことになった普通の高校生・愛梨。ふたりが今宵も後悔を抱える者たちを、心を込めておもてなし。結婚への後悔からプロポーズをやり直したいサラリーマンや、大切な恋人を事故から救いたい少女など、各々の想いが胸を打つ人情物語。ほろりと泣けて、最後は心が軽くなる全5編を収録!
  • すべての幸福をその手のひらに
    4.7
    公立高校に通う深川志のもとに、かつて兄の親友だった葉山司が、ある日突然訪ねてくる。それは7年前に忽然と姿を消し、いまだ行方不明となっている志の兄・瑛の失踪の理由を探るため。志は司と一緒に、瑛の痕跡を辿っていくが、そんな中、ある事件との関わりに疑念が湧く。調べを進める二人の前に浮かび上がったのは、信じがたい事実だった――。すべてが明らかになる衝撃のラスト。タイトルの意味を知ったとき、その愛と絆に感動の涙が止まらない!
  • きみがいれば、空はただ青く
    4.0
    主人公のあおは、脳腫瘍を患って記憶を失い、自分のことも、家族や友達のこともなにも憶えていない。心配してくれる母や親友の小雪との付き合い方がわからず、苦しい日々を送るあお。そんなある日、ふと立ち寄った丘の上で、「100年後の世界から来た」という少年・颯と出会い、彼女は少しずつ変わっていく。しかし、颯にはある秘密があって……。過去を失ったあおは、大切なものを取り戻せるのか? そして、颯の秘密が明らかになるとき、予想外の奇跡が起こる――!!
  • 夕刻の町に、僕らだけがいた。
    4.0
    有名進学校に通う高1の未琴は、過剰な勉強を強いられる毎日に限界を感じていた。そんなある日、突然時間が停止するという信じられない出来事が起こる。未琴の前に現れたのは謎の青年むぎ。彼は夕方の1時間だけ時を止めることが出来るのだという。その日から始まった、ふたりだけの夕刻。むぎと知る日常の美しさに、未琴の心は次第に癒されていくが、むぎにはある秘密があって…。むぎと未琴が出会った理由、ふたりがたどる運命とは――。ラストは号泣必至の純愛小説!
  • あの夏よりも、遠いところへ
    -
    小学生の頃、清見蓮は秘密のピアノ レッスンを受けた。先生役のサヤは 年上の美しい人。しかし彼女は、少年の中にピアノという宝物を残して消えてしまった…。それから数年後、高校生になった蓮はクラスメイトの北野朝日と出会う。朝日はお姫様みたいに美しく優秀な姉への複雑な思いから、ピアノを弾くことをやめてしまった少女だった。欠けたものを埋めるように、もどかしいふたつの気持ちが繋がり、奇跡は起きた――。繊細で不器用な17歳のやるせなさに、号泣必至の青春ストーリー!
  • 僕らはきっと、あの光差す場所へ
    5.0
    唐沢隼人が消えた――。夏休み明けに告げられたクラスの人気者の突然の失踪。ある秘密を抱えた春瀬光は唐沢の恋人・橘千歳に懇願され、半強制的に彼を探すことになる。だが訪れる先は的外れな場所ばかり。しかし、唯一二人の秘密基地だったという場所で、橘が発したあるひとことをきっかけに、事態は急展開を迎え――。唐沢が消えた謎、橘の本音、そして春瀬の本当の姿。長い一日の末に二人が見つけた、明日への光とは……。繊細な描写が紡ぎ出す希望のラストに、心救われ涙!
