【感想・ネタバレ】いちばんうつくしい王冠のレビュー

あらすじ

夏休みの初日、目が覚めたあたしは、見知らぬ体育館にいた。周りには7人の少年少女と、着ぐるみを着た謎の人物が発した言葉――「キミたちにはこれから、一本の劇を演じてもらいます」。なぜあたし達はここに連れてこられたのか。そして、劇が完成した先に待つものとは。その理由と物語の結末が明かされた時、読む者の心も炙り出されていく。吉川英治文学新人賞受賞後第一作。人間の心の深淵に迫る青春エンタメ大作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「鏡の孤城」と「ニ人一組に…」を少し思い出しながら夢中で読んだ
相手の気持ちを考えるのは勿論、謝っても許されるとは限らないに激しく共感

0
2026年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いままでのハードな世界観から一転したような青春物語。
これまでのものとはテンションがぜんぜん違う!(笑)
これはほとんどの人が読んでも楽しめると思う。

はじめはどうして集められ、閉じ込められたのかも分からなくて、そこから徐々にお互いのことを知り、演劇をすることの理由が分かっていく過程が面白い。
分がしていたことに気づき、しかもそれに向き合うなんて誰もが出来ることではないはず。
劇の結末はどうするかを自分たちで考えて、こうするしかないって答えを劇中劇で指し示すなんてまじスマート!カッコイイ。シンシンって映画の演劇練習とかに近い感じなのもよかったですね。

今作に出てくる子供たちの家族は決定的に壊れる1歩手前にいるよう、一家離散までいってないんだけど彼らの行いが誰かを傷つけたことは間違いなくて。自分に罪の意識もなくやっていることなんて山のようにあるんだろうな、良かれと思ってしていたことだと信じていたのに、相手にはそれが何よりも辛いことになってる。
荻堂作品はやっぱり会話が最高ですね!コタロウの無邪気な振る舞いを追及する場面と主人公が良いことをしてるだけだと主張し、それはあなたが言える人だからだよって諭される場面はほんとに良いですね。その行いで本当に助かるひともいたり、いじられキャラになって笑える人なら気にもしないでしょうけど、そうじゃない人がいることを考えろって突きつけられる。作中人物だけじゃなくて読んでる自分にも矢が飛んでくるのもよかったです。

0
2025年11月08日

Posted by ブクログ

朝、目覚めたら、見知らぬ体育館にいた。見知らぬ男女7人と一緒に。共通点は中2ということだけ。
そこには着ぐるみを着た謎の大人がいて、8人で劇をしてもらうと言う。劇が完成するまで家には帰れない。昼間は劇の練習をして、夜は1人部屋に入れられ外からカギがかけられる。部屋にはトイレ、シャワーはあるけれど窓がない‥‥
もう、このあらすじだけで、閉所恐怖症の私は圧迫感が_:(´ཀ`」 ∠):
本書には登場人物紹介のページがあって、顔のイラストまであるので、すんなりと頭に入ってくるかと思ったものの、劇中の役名も一緒に書かれていてもう混乱しっぱなし。それに、着ぐるみの謎の大人がふざけた話し方をしたりして、軽さしか感じられず、あれ?これは若い子が読むヤツ?大人にはついていけないヤツ?読むのやめようかな?なんて思い始めたのですが、そのうちビックリするくらい全く別物に変わっていきました。
劇の内容、そしてなぜ8人はここに集められ、劇をしなくてはならないのかが分かってくると、初めは混乱していたそれぞれの登場人物のキャラが際立ってきて、どんどん引き込まれていきます。
登場人物達は中学生なので、若い子達へ向けた物語なのかもしれませんが、これは大人が読んでもなかなかキツかったかも。主人公の女の子が最後に出した答えがあまりにも大人過ぎる!
実際にこんなことがあったら‥‥私には耐えられるか、ちょっと自信がないです(・_・;
それぞれ自分なりの答えを出した8人の中学生。偉い!

0
2026年02月24日

Posted by ブクログ

「自分で気づかないと意味がないんです」
自分がしてきたことの罪を自分で気づくよう仕向けられた環境やグループワーク、そして演劇の台本。
かなり恐ろしいシチュエーションに引き込まれて読んだ。
特に2回目のクイズで、コタロウにみんなが本当の気持ちを伝えるシーンとホノカへのソウマの言葉がいい。ただ楽しく遊ぶだけが友達じゃないと思うけど…という座長の言に強く共感。

中高生時代に読んでみたかった。



0
2026年02月11日

Posted by ブクログ

夏休みの初日に体育館に集められた中学生たち。
彼等は、ひとつの芝居を作るべく合宿を強制される。
登場人物の中学生が、ニックネームと役名で呼ばれるので、人物相関図を覚えるのか大変だった。
タイトルの意味がわかってくる頃にようやく人物を識別できるようになった。もっと若い時に出会いたかった。

0
2026年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

泣いた。

かがみの孤城チックな、問題のある子供を夜中に攫ってきて体育館に閉じ込めて演劇をさせる。

演劇をさせる中で、自分の罪に気付かせ、自分でどうすれば良いかを脚本作成を通じて更生させる。

0
2026年01月01日

Posted by ブクログ

いつか許してもらえるなんて、期待するのは辞める。
この言葉に自分軸として生きていく決意を感じた。
思ってもいない所で人を傷つけたりすることもある。それに気づいたとき自分はどうするだろうか。あからさまな過ち、過去の行いを人に許してもらう、期待する。人間関係、人の強さと弱さを考えさせられた。

