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Posted by ブクログ 2016年12月02日
純文学の中で唯一触れることが多かった太宰治の作品集でしたので、これは迷わずにシュバッと手に取ることができました。
それに加えて森見さんが、世間一般とは異なる太宰治の別の顔(暗い話ばかり書いてたわけじゃないんだよ、愉快傑作なものもあるんだよ、ほら見てみー、といったもの)を切り開きつつ親切に教えてくれて...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月03日
長らく積んであった、森見登美彦による太宰治傑作選。
これまで太宰治は教科書の「走れメロス」と「人間失格」しか読んだことがなかった。読んだとは言っても、「人間失格」なんて本当に読んだかどうか思い出せなくて、一応読んでみて、端から端まで読み終わって、「そうそうそういう終わり方だった。うん、やっぱ前にも...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月21日
森見さんが選んだ太宰治の傑作の数々です。
春休みの家族旅行中にお供にしていたのですが、面白くて、わーっと読めてしまいました。
あっ こんな太宰もいたんだ!って発見があります。『斜陽』とか『人間失格』とかの暗い話よりも、私はこの傑作選に入ってる話のほうが親しみやすいので好みです。「初めての太宰」に良...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月03日
「畜犬談」が面白すぎて声に出して笑った。他、「黄村先生言行録」の、太宰治の心の中でされるツッコミが面白い。
星野源とか朝井リョウのくだらないエッセイが好きな人は、きっと好きになると思う。
森見登美彦は最後に「走れメロス」をもってきてくれてたけど、私はやっぱり好きじゃない。
中学生の頃読んだ時と印象...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月08日
太宰治の印象が変わる一冊。
作者も編集後記で述べているが、自殺やらなにやらでネガティブで暗い印象を抱かれがちな太宰(がち、と書いたが、世間の人たちはそうではないのかも知らん)は、こんなにもユニークで、リズミカルで、面白い作品を書いているということを、この本を通じて感じることができる。そして、太宰治の...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月08日
太宰治というと、新潮文庫版の「人間失格」の真っ黒い表紙からの連想で、なんだかとにかく真っ黒い印象でしたが、こんなにユーモラスな文章も書く人だと知って嬉しくなりました。
本書の中では「畜犬談」が好きです。
「犬の心理を計りかねて、ただ行き当たりばったり、無闇矢鱈に御機嫌をとっているうちに、ここに意外の...続きを読む
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