  • 奈良まちはじまり朝ごはん
    3.5
    奈良のならまちにある、昼でも夜でも朝ごはんを出す店。和食から洋食まで店主・雄也の気分で提供し、メニューは存在しない。朝ごはんを『新しい一日のはじまり』と位置づける雄也が、それぞれの人生の岐路に立つ人々を応援する“はじまりの朝ごはん”を作る。――出社初日に会社が倒産し無職になった詩織は、ふらっと雄也の店を訪れる。雄也の朝ごはんを食べるとなぜか心が温かく満たされ涙が溢れた。その店で働くことになった詩織のならまちでの新しい一日が始まる。
  • 母を拭く夜
    -
    街角まで歩いてきて、急にひょいとコートでも脱ぎすてるように、いのちを脱ぎすててゆく、それが死ぬということ……。腰をすえて生き死ぬことの重みをまじまじと見つめ、ときにそのいとしさを青空のようにのぞかせて、読むものの胸に痛いほどの共感を呼びおこす。そんな表題作と「かにやまびこ」「雁の運ぶ木」「冬のヤイカテカラ」「花」ほか一編収録。
  • 聖ニコラスの機械式自動車
    -
    1巻550円 (税込)
    鉄のような自動車を愛する自動車整備工のジャックと彼の友人たちが夢見た「機械式自動車」作り。聖ニコラスが手渡してくれたクリスマス・プレゼントとはいったい何だろうか。大人のためのクリスマス・ストーリー。
  • 日誌 介護員 分かりま宣言
    -
    1巻550円 (税込)
    これは普通の介護員のおはなし。 橋村花子さんは小樽の介護施設に十数年勤める女性介護員。 30代半ばとなり、ベテラン介護員となった彼女が心に秘めた若き日の出来事と家族や同僚、仕事への思いとは。 介護員の生きざまを見つめてきた元介護施設長が描くフィクション日誌物語、第4集。
  • 日誌 介護員のジュン
    -
    1巻550円 (税込)
    高校時代「街角のジュン」と呼ばれ、夜の街で群れていた純哉は、周囲の驚きをよそに、卒業とともに地元の介護施設に就職。慣れない介護の日々を過ごしながら、純哉は過去を思い、友や家族に思いを馳せ、自分に気づいていく。 元介護施設長がひとりの若き男性介護員の姿を通し、地域の施設で働く意味やそこで生きる意義を模索したフィクション日誌物語。
  • 小説 ルカの介護日記
    -
    1巻550円 (税込)
    「愛の重さ」「和佐富士は見た 松下幸之助の伝説的原点」に次ぐ第三作、「ルカの介護日記」である。 ファッションモデルになっていく過程で、母が痴呆症になり、友達トシ子の強烈な生き様を見た時、人間として、新たな人間性に目覚め、ひとり暮しであった母を支えていく決意する物語である。 もし、このような言い方を許してもらえるならば、人間の感情を刺激する精神文学と言いたい。 小説というもの、本来、自由創作である。 現代文学で何か、欠けているものがあるとすれば、そこを私は埋めていきたい。
  • 夢渡り
    -
    夢の中に厳重に封印された、もうひとつの《世界》。 見る人の欲望の塊である夢に、俺は渡る。 古来より特殊な能力を持つ佐伯一族。悪夢に苛まれる人々を救済する『獏』と呼ばれる仕事をする青年・秋音の元に送られてきたのは、若く衰弱しきった女性・高城。彼女のこれまでと比べようもなく複雑で緻密な夢は、獏を危険に晒していく。一族である『獏使い』と呼ばれる補助能力者の従兄の夏彦、身の回りの世話をする従妹の春歌とともに、高城を救おうとするが、辿り付いたのは真実か悲劇か、それとも……。審査員たちが激賞したピクシブ文芸大賞「pixiv賞」受賞作に新たな1話「壺中天」を収録した物語。
  • 森のシェフぶたぶた
    3.8
    森の中に建つ人気のオーベルジュ(=泊まって食事を楽しむレストラン)、ル・ミステール。そこには、泊まった人にしかわからない「謎」があるらしい。ちょっと変わった名前のシェフが、四季の美味しい料理で出迎えてくれるというけれど……? 中身は心優しい中年男性、外見はぶたのぬいぐるみ。山崎ぶたぶたが大活躍。読めば元気になれる、大ヒット・ファンタジー!
