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  • 歪んだレンズ

    歪んだレンズ

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    医療機器・カメラ大手の経営トップが隠していたのは、1000億円の巨額損失だった――。カネに群がった金融プロ、出世を求めた社員、翻弄される町工場社長、闇を追うジャーナリスト……損失処理スキームの全貌と、事件に関わった人々のドラマを描いた問題作!
  • 完璧じゃない、あたしたち

    完璧じゃない、あたしたち

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    <すべて“女と女が主人公”の短編小説集> “私”も“あたし”も自分に似合わなくて困ってる「小桜妙子をどう呼べばいい」 セックスの妙をめぐる、女二人の哀切滑稽な別れ話「Same Sex,Different Day」 これぞ究極のシスターフッド!? あるお屋敷で起きた痛快復讐劇「ばばあ日傘」 十九歳、世界一みじめなスナックのアルバイトで――。「ときめきと私の肺を」 都会の不安な夜に出会った、不機嫌で魅力的な女の子「東京の二十三時にアンナは」 ほか全23編を収録。 名前をつけるのは難しい、でもとても大切な、女同士の様々な関係を描く。 読者の熱い支持を得たWeb連載小説に、書き下ろしを多数加え単行本化。
  • 藍の雨 蒐集者たち

    藍の雨

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ジュエリーデザイナーの飛龍冬鹿は、5年前、骨董商の父を不可解な事件で亡くした。 かつては海外で華々しく活躍した冬鹿だが、父殺害の嫌疑をかけられて全てを失い、秘書の達木一郎とふたり麻布の実家で世を忍ぶように暮らしている。 骨董と宝石の仕事を淡々とこなしながら、父の事件の手がかりを探る冬鹿。 その並外れた審美眼で、蒐集家たちが差し出す美と謎の真偽を見極めていく――。 古美術と宝石をめぐるミステリアスドラマ!
  • 花歌は、うたう

    花歌は、うたう

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    宮谷花歌は、どこにでもいる高校生。祖母・母・友人との楽しい毎日。ちょっとした秘密は、失踪中の有名ミュージシャンの父がいること。三世代女子家庭の、音楽と家族愛にあふれた物語。
  • カストロの尻

    カストロの尻

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    「小説家の「幸福」」をめぐる考察、デイジーの刺繍をしたブラウス、岡上淑子によるフォト・コラージュ作品、謎めいた宿命の女、胡同(フートン)に咲き乱れるジャスミンの香り、金粉ショーのダンサーとの狂乱の恋、そして「塊」と「魂」。無数の映像や小説、夢や記憶の断片が繊細に絡み合い紡がれ、ここに前代未聞の物語が誕生した!
  • 百貨の魔法

    百貨の魔法

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。 エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、テナントのスタッフ、創業者の一族らが、それぞれの立場で街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと、今日も売り場に立ちつづける――。 百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、魔法のような物語!
  • フリーランスぶるーす

    フリーランスぶるーす

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    1990年。前年秋にベルリンの壁が崩壊し、愛犬のジョンが死んだ。平林健太、フリーター、30歳。逃げとごまかしが連続の人生だった。このままでいいのか? 健太は一念発起し、小さな編集プロダクションを皮切りに、憧れ続けた「ギョーカイ」の門を叩く。デビュー作『居酒屋ふじ』がテレビドラマ化、『国士舘物語』で話題。"熱くて、おもしろくて、ちょっと切ない"90年代の広告・雑誌業界を舞台にした半自伝的小説。
  • 我が愛する詩人の伝記

    我が愛する詩人の伝記

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    「各詩人の人がらから潜って往って、詩を解くより外に私に方針はなかった。私はそのようにして書き、これに間違いないことを知った」。藤村、光太郎、暮鳥、白秋、朔太郎から釈迢空、千家元麿、百田宗治、堀辰雄、津村信夫、立原道造まで。親交のあった十一名の詩人の生身の姿と、その言葉に託した詩魂を優しく照射し、いまなお深く胸を打つ、毎日出版文化賞受賞の名作。
  • 自伝的女流文壇史

    自伝的女流文壇史

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    少女小説作家として一世を風靡し、若くして文壇にデビューした吉屋信子が描き上げた、「女流文壇」の草分けともいうべき十人の肖像。男性が中心だった近代日本の文壇史において「女流」と一括りにされながら個性豊かに輝いた女性作家たちの魅力を、折に触れての交流の中から余すところなくすくい上げた自伝的エッセイ。章ごとに一人の作家にフォーカスした構成になっていますので、どこからでも読むことができます。
  • 湯川秀樹歌文集

    湯川秀樹歌文集

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    日本人として初めてのノーベル賞(物理学賞)受賞者であり、反核平和運動にも積極的に関わった理論物理学者は、兄に東洋史家である貝塚茂樹、弟に中国文学者の小川環樹を持ち、自身も漢籍、古典、和歌に親しむ粋人でもあった。本書は、幼少青年期の記憶から、長年暮らした京都への愛惜、耽読した古典への思いを綴る随筆と、歌集「深山木」を収録。偉大な科学者とは別の、愛すべき横顔を伝える。
  • 東京の横丁

    東京の横丁

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    「俺は二、三日うちに死ぬ気がする。晩飯の支度なんか放っておけ。淋しいからお前もここに坐って一緒に話でもしよう」妻にそう語りかけた数日後、永井龍男は不帰の人となった。没後発見された手入れ稿に綴られた、生まれ育った神田、終の住処鎌倉、設立まもなく参加した文藝春秋社の日々。死を見据えた短篇「冬の梢」を併録した、最後の名品集。
  • 壁抜けの谷

    壁抜けの谷

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    「人間に本能なんかないよ」――死んだ友。その妻と娘と性交するぼく。あいまいな記憶。生者と死者が睦み合う、心地良くも危険なパレードがはじまる。存在することの根本を問いかける著者渾身の長篇小説。 「どのひともここへはまっすぐたどりつかれへん」 「長谷川が死んだらしいで」 「いうてみてよ。わたしとセックスしたんいつどこでよ」 「人間に本能なんかないよ」 「猫は死んだら大きな虎になるんや」 「あんたすぐそうやって男のこと好きになるよな」 「お母さん、武藤としたん??」 (本文より抜粋)
  • ストロベリーライフ

    ストロベリーライフ

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    祝・直木賞受賞! これぞ荻原浩の真骨頂! 受賞第一作となる最新長編小説。 富士山麓の苺農家を舞台に、新たな人生を模索する家族の物語。 突然、父親が倒れ帰省した望月恵介が手渡されたのは『農業相続人の手引き』と『いちご白書』(苺栽培の教本)。音信不通の間に、野菜農家である父親は多額の設備投資をし、苺栽培を始めていたのだ! 後を継ぐことを迫る母親。しかし、恵介は東京の生活、グラフィックデザイナーとしての夢を捨てられない。何より農業なんてかっこ悪い。 37歳。人生の岐路に立たされた恵介は、試しに父親のハウスに生った苺を囓る。 「あ。何これ。うまい。」 採れたての苺はいままで食べた苺のなかで一番甘くて、おいしかった。 父親の苺に心を動かされ、恵介はしばらく実家を手伝うことを決意する。 ところが、今度は東京にいる妻・美月との間にスキマができ始め...... 甘い苺づくりに夢をかける望月農園の“甘くな~い”お仕事小説。
  • クレオパトラVIIの追憶