0
2025年12月26日

Posted by ブクログ

後半、終盤までめーっちゃ面白!かったんだけど、結末がもったちなく、、、思えてしまった。かといって、どんな結末なら納得ができたのか、、、ここまで話が広がりすぎるとなかなか難しいものかもしれない。かがみの孤城に雰囲気が似てた。

0
2025年12月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 夏休みの初日に集められた少年少女7人。目覚めたら見知らぬ体育館。不気味な着ぐるみは言う。みんなで劇を完成させてもらう。それ以外にここから出る術はないと。

 よくあるデスゲーム系かと思って読み進めれば違った。面白かったです。

 ここまでしないとダメなのかと。ここまでしないと自分がした事を客観的に見れないのかと。悲しい現実。反省しなさいと言うのは簡単だけどやられた方はそうじゃないと思うんだろうな。でも立場は固定じゃないし気づかないうちに逆転してることもある。誰かの被害者はもしかしたら誰かの加害者かもしれない。そう考えるといたたまれないし苦しい。

 該当する人たち全員にこんなことはできない。被害者も加害者も放置が現実に多いんだろうから今回の物語の子たちはある意味自分を見つめてやり直すきっかけみたいなものを与えられて幸運と思いたい。

0
2025年12月06日

Posted by ブクログ

成長物語、というフレーズを見逃してしまったことを反省。
表紙のインパクトだけで借りた弊害が出てしまった。
文章が整然としていて読みやすく内容がすらすらと頭に入ってくるのは良かった。

ハラハラに満ちた序盤は面白かったけれど、後半に差し掛かるにつれどんどん教訓くさくなって行き途中で嫌気がさしてしまった
私のように自己中心的で協調性のない人間にはあまり響かないと思う。
この集められた子達よりも世の中にはもっと害悪な子達いるだろうし、演劇以外にも方法あっただろと思ってしまった。
こてこての関西弁も、「なんか違う…」となってしまった。
序盤が面白く読めていたのでより残念。

0
2026年02月14日

Posted by ブクログ

突飛な設定でずいぶん戸惑うけど、思春期のジュニアたちが自らの失敗に気付き前に進もうとするピュアな気持ちは伝わって来た。オッサンが読んでもいいのか?と手に取ったけど、失礼ながら意外と面白く読みました。

0
2026年02月04日

Posted by ブクログ

初読みの作家さん。

少し間延び感があり読むのに時間がかかりました。内容はネタバレになるので伏せますが、何の情報もなく読んだ方がいい作品だと思います。少しスッキリしない部分はありますが、ラストは良かったので星3といたしました。

0
2026年01月24日

Posted by ブクログ

試し読みの出だしが良かったので購入。
期待したんだけどなぁ。
面白いのだけど、ちょっと諸々腑に落ちないというか中途半端だなぁと。
ホノカはきっと、なにかあるのねと思ってたけどそーゆーことか。

0
2025年12月11日

Posted by ブクログ

あまり皆んなが押す理由がわからなかった
なんかもやもや

だからひらがなのいちばんうつくしいなのかなと思った

0
2025年11月29日

Posted by ブクログ

夏休みの初日、目が覚めたらそこは体育館で、周りには同年代の少年、少女たちがいた。
着ぐるみを着た謎の人物が、集められた8人で劇を演じてもらうと言う。
閉じ込められた中で、8人の中学生は劇を演じることができるのか…。

なぜここに集められたのか?なぜ劇をするのか?
やらなければそこから出られないという状況で、反抗していても無駄だとわかり、演じる彼らたちが徐々に気がついていくのは、自分たちが誰かを傷つけていたことを知ることだった。

事実に目を背けては、何も変わらない。
人の痛みに気づかないで、知ろうともしないで大人になることは許さないと言われているようでもあった。
劇を演じながら彼らはそれぞれ何が正しかったのかを考えていたのだろう。




0
2025年11月25日

Posted by ブクログ

読み進めるのが辛い話だった。夏休みを全て閉じ込められた場所で劇を完成させることに費やすという突拍子もない設定。それに関わる大人も気味が悪い出で立ち。???ハテナが一杯で始まり、読み進めるのがかなり辛い。8人の中学生の罪が一人ずつ明らかになり、それに向き合っていく。きっと最後に救いがあると信じて読み進めるうちに、自然と皆を応援していた。大円満で終わらないけれど、それでよかった。それぞれのこの先の人生に幸あれと祈った。

0
2025年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かがみの孤城を思いだすはじまりだと感じました。
なにか罪があるからそこに送られた。
自分を送った相手は誰なのか、罪とはなにか。
本当にここを抜け出せるのか、なぜ演技をするのか。読者も登場人物も考えることは同じだったはず。この台本もなぜこの内容なのか、この配役なのか。なぜ?がたくさん出てくる物語。
盤に近づくにつれ、それぞれの罪が明かされていく。すると台本の意味がわかっていき
考えて行動する、ということを知るホノカたち。劇を終えた彼女たちは、成長し、相手のことも考えて行動できるように変わったのだなと思いました。
子供も大人も相手のことをもう一歩思いやる、ということが出来ないことがある。
老若男女問わず考えてみて欲しいなとおもう作品でした。

0
2025年11月04日

「小説」ランキング