古谷田奈月の作品一覧
「古谷田奈月」の「フィールダー」「無限の玄/風下の朱」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「古谷田奈月」の「フィールダー」「無限の玄/風下の朱」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
出版社に勤めながらリンドグランドというソシャゲに没入している橘が主人公。最後の、母に監禁されている生活から礼を救う展開が良かった。ゲーム上ではあっても、こんなに日常生活に溶け込んで人との関係性も出来上がっていたらそれはもうリアルの世界でもあると感じた。黒岩を求めてくる他所の子供を愛することと捨て猫を愛する宮田の違いについて考えさせられた。複雑なことを簡略化して間違って伝えることの恐ろしさを改めて感じた。個人戦で礼と競っていたしおんが負けて自殺し、しおんの心疾患のことやこれまでの人生のことも明らかになったあと礼が言った、「遺書がないなんて当たり前なんだよ。人生全部が遺書だから。たぶん、まじで死ぬ
Posted by ブクログ
かなり久しぶりに読書をしたのだけれど、それにしてもとても読みやすい本だった。
橘も、黒岩も、「かわいい」に取り憑かれて、変わっていく。
自分自身の生きる道筋があって、それに沿ってきたはずなのに、「かわいい」に触れたとたん、道なき道を走り出す。
2人とも、その道を正しくしようとする。これまでの自分なら間違っていると分かるのに。ない道筋を通そうとする。
ペットを飼うということについての黒岩の考えが、あまりにも正しい。私も猫を飼っていますが、同意見です。
でも、それでも、私は、人間は、どこまでも利己的なので。黒岩に共感しつつも、それでも「かわいい」を選ぶんだと思います。
最後に、橘が、「かわいい