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夏休みの初日、目が覚めたあたしは、見知らぬ体育館にいた。周りには7人の少年少女と、着ぐるみを着た謎の人物が発した言葉――「キミたちにはこれから、一本の劇を演じてもらいます」。なぜあたし達はここに連れてこられたのか。そして、劇が完成した先に待つものとは。その理由と物語の結末が明かされた時、読む者の心も炙り出されていく。吉川英治文学新人賞受賞後第一作。人間の心の深淵に迫る青春エンタメ大作。
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Posted by ブクログ
「鏡の孤城」と「ニ人一組に…」を少し思い出しながら夢中で読んだ 相手の気持ちを考えるのは勿論、謝っても許されるとは限らないに激しく共感
いつか許してもらえるなんて、期待するのは辞める。 この言葉に自分軸として生きていく決意を感じた。 思ってもいない所で人を傷つけたりすることもある。それに気づいたとき自分はどうするだろうか。あからさまな過ち、過去の行いを人に許してもらう、期待する。人間関係、人の強さと弱さを考えさせられた。
後半、終盤までめーっちゃ面白!かったんだけど、結末がもったちなく、、、思えてしまった。かといって、どんな結末なら納得ができたのか、、、ここまで話が広がりすぎるとなかなか難しいものかもしれない。かがみの孤城に雰囲気が似てた。
試し読みの出だしが良かったので購入。 期待したんだけどなぁ。 面白いのだけど、ちょっと諸々腑に落ちないというか中途半端だなぁと。 ホノカはきっと、なにかあるのねと思ってたけどそーゆーことか。
あまり皆んなが押す理由がわからなかった なんかもやもや だからひらがなのいちばんうつくしいなのかなと思った
夏休みの初日、目が覚めたらそこは体育館で、周りには同年代の少年、少女たちがいた。 着ぐるみを着た謎の人物が、集められた8人で劇を演じてもらうと言う。 閉じ込められた中で、8人の中学生は劇を演じることができるのか…。 なぜここに集められたのか?なぜ劇をするのか? やらなければそこから出られないという...続きを読む状況で、反抗していても無駄だとわかり、演じる彼らたちが徐々に気がついていくのは、自分たちが誰かを傷つけていたことを知ることだった。 事実に目を背けては、何も変わらない。 人の痛みに気づかないで、知ろうともしないで大人になることは許さないと言われているようでもあった。 劇を演じながら彼らはそれぞれ何が正しかったのかを考えていたのだろう。
読み進めるのが辛い話だった。夏休みを全て閉じ込められた場所で劇を完成させることに費やすという突拍子もない設定。それに関わる大人も気味が悪い出で立ち。???ハテナが一杯で始まり、読み進めるのがかなり辛い。8人の中学生の罪が一人ずつ明らかになり、それに向き合っていく。きっと最後に救いがあると信じて読み進...続きを読むめるうちに、自然と皆を応援していた。大円満で終わらないけれど、それでよかった。それぞれのこの先の人生に幸あれと祈った。
いままでのハードな世界観から一転したような青春物語。 これまでのものとはテンションがぜんぜん違う!(笑) これはほとんどの人が読んでも楽しめると思う。 はじめはどうして集められ、閉じ込められたのかも分からなくて、そこから徐々にお互いのことを知り、演劇をすることの理由が分かっていく過程が面白い。 自...続きを読む分がしていたことに気づき、しかもそれに向き合うなんて誰もが出来ることではないはず。 劇の結末はどうするかを自分たちで考えて、こうするしかないって答えを劇中劇で指し示すなんてまじスマート!カッコイイ。シンシンって映画の演劇練習とかに近い感じなのもよかったですね。 今作に出てくる子供たちの家族は決定的に壊れる1歩手前にいるよう、一家離散までいってないんだけど彼らの行いが誰かを傷つけたことは間違いなくて。自分に罪の意識もなくやっていることなんて山のようにあるんだろうな、良かれと思ってしていたことだと信じていたのに、相手にはそれが何よりも辛いことになってる。 荻堂作品はやっぱり会話が最高ですね!コタロウの無邪気な振る舞いを追及する場面と主人公が良いことをしてるだけだと主張し、それはあなたが言える人だからだよって諭される場面はほんとに良いですね。その行いで本当に助かるひともいたり、いじられキャラになって笑える人なら気にもしないでしょうけど、そうじゃない人がいることを考えろって突きつけられる。作中人物だけじゃなくて読んでる自分にも矢が飛んでくるのもよかったです。
泣いた。 かがみの孤城チックな、問題のある子供を夜中に攫ってきて体育館に閉じ込めて演劇をさせる。 演劇をさせる中で、自分の罪に気付かせ、自分でどうすれば良いかを脚本作成を通じて更生させる。
夏休みの初日に集められた少年少女7人。目覚めたら見知らぬ体育館。不気味な着ぐるみは言う。みんなで劇を完成させてもらう。それ以外にここから出る術はないと。 よくあるデスゲーム系かと思って読み進めれば違った。面白かったです。 ここまでしないとダメなのかと。ここまでしないと自分がした事を客観的に...続きを読む見れないのかと。悲しい現実。反省しなさいと言うのは簡単だけどやられた方はそうじゃないと思うんだろうな。でも立場は固定じゃないし気づかないうちに逆転してることもある。誰かの被害者はもしかしたら誰かの加害者かもしれない。そう考えるといたたまれないし苦しい。 該当する人たち全員にこんなことはできない。被害者も加害者も放置が現実に多いんだろうから今回の物語の子たちはある意味自分を見つめてやり直すきっかけみたいなものを与えられて幸運と思いたい。
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