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Posted by ブクログ
綺麗な表紙のデザインと大好きな伊坂幸太郎の帯で即決購入した本だったが、読んで大正解の一冊でした。
外国人の名前やおそらく武器の名前?みたいなのがなかなか覚えられず読み進めるのに少し苦戦したが、まるで一本の大作映画を見終わったような満足感と喪失感。
メモに残しておきたいセリフがたくさんあった。
生きる目的は何か。戦争とは何なのか。
重たく複雑なテーマをいろんな人種や宗教やバックグラウンドを持つ登場人物達から考えさせられる良書でした。
日本人の作家作品とは思えないほどの大きなスケールのお話でした。
物語もとても素晴らしい。ハリウッドとかで映画化されたらいいな。
Posted by ブクログ
過去に民族浄化ともいえる大虐殺を行ったことで、国連から国を《抹消》された国家。
国民は完全にアメリカナイズされた国に住み、その《以前》のことを恥の歴史として口にすることでも罰せられる。
そんな国で突然蔓延的に起こり出した、少年少女の、意識なく横たわり食欲も消えていく発作。
中にはその発作によって亡くなる子も出てきて、
そこに国連から派遣されてきた調査団。
彼らもそこにいたるまでの人生にそれぞれに抱えてきたものがあって…
登場人物は多くないのだが、いかんせん馴染みにくい海外の名前でなかなか入ってこないが、
登場人物に慣れると、
物語は一気に進むし、世界観にどっぷり。
SFでありながら、登場人物がその思想や価値観について意見をぶつけ合うシーンが多く、こういうの好き。
自分の自我と存在意義と、そんなことを永遠と、登場人物と共に問わされて、最後にあるのは救い。
過去、未来、家族、同僚、恋人。
すべては紐と結び目。
これまで知らなかった作家さんですが、すごく良いなぁ。
Posted by ブクログ
取っ掛りにくいかなと思ったけど、
ストーリーだけでなく、登場人物の会話、提起される問題、すごく沢山の要素が盛り込まれ、一見ばらばらのことが思考としてひとつに結ばれていく、作品自体の厚みが凄くて、良い本を読んだなと思えた。
アルフォンソの思考がベースだが、かたくなな個人の主観ではなく、色んな人の思想や人生への興味、それを経て自分の思考を常に広げていく姿勢は、読んでいる私の思考のステップにもなった。
国家や文化、大きな切り口からアイデンティティや家庭、個人的な問題、生を受けること生み出すことから目の前の人と関わること、マクロとミクロの入り交じる面白い描き方。
すごく好きな作品になったし、また読み返したいと思った。
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小説・文芸
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