新釈 走れメロス 他四篇

新釈 走れメロス 他四篇

572円 (税込)

2pt

芽野史郎は全力で京都を疾走していた――無二の親友との約束を守「らない」ために!(「走れメロス」) 表題作の他、近代文学の傑作四篇が、全く違う魅力をまとい現代京都で生まれ変わる! こじらせすぎた青春は、こんなにも阿呆らしく、そして気高い!! 滑稽の頂点をきわめた、歴史的短編集!

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新釈 走れメロス 他四篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月24日

    走れメロス、藪の中、山月記など有名古典を題材にした短編集。森見の作品は鬱屈とした大学生活描写がリアルで面白く、非モテで遊びも勉強もぱっとしない生活を送った人なら「わかる」と頷く事でしょう。どの古典も私自身お気に入り、森見登美彦作品が好き、という事もあってかなり楽しめました。

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    Posted by ブクログ 2023年05月16日

    森見登美彦さんの作風は個性が出て好きです。
    奇怪で面白いけども筋が通っていてかっこよさがあります。読みやすくいい意味で漫画を読んでる気分でした

    山月記で好きな表現は、
    ・こうして溜め込んだおびただしい言葉にのうのうとあぐらをかいて、それで自分が本当に何事かを語ると信じていたのか。
    ・それらの言葉は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月09日

    これはおもしろい!
    太宰治の走れメロスを読んでからこの作品を読んでみた。
    現代の阿呆な大学生が痛快にメロスとなる。どのように話が転回していくのか…ここでこのセリフ来るのか!とか感じながらも太宰治の描いたメロスと同じように疾走していく物語!
    その他の作品も世間で文豪と呼ばれる人達が書いた作品をもう一度...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月27日

    めちゃくちゃおもしろかった!
    それぞれの短編に出てくる登場人物が全編で繋がっていたのもおもしろかったし、「聖なる怠け者の冒険」を彷彿とさせるお話もあっておもしろかった!
    特に「藪の中」は秀逸だった!
    本当にすごい短編集!

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    Posted by ブクログ 2022年09月07日

    中島敦『山月記』、芥川龍之介『藪の中』、太宰治『走れメロス』、坂口安吾『桜の森の満開の下』、森鴎外『百物語』という名作文学5篇を下敷きに……「アレンジ」、「リライト」、「本歌取り」、「換骨奪胎」、「翻案」、「パロディ」……いろんな言い方があると思いますが、千野帽子氏が巻末の解説(これまた夏目漱石『夢...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月17日

    古典文学を現代版森見登美彦風味にした物語。
    原題を知らなくても面白く読めるけど、知っていれば尚面白い。
    森見登美彦の遊び心というか、得意技というか、短編はすべて、おなじみ京都の某大学(詭弁論部も健在)が舞台で、登場人物たちも全てに共通して繋がっている。
    なので、読み進めれば進めるほど、登場人物に深み...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月28日

    面白かった。
    メロス、山月記は話覚えてたけど他は原作うろ覚え。
    元になった作品も読みたくなった。文章も軽快で気持ちいい。

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    Posted by ブクログ 2024年01月22日

    教科書で読んだ「走れメロス」がこんなことになるなんて(笑)同じく腐れ大学生として無為に過ごしていたあの頃の自分までもが愛おしい。

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    Posted by ブクログ 2024年01月21日

    「山月記」「走れメロス」など、有名な文学をオマージュした短編集。

    走れメロス以外は知らないor覚えてない作品だったので、実際の話を調べて比較しながら読んだ。
    しっかり森見登美彦節が効いているが、普段通りのくだらない内容の中に切なさが感じられてよかった。

    最終話でみんな出てくるので、登場人物を覚え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月19日

    面白いけど、言葉遣いが独特だったり古風で読むのに苦労する。
    名作とされる文学のオマージュで、原典を読みたくなった。
    でも、この本の何倍も読みづらいんだろうな。

    この四畳半神話体系の世界観は、アニメがあるから想像しやすくて楽しめてる部分があると思う。

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