    クレオパトラVIIの追憶

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    2000年の時空を超える女と男の心理を丁寧に読み解き、歴史の真実をあぶり出す、 洗練された高貴で華麗な愛の物語。 「私は誰を、何を、愛したのだろう。そして私は、誰に愛されたのだろう。アントニウスは、 私を愛した。しかし私は、アントニウスを、彼が私を愛したほどに、愛したろうか。 カエサルは、私を愛した。しかし私は、カエサルの愛が、どれほどわかっていただろう。 私の愛は、なぜ、こうも行き違ってしまうのだろう。なぜ私は、愛されているその時に、 その愛のすべてがわからなかったのだろう。 なぜ、愛の模様がしっかりと、読み取れなかったのだろう。」 ダイナミックに揺れ動き、矢継ぎ早に展開する歴史の奔流の真っただ中で、  2人の対極的な男に愛された女と、2人の対極的な女に愛され続ける男の、 純度の高い愛の姿が、研ぎ澄まされた精緻な歴史事実情報を背景に、鮮やかに描かれる。

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  • わすれて、わすれて

    わすれて、わすれて

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    この荒廃した世界では、理不尽な暴力で大切な人を奪われることもしばしばだ。強盗に妹と両親を殺された少女リリイは、「リリイ・ザ・フラッシャー」と綽名される、早撃ちで有名な国一番の銃の使い手。そしてその親友カレンは、記した事柄を忘れることができるふしぎな本〈ダイアリー〉の持ち主だ。その本は、クリニックを営むカレンの家に代々伝わるもので、医師だったカレンの祖父や父親によって、忘れられない辛い記憶に苦しむ人々のために秘密裏に使われていた。しかし、クリニックを継げなかったカレンの叔父が、〈ダイアリー〉を狙い、悪い仲間を集めて父親を殺してしまった。幸い〈ダイアリー〉は奪われなかったが、復讐を誓ったカレンは、リリイを用心棒に誘い、大型バイクに二人でまたがって、国の各都市に散らばった、父を襲った犯人たちを探す旅に出る。ひとりずつ憎い仇を痛めつけ、〈ダイアリー〉を用いて仇の復讐された記憶を消すのだ。そうすれば、そこで復讐の連鎖は途切れるはず、だった……第5回アガサ・クリスティー賞と小説推理新人賞、ダブル受賞でデビューした超大型新人が描く、ふしぎなダイアリーをめぐる、少女二人の復讐ロードノベル。受賞第一作。
  • 月蟲

    月蟲

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    「汚れっちまった悲しみに……」をはじめ大正から昭和にかけて多くの詩を残し、早逝した天才詩人・中原中也。 その現代にも通じる詩のセンス、ビジュアル、そしてロッカーのような生き様はカリスマ視もされ、今もファンが多い。 そんな中原中也と、女優・長谷川泰子、そして中也の友人であり、のちの大文学者である小林秀雄。 この3人が繰り広げる奇妙な三角関係を描く。 中也の詩がいかに生まれてきたのか? 時系列にも合わせて、その歩みを描く、ノンフィクションにも近い「詩小説」。 構想20年!長くノンフィクションを書き続けてきた著者会心のノベルス処女作。
  • 月刊「小説」

    月刊「小説」

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    死にかけた「小説」を、この男が救うのか――?売れない作家が立ち上げた文芸誌の行方は……表題作他3編を収録。類まれなユーモア、身体性、言語感覚を併せ持つ不世出の奇才による傑作選。
  • 九鬼周造 理知と情熱のはざまに立つ〈ことば〉の哲学

    九鬼周造 理知と情熱のはざまに立つ〈ことば〉の哲学

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    独自の思索を展開した哲学者・九鬼周造(1888-1941年)。その波乱に満ちた生涯をたどりながら、「〈ことば〉の哲学」をキーワードにして、全主要著作を読み解く。『「いき」の構造』(1930年)、『偶然性の問題』(1935年)、『文芸論』(1941年)といった多彩な著作を貫くものとは? 日本哲学研究の第一人者である著者が、若き日から耽溺してきた不世出の哲学者に抱く深い想いを今ついに解き放つ。
  • 「私小説」を読む

    「私小説」を読む

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    志賀直哉、藤枝静男、安岡章太郎を貫く「私小説」の系譜。だが、著者はここで日本文学の一分野を改めて顕揚したり、再定義を下したりはしない。本書は、我々が無意識・無前提に受け入れている「読みの不自由さ」から離れ、ひたすら、いまここにある言葉を読むこと、「作品」の表層にある言葉の群との戯れを通じ、一瞬ごとの現在を生きようとする試みなのである。「読むこと」の深見と凄みを示す、文芸批評の名著。
  • 白暗淵

    白暗淵

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    「七十の坂にかかる道すがらの作品群になる。あれもなかなか越すに苦しい坂だった」(著者から読者へ)。爆風に曝された大空襲から高度成長を経て現代へ――個の記憶が、見も知らぬ他者たちをおのずと招き寄せ、白き「暗淵」より重層的な物語空間が立ちあがる。現代文学を最先端で牽引しつづける著者が、直面した作家的危機を越えて到達した連作短篇集。
  • 背信【HOPPAライブラリー】

    背信【HOPPAライブラリー】

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    もし、あの時手紙が届いていたら…。貧しさゆえに奉公人として働くヨシノと、何不自由なく青春を謳歌する奉公先の家のお嬢さん・廣子。明治の同じ年に生まれた、境遇の違う2人の少女の物語。

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  • この世にたやすい仕事はない

    この世にたやすい仕事はない

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    面白いけれども、きつい仕事に燃え尽きてしまった36歳の女性主人公が、1年で異なる5つの仕事を経て、自分と仕事との健全な関係を取り戻すまでを描く連作短篇。芥川賞作家・津村記久子さんの注目作が電子書籍で登場!
  • 喉の奥なら傷ついてもばれない

    喉の奥なら傷ついてもばれない

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    どこにでもいる、ごく普通の人妻たち。共通しているのは、禁忌を犯していること。罪悪感がまったくないのは、母の愛が欲しかった私の、必然だから。恋愛小説の妙手、宮木あや子が描く六つの愛欲小説。
  • 蛇の道行

