きつねのはなし
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きつねのはなし

737円 (税込)
515円 (税込) 12月14日まで

2pt

「知り合いから妙なケモノをもらってね」籠の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)。通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やがて先代より預かったという“家宝”を持った女が現れて(「水神」)。闇に蟠るもの、おまえの名は? 底知れぬ謎を秘めた古都を舞台に描く、漆黒の作品集。

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きつねのはなし のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    毎年、暑くなり始める初夏のタイミングに読みたくなる、そして実際に毎年読んでいる作品です。
    実際に四条通りや河原町通りの喧騒から一本裏通りに入っただけで、急に誰もいない、どこかに迷い込んだような錯覚に陥ることがあり、営業しているのかどうか一見して分からないような古い店を見つけると、いつも本作品を思い出

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    読むのは、たぶん3回目。
    単行本が出た時、「これは読みたい!」と、すぐ読んで。
    文庫になった時、表紙を見て、「あー、この感じ、この感じ」と、なんだかミョーに嬉しくて、表紙目当てに買って読んだ。
    中身は同じなのに2冊も買ってしまって、なんだか狐に化かされたようだw
    ていうか、新潮社ぎつねに見事たぶらか

    0
    2024年07月02日

    Posted by ブクログ

    森見登美彦さんらしい、ちょっとざわざわするようなヒヤッとするような怪しい短編集です
    芳蓮堂やナツメさん、道場や、お寺など、共通の場所や人たちが出てきます
    そして、いやに胴が長いケモノ、狐面。
    最初の きつねのはなし がとても怪しくどきどきしながら読みました。
    渡してはいけないもの
    取引してはいけない

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    森見登美彦作品の中では「夜行」と同じジャンルになると思うが、よりじとっとした雰囲気がある。

    短編をまとめた様な話だが、それぞれの話の繋がりを匂わせる場面も多くて面白い。こういうのに弱い。

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    どこかふざけておちゃらけている森見節が鳴りを潜めている作品。
    不気味で不思議な、ホラーとも言える物語。
    正直あまり期待してなかったのだけど、思ったよりも面白かった。

    全4篇の作品集で、それぞれ語り手は違うのだけど、どこか繋がっているようないないような不可思議さ。
    最初の「きつねのはなし」が一番面白

    0
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    森見初期の短編集。
    「果実の中の龍」はデビュー作「太陽の塔」より前に書かれたものとのこと。

    「夜は短し〜」から森見作品を読み始めたのですが、
    森見らしい古風で軽快な文体やユーモアは少なく、じめっとした、少しホラーみのある短編集。
    いつもの感じを期待して読み始めると、なんか違う!という気がしてくる。

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    結末はよく分からない(読み取る能力が足りない)ものの、最後まで楽しめました。四畳半神話大系などのバカ大学生のドタバタ劇も好きですが、不意打ちで来る『夜行』のようなひんやりとした夏の怪談話系もとっても好きです。
     どことなく作品を通して水や龍というものがキーワードな気がします。次読み返すときはそれがど

    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    有頂天家族は苦手だと話したらこちらをおすすめされた。
    作者独特の表現が少なく、不思議で妖しい雰囲気が非常にはまり、ぞくぞくしながら読むことが出来た。

    0
    2025年06月27日

    Posted by ブクログ

    全編にわたり静かな不気味さが漂う短編集でした。
    「夜は短し歩けよ乙女」から森見さんを知ったので、森見さんのB面を見たような気持ちになりました。
    個人的には「魔」という話の後味の悪さが好きです。

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    森見登美彦の難解さとそれに伴う不気味さを煮詰めたような本作。短編であり四作入っているが、特徴的なのはそのどれもがホラーテイストであることだ。
    森見登美彦の世界は繋がっている、しかし同じ京都ではない。それぞれが違う世界線の京都でただ筆者のファンである者からすればにくい繋がりが存在するのだ。今作で言えば

    0
    2025年05月08日

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