古谷田奈月の作品一覧
「古谷田奈月」の「うた子と獅子男」「神前酔狂宴」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「古谷田奈月」の「うた子と獅子男」「神前酔狂宴」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
たまたま流れてきた読書アカウントの投稿の中にあった一冊。見たことがない本で、妙に気になったので手に取ったところ大当たり!
主人公である橘の勤務する出版社とオンラインゲーム、「表と裏の顔」「オンとオフ」的に描かれがちな二つの面だが、これがごく当然であるかのようにシームレスに描かれている。自分はここまで本格的にオンラインゲームに取り組んだことはないものの、ごく当たり前にインターネットに生息する身としては非常にすとんと落ちるものがあり、同時にそれを初めて意識した。
赤裸々というのが正しいかどうか分からないけれど、そこまで言っちゃっていいの?そこに触れちゃっていいの?無意識に蓋をしているそこを叩いてい
Posted by ブクログ
結末を明言しないところも、獅子男がうた子含め周囲の世界と自分の成れ果ての行き着きたかった関係性も、この世の単語にまとめきれずに、ある現象だとか、ただその時に抱いた欲望のまま描写するのがとても良かった
だからこの作品で、私の中に響く言葉ははっきり言ってほとんどなく、唯一、市太が怒りという財産を抱えると表明したシーンだった でも、書かれなかった(書くことが無粋だし、型にはめられるほど私たちはこの世界から見て単純ではなかったし、合法でもなかった)感情が執着が祈りがあった
自分の肉体でないからどうでもいいといううた子の諦めを三花は許せなかった でも獅子男はうた子を傷つけた相手にさえ怒りという感情を
Posted by ブクログ
出版社に勤めながらリンドグランドというソシャゲに没入している橘が主人公。最後の、母に監禁されている生活から礼を救う展開が良かった。ゲーム上ではあっても、こんなに日常生活に溶け込んで人との関係性も出来上がっていたらそれはもうリアルの世界でもあると感じた。黒岩を求めてくる他所の子供を愛することと捨て猫を愛する宮田の違いについて考えさせられた。複雑なことを簡略化して間違って伝えることの恐ろしさを改めて感じた。個人戦で礼と競っていたしおんが負けて自殺し、しおんの心疾患のことやこれまでの人生のことも明らかになったあと礼が言った、「遺書がないなんて当たり前なんだよ。人生全部が遺書だから。たぶん、まじで死ぬ