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Posted by ブクログ
『恋文の技術』刊行15周年記念の文庫新版。
書き下ろしの短編が別冊付録として付いてきた
お得な一冊。
やっと読むことができました( ´θ`)
書簡体小説なのですが、主人公守田くんから
回りの愛すべき阿呆な人々へ宛てた書簡が永遠に続く・・・?
春・夏・秋に起こる事件?出来事が繰り返し
文通という形式で語られます。
しかも、返信は掲載ないので想像するしかない
けど、そこは森見登美彦さん、お上手です。
守田くんの未熟な自意識が面白く、
読者がおいおい!ってつっこみたくなること
数知れず。
守田ワールド炸裂しまくります。
ストーリーはありますが
ほとんど、「◯っ◯い」についてのオハナシです。
「お◯ぱ◯」をこれだけ連呼するのに、
(100回くらいでてくるんじゃ?)
全くエロくないカラッとした語り口さすがです。
前半は読みにくさが否めないのですが、
中盤からは夢中なってる自分がいました。
守田くんは大学院生ということもあり
理系ではあるものの国語力が高いので
とても勉強になります♪( ´θ`)
まぁ森見さんなので、独特な言い回しパーティでしたけど。。。
Posted by ブクログ
拝啓。
桜は散り、ナガミヒナゲシは咲き乱れ、百花繚乱の季節に、ひとりジョイフルに引き籠もるこの頃、如何お過ごしでしょうか。
『恋文の技術』刊行15周年を記念して2024年11月5日に発行されたポプラ文庫新版であります。書影には出てないようですが、高松美咲さんが記念版のカバーを描いています。彼女が漫画「スキップとローファー」で、石川県能登半島珠洲市を一部舞台にしているために起用されたのだと推察致します。さすがプロ!登場人物たちを見事に創造しております。
後輩、先輩、友人、教え子、妹に手紙を書きまくる主人公守田一郎くんは、唯一片想い彼女にはラブレターが書けないのです。理系ヘタレらしく、シワシワシャツのボサボサ頭の眼鏡美男子として描かれました。
森見登美彦作品では王道、片想いされる伊吹夏子女史は、すらりとした変人気配の一切ない美女で、本作ではほんの一瞬しか登場しません。でも、彼女の手には赤い風船。うん、深い。深いぞ。
S気質の先輩女史やマシマロ男後輩なども描かれます。森見登美彦という新人作家も京都在住、実名で登場します。というか、比較的大活躍するのですが、もっと変人にして欲しかった。常識人なのがイヤ!
思えば、昨年10月1日、わたくしkuma0504は石川県能登半島を愛車軽四で走っておりました。左手親指を軽く曲げれば能登半島です。第一関節の辺りにある、守田一郎が島流しにされた能登鹿島駅前にあるという実験所を、「あゝ此処が彼の‥‥」などとは思わずに走り去り、七尾の街中にも寄らずに、関節の東側から西側に移ってひたすら岡山に戻ったのであります。まさか本書の舞台が七尾と知っていたならば、帰りが真夜中になるのも厭わず、七尾駅前のミスタードーナツに寄って、埒もないあれやこれやを妄想していたのに。
一つ分かったのは、本書を隅々まで熟読しても「いかなる女性も手紙1本で籠絡できる技術」などは身につかない、ということなのでしょう。
草々
文系ヘタレ男子くま
籠絡ご教示お願い奉る皆さまへ
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