    蛇の道行

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    なにがあっても、離れない。家族は失った。けれど、隣にはお前がいる。昭和24年、上野。戦争未亡人ばかりを集めたバー・山猫軒で、二人はひっそりと暮らしていた。バーを切り盛りする青柳きわと、住み込みで働く立平だ。生き抜くため、絡み合う蛇のように彼らは時代を駆け抜けた。戦後復興期を舞台に、親のない少年と若き未亡人の名付け得ぬ関係を描いた加藤元の新たなる傑作!
  • ドラッグカラーの空

    ドラッグカラーの空

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    「坊主頭が鉛のように重い」 統合失調症を患った伊知郎は、デイケア施設で無為に過ぎていく時間に絶望していた。 そんなとき、社会復帰をめざす希望として、障害者技能競技大会、通称「アビリンピック」の存在を知る。 伊知郎は病気を馬鹿にする弟の弐郎や父に、「お前のような奴が大会に出ても意味が無い」と 罵倒されながらも、すがるようにしてプログラミングを学び、地区大会へ出場する。 この日を境に、伊知郎の人生は前進するはずだったのだが……。
  • [超短編シナリオ]を書いて小説とシナリオをものにする本 【言視舎版】

    [超短編シナリオ]を書いて小説とシナリオをものにする本 【言視舎版】

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 話題となった映画『武士の家計簿』の脚本家が、小説にシナリオ技術を活用するノウハウを丁寧に解説! 600字書ければ小説もシナリオもOK! 「超短編シナリオ」実践添削レッスンで創作力がいっきに身につく。 本屋さん大賞『告白』ほか多数のベストセラーを書き続けている湊かなえさんは、「超短編シナリオ」を書いて修業していた!シナリオ技術を実際に小説に活かした湊かなえさんと著者との特別対談を収録。
  • コンビニ夢物語

    コンビニ夢物語

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    兵庫県・香住。8年前に妻に先立たれた坂上幸造は、地元に愛される酒店を切り盛りしていた。ある日、幸造は持病の心臓の発作に襲われてしまい、息子の幸一が駆けつけてくる。東京に出て行ったきり長い間故郷に戻ってきていなかった幸一は、突然、父の酒屋をコンビニに改装したいという驚きの提案をする。幸一の言葉に半信半疑だった周囲の人も、次第に彼の熱意に気持ちが動かされ――。 コンビニの実態を知り尽くした著者が描き出した、田舎町に起こった奇跡の物語
  • ユリイカ 2015年4月臨時増刊号 総特集◎2・5次元 -2次元から立ちあがる新たなエンターテインメント

    総特集◎2.5次元-2次元から立ち上がる新たなエンターテインメント

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    2015年2月には3rdシーズンの始動を迎えるミュージカル『テニスの王子様』、 さらには3月にライブ・スペクタクル「NARUTO‐ナルト‐」、4月にDEATH NOTE THE MUSICAL」と 話題作の上演がつづき、昨年には日本2.5次元ミュージカル協会も設立され、新たな話題を呼んでいる2.5次元を総特集! マンガやアニメを原作とした舞台やミュージカルを指す“2.5次元”という概念はなにを呼び起こすのか、 古典演劇からキャラクター論、さまざまな角度からその企図を解き明かす。
  • 純潔ブルースプリング

    純潔ブルースプリング

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    過去のトラウマから世の中を醒めた目で俯瞰する真南了、時代遅れのリーゼントが自慢の熱き男・番場公威、支離滅裂で破滅的な紅一点・七瀬林檎をはじめとする、淡い団結で結ばれた六人のクラスメート。刻一刻と“終わり”が迫る世の中で、不格好ながらも曇りのない正義感と友情、そして不器用な恋に生きる彼らのひと夏を綴った、とびきりポップな青春グラフィティ──。十文字青、幻の受賞作が電子書籍版で登場!
  • 自撮者たち 松永天馬作品集

    自撮者たち 松永天馬作品集

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    トラウマテクノポップバンド、アーバンギャルドのリーダーとして、また俳優としても活動する鬼才・松永天馬。少女/都市/神をテーマにした短篇から、未発表のショートショート、詩まで、三十篇を収録する初の著作集。
  • 人形愛 秘儀 甦りの家

    人形愛 秘儀 甦りの家

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    美しい少年の人形を夜ごと愛撫する女。夢によって浸透された存在になっていく現実の少年。奇妙な透明感と、夢と現実の交歓。高橋たか子の独特な神秘主義を端正な文体で感覚的に描く幻想美の世界。男女の恋愛の、より深く深くと求めた内部の実在を鮮やかに浮かび上がらせた、華麗なる三部作。
  • Photo Novel Lil’Fairy ~ちいさなお手伝いさん~ お掃除の妖精たち

    Photo Novel Lil’Fairy ~ちいさなお手伝いさん~ お掃除の妖精たち

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    契約した人間に、小さな体で一生懸命お掃除のお手伝いをしてくれるという妖精たちがいるという。彼女たちを通して、前向きに、強く、愛にあふれて生きていくキッカケをもらい、日々の中で埋もれてしまった優しい気持ちを取り戻していく人々…。今の世の中にフィットした、癒し効果絶大のドールが織りなす素敵な物語。可愛いドールたちのカラー写真もたっぷり掲載♪ <超お得!! 電子書籍だけの特典>単行本では未収録の、撮り下ろし写真数点に加え、妖精界での、ほっこりした日常を描くショートストーリー16本を追加! ※電子版では、紙の書籍と内容が一部異なる場合や、掲載のないページ、マスキングされた写真等がございます。あらかじめご了承ください。
  • 友は野末に―九つの短篇―

    友は野末に―九つの短篇―

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    奇病、幻視、劣等感、孤絶、放蕩、芸能好き、人恋しさ、人嫌い――無頼と称され、無比に優しい人とも呼ばれた作家が遺した、魂をさらけ出す私小説名品集。強靭で、懐の深い文章が紡ぎ出す、あざやかな人物造形と生々しい心象の数々。嵐山光三郎との対談と、夫人へのインタビューを附す。※単行本の収録内容の一部は、電子版には収録しておりません。
  • ああ玉杯に花うけて 少年倶楽部名作選

    ああ玉杯に花うけて 少年倶楽部名作選

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    昭和2年に『少年倶楽部』に連載され、大反響を呼んだ少年小説の金字塔。いじめや暴力、友情等、普遍的テーマに切り込む爽やかな傑作。
  • 匿名芸術家

    匿名芸術家

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    大学の芸術学部で学ぶ作家志望の「私」と、二歳年下の画家志望の「彼」。書く訓練として「私」が何年も続けた「MH式カード」、二人が住む杉並界隈の風景、印象派の画家たちの群像……。創作をめぐる諸断片とともに織り上げられていく、夢を追う若者たちの名もなき時代……。自らの作家になるまでの日々を批評的に描いた、批評的半自叙伝。
  • 恋人たち/降誕祭の夜 金井美恵子自選短篇集