  • 禁煙小説
    3.7
    どこに行っても喫煙者は肩身の狭い時代になった。早和子も年に10回は禁煙しようと心に誓うが、未だにタバコが心の友となっている。会社の数少ない喫煙女子社員も次々に禁煙し、いよいよ早和子は本気を出す。禁煙本も禁煙ガムもニコチンパッチも挫折した彼女は、果たして禁煙に成功するのだろうか!? ※垣谷美雨原作の『結婚相手は抽選で』が2018年10月からテレビドラマ化! ドラマも原作本も必見です。
  • 髪の環
    -
    切られた髪、竹の花、熟れすぎた果実。絶妙の小道具たちが、男女の陰影深い感情の震えに、鮮かな輪郭を与え、そのとき、みずみずしい生命感をたたえた日常の中に、ふと非日常と幽冥の露頭が現出する。異空間へ踏み出そうとする情念の快い緊張、不安、期待……。強い美意識に貫かれた、珠玉の9短篇。毎日出版文化賞受賞。
  • ジャーロ No. 65
    -
    1巻550円 (税込)
    ●〈秋の小説特集〉紅葉踏みわけミステリー:芦辺 拓、坂木 司、曽根圭介、鳥飼否宇、西澤保彦、前川 裕 ●絶好調!連載陣:青柳碧人、笠井 潔、早坂 吝、森川智喜 ●特集・山口雅也〈キッド・ピストルズ〉シリーズ、改訂決定版で復活! ●第18回「本格ミステリ大賞」受賞記念トークショー ●映像ミステリのベスト10を語る
  • あの日この日(一)
    -
    1~4巻550円 (税込)
    常に偽らざる自己を語って、変遷めまぐるしい今世紀を生きてきた、一私小説作家の文学私史的自伝。現代文学を側面から解き明す手掛りと発見にみちた書として、評価も高い。野間文芸賞受賞作・全4巻。本巻では、志賀直哉作品との運命的な出会い、早稲田高等学院時代、大震災前後、「主潮」創刊のころ、幼少年期の回想などが綴られる。
  • 颱風とざくろ(上)
    -
    葬儀屋の娘・英子と産婦人科病院長の息子・一雄は、家族ぐるみの交際をもち、家族同士で、男女関係について赤裸々な意見を交換しあうほどの、幸福な日々を送っていた。ところが、一雄が冬山の雪崩で遭難するという突然の不幸が、英子の身にふりかかった……。健康なエロティシズムとユーモアにより、新鮮な人間像を描いた巨匠の傑作長編。〈上巻〉
  • リト・エル・グランデ Rito El Grande
    -
    1巻550円 (税込)
    伝説のマスクマンーリト・エル・グランデを巡る、熱情溢れる物語。彼に魅せられたマスクマンーデビル・キングは、リトを超えられなかった。引退間近のデビル・キングを取材した記者のレイは、伝説となりどこかに消えたリトを探し求め始める。真正面から生きる人間たちの「立ち」姿を描いた、静かで熱い作品。
  • 終焉の姉妹(上)
    -
    1~2巻550円 (税込)
    生の重みと戦争責任のありかを問う、衝撃のノンフィクション・ドラマ。ルソン島の戦場で餓死1人、満州で生死不明1人、長崎に投下された原爆で被曝したために、つぎつぎと死亡した5人――9人中、7人のきょうだいを戦争で失い、米兵に犯されて私生児を生まされた姉妹がたどった、長く悲しい道のりを描く。
  • 絶唱
    -
    山陰の大地主の跡取りとして、何ひとつ不足のない青春を過す園田順吉が、初めて知った真実の恋。相手は小作人の娘・小雪だった。身分差ゆえ周囲の反対は激しい。ふたりは松江に逃げ、順吉の友人の庇護でささやかな新世帯をもつ。だが、戦争の激化が再び彼らの純愛を搖さぶり始めた! 愛の高貴を描く不朽の青春文学。三原順子・広岡瞬の主演でドラマ化され、好評を得た青春純愛物語。
  • 翼

    3.6
    1巻550円 (税込)
