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Posted by ブクログ
アニメを第2期まで完走したので再読しました。
洛中を駆け回り、面白きことは良きことなり!で突き進む毛玉一家の奇天烈なお話。
ふわふわと面白かったです。
アニメを見たばかりなので、登場人物たちの声が聞こえてきます。
主人公の矢三郎とその家族の下鴨家の状況はかなりシビアで、特に『母の恩人が、父を鍋にして食った金曜俱楽部の一員』というのはかなりつらい(父は金曜倶楽部でそのことを知り、その上で食われた)けれどそれでも家族力を合わせて生きているのがいいな。
シビアだけれど、狸なので深刻にはなれない。『阿呆の血のしからしむるところ』で済ます。
天狗の赤玉先生も弁天も暴君ですごい。岩屋山金光坊さんの穏やかさがすてき(これは声優が清川元夢さまだったということもあり爆加点)
途中もてんやわんやですが、最終章「有頂天家族」の、金曜倶楽部の忘年会?の一夜のハチャメチャぶりが楽しくて仕方ありませんでした。カオスな動物王国。
矢二郎の偽叡山電車だいすき。
このテンションとごちゃごちゃぶりが再現されていたアニメ、すごかったんだなぁ。
アニメももちろん楽しく観ました。京都の街中描写も美麗で緻密でした。
2巻も読みます。「二代目の帰朝」は読むの初めてだ。
Posted by ブクログ
思わず唸る面白さ。言葉遊びが炸裂して、ページに1回は笑わされる。やはり森見登美彦はすごい。ほかの作家とは一線を画していると思う。
著者の文学や歴史に対する独特な造詣と知識、京都の街を肌で感じてきた経験を下地に、まこと人間臭いタヌキ達の冒険が織り成される。
タヌキと天狗なのに人間臭い主人公と師匠、対して人間なのに神々しい弁天。それぞれが愉快な4兄弟にへっぽこライバル、対して食われ死んでしまう事への切実な恐怖と悲しみ。母の愛に叔父の憎愛。コミカルな語り口の裏にこれでもかと言うくらい色んな要素が詰め込まれ、まさに混沌と言うべき様相を呈している。
そして、この作品の凄いところは、その混沌を読み進む中で、全てのキャラクターや世界そのものを愛しく感じてしまうこと。京都に行って、電気ブランを探し求め、人々の中にタヌキが紛れていないか目を凝らし、美女とじじいが浮いていないかと空を見上げる、そんな事がしたくなる。
2作目もあるので、間もなく手に取って読む事になるだろう。
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小説・文芸
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