シャーロック・ホームズの凱旋

シャーロック・ホームズの凱旋

1,980円 (税込)

9pt

「天から与えられた才能はどこへ消えた?」

舞台はヴィクトリア朝京都。
洛中洛外に名を轟かせた名探偵ホームズが……まさかの大スランプ!?

-----
この手記は脱出不可能の迷宮と化した舞台裏からの報告書である。
いつの間にか迷いこんだその舞台裏において、私たちはかつて経験したことのない「非探偵小説的な冒険」を強いられることになったわけだが、世の人々がその冒険について知ることはなかった。スランプに陥ってからというもの、シャーロック・ホームズは世間的には死んだも同然であり、それはこの私、ジョン・H・ワトソンにしても同様だったからである。
シャーロック・ホームズの沈黙は、ジョン・H・ワトソンの沈黙でもあった。
-----(本文より)

謎が謎を呼ぶ痛快無比な森見劇場、ついに開幕!

目次
プロローグ
第一章 ジェイムズ・モリアーティの彷徨
第二章 アイリーン・アドラーの挑戦
第三章 レイチェル・マスグレーヴの失踪
第四章 メアリ・モースタンの決意
第五章 シャーロック・ホームズの凱旋
エピローグ

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シャーロック・ホームズの凱旋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    寺町通221B、京都警視庁と書いてスコットランドヤードとルビを振る、意気投合するホームズとモリアーティ、ライバル探偵アイリーン、何も裏がなかった赤毛連盟、森見先生の書くほのぼのした京都の町のロンドン……いわば出オチ的なのだが気が抜ける面白さがあり、読み始めた最初はそういう趣向の小説かと思った。世の中

    1
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白かったです!
    ヴィクトリア朝京都が舞台になっていて、ホームズシリーズをあまり読んだことがない自分でも大丈夫でした、

    きんぎょのワトソンを推します

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    壮大なるファンタジー小説の大傑作!京都とロンドンの不思議な融合の世界。夢中で読む耽ってしまった。最高!

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    舞台はビクトリア朝京都。
    スランプに陥って謎を解決できないシャーロック・ホームズと研究に行き詰まったモリアーティ教授。
    ホームズ譚を書く主人公のワトソンはどうにかホームズをスランプから脱出させたかった。
    スランプの謎、リッチボロウ夫人の降霊、マスグレーヴ家の謎、東の東の間の謎。
    街中の事件は出てこな

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    タイトルの通り、「シャーロック・ホームズ」を主題とした作品ですが、「ビクトリア朝京都」や「寺町通221B」など、一見すると不可解な舞台設定にすぐに引き込まれました。特に、「京都警視庁」を「スコットランドヤード」と読ませる発想には思わず笑ってしまいました。

    森見登美彦さんらしく、京都を舞台にしたドタ

    0
    2025年07月25日

    匿名

    購入済み

    ザ・森見登美彦ワールド!

    シャーロック・ホームズも森見登美彦も好きなのでとても楽しめました。
    そして、ならではの世界観と舞台設定。
    混沌と不確かな世界が混ざりあって、摩訶不思議な感覚に陥り、面白かったです。

    #笑える #深い

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    京都のホームズ?となって
    馴染んでいたころにあっという展開

    森見登美彦さんの作品は大好きなのですが
    パラレルワールド的な、事実ばかりではなく
    他の世界へという物語で
    森見作品を読んだ満足感がありました

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    パラレルワールド感満載で、世界観が楽しめた。
    ホームズのスランプという設定の斬新さに感銘しつつ、反面、こんなホームズ見たくなかったという思いもよぎるw

    トータル面白かった

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    原作のシャーロックホームズは読んだことないが、それでも楽しめた。森見ワールド全開でだんだん壮大になってゆく展開が良かった。

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    タヌキやダルマが転がり回るような森見ワールドが大好きである。
    京都の市街地図を片手に読むのが楽しい。
    この話も京都を舞台にタヌキの代わりにイギリス人が出てきたのか、と思っていたら想像以上の壮大なファンタジーであった。
    シャーロックホームズを読んでいてロンドンについても知識があればもっと面白かったのだ

    0
    2025年10月10日

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