    大手精密機器メーカーに勤める田宮里江子は、大学時代の親友の夫・長谷川岳志と10年ぶりに遭遇する。岳志は、親友の恋人でありながら、初対面でいきなりプロポーズしてきた男だった……。直木賞作家のTwitter連載小説として話題となった恋愛小説。何度も読んで、何度も涙するという読者が続出した。鉄筆文庫の創刊第一作。

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  • OFFICE HACK HACK#3 新人くんの社内調整 2018.05
    -
    人事部がワルい社員をブッ殺す!?衝撃のスパイアクション第3話!東京・丸の内の大企業T社に次々誕生する悪徳社員たち。ヤツらの不祥事が世間に知れる前に抹殺せよ。人事部特殊部隊「四七ソ(よんななそ)」の香田と奥野に今日も危ない指令が下る。時は2018年5月。新人が研修でやって来たが、すぐに敵に拉致られてしまい…? 第4話も無料連載中! http://www.gentosha.jp/articles/-/10776 ※本書は2018年5月から6月にかけ、「幻冬舎plus」 http://www.gentosha.jp/ にて連載されたものを加筆・修正したものです。なお、この物語はフィクションです。実在の団体・企業とは関係なく、社内の法が社会の法に勝ることはありません。現実とフィクションを混同しないようにしましょう。
  • 幽霊達の復活祭
    -
    波の静かな月の美しい夜、粗末な礼拝堂の一室で復活祭を祝うパーティが開かれた。出席者は社会的存在感の薄い、さまざまな国の"幽霊"たちばかり。会話は機智にとみ諷刺にみちて、不思議な幻想の世界をかもしだす――みずみずしい感覚と大胆な手法から成った初期短篇集。ほかに、「火草」「桟橋にて」「首のない鹿」「あいびき」の4篇を収録。
  • ふなくい虫
    -
    ふなくい虫。流木に喰いつき、ひとり、隣の虫にぶつかりそうになると、慌てて折れまがり、暗い木のなかを、ばり、ばり、と喰いすすむだけの一生。相手の顔も見ず、尻っぽの先をひらひら泳がせ、孤独に受精するという。孤独のホテルのけだるい倦怠に身を任せる5人の男女は、人類断絶の時代の開始を告げるのか。錯綜する愛欲関係に精神の孤絶感を刻み、現代の予感する終末の世界を、詩的に、残酷に謳いあげた、荒地のものがたり。
  • FL無宿の叛逆
    -
    外国(Foreign)の言語(Language)または文学(Literature)を専攻した大学中退者が集まって考え出した、奇妙な商売の数々。主観的には魂の放浪者であり、客観的にはヒッピーである彼らの行動は、アイディアの優秀さとうらはらに、いつも現実からしっぺ返しを喰らう――。ユニークに若者の一面をとらえた、出世作。
  • 夜の鶴
    5.0
    二十数年間いつくしみ育ててきた娘の結婚を前にして、寂しさにたえ、限りなき親の愛を寄せて、未来の伴侶に理解ある忠告を贈る父親の姿――。「焼野の雉子夜の鶴」にも比すべき父性愛あふるる書。
  • 私ひとりの私
    4.0
    人間は孤独の中に生き、孤独の中で死んでいく……。石川文学の底を流れる〈人間の孤独感〉は、母親の死を契機に、他人の飯を喰う境遇につきおとされた主人公の幼い心に早くも芽生える……。自我に目覚めはじめる少年期の多感な心の軌跡を、透徹した眼でつづった長編小説文芸春秋読者賞受賞。
  • 誰の為の女
    -
    夫に裏切られ、恋人に捨てられ、そしてまた「過去ある女」の烙印ゆえに無残にも崩れ去った女の夢‥‥。男に翻弄され傷つき、その絶望の淵から凝視した男のエゴイズム。情欲をひきずりながらも、仮借なきまでに男の偽善の仮面を引きはがすに至った、ある女の熾烈で哀切な、男たちへの訣別の書簡。女の新生を描いた名作。
  • 雨の中に消えて