    恋人たち/降誕祭の夜 金井美恵子自選短篇集

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    言葉の町を歩き、言葉のシーツにくるまれ、言葉の包帯を巻いて、あるいは言葉の肉料理を食べ、そして言葉の性交を行う――言葉だけで出来た建物の中で、肉体、時間、空間、世界、あらゆるものを生成する無数の言葉と戯れる陶酔。衝突を繰りかえす豊穣なイメージを道しるべに、著者自らが選んだ短篇集、第二弾。
  • 浪華古本屋騒動記

    浪華古本屋騒動記

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    古本屋と一口に言ってもタイプは色々。老舗、新興、ネット古書店。ある者は夢を追い、ある者は借金取りに追われる。商売が厳しくなる一方なのは皆同じ。目指すのは、面白くて金になること。面白くなければ大阪ではない。名物古書店の三代目が古地図を持ち出し、宝探しの号令をかけた。現状打開の一攫千金を狙って、若者、曲者、正直者の古本屋たちがそれぞれの特技を生かして、歴史に目を凝らし知恵を巡らせて動き出す。
  • 新編 日本の旅あちこち

    新編 日本の旅あちこち

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    木山捷平は、昭和三十年代後半から四十年代前半の彼の晩年ともいえる日々を、日本中を旅する取材執筆に費やした。北海道から九州まで、日本の津々浦々を巡り「新しい紀行文」を書き続け、それは詩や小説にも昇華した。それぞれの土地に、死の陰を刻みながら・・・。初めての北海道旅行での詩「旅吟」から、病床で書かれた最後の詩「オホーツク海の烏」を収録、二九篇厳選。
  • ジョン・レノン対火星人

    ジョン・レノン対火星人

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    住所はなく、消印は「葛飾」、そして差し出し人の名前は、「すばらしい日本の戦争」……名作『さようなら、ギャングたち』に先立つこと1年、闘争、拘置所体験、その後の失語した肉体労働の10年が沸騰点に達し、本書は生まれた。<言葉・革命・セックス>を描きフットワーク抜群、現代文学を牽引する高橋源一郎のラジカル&リリカルな原質がきらめく幻のデビュー作。
  • 偽詩人の世にも奇妙な栄光

    偽詩人の世にも奇妙な栄光

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    吉本昭洋は中学2年の時、詩に出会った。教科書に載っていた中原中也の詩だった。以来彼は、詩を愛するようになり、生活の大半を詩に捧げるようになった。しかし、彼は詩を作らなかった。いや、作れなかったのだ。詩を愛しながら、詩作の才能の欠如を自覚した彼は、大学卒業後、商社に入社し、ビジネスマンとして世界各国を渡り歩く生活を送ることになった。しかしその後、出張先のニカラグアで、ある衝撃的な事件に遭遇する……。
  • 清とこの夜

    清とこの夜

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    「大将、このお店、潰さないでよ」古びた居酒屋の無骨な店主・清を前に、常連客は今宵も上機嫌。定年退職を目前に妻の愛を確かめたくなった男、息子に捨てられたと嘆くシングルマザー、年の離れた妻が自慢の男と内心で夫に毒づく妻――それぞれの抱える願望や屈託が、酔うほどに顔をのぞかせて……。このカウンターで盃を傾ければ、人生の滑稽さがにじみ出る。哀切と笑いの酒場小説。
  • ボーイミーツガールの極端なもの

    ボーイミーツガールの極端なもの

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    恋愛未経験のおばあさんが喫茶店の店主に出会い、管理栄養士を目指す大学生は野球選手との結婚に憧れ、子育てを終えた中年の女性がファッションデザイナーと巡り合う。引きこもりニートは松田聖子に恋慕し、その弟は誰に対しても自分から「さようなら」を切り出せず、兄弟の父親は妻と再会する。人と接するのが苦手な少女は思いがけず人気アイドルになって、アイドルの付き人は嫉妬に苦しみ、三流俳優は枕を濡らす。植物屋の店主は今日も時間を忘れてサボテン愛に耽る。年齢も性別も境遇も異なる男女が出会い、恋をし、時には別れを経験する。「絶対的な恋なんてない」不格好でも歪でもいい、人それぞれの恋愛の方法を肯定する連作小説集。人気多肉植物店・叢-Qusamura-の店主・小田康平が植物監修を務める。
  • 僕とおじさんの朝ごはん

    僕とおじさんの朝ごはん

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    ケータリング業者の水島健一は、手を抜くことばかり考えているぐうたらな40代。最近、派遣先で「死ねる薬を持っていますか?」と聞かれることが続く。ケータリングの仕事をしている男が「楽に死ねる薬」を売り歩いているという噂がネット上で囁かれているらしい。ある日、健一は13歳の少年・英樹に出会う。過去の出来事をきっかけに心を閉ざしていた健一だったが、英樹と出会ったことで徐々に本来の自分を取り戻していく。さらに、派遣先で度々尋ねられる不可解な問いが意味を持ち始め――。「生きること」の意味を問う、書き下ろし感動長篇!
  • 笹の舟で海をわたる

    笹の舟で海をわたる

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    『本の雑誌』が選ぶ 2014年ベスト10(ノンジャンル)の第1位 獲得! ! 終戦から10年、主人公・左織(さおり)は22歳の時、銀座で女に声をかけられる。風美子(ふみこ)と名乗る女は、左織と疎開先が一緒だったという。風美子は、あの時皆でいじめた女の子?「仕返し」のために現れたのか。欲しいものは何でも手に入れるという風美子はやがて左織の「家族」となり、その存在が左織の日常をおびやかし始める。うしろめたい記憶に縛られたまま手に入れた「幸福な人生」の結末は――。激動の戦後を生き抜いた女たちの〈人生の真実〉に迫る角田文学の最新長編。あの時代を生きたすべての日本人に贈る感動大作!
  • セラピューティック・ラブ

    セラピューティック・ラブ

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    華々しい活躍を続ける精神科医・倫太郎は、美しい芸者・夢乃と出会う。夢乃は極端な愛情不足による心の闇を抱えていた。倫太郎は夢乃を患者として診ることになったが、夢乃は倫太郎の治療で恋愛転移を起こし、情熱のまま激しく愛を求めてくる。冷静であるべき倫太郎は、いつしか医者の立場を超え、ひとりの男として夢乃のペースに巻き込まれていく……。
  • 無限花序

    無限花序

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    小説という虚構の世界に人間の真実を宿らせるには、どうすればいいのか。物語を解体した。言葉に疑念をはさんだ。そして、いつしか「おはよう」という挨拶すら容易に口にはできなくなっていた――故立原正秋氏らに才能を評価されながら、著者は郷里に帰り十数年余、研鑽を重ねた。古代中国の世界を描く以前の初期作品を厳選し、デビュー十年を機に刊行する。
  • Amazonで変なもの売ってる

