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Posted by ブクログ
伊藤たかみが書く人間が好きです。
力の抜け加減が絶妙なのです。
本当の人間はそうそうのことがない限り大声をあげては泣かないし歯茎を剥き出しにしては怒らない。
実際私は泣いているときだってアクビは我慢できないし
怒っていたって心の隅にいるもう一人の自分が時間を気にしていたりする。
そういう説明のつかない人間のおかしなところが作中に散りばめられているから伊藤たかみの書く人間は魅力的でリアルな個性を持つのだと思う。
この物語は人との別れ、親子の再生、と簡単な言葉で本筋は説明できてしまう。
よくある話をそう感じさせないのはやはり出てくる人々が生きていると思えるリアルさがあるからなのかな。
Posted by ブクログ
離婚により別居していた父親と娘が
一緒に暮らし始めるところから話は始まる。
父親は離婚後、
地元に戻りチンピラのような生活を送っていた。
娘と暮らすことになり、
生活や身の回りを取り繕ってみるが、、、
娘にはバレバレ。
娘は、苦手な元妻譲りの厳しい性格でもあり…。
現代っ子でクールな娘は、
そんな父親に呆れながらも、気になっている。
(でも簡単には認めるつもりはない…)
父親と娘の
違った形の愛情が見える作品。
一番印象的な場面は
父親の実家から帰る車の場面。
父が娘の気持ちを読み取れない不器用な感じ、
娘の少しずつ変わり始めた家族への感情と、
そんな繊細な思いをぶっ飛ばすような
父親の実家の温かさと…
いろんなものを乗っけて走る、
等身大で、キラキラした素敵な場面。
なんか、好きで印象的。
温かいいいお話だった。
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