    -
    高校時代の親友だった北国の乙女たちが上京して共同生活を営む。一人は大学生、一人は洋裁学校生、そしてもう一人は雑誌記者となる。三人はそれぞれの相手と自由に、恋愛や結婚や性の問題について論じあい、都会の激しい渦の中で成長していくのだが……。若い娘たちの青春の情熱と夢を、みずみずしく描いた巨匠の長篇小説。
  • メトロ・クルージング
    -
    今日もメトロは、さまざまな恋人たちを乗せて、東京の地下を走る――。かき消されそうな小さなハート、デパートでデイト、わがままカップル・コンテスト、すれ違いの待ち合わせ、反対側のプラットホーム……など、26組の恋人たちが繰り広げる、ささやかで、ひめやかでちょっと過激なラブ・ストーリー。『恋人たちのデジャ・ヴュ』改題
  • SPA!文庫 坂口杏里をデリヘルで呼んだ男、涙の全記録・・・【完全版】
    -
    総移動距離1000キロ!費用総額10万円!平成最後にして最低の恋物語! 2018年5月、webサイト「日刊SPA!」にある体験記事が掲載されると、瞬く間に拡散され話題となった。その記事名とは、「坂口杏里をデリヘルで呼んだ男、涙の全記録…会話から驚愕サービスまで」。ナント、彼女に会う(プレイする)ためだけに、千葉から勤務先のデリヘルがある神戸まで(費用は友人から借りて)駆け付けた男がいるという・・・ webでは語られなかった「その後」も完全収録 ※本書はwebサイト「日刊SPA!」に2018年5月29日に公開された記事を電子書籍化したものです。
  • BRuTiFuL
    -
    Beautiful+Brutal=BRuTiFuL 美しく暴力的 隙間社がキュレーターを務める不定期刊行なノージャンル文芸アンソロジーがついに創刊! 『先端』をテーマに集まったジャンルも作風もバラバラな五作品 オカワダアキナ『百々と旅』 佐川恭一『小説覇王伝サガワ~創作イベント「ノベルGIG」に参加したら美しすぎる編集者とえっち三昧の挙げ句ノーベル文学賞を受賞した件~』 伊藤なむあひ『来たときよりも美しく』 芥生夢子『遁走道中、きつね王との謁見にのぞむ』 大滝瓶太『未来までまだ遠い』 小説の先端は、ここにある
  • 老女の愛
    -
    1巻550円 (税込)
    妻、続いて若かりし日の恋人にも先立たれ、80歳を超えた主人公・聡はさらに続く余生をどう過ごすのか? いつも何かに夢中になって生きてきた。来る日も来る日も、今日を生きるだけの連続では余生が長すぎる。三百数十年咲き続ける石割桜の堂々たる姿を見ているうちに、いつも自分を支え続けてくれた仕事仲間・和子の存在に気づいた。
  • 春は菜の花 Spring is about the yellow blossoms ORIGINAL
    -
    「大人の為の物語」プロジェクト第一弾。雷文著「春は菜の花」は、「ひとりの男の、ちっぽけな物語」です。三度結婚し、三人の子供を作り、そして三度離婚した主人公の山下太一は、ダイオキシン漂う郊外の新興住宅街の一軒家でロックを愛する少年期を過ごし、好景気・不景気の荒波に揉まれながら、ロックと共に、果敢に生きた人物です。けれど、その「ちっぽけな」人生は・・・。乞うご期待。
  • ジャーロ No. 64
    -
    1巻550円 (税込)
    ●小説特集・夏の夜に涼を追うミステリー:芦辺 拓、坂木 司、澤村伊智、鳥飼否宇、柄刀 一、前川 裕 ●新連載&スペシャル・ゲスト!:青柳碧人、阿津川辰海、北原真理、森 晶麿 ●好評連作&連載:笠井 潔、我孫子武丸、森川智喜、早坂 吝、イクタケマコト ●第18回「本格ミステリ大賞」受賞作決定&全選評! ●特集・山口雅也『生ける屍の死』が全面改稿により新たに甦る!