    Amazonで変なもの売ってる

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    仲良し姉妹のミカルとハルルが迷い込んだ、世にも不思議な世界。これは夢か、それとも現実か――。NHK『みんなのうた』、スタジオジブリ『ゲド戦記』『コクリコ坂から』への楽曲提供など、世代を超えて愛されるシンガーソングライター、谷山浩子さんが贈る、20年ぶりの新作小説!
  • 臨界

    臨界

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    四十年前、日本が陥った未曾有のエネルギー危機。背後でほくそ笑む大国、巨利を狙う世界企業、暗躍するCIA。東京、ワシントン、パリ、そして中東を結ぶ「影のライン」が発動し、ウラン精鉱が闇に消える……。日本の原発建設を利用した高度な情報戦、極秘取引とは。英米の公文書を徹底取材、小説でしか描けない驚愕の密約に迫る!
  • 砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集

    砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集

    小説・文芸
    2.0
    1巻1,760円 (税込)
    一筆ずつ塗り重ねられる精緻な絵画のように、あるいは一針ずつ施される絢爛たる詩集のように――一語一語選び抜かれた言葉は、思わぬつながりを持つ次の言葉を連れてきて、夢中でそれらを追ううちに思いもよらない地平に連れ去られていく。時空間も記憶も等質な粒子となって混じり合い、拡散し、迷宮のような読書体験をもたらす、著者初の自選短篇集。
  • 海嘯

    海嘯

    小説・文芸
    4.4
    1巻1,760円 (税込)
    夢を捨て、愛を捨て、両親を陥れた人間への復讐だけを胸に生きてきた女性実業家が、病の淵で初めて見つめた己の心の闇。十年目の「夜会」をベースに高らかに唱い上げる中島みゆき初の長編叙情詩。
  • ルンタ

    ルンタ

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    人間という暮らしにうんざりしたというわたしは、それでも自殺はせずに「わたし」と呼ぶ装置をもう少し観察してみたいと望み、家を出て山へ向かうことに。ユという女性との記憶と死んだはずの友人の中西を道連れに山を目指し、吹雪の中で出会った黒い馬「ルンタ」に乗り、さらに深い雪の中を進んでいく。生と死、現在と過去を行き来する人々が、人間の意識や時間の虚構を疑わせながらもまた確かな生を感じさせる。保坂和志氏絶賛!
  • 新しい人よ眼ざめよ

    新しい人よ眼ざめよ

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    神秘主義詩人ウィリアム・ブレイクの預言詩(プロフェシー)に導かれ、障害を持って生まれた長男イーヨーとの共生の中で、真の幸福、家族の絆について深く思いを巡らす。無垢という魂の原質が問われ、やがて主人公である作家は、危機の時代の人間の<再生>を希求する。新しい人よ眼ざめよとは、来たるべき時代の若者たちへの作者による、心優しい魂の呼びかけである。大江文学の一到達点を示す、感動を呼ぶ連作短篇集。
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

    パリ行ったことないの(フィガロブックス)

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    FIGARO japonの読者だけど、パリに行ったことないの……。 『フィガロジャポン』連載の人気連作短編小説に、最終章(第13話)を加筆して書籍化! 地方や郊外に住む「普通の女の子」たちによる、パリへの憧れが紡がれる小説。 大学院まで出たのに思うような職に就けていないあゆこは、2008年のFIGARO japonの映画特集でどうしても見たい映画を見つけた。 その映画を見るために、自分の人生を変えるために、パリへの第一歩が「普通の女の子」たちを変える。
  • 合本 大地の子(一)~(四)【文春e-Books】

    合本 大地の子(一)~(四)【文春e-Books】

    小説・文芸
    4.9
    1巻1,760円 (税込)
    NHKでドラマ化された山崎豊子の感動巨篇「大地の子」全4巻が電子書籍の合本として登場。 松本勝男は、敗戦直後に祖父と母を喪い、妹と生き別れた。戦争孤児となった少年は、死線をさまよう苦難を経て、中国人教師に拾われ、中国人「陸一心」として育てられる。しかし、成人した一心を文化大革命の波が襲う。日本人の出自ゆえにリンチを受け、スパイの罪状で労働改造所送りに。終わりのない単調な重労働に明け暮れる日々、一心が思い起こすのは、養父・陸徳志の温情と、重病の自分を助けた看護婦・江月梅のことだった。 労働改造所から釈放された陸一心は、恩人である江月梅と結婚。中国と日本共同のプロジェクト「宝華製鉄」建設チームに抜擢された。一方、プロジェクトに協力することになった日本の「東洋製鉄」からは、松本耕次が上海事務所長として派遣される。松本は戦前、開拓団の一員として満州にわたった。しかし敗戦時妻子の生死も不明となり、傷心のまま生きてきた。戦後三十年を経て、両国で残留孤児探しが始まる──。 「あつ子、すまなかった、探し出すのが遅過ぎた」──陸一心こと松本勝男は、三十六年ぶりにめぐりあった妹・あつ子に泣いて詫びた。妹は張玉花という名で、寒村での過酷な労働の果てに、重い病いの床にあった。その頃、兄妹の実父・松本耕次は、生き別れた子どもたちの消息をつかめぬまま、奇しくも陸一心のたずさわる製鉄所建設に参加し、中国で苦労を重ねていた。 実の妹の臨終を看取り、悲嘆にくれる一心の前に、東洋製鉄の松本耕次が現れた。松本は、娘の消息がわかって駆けつけたのだ。あまりに唐突な父子の再会。一方で、宝華製鉄建設は大詰めをむかえていた。頭角を現す一心に、更なる悪意が襲いかかる……。最後に選ぶのは祖国日本か中国か。血と汗と涙の傑作巨篇!

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  • 公園 卒業式 小島信夫初期作品集

    公園 卒業式 小島信夫初期作品集

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    著者十六歳、岐阜中学校校友会誌に掲載された小品から、昭和二十年代までの初期作品を集成。第一高等学校時代の透明感溢れる心象風景を綴った伝説的佳品「裸木」や、同人誌「崖」に発表された「往還」「公園」などの戦前作品、また、著者固有のユーモアの深淵を示す「汽車の中」「卒業式」「ふぐりと原子ピストル」など、〈作家・小島信夫〉誕生の秘密に迫る十三篇を収録。
  • 黒富士

    黒富士

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    亡き父の預り物を持って蓑太は富士をめざしていた。届け先は道場を経営するかたわら天然水の販売を手がける書家の彷尊。その途次、道場に囚われているという娘の救出を乞われる。正邪の定かならぬ男女、ゴミ山、毒、群発地震……木口木版画・美術家のイマジネーションが描き出す、黒く焼け出された人間の業と富嶽の断末魔。
  • 北帰行

    北帰行

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    暗闇から抜け出ようとするその列車のように、私もまた暗い二十歳から抜け出ようとしていた。北海道の炭鉱町から東京に集団就職した私。だが工場の同僚との諍いで、職を失ってしまう。やがて私は石川啄木の足跡をたどり、ふるさとへ向かう―1976年度文藝賞受賞の文学史に輝く伝説的名作。
  • たまらん坂 武蔵野短篇集

