作品一覧 2023/07/15更新 髪 【単話売】 完結 試し読み フォロー クロスロード 試し読み フォロー 恋しても 試し読み フォロー 恋それとも愛 パートナーズ 試し読み フォロー 新・里見八犬伝 完結 試し読み フォロー ジュテーム~わたしはけもの~ 試し読み フォロー 好きじゃないのに感じてる 試し読み フォロー 飛び出せ!青春 試し読み フォロー フランティック 試し読み フォロー 変身願望 試し読み フォロー 柔らかい心 試し読み フォロー 夢のまた夢 人が、命をかけて守りたいものは、何か。 完結 試し読み フォロー 四人家族 試し読み フォロー 1~13件目 / 13件<<<1・・・・・・・・・>>> 鎌田敏夫の作品をすべて見る
ユーザーレビュー クロスロード 鎌田敏夫 同じ橋の上で同級生9人で毎年1回会う約束をした10年にわたるお話。 舞台は橋の上しかでてこない。 9人の色んな視線や想いが絡まって、 大人になるにつれてみんな色々な事情を抱えだすけれど、 友達を察しながら、予想しながら、寄り添いながらも 会うのは年に一回。 中にはその年に一度に来れない人もいる。 ...続きを読む 印象的なのは、主人公の言う 「世の中には二種類の人間がいる。幸せだけで生きていける人間と、幸せだけでは生きていけない人間。 」というフレーズ。 幸せが続くと窒息しそうになって、激しいものを求める人間と、 多少つまらなくとも平凡な幸せの時間を送っていける人間。 これに自分はこっちですってはっきりと言える人って きっとそう多くはいないはずで、 そんなアンバランスな振り子を心に持ちながら 誰かの存在や、誰かの言葉に影響されて、 大きくあっちに揺れたりこっちに揺れたりするのかなと思う まだまだ未熟な31の夏の感想。 本そのものは、とても読みやすくて一気に読める。 Posted by ブクログ クロスロード 鎌田敏夫 9人の同級生が、あることをきっかけに、高校時代に通っていた橋の上で毎年1回だけ会うという設定の小説です。これが10年間続くのですが、そこには、恋愛、不倫、仕事、夢など、さまざまな思惑の揺れ動きが描かれています。 24歳から34歳までの、彼、彼女らの軌跡が、淡々と描かれていて、いま32歳の僕としては...続きを読む、すごく感慨深いものがありました。 社会にもまれて、変わっていく彼らの姿が、すごく等身大で良かった。でも、実際に変わっていくのは自分の見せ方なんだなーって思いました。中身は変わっていない(良い意味で)。 人はみんな歳をとるごとに仮面のようなものをかぶっていくのかもしれませんが、本当はみんな「仮面の下の俺(私)を見て」って思っているのではないでしょうか? それにしてもラストシーンは切なかったです。でもこの小説のラストとして、あれで良かったんですね。 9人の登場人物がいるので、きっと「あなた」に似た人もそこにいると思いますよ。 Posted by ブクログ フランティック 鎌田敏夫 出版社/著者からの内容紹介 生と死の境目は本当はあいまいなものかもしれない 「私は実の親に殺されたの」人気ミステリー作家、丹野は妻からの一言をきっかけに、33年前のバス事故が巻き起こした謎に巻き込まれていく。生と死の境界線を描く連作短編 内容(「BOOK」データベースより) 「私は母に殺され...続きを読むたの」ミステリー作家の丹野は妻・怜子から奇妙な事を言われる。死ぬ間際に育ての親が怜子に言い残したという謎の言葉の意味を探るうちに33年前のバス事故にたどりつく。触れてはいけない過去。そして最後に彼が見つけた衝撃の真実とは―!?死者を見る能力をもつ不思議な男が結ぶ4つの物語。生者と死者の憎しみとエロスを描いた血迷う人々の連作短篇集。 Posted by ブクログ クロスロード 鎌田敏夫 高校時代の好きだった人を思い出しました。気持ちを伝えることは出来なかったけど・・・ すべての物語が橋の上で行われている。それぞれが1年であったことを報告しあい、そして本当の自分の姿を見せ分かり合っていく。 幸せだけで生きていける人間と幸せだけでは生きていけない人間。僕はどちらに属しているのだろうか。...続きを読む 友人お勧めの本。主人公が僕だそうな Posted by ブクログ 新・里見八犬伝 上 鎌田敏夫 懐かしい角川映画の原作。 若く美しい女が登場すればすぐ脱がされるというエロと悪の血なまぐささで大胆に脚色されているが、思ったより話の流れが元祖『里見八犬伝』をふまえていた。芳流閣の決闘や庚申山の妖怪など、うろ覚えの元祖の記憶がよみがえるワードや名前が次々出てきて気持ちが高揚していく。 わかりやすい善...続きを読むと悪の構図。 映画では圧倒的存在感だった夏木マリさん演じる玉梓は過去の話の中に登場するきり。 映画版もだいぶアレンジされているようなので、下巻は8人目のキーパーソンである親兵衛を混じえてどんな展開を見せるのか楽しみ。 Posted by ブクログ 鎌田敏夫のレビューをもっと見る