  • 喜劇役者たち
    4.0
    トリオ同士の笑いの喰い合いに血を流す男たち。天才コンビに隠された哀しくも皮肉な秘密。芸以外に芸人の大切なものを盗んで掟を破った男の末路。浅草ストリップ界を舞台に、笑わすことに命を賭けたが故に自らの人生に泣く喜劇役者たちを、抱腹絶倒のうちにペーソス溢れるタッチで描いた名品六編――。
  • んなアホなー
    -
    1巻550円 (税込)
    きっとあなたも「子ども」に戻りたくなる。 大阪を舞台に小学生の仲良し四人組がさまざまな人との出逢いや別れ、出来事を通して成長していく愉快、痛快、元気一杯の物語
  • 日誌 語らない介護員
    -
    1巻550円 (税込)
    介護に導かれた若者たちは、出会いと別れのなかで力をたくわえ、自分の道を歩いていく。 悩める介護員たちへエールをおくり続けてきた施設長が、5人の若者を主人公に介護の現場で描いたフィクション日誌物語、第2集。
  • 日誌 朝を開く介護員
    -
    1巻550円 (税込)
    施設長が介護現場で描いてきたフィクション日誌が、ついに一編の物語になりました。短い「話題」を通じて、悩める介護員たちへエールをおくり続けてきた著者の初の長編。 北国の介護施設ではたらく5人の介護員たちが、悩みを抱えながらも、それぞれの道をゆく姿を描いた物語。
  • 10年後、夜明けを待つ僕たちへ
    -
    『10年後、集まろう。約束だよ!』――7歳の頃、同じ団地に住む幼馴染5人で埋めたタイムカプセル。十年後、みんな離れ離れになった今、団地にひとり残されたイチコは、その約束は果たされないと思っていた。しかし、突然現れた幼馴染のロクが、「みんなにタイムカプセルの中身を届けたい」と言い出し、止まっていた時間が動き出す――。幼い日の約束は、再び友情を繋いでくれるのか。そして、ロクが現れた本当の理由とは……。悲しすぎる真実に涙があふれ、強い絆に心震える青春群像劇!
  • はじまりは、図書室
    3.5
    図書委員の智沙都は、ある日図書室で幼馴染の裕司が本を読む姿を目にする。彼は智沙都にとって、初恋のひと。でも、ある出来事をきっかけに少しずつ距離が生まれ、疎遠になっていた。内向的で本が好きな智沙都とは反対に、いつも友達と外で遊ぶ彼が、ひとり静かに読書する姿は意外だった。智沙都は、裕司が読んでいた本が気になり手にとると、そこには彼のある秘密が隠されていて――。誰かをこんなにも愛おしく大切に想う気持ち。図書室を舞台に繰り広げられる、瑞々しい“恋のはじまり”を描いた全3話。
  • 下町甘味処 極楽堂へいらっしゃい
    4.0
    浅草の高校に通う雪菜は、霊感体質のせいで学校で孤立ぎみ。ある日の下校途中、仲見世通りで倒れている着物姿の美青年・円真を助けると、御礼に「極楽へ案内するよ」と言われる。連れていかれたのは、雷門を抜けた先にある甘味処・極楽堂。なんと彼はその店の二代目だった。そこの甘味はまさに極楽気分に浸れる幸せの味。しかし、雪菜を連れてきた本当の目的は、雪菜に憑いている“あやかしを成仏させる”ことだった!やがて雪菜は霊感体質を見込まれ店で働くことになり…。ほろりと泣けて、最後は心軽くなる、全5編。
  • いつか、君の涙は光となる
    3.7