    たまらん坂 武蔵野短篇集

    小説・文芸
    2.6
    1巻1,760円 (税込)
    土地の名が呼びさます昔の幻影。連作短篇集 たまらん坂、おたかの道・・・武蔵野に実在する不思議な土地の名が初老期の男達に垣間見せる青春の残像。時間と空間の交点に人生を映し出す黒井文学の豊かな収穫。
  • 屋根屋

    屋根屋

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    雨漏りのする屋根の修繕にやってきた工務店の男は永瀬といった。木訥な大男で、仕事ぶりは堅実。彼は妻の死から神経を病み、その治療として夢日記を付けている。永瀬屋根屋によれば、トレーニングによって、誰でも自在に夢を見ることができるという。「奥さんが上手に夢を見ることが出来るごとなったら、私がそのうち素晴らしか所に案内ばしましょう」。以来、二人は夢の中で、法隆寺やフランスの大聖堂へと出かけるのだった。
  • 天職の容

    天職の容

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    石川恭三「容(かたち)」3部作の第2弾。『ナーシングビジネス』誌で人気連載の書籍化(2010年4号~2012年3号)。連載主人公の矢野倉智恵子が看護師として、女性として成長する姿をリアルに描く話題作。
  • 愛の容

    愛の容

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    仕事とキャリアアップ、友情と恋愛、結婚、出産…様々な現実の中で、医療人として、また一人の女性として、不器用ながらも懸命に生きていく三人の看護師たちを、医療現場を舞台に、医師ならではの視点で赤裸々に描いた話題作!
  • もうひとつの朝 佐藤泰志初期作品集

    もうひとつの朝

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    20年の時をへて復活した伝説的な作家・佐藤泰志の文壇デビュー以前の未刊行作品を集成。みずみずしく痛々しい青春を描いていまなお鮮烈な光を放つその文学の誕生をはじめてあかす。
  • 旅愁(上)

    旅愁

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻1,760~1,870円 (税込)
    近代日本人の生き方を根源から問いなおす恋愛思想小説。日本伝統主義者の矢代耕一郎と、対照的にヨーロッパの合理的精神に心酔する久慈、2人が心惹かれるカソリックの宇佐美千鶴子らが織りなす鮮烈微妙な恋愛心理の綾。東洋と西洋、信仰と科学、歴史と民族の根の感情等、横光利一が苦闘した生涯の思索の全てを人物に投影させつつパリ、東京を主舞台に展開させた畢生の大作。(全2冊)
  • 紫苑物語

    紫苑物語

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    優美かつ艶やかな文体と、爽やかで強靱きわまる精神。昭和30年代初頭の日本現代文学に鮮烈な光芒を放つ真の意味での現代文学の巨匠・石川淳の中期代表作――華麗な"精神の運動"と想像力の飛翔。芸術選奨受賞作「紫苑物語」及び「八幡縁起」「修羅」を収録。
  • 叫び声

    叫び声

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    新しい言葉の創造によって"時代"が鼓舞される作品、そういう作品を発表し続けて来た文学者・大江健三郎の20代後半の代表的長篇傑作『叫び声』。現代を生きる孤独な青春の"夢"と"挫折"を鋭く追求し、普遍の"青春の意味"と"青春の幻影"を描いた秀作。
  • 夕べの雲

    夕べの雲

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    何もさえぎるものない丘の上の新しい家。主人公はまず"風よけの木"のことを考える。家の団欒を深く静かに支えようとする意志。季節季節の自然との交流を詩情豊に描く、読売文学賞受賞の名作。
  • 迷宮のラビア

    迷宮のラビア

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 架空の宗教教団の新しい〈原理〉を中心に据え、宗教とSMビデオが交互に同時進行するスタイルを用い、前衛的・幻想的トーンで描かれる実験的かつ挑戦的作品。
  • 人の道御三神といろはにブロガーズ

    人の道御三神といろはにブロガーズ

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    昔、国と名前を奪われ来歴を消された3人の女神がいた――そんな神々の知られざる歴史を紹介するネット内神社「人の道御神宮」とは? 書き下ろし「楽しい!? 論争福袋」を収録。
  • 家族ドミノ

    家族ドミノ

    小説・文芸
    2.7
    1巻1,760円 (税込)
    夏生、美春、英秋の三兄妹は、父の訃報を受け、久々に実家に帰る。三人に残されたのは1200万円の遺産だった。それぞれに事情を抱え、すぐに金を必要としていた3人は、遺産を独り占めしようと企むが……。
  • はっぱや神馬

    はっぱや神馬

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    昭和47年、東京・羽田にほど近い、垂腹(たらふく)町。この町に住む謎の男・神馬。昼酒を飲み、犬や子供と本気で喧嘩、世の中ついでに生きている。でも、やるときゃやるぜ! …とびきりイキな人情アクション開幕!
  • シシド 完結編 小説・日活撮影所

    シシド 完結編 小説・日活撮影所

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    1961年、シシドはついに映画初主演。日活も黄金期を迎える。だがその凋落は早く、1971年についに一般映画製作中止となる。エースのジョーが日活の栄光とその後を描いた自伝的小説完結編
  • 雲の都―第一部 広場―

    雲の都

    小説・文芸
    -
    1~5巻1,760~2,112円 (税込)
    昭和27年、一代で三田に外科病院を築いた祖父時田利平はすでに亡く、一族の長老、政治家の風間振一郎も急死した。東大の医学生悠太はセツルメントに関わっている、後に“血のメーデー”と呼ばれるデモに参加して負傷、妹央子はヴァイオリンの才能を認められパリに滞在している。占領が解かれ、混乱しつつ復興する東京を舞台に、『永遠の都』の外科病院一族の戦後を描く。
  • 濡れた太陽 高校演劇の話 上

    濡れた太陽 高校演劇の話

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻1,760~1,870円 (税込)
    高校に入学したての相原太陽は、オリエンテーションで独自の「桃太郎」を演出、上演し、絶賛されたことによって脚本を書きたいと思い始める。そのため演劇部に入るのだが、すでに3年生のチームが独占している。そこで太陽は演劇部の「のっとり」を企てて……。演劇部を軸に、絡み合う恋愛、自意識との葛藤、モテない男子のリアルな会話。誰もが自分の高校時代を思い出さずにはいられない、がんじがらめの青春小説!