    高校生の詩春には、不思議な力がある。それは相手の頭上に浮かんだ数字で、その人の泣いた回数がわかるというもの。5年前に起きた悲しい出来事がきっかけで発動するようになったこの能力と引き換えに、詩春は涙を流すことができなくなった。辛い過去を振り切るため、せめて「優しい子」でいようとする詩春。ところがクラスの中でただひとり、無愛想な男子・吉木馨だけが、そんな詩春の心を見透かすように、なぜか厳しい言葉を投げつけてきて――。ふたりを繋ぐ、切なくも驚愕の運命に、もう涙が止まらない。
  • ちっぽけな世界の片隅で。
    4.5
    見た目も成績も普通の中学2年生・八子は、恋愛話ばかりの友達も、いじめがあるクラスも、理解のないお母さんも嫌い。なにより、周りに合わせて愛想笑いしかできない自分が大嫌いで、毎日を息苦しく感じていた。しかし、偶然隣のクラスの田岡が、いじめられている同級生を助ける姿を見てから、八子の中でなにかが変わり始める。悩んでもがいて…そうして最後に見つけたものとは? 小さな世界で懸命に戦う姿に、あたたかい涙があふれる――。
  • 京都あやかし料亭のまかない御飯
    3.9
    東京で夢破れた遥香は故郷に帰る途中、不思議な声に呼ばれ京都駅に降り立つ。手には見覚えのない星形の痣が…。何かに導かれるかのように西陣にある老舗料亭『月乃井』に着いた遥香は、同じ痣を持つ板前・由弦と出会う。丑三時になれば痣の意味がわかると言われ、真夜中の料亭を訪ねると、そこにはお腹をすかせたあやかしたちが!? 料亭の先代の遺言で、なぜかあやかしが見える力を授かった遥香は由弦と“あやかし料亭”を継ぐことになり…。あやかしの胃袋と心を掴む、まかない御飯全3食入り。癒しの味をご堪能あれ!
  • 星空は100年後
    3.3
    俺はずっとそばにいるよ――。かつて、父親の死に憔悴する美輝に寄り添い、そう約束した幼馴染みの雅人。以来美輝は、雅人に特別な感情を抱いていた。だが高1となり、雅人に“町田さん”という彼女ができた今、雅人を奪われた想いから美輝はその子が疎ましくて仕方ない。「あの子なんて、いなくなればいいのに」。そんな中、町田さんが事故に遭い、昏睡状態に陥る。けれど彼女はなぜか、美輝の前に現れた。大好きな雅人に笑顔を取り戻してほしい美輝は、やがて町田さんの再生を願うが…。切なくも感動のラストに誰もが涙!
  • 桜が咲く頃、君の隣で。
    4.0
    高2の彰のクラスに、色白の美少女・美琴が転校してきた。「私は…病気です」と語る美琴のことが気になる彰は、しきりに話し掛けるが、美琴は彰と目も合わせない。実は彼女、手術も不可能な腫瘍を抱え、いずれ訪れる死を前に、人と深く関わらないようにしていた。しかし彰の一途な前向きさに触れ、美琴の恋心が動き出す。そんなある日、美琴は事故に遭遇し命を落としてしまう。だが、目覚めるとまた彰と出会った日に戻り、そして――。未来を信じる心が運命を変えていく。その奇跡に号泣。
  • 届くなら、あの日見た空をもう一度。
    4.0
    何気なく過ぎていく日々から抜け出すために上京した菜乃花。キラキラとした大学生活ののちに手にしたのは、仕事の楽しさと甘いときめき。だが、運命の人と信じていた恋人に裏切られたのを機に、菜乃花の人生の歯車は狂い始め、ついには孤独と絶望だけが残る。そんな彼女の前に現れたのは年下の幼馴染み・要。幼い頃からずっと菜乃花に想いを寄せてきた要は、悩みつつも惜しみなく一途な愛を彼女に注ぎ、凍てついた心を溶かしていくが…。第2回スターツ出版文庫大賞にて特別賞受賞。“究極の愛と再生の物語”に号泣!