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  • 影恋

    影恋

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    達樹が想いをよせた涼子には、死んでもなお妻に心を残す夫の幽霊が憑いていた。何とか霊と切り離し、涼子を平穏な日常生活に戻らせたいと願う達樹の想いを知りながら、涼子は夫の霊に見守られながら送る静かな生活にも心を断つことができない。達樹が霊の攻撃を受け、涼子が世間と隔絶した生活を選んだとき、この奇妙な三角関係は思わぬ展開に晒されることになった。名手が描く異形の恋、平成版雨月物語。
  • 狐の剃刀(きつねのかみそり)

    狐の剃刀(きつねのかみそり)

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    京都を舞台に、魔のときに出会ったひとびとを描く耽美小説連作集。死とエロス、因縁と運命……格調高い文体と、摩訶不思議な作品世界で読者を幻想的深淵へと誘う。妖しく灯る愛と性の燐光! ■収録作品 「夜を籠めて」「阿修羅の香り」「静狂記」「緑青忌」「ダンサーの骨」 「牙の扇」 「玉の緒よ」「狐の剃刀」
  • 横しぐれ

    横しぐれ

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    父と、黒川先生とが、あの日道後の茶店で行き会った、酒飲みの乞食坊主は、山頭火だったのではなかろうか。横しぐれ、たった1つのその言葉に感嘆して、不意に雨中に出て行ったその男を追跡しているうちに、父の、家族の、「わたし」の、思いがけない過去の姿が立ち現れてくる。小説的趣向を存分にこらした名篇「横しぐれ」ほか、丸谷才一独特の世界を展開した短篇3作を収録。
  • 海を感じる時・水平線上にて

    海を感じる時・水平線上にて

    小説・文芸
    3.3
    1巻1,760円 (税込)
    《海は暗く深い女たちの血にみちている。私は身体の一部として海を感じている。……》 年上の男子生徒とのセックスの体験を鋭利な感覚で捉えて、身体の芯が震える程の鮮烈な感銘を与えた秀作。作家の出発を告げた群像新人賞受賞「海を感じる時」と、大学生となった、その後の性意識と体験を描き深めた野間文芸新人賞「水平線上にて」。力作2篇収録。
  • 光の領分

    光の領分

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    夫との別居に始まり、離婚に至る若い女と稚い娘の1年間。寄りつかない夫、男との性の夢、娘の不調、出会い頭の情事。夫のいない若い女親のゆれ動き、融け出すような不安を、“短篇連作”という新しい創作上の方法を精妙に駆使し、第1回野間文芸新人賞を受賞した津島佑子の初期代表作。
  • 現代史(上) 【小田実全集】

    現代史(上) 【小田実全集】

    小説・文芸
    -
    1~2巻1,760円 (税込)
    この小説は、日本が若かった1964年東京オリンピックの頃から約1年間を背景に、共産圏との貿易に成功した大阪の造船会社社長一族の物語。若くて美しいヒロインが恋愛と見合いを通じて少しずつ成長をとげる丁寧な心理描写は、その時代を動かしているさまざまな階層の人間たちが次々と登場することとあいまって、小説の醍醐味を放つ。小説としての面白さとともに、風俗、国際関係、そして歴史や社会的関係性の中で重層的に日常を生きる人間の総体は、今の日本社会の出発点を照らし出す。
  • ハンドレッドノート-名探偵 司波 仁の事件簿-

    ハンドレッドノート-名探偵 司波 仁の事件簿-

    小説・文芸
    -
    1巻1,771円 (税込)
    犯罪都市、TOKYO CITY。名探偵・司波仁は、わずかな違和感から真実を見通す「観察」の天才。 氷のように冷徹な振る舞いとは裏腹に、実は誰よりも仲間想いで情に厚い。 ある日、「ホークアイズ」の3人はとある事件をきっかけに絶望する少年・凪人を保護する。 「ゴミは一生ゴミだ」と心を閉ざす凪人。3人と凪との不思議な共同生活が始まった一方で、街では卑劣な犯罪が横行していた。 理不尽な暴力を前に、名探偵の瞳が怒りに燃え上がる――。魂の再生と絆の物語。
  • 死んだ石井の大群

    死んだ石井の大群

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,771円 (税込)
    白い部屋に閉じ込められた333人の石井。失敗すれば即、爆発の3つのゲームで試されるのは、運か執着心かーー。 14歳の唯は死にたかった。理由なんてなかった。何度も死のうとした。死ねなかった。今、はじめて生きようと思った。この理不尽な遊びから抜け出すために。 探偵の伏見と蜂須賀の元に、石井有一という人物を探してほしいという依頼がきた。劇団の主宰が舞台での怪演を目の当たりにし、その才能にほれ込んだ矢先の失踪だった。 唯と有一の身に何が起きたのか、そして二人の生死の行方はーー。
  • 私の中にいる

    私の中にいる

    小説・文芸
    3.4
    1巻1,771円 (税込)
    母子二人暮らしのアパートで発見された、女性の変死体。亡くなっていたのは母親、そして殺してしまったのは、日々虐待を受けていた小学生の娘だった。事件以降、“人”が変わったような言動をとりはじめる少女。何かが、おかしい。原因は過度の精神負荷による、解離性同一性障害……多重人格のせいなのか。では――「私の中にいる」のは、誰? 『人間に向いてない』で注目の著者が、読者に突きつける社会の底。
  • 作家の日記

    作家の日記

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,771円 (税込)
    作家としての精神を育んだフランス留学時代の内的記録――1950年6月、第1回カトリック留学生として渡仏し、1953年2月、病によって帰国するまでの2年7ヵ月の、刺すような孤独と苦悩に満ちた日々。異文化の中で、内奥の〈原初的なもの〉と対峙して、〈人間の罪〉の世界を凝視し続けた、遠藤周作の青春。作家としての原点を示唆し、その精神を育んだフランス留学時代の日記。
  • 書物の解体学

    書物の解体学

    小説・文芸
    -
    1巻1,771円 (税込)
    欧米を代表する文学者思想家に批評の直感で挑んだ画期的作家論集! バタイユ、ブランショ、ジュネ、ロートレアモン、ミシェル・レリス、ヘンリー・ミラー、バシュラール、ヘルダーリン、ユング――現代の世界に多大な影響を与えた欧米の作家・詩人・思想家9人の著作は、翻訳を通じて、どこまで読み解くことが可能なのか。批評家としての経験のみを手がかりに、文字通り縦横無尽に論じた画期的作家論集。
  • 風の系譜

    風の系譜

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,771円 (税込)
    遠い先ばかり見つめていた父は、絶望している。堅実な実際家の母は、希望をかけている。父と母の半生を中心に、複雑な一族の系譜を私小説作家が揺るぎなく描ききった長篇小説。新たに発見された、著者の手の入った原稿で野口冨士男の処女作ともいえる作品を七十余年の時を経て、初文庫化。
  • 愛と癒しと殺人に欠けた小説集

    愛と癒しと殺人に欠けた小説集

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,771円 (税込)
    話題短編を集めた珠玉の作品集。「この世に平凡な人なんかいません。近づいてよく見ればみんな変。この世の平凡な真実です。でも近づいて、よく見ることは実は難しい。「近づいて、よく見る」には小説が役立ちます。小説はこの世の真実を映す、歪んでいるのに真正な鏡だから(そうでありますように! )。この小説集に収録されているのは、鏡の6つの破片です。この本は、愛や癒しや殺人を求める人には向きません。」(著者敬白)
  • この冬の私はあの蜜柑だ

    この冬の私はあの蜜柑だ

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,771円 (税込)
    高3の夏、水着姿で自転車に乗った美樹子が差し出した葡萄味のアイスキャンディーを、明彦は今もはっきり覚えている――(「愛は真夏の砂浜」)。かつての同級生、兄と妹、客と店員、編集者と作家、元夫婦。都市の一角ですれ違い、向き合い、別れていく男と女の姿を、研ぎ澄まされた文章で、譜面に音楽を刻みつけるように描く。音楽、スニーカー、ラジオ……あるテーマを出発点に想像力が鮮やかに紡ぎだす、魅惑の9篇。
  • 金達寿小説集

    金達寿小説集

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,771円 (税込)
    昭和五年、十歳で渡日後、働きながら文学者を志し、在日朝鮮人文学者の嚆矢として活躍、のちに古代史研究でも大きな業績を残した異才。川端康成、中村光夫、佐藤春夫らに高く評価されながらも「もはや新人でない」からと芥川賞を逸した「朴達の裁判」始め、日大芸術科在学中の習作から壮年期までの小説を精選、小説家・金達寿の真骨頂を示す記念碑的作品集。
  • ムラカミのホームラン

    ムラカミのホームラン

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,771円 (税込)
    CMに脚光が当たり始めた時代、主人公は相棒のプロデューサーと話題の作品を撮り続けていた。あれから数十年経ち、彼の訃報が飛び込んできたことを機に過去に想いを馳せるのであった。小学校からズバ抜けた才能をみせた友人・村上の急死。才能の違いをまざまざと見せつけられたウディ・アレンとのCM撮影など圧倒的な才能にまつわる生と死を描き切った「ムラカミのホームラン」と、主人公である猫自身の死を描写した「ヨシダ」。
  • 塔の中の女

    塔の中の女

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,771円 (税込)
    早稲田文学新人賞作家、怒濤の450枚。「公爵を破壊せよ」。エレクトラの命令はオレステスを震撼させた。気鋭の想像力が架空都市を燃焼させる。圧倒的筆力で描くノンストップ純文学
  • 虹よ消えるな

    虹よ消えるな

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,771円 (税込)
    小川文学の結晶となる珠玉の随想集。作家の目に映る諸相を切り取り、記憶に浮かぶ様々な思いを描く随想。第2章には、パリ留学時代を描く随想小説を収録。生と死、人の哀切と滑稽を描く珠玉の随想集。
  • 止島

    止島

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,771円 (税込)
    小川国夫、遺作短篇集。土地に流れる息吹を、人の生と死を見つめ、光をもって描き出す。神話の高みに到る小川文学の結晶。
  • 水の中のザクロ

    水の中のザクロ

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,771円 (税込)
    ああ、ゴクラク、ゴクラクやね。湯の中でほどけてゆく心と体。ケンコウランドで出会う女たちのさまざまな生の形。――「いろんなものを流しにくるのよ。家の小さな排水口じゃ流せないものもあるから」と1人の女は言った。「なにを流すの?」「亭主に男」それに、と女は付け加えた。「昔のことは全部流したいねえ」それはなかなか流れてくれない、昔はしつこい、と言った。──本文より
  • 灰色の瞳

    灰色の瞳

    小説・文芸
    -
    1巻1,771円 (税込)
    注目の新鋭が挑む、本格ロマンの復権! 父親譲りの灰色の瞳と英語力を武器に、通訳として自立をめざす美貌の女性・黒井礼子は、政治思想史の若き学究・千明広と出会い、恋に落ちる。正反対の境遇と性質ゆえに深く惹かれ合う二人だったが、兄夫婦の急死により礼子に遺された幼い兄妹の養育、千明の将来を左右する教授夫人との確執、さらに戦後政治思想史のカリスマをめぐる謀略が絡み、波瀾のドラマが展開する……。
  • 変身のためのオピウム

    変身のためのオピウム

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,771円 (税込)
    芥川賞作家のめくるめく奇妙な万華鏡世界。ギリシア神話の登場人物から22人の女性を選び一人一章をあてて描く連作集。芥川賞作家多和田氏ならではの想像力の限りを尽したタペストリーをお楽しみ下さい。
  • 光とゼラチンのライプチッヒ

    光とゼラチンのライプチッヒ

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,771円 (税込)
    卓抜な想像力の果てに広がる燦然たる10の小宇宙! 研ぎ澄まされた日本語。小説を読む愉しみを思い出させてくれる短篇作品集。
  • 午後の蜜箱

    午後の蜜箱

    小説・文芸
    -
    1巻1,771円 (税込)
    しんと静まった闇の中に、五十数年生きている真琴とほんの少しだけ若い私がいて、しかし私たちは少しも自分のことがわからないのだ。男と出会って一緒に暮らしたりささいなことで別れたり、やっぱり一人がいいと言ってみたり、一方ではどこか別の場所で生きることを夢みたり。そのわからない自分の姿を、もし見られるものなら見たいという真琴の願いが私にもすんなりとわかるのだ。――(本文より)
  • ガーデン・ガーデン

    ガーデン・ガーデン

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,771円 (税込)
    女たちが戯れるエロスの庭。そこに咲く花には顔がなかった。奇妙な"消す"仕事から、夫婦の性と孤独、危うい愛のかたちが見えてくる。秀作集。「ガーデン・ガーデン」/「クリア・ゾーン」/「春の亡霊」。3篇収録!
  • てんたまおや知らズどっぺるげんげる

    てんたまおや知らズどっぺるげんげる

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,771円 (税込)
    文壇妖怪随一の才子で美男。本物の芥川を理想化したかのように、頭も顔もスタイルもオリジナルより上。彼が襲うのは小市民タイプで、芥川の夭折した年齢よりも年上の文士である。「どっぺるげんげるを見たら死ぬ」という俗説に付け込んで最初は本人そっくりの姿で夢に現れ、次第に美男から自殺前の芥川へと風貌を変える。……が、実は純文学を守る妖怪でもある。──(本文より)
  • だいにっほん、ろりりべしんでけ録

    だいにっほん、ろりりべしんでけ録

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,771円 (税込)
    世界市場をこけにして堂々完結、一部マスコミ知識人の面子も割って、祝・三部作!! 近代に大発生! 世界に蔓延した「おんたこ」の正体とは? 笙野の戦いは今日も続く! みなさん、ドイツイデオロギーは間違っているよ。文学は続く。そして哲学の誤適用が世界を誤解させる。ブルデューよ、フォイエルバッハよ、ドゥルーズよ、バブルにも消費されなかった奇跡の観点達が笙野文学に生かされ今、21世紀を救う。

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