  • 降りやまない雪は、君の心に似てる。
    4.0
    弟を事故で失って以来、心を閉ざしてきた高校生の小枝は、北海道の祖母の家へいく。そこで出逢ったのは“氷霰症候群”という奇病を患った少年・俚斗だった。彼の体温は病気のせいで氷のように冷たく、人に触れることができない。だが不思議と小枝は、氷のような彼に優しい温もりをもらい、凍った心は徐々に溶かされていった。しかしそんな中、彼の命の期限が迫っていることを知ってしまい――。触れ合うことができないふたりの、もどかしくも切ない純愛物語。
  • 光と闇のボーイ・ミーツ・ガール 文芸ラジオ アンソロジー
    -
    男に誘拐された私。誘拐されたままでいたい私。「文芸ラジオ 2号」に掲載された佐藤滴「ストックホルム恋愛学」ほか、さまざまな出会いを描いた不器用なアンソロジー。

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  • 黒曜石の記憶
    -
    1巻550円 (税込)
    いまから五千年ほど前、九州南西岸を丸木舟が北へ向かっていた。海が荒れたこともあって夜の航海を強いられ、残った四隻は霧の切れ間に見えた小さな岬の浜に疲れきって上陸する。そこは三方を山に囲まれた低地で、海に面した東側に潮の流れの速い海峡を隔てて多島海が広がっていた。  彼らは海底火山の大爆発の影響から再生したもの疫病で次々に死者が出るムラを捨て、良質の黒曜石の産地として知られる山と、一日に二度広大な干潟が出現するという豊穣の海を目指して旅に出たのだったが、仲間の離散や失踪、妊娠などのため、その岬で停滞を余儀なくされた。  生と死、漁と猟、子供の成長と家族の絆が紀元前三千年の日々の生活や季節の変化とともに展開されていく。
  • 吉野葛・蘆刈
    -
    1巻550円 (税込)
    吉野の紀行文と思わせる出だしから、同級生の男の早くに失った母親の生家探しが語られ、母の面影を思うあまり、生家の姪を許婚(いいなずけ)にするという展開が一気に語られる「吉野葛」。『蘆刈』も、紀行文から夢ともうつつともつかない物語に変容し、出会った男から語られる父のせつない恋愛話がテーマである。未亡人に恋し、その妹をめとり、姉思いの妹との関係が語られてゆく。その息子であるこの男はいったいだれの子供なのか、未亡人はもうすでに高齢になっているのではないかという疑問をのこしながら、男は消えてゆく。大阪移住以来、谷崎潤一郎の作風がだんだん純日本的なものに移行していった時期の代表作。
  • 盲目物語
    -
    1巻550円 (税込)
    三味線の腕も達者な弥市という盲目のあんま師が、かつて仕えたお市の方の悲劇的な後半生を物語る。信長の妹で美人と名高いお市の方は、嫁いだ浅井長政を信長に攻め滅ぼされ、再婚した柴田勝家を秀吉に攻められ、ここで夫と運命を共にする。そんなお市に弥市は深い憐憫の情を寄せるが、それはまた恋慕そのものでもあった。お市にどこまでもついていきたい、地獄までお供したいという気持ちが平仮名を多用した文体で連綿とつづられる。
  • 刺青・秘密
    -
    1巻550円 (税込)
    「刺青」「少年」「幇間」「秘密」「恐怖」の五編を収録した初期短編集。処女作「刺青」は性的錯倒の世界を描き、世紀末的な耽美主義が存分に発揮されているが、頽廃感はまったくない。「少年」以下の諸作も、当時の自然主義文学に対する強力なアンチテーゼであった。
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)
    4.2
    1~2巻550円 (税込)
    ★映画化企画進行中!★ シリーズ累計25万部突破! なぜ、人は絶望を前にしても諦めないのか? 感動の医療ドラマ、衝撃の新章へ! 【あらすじ】 「流されるままに生きればいい」。小さな診療所を始めた医者・桐子は患者に余命を受け入れる道もあると言い切る。一方、かつての同僚・福原は大病院で閑職に追いやられてもなお、患者の「延命」を諦めない。別々の道を歩む二人が、ある難病の恋人同士を前に再会を果たす時、それぞれに壮絶な過去が呼び覚まされるのだった。残された日々を懸命に生きる患者と医者の葛藤と闘いを描き、大反響を呼んだ医療ドラマ。衝撃の新章へ! 【文庫書き下ろし】 著者について ●二宮敦人(にのみや・あつと) 1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。累計20万部を突破した『!(ビックリマーク)』等、次々に新作を発表する注目の新世代作家。著書に『18禁日記』『郵便配達人シリーズ』『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』『なくし物をお探しの方は二番線へ』『廃校の博物館 Dr.片倉の生物学入門』等がある。

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